■■ 北野大茶会 草案12 ■ 問題点  基本点の存在感がなさすぎる。  ただでさえD6なのに、各スート毎の得点の方が高すぎるので、ほぼ意味がない存在になっている。  まず、太閤を超えたら0点になるのも酷い。超えても点が入るぐらいの方がいいだろう。  同率割りもしない。とする。  その上で、基本的なスート点数を若干、8割程度に減らす?  ただ、この場合、とにかく茶器を買うのが正義になりそうな予感がある。  現状でも正直そうなっている。つまり、枚数によって点数が増えるのだから、枚数は正義ということになってしまう。  マイナスというブレーキもない。  特にマイナスという要素がない場合、ただカードを増やす以外に得点の伸び代がないのが問題ではある。  うーん  例えば、怒りを1〜2でサドンデスとした場合、抑止力としてはかなり高くなりそうな予感。そうした状態で、基本ボーナスを貰える場合、狙って3勝を取るか、とにかく卑屈に生きるかの2択になるので、フレーバー的にも面白そうな予感はある。  とりあえず、そうしてみるか。 (!--大まかな変更点--) ・太閤殿下の秘匿情報を3から1に減らす ・自分の秘匿情報を2に戻す ・太閤殿下より多く持ってるスートについて、VPを減らす方式を取りやめ。2アウト制に変更 ■ 概要  太閤殿下により北野大茶湯が開催されることになった。  茶会にて名物を披露し、誉を稼ごう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇名物カード(48枚)  茶道具を表すカードです。  「茶入(赤)」「茶碗(青)」「茶杓(黄)」「茶筅(緑)」「茶釜(黒)」「香合(白)」の6スートが、各8枚ずつあります。  各スート毎に誉れ(=VP)の計算方法が定められています。 ◇忍カード(1枚)  忍を金で雇い、仕事をさせます。 ◇人気カード(2枚)  各茶道具の人気度を表します。 ◇サマリーカード(2種/8枚)  自分が行えるアクションと、忍者を雇って行えるアクションの2種についてのサマリーです。 ◇サイコロ(6個)  各茶道具の人気度を決める為の6面体サイコロです。 ◇金(30枚)  概念的な一般流通貨幣です。  コンポーネントに含まれませんので、各自用意してください。  1枚=1金を表します。 ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、名物カードから1スート8枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。ランダムに選んでください。  人気カードを場に置き、サイコロを振って使用する各名物に配置します。  この目の値が、今回のゲームにおける各名物の基本の誉れ(=VP)となります。  次に、名物カードをよくシャッフルして山にします。  山から7枚引いてそれを1枚裏向き、残りを表向きで場に配置し【太閤殿下】とします。これは太閤殿下が所有する名物であることを表しています(裏向きの物は一般公開されていない秘蔵の品です)。  そうしたら、各プレイヤーは山から7枚ずつ引いて手札とし、その内2枚を裏向きに、残りを表向きにして手元に置いてください。これが、あなたの持つ名物(と秘蔵の品)となります。  裏向きに配置したカードは、ゲーム中、いつでも中を見て確認することができます。  各プレイヤーに6金ずつ配って所持金とし、さらにサマリーカード2種を配ってください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームは全員が5手番を終えると茶会が開催され、そこで最も多くの誉れ(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  自分の手番になったら、以下のいずれか1つのアクションを行ってください。 ○買付  名物を購入します。  1金を支払って山から1枚引き、表向きにして手元に置いてください。  金がなかったり、あるいは山が尽きていたら行えません。 ○売却  名物を売却します。  自分の好きな1枚を捨て札にして、1金を得てください。  裏向きのカードを捨て札にした場合、表向きになります。 ○下賜  太閤殿下から名物を賜ります。  2金を支払って、【太閤殿下】が持つ好きな表向きの1枚(裏向きは不可)を手元に置いてください。  【太閤殿下】が表向きの名物を1枚も所有していなければ行えません。 ○献上  太閤殿下に名物を献上し、誉れを得ます。  自分の好きな1枚を【太閤殿下】に加え、1VPを得ます。裏向きのカードを献上した場合、表向きになります。 ○謀略  忍者を雇い、様々なアクションを行います。  各アクション毎に必要な金が異なります。  諜報(1金):【太閤殿下】の裏向きカードの中を1枚見る  破壊工作(2金):【太閤殿下】にある表向きの好きな1枚を捨て札にする  すり替え(4金):自分の好きな1枚と、【太閤殿下】の好きな表向きの1枚を交換する。裏向きのカードを交換したら、表向きになる。  非公開買付(2金):山から1枚引き、裏向きにして手元に置く  アクションの効果を適用したら、次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  以上を繰り返し、全員が6手番を終えたら、茶会を行ってください。 ■ 茶会  裏向きの名物カードを表向きにし、以下の処理を行います。  各自各スート毎の枚数を数え、最も多く持っているプレイヤーは”各スート毎の基本VP”を得ます。複数いれば、人数割り(端数切捨て)となります。  この時、最も多く持っているプレイヤー(複数いれば、その全て)が、”【太閤殿下】に配置されている枚数”以上の枚数を持っていた場合、太閤殿下の顔を潰して怒りを買います。基本VPを「0」として扱い、怒りトークンを1個得てください。  それが終わったら、各自各スート毎に以下のボーナス点を得てください(そのスートを1枚でも所持していればボーナスが受けられます)。 ○茶入(赤)  茶入1枚につき、”【太閤殿下】が所持する茶入数”分のVPを得る ○茶碗(青)  茶碗1枚につき、”捨て札になっている茶碗×2”分のVPを得る ○茶杓(黄)  茶杓2枚につき5VPを得る ○茶筅(緑)  茶筅2枚につき5VPを得る ○茶釜(黒)  茶釜1枚につき、”自分の所持する他のスート数”分のVPを得る ○香合(白)  香合1枚につき、”所持金”分のVPを得る  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、手持ちの金の多い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。  ただし、怒りトークンを2〜3個得た場合、減封改易切腹のいずれかの沙汰が下されVPに関わらずゲームに敗北します。怒りトークンを4個以上得ていた場合は、傾奇御免状を与えられて無罪となります。