■■　Lurk　草案１２ ■　問題点 　難易度が低い以外の問題は特になさそうな予感。 　まず、イベントによるエリア封鎖をより活かすには、ミッションを随時公開制にした方が良さそうだ。最初に全ミッションを公開すると、必要な資源を全て得たらそのエリアを捨ててもよくなるので、ちょこっとずつ開放される感じがよい。 　まず、ミッション数をプレイヤー人数＋１なのは良いとして、最初にプレイヤー人数−１だけ公開。１ラウンド目と２ラウンド目のラストに１枚ずつ公開。みたいな感じで良いかと思われる。多分、裏向きで配置し、達成したら捨て札にする感じか。 　同様にラークもラウンドに応じて自動的に増えてもよいかも知れない。 　３ラウンド開始時の時点で１匹の場合、強制的に２匹になるとか。これは４ラウンド目でもいい。 　ラークが２体以上になった際、山が一周したらどうするのか考えた方が良さそうだ。 　山が一周した場合、全エリアが【レイド置き場】にある。として考えて、大胆不可及び−１ライフが常にくっついているような感じ。 　つまり、２体なら、３ターンで完全に尽きる訳で、４ターン目は必ずそうなるということになる。まぁ、特に問題ないかな。 　管制室とラークをどうするか。 　現状はプレイヤーアクションを優先すると、管制室アクションが優先され、ラークの襲撃が無効化されてしまう。 　この場合、基本的に誰かが管制室に行く限り、ほぼラークは住人食って仕事できないことになってしまう。 　なので、共通ルールとして、生き残った住人をターン終了時に移動させる。とする。これにより、住人による＋１ＡＰの水増しも基本的に不可となる。 　アイテム交換に１ＡＰかかるのは良いかも知れない。誰が払うか、という問題もあるが、基本的にアイテムを渡す方が１ＡＰ支払う？　受け取るだけなら０ＡＰでいいが、交換しようとすると１ＡＰかかる。ということになる。 　ちょっと面倒だな。 　あるいは、機密室だけのアクションにするやり方もあるか。 　でも、住人によって１アクションを得ている訳だから、まぁ、アイテム渡すプレイヤーが１アクションでもいいように思われる。住人の＋１アクションは全員にかかる訳だし。 　後は、イベントによるエリアボーナスをもう少し魅力あるものにしつつ、もう１段階ぐらい難しくするのがいいかな。 　後、最初に管制室に住人２人を、機密室に２人に変更するのがいいかな。地味な難易度調整だが。 （!--大まかな変更点--） ・住人効果を、共通でＡＰ＋１に変更 ・生産要素を廃止 ・武器制作とミッション達成を２ＡＰ行動に設定 ・イベント未達成で、該当エリアが使用不能になるよう変更 ・ミッション数を１枚追加 ■　概要 　謎の敵性宇宙生物、Lurkから住人を守りつつ、宇宙ステーションから脱出しよう！ ■　コンポーネント 　２〜５人 ◇キャラクターカード（５枚） 　宇宙ステーションに取り残された住人たちです。 　各キャラクター毎に固有の「ライフ」「インベントリ」「スキル」が設定されています。 ◇探索カード（３５枚） 　宇宙ステーションの各エリアを表すカードで、各キャラクター毎に１セット７枚になっています。 ◇エリアカード（７枚） 　宇宙ステーションにある区画を表すカードです。 　「管制室」「建造ドッグ」「動力室」「格納庫」「研究室」「居住区」「機密室」の７エリアがあり、「機密室」はラークとドローンが出現しません。 ◇ラークカード（３枚） 　表面と裏面があり、表面はラークの幼体、裏面は成体になっています。 　幼体と成体では戦闘力に差があり、住人を捕食することで成長、分裂します。成長や分裂に必要な住人数は、プレイヤー人数毎に異なります。 ◇レイドカード（６枚） 　ラークが出現するエリアを表しています。 　「機密室」のみ出現しません。 ◇ドローンカード（６枚） 　暴走したドローンが徘徊しているエリアを表すカードです。 　ラークと同じく「機密室」には出現しません。 ◇ミッションカード（９枚） 　宇宙ステーションを脱出するのに必要な機材と、それを作るのに必要な資源を表しています。 　これを全て作り上げることができたら、ゲームクリアとなります。 ◇アイテムカード（１６枚） 　探索や戦闘を助けてくれる便利なアイテムです。 　ドローンが所持しており、ドローンを撃退することで入手できます。 ◇イベントカード（７枚） 　各ラウンド毎に発生する、エリアを対象とした特殊なイベントです。 　解決することでエリアカードがアップデートされ、より効率的な行動を行えるようになります。 　解決せず放置することもできますが、その場合、そのエリアは使用できなくなります。もしも「建造ドッグ」が使用できなくなった場合、即ゲームに敗北します。 ◇ダメージトークン（　個） ◇資源キューブ（　個） 　エーテル、宇宙塵、建材を表す３色のキューブです。 　これら３つをまとめて「資源」と呼びます。 ◇武器キューブ（　個） 　ラークやドローンの撃退に必要な武器を表すキューブです。 　「資源」とは扱いが異なります。 ◇住人キューブ（１２個） 　宇宙ステーションに取り残されたその他の人です。 　普段はドローンから身を隠していますが、キャラクターの探索を手助けしてくれます。 ■　ゲームの準備 　各プレイヤーにキャラクターカードをランダムに配ります。 　配られたキャラクターカードは表向きにして手元に置き、探索カード１セット７枚を受け取り手札としてください（探索カードは公開情報となりますので、スペースに余裕があれば、手札にせず手元に置いても大丈夫です）。 　また、武器１個を受け取ってください。 　次に、レイドカード、ドローンカード、ミッションカード、アイテムカード、イベントカードを、それぞれよくシャッフルして山にします。 　山にしたら、ミッションカードの山から”プレイヤー人数＋１”枚引いて、それを表向きに置いてください。 　また、レイド山の横にラークカード１枚を表向き（＝幼体）で配置してください。 　エリアカードをセットします。下図のように並べてください。 　　Ａ 　ＣＢＤ 　 ＥＦ 　　Ｇ 　Ａ：機密室 　Ｂ：管制室 　Ｃ：建造ドッグ 　Ｄ：研究室 　Ｅ：格納庫 　Ｆ：居住区 　Ｇ：動力室 　セットしたら、「機密室」を除く各エリアに住人キューブを２個ずつ配置してください。 ◎オプションルール：移動制限 　ゲームに慣れてきたら、移動制限ルールを付けることでゲーム難度を上げることもできます。 　その場合、好みによりエリアカードを上図のようにランダムに配置しても構いません。 ■　ゲームの流れ 　本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。 　ゲーム中に終了フラグをいずれか１つでも満たすと、ラウンド途中であってもゲームが終了します。 　終了フラグは「プレイヤーの誰かが死亡する」「住人が全滅する」「建造ドッグのイベントに失敗する」「全てのミッションを達成する」の４つとなります。 　また、終了フラグを１つも満たさない状態で４ラウンドが終了すると、その時点でゲームオーバーとなります。 　以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 ◎ライフ管理 　ゲーム中、ダメージを受けたら、それに等しい数のダメージトークンをキャラクターカードの上に乗せてください。 　ダメージが回復した場合は、キャラクターカードの上に乗せられたダメージトークンを取り除きます。 　また、キャラクターのライフ以上のダメージを受けても、キャラクターは即死しません。 　ターン終了時にライフ以上のダメージを受けていたら、その時点で死亡してゲームに敗北します。 ◎ゲーム中の相談について 　自由に行うことができます。 １：ラウンド開始 　イベント山から１枚引き、それを表向きに配置し【イベント】とします。 　イベントにはこのラウンドの推奨行動が指定されていて、達成できた場合、指定されたエリアがアップデートされます。達成できずにラウンドが終了すると、そのエリアが以降ラウンドで使用できなくなります。 　次に、ドローン山から”現在のラウンド数”枚引き、表向きに配置して【ドローンエリア】とします。 　これは暴走したドローンが徘徊しているエリアを表し、そこを探索するとドローンから攻撃を受けることになります。 　ドローンを配置した後、各ドローンに１枚ずつ、アイテム山からカードを引いて表向きに配置してください。これは、ドローンが持っているアイテムとなり、ドローンを撃退することで入手できます。 ２：ターン開始 　レイド山から１枚引いて裏向きに配置し、そこを【レイドエリア】とします。 　２ターン目以降は、公開されたレイドカードの横に、新しいレイドカードを裏向きで配置してください。 　また、ラークが複数いる場合、それぞれについてレイドカードを１枚ずつ引いて配置する必要があります。もしもレイド山が尽きたら、【レイドエリア】にある表向きのカードをリシャッフルして山を作り直してください。 ３：探索フェイズ 　全プレイヤーは手札から好きな１枚を選び、それを場に出します。 　探索には「慎重／大胆」の２種類があり、行いたい方を上側にして出してください。 　また、もしも移動制限ルールを採択していた場合、さらに現在エリア（＝前ターンに探索したエリア）に隣接するエリアしか探索できません。 ◎レイドエリア 　【レイドエリア】を選択した場合、「大胆」を行うことができず、必ず「慎重」となります。 　また、ラークの酸性体液によって汚染されており、選んだ時点で１ダメージを受けます。 ◎ドローンエリア 　【ドローンエリア】を選択した場合、武器を１個支払って撃退するか、逃げて１ダメージを受けます（これはどちらでも任意に選択でき、敢えてダメージを受けても構いません）。 　【レイドエリア】と重複した場合、そのどちらの効果も適用されます。 　武器を支払った場合、ドローンを破壊します。 　同エリアのドローンカードを捨て札にし、持っていたアイテムを得てください。 ４：判定フェイズ 　レイドカードを表向きにし、状況に応じて以下の処理を行います。 ◎ラークと異なるエリアに、プレイヤーがいる 　選んだエリアに応じて、アクション効果が適用されます。 　慎重なら１ＡＰ、大胆なら３ＡＰを得て、各エリア毎に設定されたアクション効果を適用してください。この時、選んだエリアに住人トークンが１個でもあれば、さらに１ＡＰを得ることができます。 　また、同エリアの探索に成功したプレイヤーは互いが所持する資源やアイテムを、自由に好きなだけ交換することができます。これは探索カードの効果を適用する前でも、後でも自由に行えます。 ・機密室 　ラークやドローンから身を守ります。 　何もありませんが、とりあえず安全です。 ・管制室 　アナウンスで住人を移動させたり、セキュリティーロックされた武器を開放したりします。 　１ＡＰ：住人トークン１個を好きな隣接するエリアへ移動させる。機密室へ移動させてもよい 　２ＡＰ：武器を１個得る ・建造ドッグ 　万能制作機、ファブリケーターを使用します。 　１ＡＰ：好きな資源１つを、好きな資源１つに変える 　２ＡＰ：ミッションカードを１枚選び、自分が持っている資源を好きなだけ乗せる。これにより、必要な資源が揃ったら、そのミッションカードは達成される。 ・研究室 　研究用に補完されている宇宙塵を持ち出します。 　１ＡＰ：宇宙塵を１個得る ・格納庫 　スクラップを建材として持ち出します。 　１ＡＰ：建材を１個得る ・居住区 　傷の手当を行えます。 　１ＡＰ：ダメージを１回復する ・動力室 　携帯用バッテリーにエーテルを充填して持ち出します。 　１ＡＰ：エーテルを１個得る ◎ラークと同じエリアに、プレイヤーがいない 　そのエリアに住人トークンがあれば、その内の１個をラークカードの上に乗せます。 ◎ラークと同じエリアに、プレイヤーがいる 　ラークと遭遇し、戦闘が発生します。 　ラークの”戦闘力”分の武器を支払って撃退してください（幼体なら１個、成体なら２個）。この時、同エリアで「大胆」行動していたら、ラークの戦闘力に＋１されます。武器を支払えない場合、または支払いたくない場合、撃退に失敗します。 　同エリアに複数のプレイヤーがいた場合、武器の消費は誰が行っても構いません。また、いずれか１人でも「大胆」探索していたら、ラークの戦闘力は増加します。 　撃退に成功したら、続けて探索を行います。 　上記「ラークと異なるエリアに、プレイヤーがいる」と同じ処理を行ってください。 　撃退に失敗したら、アクション効果は適用できず、さらにダメージを受けます。ラークの”戦闘力”分だけダメージを受けてください（「大胆」探索による戦闘力の増加は、ダメージ判定時も適用されます）。 　また、同エリアに住人があれば、それを１個取り除いてラークカードの上に乗せてください。 ４：ターン終了 　ターンが終了します。 　この時点で、ライフ以上にダメージを受けているキャラクターがいたら死亡し、ゲームに敗北します。 　また、住人が全てなくなっている場合も、ゲームに敗北します。 　次に、脱出チェックを行います。 　ミッションカードが全て作成されていたら、ラウンド途中であっても即ゲームクリアとなります。 　残っている住人キューブの数が勝利点となります。また、アイテムやイベント効果により、勝利点が得られるものもあります。 　ゲームクリアできなかった場合、ゲームを続行します。 　重量チェックを行います。 　各自が持つ資源、武器、アイテムをそれぞれ１個として数え、その合計がインベントリ数より多かった場合、インベントリ数内に収まるよう捨ててください。 　最後にラークの成長チェックを行います。 　ラークカードの上に乗せられた住人キューブが規定数あった場合、幼体なら裏返して成体としてください。成体なら、分裂して増加します（ただし、最高２体まで）。ラークカードを１枚増やし表面の幼体を配置してください。 　プレイ人数　必要数 　　　２　　：　５個 　　　３　　：　３個 　　　４　　：　２個 　　　５　　：　２個 　成体の分裂に必要な数は共通で３個。 　これらの処理が終わったら、「２：ターン開始」へ戻します。 　もしも、これが４ターン目であればラウンドが終了します。 ５：ラウンド終了 　ラウンドが終了したら、以下の順番で処理を行ってください。 ◎イベントチェック 　イベントが達成されたかどうかをチェックします。 　達成されていたら、指定されたエリアは特殊な効果を得ることができます。 　未達成だった場合、以降のラウンドでそのエリアは使用できなくなります。該当するエリアの探索カード、レイドエリア、ドローンカードを取り除いてください。 　また、「建造ドッグ」が使用できなくなった場合、即ゲームに敗北します。 ◎リセット 　【ドローンエリア】のアイテムカードを捨て札にし、ドローンカードは全て（捨て札になっているドローンカードも）山へ戻してリシャッフルします。 　レイドカードも同様に、レイド山に戻してリシャッフルします。 　最後に各プレイヤーは手札を全て回収し、新しいラウンドを開始してください。 　以上をゲーム終了条件を満たすまで繰り返します。