■■　Lurk　草案１１ ■　問題点 　ラーク周りの動きについては概ね問題なかったが、処理の煩雑さや難易度の面でちょっとどうかな。という感じ。 　まず、ダメージを受けない。 　基本的にラークとぶち当たる可能性が少なすぎる為、命の危険を感じることがほぼない。レイドエリアにダメージを復活させるか、あるいは別の方法でライフを減らすような手段を講じる必要がある。正直、今のバランスならライフは回復できなくても良いぐらい。 　レイドエリアを選んだら１ダメージとした場合、ラーク（幼体）と遭遇しても１ダメージなので、慎重する分にはどこを選んでも変わらない。とするなら、基本的に大胆はラークの戦闘力に＋１される。つまり、ダメージも１上がるとした方がいいだろう。 　住人の処理が面倒臭い。 　ターン終了時の補充処理など、箇所が多いので忘れそうになる。 　単純に、住人が１人でもいたら、その場のＡＰに＋１とか？　その場合、慎重でも大胆と同じAP数になるのでどうか。 　建造ドッグや管制室のように、ＡＰ＝個数、回数であるのなら、単純に１アクション分増える訳だから悪くないように思う。 　大胆を３ＡＰにして、単純に１ＡＰ＝１アクションという感じにした方が分かりやすそうではある。 　資源の生産方式をどうするか。 　これまでのように生産仮定をすっ飛ばして取得するか、あるいは生産も１ＡＰとするか。一般的な感覚では、生産過程をすっ飛ばした方が直感的ではある。 　難易度を上げるのであれば、単純にミッション数を１増やす？ 　まぁ、現状のバランスでは良いと思う。 　後、所持品交換に１ＡＰは欲しいが、誰がどう支払うのかが問題。なしでいいか。 　機密室は完全なる安全エリアとした方がいい。 　なので、武器生産は管制室で行う？　だが、武器数に制限のあった方がよいのも事実ではある。まぁ、２ＡＰで１武器ぐらいにするか。 　ミッション達成にも２ＡＰ必要とする。資源変換は１ＡＰでいいだろう。 　後は、アイテムどうするか。 　あまりに便利アイテムばかりだと、ドローン即殺すべしとなるので、なんの意味もないか、あるいはクリア時報酬みたいなものをいくつか入れてみるか。 　最後、イベントをどうするか。 　自由形式だと、ラストの方は完全無視みたいになるのが、ゲーム的には正しいのだがちょっとどうなのか。未達成で大ダメージか、あるいはそのエリアが完全封鎖みたいな形でも良いかも知れない。後者がいいかな。資源については、どれか１個でも残っていたら資源変換できるし。 　ただ、建造ドッグだけは問題。ここがなくなったら絶対ゲームがクリアできなくなるので、建造ドッグだけは強制的にやらざるを得なくなる。それは明記した上で、難易度を調整するのがよいだろう。 　後、ラークの進化速度を１早めるのが良さそう。 （!--大まかな変更点--） ・全面改訂 ■　概要 　謎の敵性宇宙生物、Lurkから住人を守りつつ、宇宙ステーションから脱出しよう！ ■　コンポーネント 　２〜５人 ◇キャラクターカード（５枚） 　宇宙ステーションに取り残された住人たちです。 　各キャラクター毎に固有の「ライフ」「インベントリ」「スキル」が設定されています。 ◇探索カード（３５枚） 　宇宙ステーションの各エリアを表すカードで、各キャラクター毎に１セット７枚になっています。 ◇エリアカード（７枚） 　宇宙ステーションにある区画を表すカードです。 　「管制室」「建造ドッグ」「動力室」「格納庫」「研究室」「居住区」「機密室」の７エリアがあり、「機密室」はラークとドローンが出現しません。 ◇ラークカード（３枚） 　表面と裏面があり、表面はラークの幼体、裏面は成体になっています。 　幼体と成体では戦闘力に差があり、住人を捕食することで成長、分裂します。成長や分裂に必要な住人数は、プレイヤー人数毎に異なります。 ◇レイドカード（６枚） 　ラークが出現するエリアを表しています。 　居住区のみ出現しません。 ◇ドローンカード（６枚） 　暴走したドローンが徘徊しているエリアを表すカードです。 　ラークと同じく居住区には出現しません。 　また、ドローンは武器を持った人間だけを襲う為、住人やラークは攻撃の対象となりません。 ◇ミッションカード（９枚） 　宇宙ステーションを脱出するのに必要な機材と、それを作るのに必要な資源を表しています。 　これを全て作り上げることができたら、ゲームクリアとなります。 ◇アイテムカード（１６枚） 　探索や戦闘を助けてくれる便利なアイテムです。 　ドローンが所持しており、ドローンを撃退することで入手できます。 ◇イベントカード（７枚） 　各ラウンド毎に発生する特殊なイベントです。 　解決することでエリアカードがアップデートされ、より効率的な行動を行えるようになります。 ◇ダメージトークン（　個） ◇資源キューブ（　個） 　エーテル、宇宙塵、建材を表す３色のキューブです。 　これら３つをまとめて「資源」と呼びます。 ◇武器キューブ（　個） 　ラークやドローンの撃退に必要な武器を表すキューブです。 　「資源」とは扱いが異なります。 ◇住人キューブ（１２個） 　宇宙ステーションに取り残されたその他の人です。 ■　ゲームの準備 　各プレイヤーにキャラクターカードをランダムに配ります。 　配られたキャラクターカードは表向きにして手元に置き、探索カード１セット７枚を受け取り手札としてください（探索カードは公開情報となりますので、スペースに余裕があれば、手札にせず手元に置いても大丈夫です）。 　また、武器１個を受け取ってください。 　次に、レイドカード、ドローンカード、ミッションカード、アイテムカード、イベントカードを、それぞれよくシャッフルして山にします。 　山にしたら、ミッションカードの山から”プレイヤー人数”枚引いて、それを表向きに置いてください。 　また、レイド山の横にラークカード１枚を表向き（＝幼体）で配置してください。 　エリアカードをセットします。下図のように並べてください。 　　Ａ 　ＣＢＤ 　 ＥＦ 　　Ｇ 　Ａ：機密室 　Ｂ：管制室 　Ｃ：建造ドッグ 　Ｄ：研究室 　Ｅ：格納庫 　Ｆ：居住区 　Ｇ：動力室 　セットしたら、「機密室」を除く各エリアに住人キューブを２個ずつ配置してください。 ◎オプションルール：移動制限 　ゲームに慣れてきたら、移動制限ルールを付けることでゲーム難度を上げることもできます。 　その場合、好みによりエリアカードを上図のようにランダムに配置しても構いません。 ■　ゲームの流れ 　本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。 　ゲーム中に終了フラグをいずれか１つでも満たすと、ラウンド途中であってもゲームが終了します。 　終了フラグは「プレイヤーの誰かが死亡する」「住人が全滅する」「全てのミッションを達成する」の３つとなります。 　また、終了フラグを１つも満たさない状態で４ラウンドが終了すると、その時点でゲームオーバーとなります。 　以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 ◎ライフ管理 　ゲーム中、ダメージを受けたら、それに等しい数のダメージトークンをキャラクターカードの上に乗せてください。 　ダメージが回復した場合は、キャラクターカードの上に乗せられたダメージトークンを取り除きます。 　また、キャラクターのライフ以上のダメージを受けても、キャラクターは即死しません。 　ターン終了時にライフ以上のダメージを受けていたら、その時点で死亡してゲームに敗北します。 ◎ゲーム中の相談について 　自由に行うことができます。 １：ラウンド開始 　イベント山から１枚引き、それを表向きに配置し【イベント】とします。 　イベントにはこのラウンドの推奨行動が指定されていて、達成できた場合、指定されたエリアがアップデートされます。 　次に、ドローン山から”現在のラウンド数”枚引き、表向きに配置して【ドローンエリア】とします。 　これは暴走したドローンが徘徊しているエリアを表し、そこを探索するとドローンから攻撃を受けることになります。 　ドローンを配置した後、各ドローンに１枚ずつ、アイテム山からカードを引いて表向きに配置してください。これは、ドローンが持っているアイテムとなり、ドローンを撃退することで入手できます。 ２：ターン開始 　レイド山から１枚引いて裏向きに配置し、そこを【レイドエリア】とします。 　２ターン目以降は、公開されたレイドカードの横に、新しいレイドカードを裏向きで配置してください。 　また、ラークが複数いる場合、それぞれについてレイドカードを１枚ずつ引く必要があります。もしもレイド山が尽きたら、【レイドエリア】にある表向きのカードをリシャッフルして山を作り直してください。 ３：探索フェイズ 　全プレイヤーは手札から好きな１枚を選び、それを場に出します。 　探索には「慎重／大胆」の２種類があり、行いたい方を上側にして出してください。ただし、「大胆」は【レイドエイア】でないエリアでしか行うことができません。 　また、もしも移動制限ルールを採択していた場合、さらに現在エリア（＝前ターンに探索したエリア）に隣接し、かつ【レイドエリア】でないエリアしか「大胆」を行うことはできません。１ターン目は隣接の制限がなくなり、【レイドエリア】でないエリアであれば「大胆」を行うことができます。 ◎ドローン 　武器を持った状態で【ドローンエリア】を選択した場合、武器を１個支払って撃退するか、逃げて１ダメージを受けます（これはどちらでも任意に選択でき、敢えてダメージを受けても構いません）。 　武器を持っていなかった場合、ドローンはいないものとして扱えます。 　武器を支払った場合、ドローンを破壊します。 　同エリアのドローンカードを捨て札にし、持っていたアイテムを得てください。 ４：判定フェイズ 　レイドカードを表向きにし、状況に応じて以下の処理を行います。 ◎ラークと異なるエリアに、プレイヤーがいる 　選んだエリアに応じて、アクション効果が適用されます。 　慎重なら１アクション、勇敢なら２アクションを得て、各エリア毎に設定されたアクション効果を適用してください。 　２アクション得ている場合、１アクションの効果を２回適用しても、２アクションの効果を１回適用しても問題ありません。 　また、同エリアの探索に成功したプレイヤーは互いが所持する資源やアイテムを、自由に好きなだけ交換することができます。これは探索カードの効果を適用する前でも、後でも自由に行えます。 ・機密室 　ラークやドローンから身を守ります。 　何もありませんが、とりあえず安全です。 ・管制室 　アナウンスで住人を移動させます。 　１ＡＰ：住人トークン１個を好きな隣接するエリアへ移動させる。機密室へ移動させてもよい ・建造ドッグ 　万能制作機、ファブリケーターを使用します。 　１ＡＰ：好きな資源１つを、好きな資源１つに変える 　１ＡＰ：ミッションカードを１枚選び、自分が持っている資源を好きなだけ乗せる。これにより、必要な資源が揃ったら、そのミッションカードは達成される。 ・研究室 　宇宙塵を生産して研究所に配置するか、配置されている宇宙塵を持ち出します。 　１ＡＰ：宇宙塵を１個生産するか得る 　２ＡＰ：宇宙塵を合計３個まで生産するか得る ・格納庫 　建材を生産して格納庫に配置するか、配置されている建材を持ち出します。 　１ＡＰ：建材を１個生産するか得る 　２ＡＰ：建材を合計３個まで生産するか得る ・居住区 　傷の手当を行えます。 　１ＡＰ：ダメージを１回復する ・動力室 　エーテルを生産して動力室に配置するか、配置されているエーテルを持ち出します。 　１ＡＰ：エーテルを１個生産するか得る 　２ＡＰ：エーテルを合計３個まで生産するか得る ◎ラークと同じエリアに、プレイヤーがいない 　そのエリアに住人があれば、その内の１個をラークカードの上に乗せます。 ◎ラークと同じエリアに、プレイヤーがいる 　戦闘が発生し、撃退に成功しなければ探索が無効となります。 　ラークの幼体であれば武器１個、ラークの成体であれば武器２個を支払うと撃退に成功します。この時、同エリアで「大胆」行動していたら、さらに武器１個を支払う必要があります。 　同エリアに複数のプレイヤーがいた場合、武器の消費は誰が行っても構いません。また、いずれか１人でも「大胆」行動していたら、全員が「大胆」行動しているものとして扱います。 　撃退に成功したら、アクション効果を適用してください。 　撃退に失敗したら、アクション効果は適用できず、さらにダメージを受けます。ダメージは、幼体で１、成体で２となっています。 　また、同エリアに住人があれば、それを１個取り除いてラークカードの上に乗せてください。もしも住人キューブがなければ、ダメージが１増加します。 ４：ターン終了 　ターンが終了します。 　この時点で、ライフ以上にダメージを受けているキャラクターがいたら死亡し、ゲームに敗北します。 　また、住人が全てなくなっている場合も、ゲームに敗北します。 　住人が「研究室」「格納庫」「動力室」にいた場合、そこで資源が１個自動で生産されます。 　次に重量チェックを行います。 　各自が持つ資源、武器、アイテムをそれぞれ１個として数え、その合計がインベントリ数より多かった場合、インベントリ数内に収まるよう捨ててください。 　最後にラークの成長チェックを行います。 　ラークカードの上に乗せられた住人キューブが規定数あった場合、幼体なら裏返して成体としてください。成体なら、分裂して増加します。ラークカードを１枚増やし表面の幼体を配置してください。 　プレイ人数　必要数 　　　２　　：　５個 　　　３　　：　４個 　　　４　　：　３個 　　　５　　：　２個 　成体の分裂に必要な数は共通で３個。 　これらの処理が終わったら、「２：ターン開始」へ戻します。 　もしも、これが４ターン目であればラウンドが終了します。 ５：ラウンド終了 　ラウンドが終了したら、以下の順番で処理を行ってください。 ◎イベントチェック 　イベントが達成されたかどうかをチェックします。 　達成されていたら、指定されたエリアは特殊な効果を得ることができます。 ◎脱出チェック 　ミッションカードが全て作成されていたら、ゲームクリアとなります。 　残っている住人キューブの数が勝利点となります。 ◎リセット 　【ドローンエリア】のアイテムカードを捨て札にし、ドローンカードは全て（捨て札になっているドローンカードも）山へ戻してリシャッフルします。 　レイドカードも同様に、レイド山に戻してリシャッフルします。 ◎武器補充 　住人が「機密室」にいた場合、そこで武器が２個生産されます。 　最後に各プレイヤーは手札を全て回収し、新しいラウンドを開始してください。 　以上をゲーム終了条件を満たすまで繰り返します。