■■ Neotopia 草案8 ■ 問題点  基本的な構成は良いように思うが、用語の混乱と、プレイアビリティの低さがネック。  また、完璧超人はとにかく処理が面倒なのでなくすか、効果を変える必要がありそうだ。  まず、ゲーム的にジョーカーは必要であるか、どうか。  ジョーカーがない場合、カウンティングにほぼ揺らぎが発生しない。場と残り山を見て、ないものはない。つまり順位の計算ができる。  ジョーカーが1枚入っていた場合、それが成り立たない。意外な逆転手が入って盛り上がるか、そしてこれが面白いかどうかではある。  ゲームの骨子は、情報を少しずつ開示しながら最適解を探すことにある。  なので、集めた情報を無駄にしかねないカードはない方が理屈的にも正しい気がする。  後は用語関係?  現状は3つある。手札、公開手札、場。問題となるのは場と公開手札。  まず、自分の場という概念を作る。で、ルールとしては伏せて置くで、手札として持っても良いとする。この場合、公開手札も手札として扱う、よりは概念的に理解し易い。  自分の場を【自治体】、共通場を【民間】とするか。  それと、決算効果と職業名のイメージが合わない点についても何とかしなくてはならない。  スキルの秘密人事も安定で打てるので、1枚だけ裏向きに戻す必要があるだろう。 (!--大まかな変更点--) ・全面改訂 ■ 概要  無駄を省いた完全なる理想都市、ネオトピア計画がスタートした! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇サービスカード(42枚)  現在市が提供しているサービスに関わる人員を表したカードです。  7スートあり、各スート6枚ずつとなっています。また、決算順番を表す番号も1つ設定されています。 ◇スペシャルカード(2枚)  特殊な効果を持つカードで、「完璧超人」と「決算開始」の2つがあります。 ◇スキルカード(4枚)  ゲーム中に使用できる5つの特殊な効果です。 ◇コイン(30枚)  概念的な一般流通貨幣です。  コンポーネントに含まれませんので、各自用意してください。  1枚=1金を表します。 ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、サービスカードから1スート6枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。  次に、使用するサービスカードとスペシャルカードをよくシャッフルし、全プレイヤーに8枚ずつ配り手札とします。  残りは山にして、山から6枚引いて裏向きのまま【場】に配置しておきます。3人プレイの場合は、さらに山から2枚を引いて表向きに【場】に配置してください。  それが終わったら、各プレイヤーにスキルカード1枚と6金を配ります。残ったコインは少し離した場所に置いて【ストック】とし、ゲーム中に金を支払ったり得たりする場合、特に指示がなければ【ストック】から出し入れを行ってください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  6ラウンドが終わるとゲームが終了し、決算を行って最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。  それまで、以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  【場】に裏向きで配置されているカードの内、1枚を表向きにします。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  自分の手番になったら、「維持」「整理」「異動」「雇用」のいずれか1つを選んでください。また、1金を支払うことで1手番中に1回だけスキルを使用することもできます。 〇維持  好きな手札1枚を、表向きにして手元(【場】ではありません)に置いてください。  この手元に置かれたカードは、手札にあるものとして扱われます。 〇整理  好きな手札1枚を【場】へ表向きに配置して1金を得てください。 〇異動  1金を支払い、公開されている自分の手札1枚を【場】の好きな1枚と交換します。  ただし、公開されている自分の手札が1枚もない限り、異動を行うことはできません。 〇雇用  2金を支払って、【場】にある表向きの好きなカード1枚を手札に置いてください。  このカードは「公開された自分の手札」として扱います。 ◎スキルの使用  スキルは手番中に1回だけ、好きなタイミングで行うことができます。  1金をスキルカードの、使用したいスキルのマスの上に置いてスキル効果を適用してください。このマスの上に置かれた金は支払ったものとして扱い、所持金とはみなされません。また、既に金が置かれているマスに新たに金を置くことはできず、同じスキルをゲーム中に2回使用することもできません。  スキルには、以下の5種類があります。  市場調査:山から”現在のラウンド数”枚を見て、それを山に戻しシャッフルする  秘密人事:維持によって手札から奇数枚目を公開する際、裏向きに配置できる  転属辞令:公開している手札を、他のプレイヤーの公開している好きな1枚と交換する  部署移動:全てのプレイヤーは、公開していない手札1枚を左隣のプレイヤーに渡す  助成金:”自分が公開している手札枚数÷2(端数切り捨て)”分の金を得る 3:ラウンド終了  全てのプレイヤーの手番が終了したら、新しいラウンドを開始してください。  また、これが6ラウンド目(=【場】に裏向きカードがない)であれば、決算を行ってください。 。 ■ 決算  「決算開始」カードを持っているプレイヤーが「決算開始プレイヤー」となり、そこから時計回りで順番に決算処理を行います。  決算開始カードを手札に持っているプレイヤーがいたら、それを公開してください。誰も決算開始カードを持っていなかった場合、スタートプレイヤーが決算開始プレイヤーとなります。  決算は数字の小さい順に、全てのスートで行います。  決算開始プレイヤーは決算を行う数字をコールし、それを手札に持つプレイヤーは公開して枚数を宣言してください(既に公開されて手元に置かれているカードも、枚数に含まれます)。  そして、枚数によって1位と2位を決定し、以下の処理を行います。  もしも1位、2位が複数いたら、決算開始プレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  1位:決算効果+決算順番  2位:決算効果  決算順番は、決算開始プレイヤーから時計回りで数えた数字です。例えば、決算開始プレイヤーは1、その左隣であれば2、ということになります。  決算開始プレイヤーに時計回りで近い程、枚数による順位は有利になりますが、1位になった時に得られるボーナスVPは小さくなります。 〇暴動  もしも、いずれか1人のプレイヤーしかそのスートを持っていなかった場合、市民の暴動が発生します。  暴動が発生したら、そのスートについて決算を行いません。また、暴動が1回発生したら、その決算中の間は条件を満たしていても再度暴動は発生しません。 〇完璧超人  完璧超人は全てのスートとして扱うことができるオールマイティです。  手札に持つ、あるいは公開している場合、使用を宣言して枚数に+1してください。  ただし、1枚も持っていないスートになることはできません。また、完璧超人を使用した場合、1位になっても決算順番によるボーナスVPは得られなくなります。  最後に、手持ちの1金=1VPとして加算してください。  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、手持ちの金の多い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。