■■ 北野大茶会 草案15 ■ 問題点  各スートの基礎点が大き過ぎる為、マジョリティがほぼ意味ない感じになってしまっている。  ひとまず、基礎点をなくしてマジョリティボーナスをメインにする。  現状は同着そのままだが、1〜6ということもあるし、頭割するのが良いだろう。  1回怒られについて、固定点マイナスで良いかも知れない。−2点とか。  また、人気の目に左右されすぎるのもどうかと思うので、枚数ボーナスはあってよいかも知れない。つまり、枚数−1のボーナス。2枚目から1点ずつ入る感じとする。  ただ、これだと同一スートを7枚手札に持っているのが強いということになりそうなので、そこの塩梅をどうするか。  ちょっと抑えめに、2枚以上持っていたら+1点ぐらいでも良いかも知れない。これなら、7手番中、2枚3ペアで+3とかいける。 (!--大まかな変更点--) ・スート毎の計算を、1つ前の仕様(枚数に応じるよう)変更 ・バッティングで大幅な手札交換をできるよう変更 ・アクションカード、各スート毎の計算方法の調整 ・怒り1回は、ボーナス分がマイナスになるよう変更 ■ 概要  太閤殿下により北野大茶湯が開催されることになった。  茶会にて名物を披露し、誉を稼ごう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇名物カード(48枚)  茶道具を表すカードです。  「茶入(赤)」「茶碗(青)」「茶杓(黄)」「茶筅(緑)」「茶釜(黒)」「香合(白)」の6スートが、各8枚ずつあります。  各スート毎に誉れ(=VP)の計算方法が定められています。 ◇アクションカード(12枚)  プレイヤーが行える謀略を表します。  「謁見」「金」「忍者」の3種類があり、3枚1セットになっています。 ◇人気カード(2枚)  各茶道具の人気度を表します。 ◇サイコロ(6個)  各茶道具の人気度を決める為の6面体サイコロです。 ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、名物カードから1スート8枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。ランダムに選んでください。  人気カードを場に置き、サイコロを振って使用する各名物に配置します。  この目の値が、今回のゲームにおける各名物の人気度ボーナスとなります。  名物カードをよくシャッフルして山にし、各プレイヤーは7枚引いて手札とします。  次に、山から7枚引いてそれを2枚裏向き、残りを表向きで場に配置し【太閤殿下】とします。これは太閤殿下が所有する名物であることを表しています(裏向きの物は一般公開されていない秘蔵の品です)。  また、各プレイヤーにアクションカード3枚1セットを配り、これも手札としてください(プレイヤーの手札は合計10枚になります)。  最後に、じゃんけんなど好きな方法で上座を決定してください。上座になったプレイヤーは、手元に本ゲームのボックスを置くなどして、上座であることを表してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  7ラウンドを終えると茶会が開催され、そこで最も多くの誉れ(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:メインフェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで、裏向きにして場にプレイします。  この時、プレイヤー間で自由に談合を行うことができます。ですが、談合の内容に強制力はなく、約束を特に守る必要はありません。  全員が出したら表向きに一斉公開し、プレイしたカードの種類に応じて以下の処理を行ってください。 ◎名物カード  プレイしたカードをそのまま手元に置き、そこを自分の【蔵】とします。  既に名物カードがあればその右側に配置し、プレイ順に左から並ぶよう配置してください。 ◎アクションカード  名物カードと同様に、自分の【蔵】に左詰めで配置します。  次に、プレイしたアクションカードの種類に応じて、以下のいずれか1つの効果を適用してください。  複数のプレイヤーが「異なる種類の」アクションカードを出していた場合、上座から時計回りで近い順に効果を適用します。  もしも、「同じ種類の」アクションカードがプレイされていたら(=バッティングしていたら)、それら効果は適用されません。  バッティングしたプレイヤーは上座から時計回りで近い順に、手札を好きな順番で山の下へ戻し、同枚数を山から引いて手札に加えてください。この時、アクションカードを山の下へ戻せませんが、名物カードであれば何枚でも山の下へ戻すことができます。 ○謁見  太閤に謁見し、「献上」か「下賜」のどちらかを行えます。  献上:自分の好きな手札を2枚まで、表向きにして【太閤殿下】に加えます。  下賜:【太閤殿下】から表向きの好きな名物1つを選び、自分の【蔵】に加えます。 ○金  金をばらまいて、「箔付け」か「大量買付」のどちらかを行えます。  箔付け:人気カードに置かれたサイコロに対し、以下のいずれかの操作を行う。3個選んで振り直す。2個選んで交換する。1個選んで反転(7−現在値)する。  大量買付:手札から好きな名物2枚を選び、直ちに自分の【蔵】の「金」と同位置へ表向きで配置します。 ○忍者  忍者を雇い、「すり替え」「偵察」のいずれか1つを行います。  すり替え:自分の【蔵】と、【太閤殿下】から表向きの名物を1つずつ選び、それを交換します。  偵察:【太閤殿下】の裏向きの2枚の中を見ます。 2:ラウンド終了  新しいラウンドを開始します。  以上を繰り返し、7ラウンドを終えたら茶会を行ってください。 ■ 茶会  【太閤殿下】の裏向きカードを表向きにし、各自スート毎にVPを計算します。  同じスートを複数枚所持していたら、1枚毎に以下のVPを得ることができます。 ○茶入(赤)  ”【太閤殿下】にある茶入数”分のVPを得る ○茶碗(青)  ”8−【場】に出ていない茶碗数”分のVPを得る ○茶筅(緑)  ”自分の【蔵】にある茶筅数”分のVPを得る ○茶杓(黄)  ”6−茶杓のボーナス”に等しいVPを得る ○茶釜(黒)  ”自分の【蔵】にある、茶釜以外のスート数”分のVPを得る ○香合(白)  ”【蔵】に香合がないプレイヤー人数+2”分のVPを得る  次に、人気カードの左から順に、各スート毎のマジョリティを決定します。  そのスートのカードを最も多く持つ(=自分の【蔵】にある)プレイヤーがマジョリティを得ます。  複数いれば、より左側に配置されている方(=最初の1枚のプレイが早い方)が優先されます。それも同じなら、その全員がマジョリティを得てください。  マジョリティを得たプレイヤーは”各スート毎のボーナス(=人気カードのサイコロの目)VP”を得ます。  ただし、”【太閤殿下】に配置されている枚数”以上の枚数を持っていた場合、太閤殿下の顔を潰して怒りを買います。該当スートの最も左側にある1枚を横倒しにし、それが初めての怒りであれば”各スート毎のボーナス”分のVPを失います。2枚目以降であれば、通常通りボーナスを得てください。  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、上座から時計回りで近い方が優先されます。  ただし、怒り(=横倒し)が2枚あると、減封改易切腹のいずれかの沙汰が下されVPに関わらずゲームに敗北します。怒り(=横倒し)が3枚以上なら、数寄御免状を与えられて無罪となります。