■■ EBE 草案5 ■ 問題点  ダメージ処理を考える。  現状の方式だと、資源を捨てずに1ダメが有効過ぎて面白くない。なので、イーバから受けるダメージは現在のラウンド数とし、そこから1種リソースを選んで捨てると、捨てた分だけ軽減できる。という感じにするのがよいだろう。  また、濃縮というルールがあまり生きていないので、無駄に処理が面倒なのでなしにして良いようにも思う。その場合、荷物が溢れるので都度、研究所へ資源を運び、そこへストックするような感じにするのがよいだろう。だから、1アクションにつき、資源1個をエンドカードに乗せる。で、エンドカードに必要資源が全部乗ったら完成。という感じ。  現状、荷物に対する余裕がなさ過ぎるのも問題に感じたが、3個貯める必要なく下ろせるようにしたなら、インベントリ的にはもう少し余裕ができると思われる。  勇敢の必要性を全く感じないのはどうなのか。  また、勇敢で3個リソースを得ても、それを持つ余裕がないので、とにかく勇敢をする必要がない。  まず、必要リソース数を少し増やす。か、ターン数を1つ減らす。  インベントリに猶予をもたせる。つまり、1アクションで1個ではなく、1アクションで持ってる必要なリソースを全部下ろせるようにする。そうした上で所持数6個なら、2回勇敢後に1回研究所が最適行動になる。  勇敢の処理を変更し、隣接エリアを見ないとする。ただし、汚染されていないエリアでしか行えず、イーバに遭遇したら何らかのペナルティを負う形とする。  うーん  基本ライフ3の時点で、4ラウンド目には素ダメ4と、最低2個は捨てないとどうしようもない。というのは相当厳しいようにも感じる。基本的に3ラウンド目以降は合わないことが重要であり、後塵を拝するのが正解になりそうではある。  例えば、遭遇すると軽減できない固定ダメを必ず受けるとする。  臆病なら1、勇敢なら2という感じ。その上で、持っているリソースを1種全捨てみたいな? それだと同じリソースをたくさん持つ意味がない。単に、ラウンド数分だけ捨てさせられるとか? 4ラウンド目に遭遇すると4個捨てなので、まぁ、ほぼ空になる。  現状、汚染エリアを選んでも1ダメ。臆病遭遇で1ダメ、勇敢遭遇で2ダメだと、これでも相当リスキーな感じがするのは間違いないかな。だから、リソース捨てとかなくてもいいかも知れない。  で、ラウンド数は変えないとして、1ラウンドのターン数を5から4に減らす場合、何を考えればいいのか。  まず、エリアを減らす。単純に通路を1個減らすのがいいだろう。  その他、アイテム効果やミッションに変更が必要な感じか。 (!--大まかな変更点--) ・マップのエリア数を8に戻し、難易度調整 ・キャラ毎に最大ライフを設定 ・資源変換で武器や通信機も作れるよう変更 ・面倒なので合流時の交換制限もなくす ・ラークの名称変更 ■ 概要  謎の敵性宇宙生物、Extraterrestrial Biological Entity(EBE イーバ)から身を守りつつ、宇宙ステーションから脱出しよう! ■ コンポーネント  2〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  宇宙ステーションに取り残された住人たちです。  各キャラクター毎に固有の「ライフ」「インベントリ」「スキル」が設定されています。 ◇探索カード(36枚)  宇宙ステーションの各エリアを表すカードで、1セット8枚になっています。  特定のエリアを探索することで、資源を集めたりできます。  また、探索は効果量の違う「臆病/勇敢」の2種類があり、それぞれカードの上下で指定できるようになっています。 ◇イーバカード(8枚)  イーバが出現するエリアを表すカードです。 ◇ドローンカード(8枚)  暴走したドローンが徘徊しているエリアを表すカードです。  ドローンはサーモセンサーを用いて人間だけを襲います。 ◇エンドカード( 枚)  宇宙ステーションを脱出するのに必要な機材です。  資源を支払って作成することができます。  これを制限時間内に必要数だけ作り上げることができたら、ゲームクリアとなります。 ◇アイテムカード( 枚)  探索や戦闘を助けてくれる便利なアイテムです。  ドローンが所持しており、ドローンを撃退することで入手できます。 ◇ミッションカード( 枚)  各ラウンド毎に発生する特殊なイベントです。  ラウンド中に指定された条件を達成しないと、何らかの不利益を受ける場合があります。 ◇ダメージトークン( 個) ◇資源キューブ( 個)  武器、通信機、エーテル、宇宙塵、鉄屑を表す5色のキューブです。  これら5つをまとめて「資源」と呼びます。 ◇ステーションマップ  宇宙ステーションの各ブロックの繋がりを表すマップです。  AABBCC  AA  CC  AADDCCHH    DD  HH  EEDDGGHH  EE  GG  EEFFGG  A:医務室  B:通路  C:動力室  D:制御室  E:研究所  F:通路  G:備品室  H:廃棄場 ■ ゲームの準備  各プレイヤーにキャラクターカードをランダムに配り、探索カード1セット8枚を手札としてください。  また、武器1個、通信機1個を受け取ってください。  ラークカード、ドローンカード、エンドカード、アイテムカード、ミッションカードを、それぞれよくシャッフルして山にします。  山にしたら、エンドカードの山から”プレイヤー人数”枚引いて、それを表向きに置いてください。 ■ ゲームの流れ  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  1ラウンドは5ターンで構成され、4ラウンド以内(=20ターン以内)に脱出できなければゲームに敗北します。また、途中で誰か死亡した場合もゲームに敗北します。  以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 ◎ライフ管理  ゲーム中、ダメージを受けたら、それに等しい数のダメージトークンをキャラクターカードの上に乗せてください。  ダメージが回復した場合は、キャラクターカードの上に乗せられたダメージトークンを取り除きます。  また、キャラクターのライフ以上のダメージを受けても、キャラクターは即死しません。  ターン終了時にライフ以上のダメージを受けていたら、その時点で死亡してゲームに敗北します。 1:ラウンド開始  ミッション山から1枚引き、それを表向きに配置して効果を適用してください。  ミションにはこのラウンドの推奨行動が指定されていて、従わない場合は何らかの不利益を被る可能性がありますので注意してください。  次に、ドローン山から”現在のラウンド数”枚引き、表向きに配置して【ドローンエリア】とします。  これは暴走したドローンが徘徊しているエリアを表し、そこを探索するとドローンから攻撃を受けることになります。  ドローンを配置した後、各ドローンに1枚ずつ、アイテム山からカードを引いて表向きに配置してください。これは、ドローンが持っているアイテムとなり、ドローンを撃退することで入手できます。  最後に、イーバ山から1枚引き、それを表向きに配置して【汚染エリア】としてください。  未知の敵性生物であるイーバは人体に有害な毒素を放出している為、イーバが出現したエリアに足を踏み入れるのはリスクある行為となります。 2:探索フェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選び、それを伏せて場に出します。  探索には「臆病/勇敢」の2種類があり、伏せて出す際に行いたい方を上側にして出してください。  この時、通信機を1つ消費することで、自分の手札を表向きに出すことができます。さらに、他のプレイヤーはそれを見てから、自分が出す手札を選択する(あるいは、選択し直す)ことができます。  また、通信機は同時に複数のプレイヤーが使用することもできます。  全員がプレイしたら、表向きに一斉公開します。  この時、上下が反転しないよう、必ず横から表に返すようにしてください。  また、「臆病/勇敢」の配置ミスをなくす為、どちらを行うのか声に出しながらめくるのも良いでしょう。 ◎汚染エリアの選択  【汚染エリア】(=既にイーバが出現したエリア)を選択した場合、手札を一斉公開した時点で1ダメージを受けます。 ◎ドローンエリアの選択  【ドローンエリア】を選択した場合、手札を一斉公開した時点で武器を1つ支払うか、1ダメージを受けます(これはどちらでも任意に選択でき、武器がある状態で敢えてダメージを受けても構いません)。  武器を支払った場合、ドローンを破壊します。  同エリアのドローンカードを捨て札にし、持っていたアイテムを得てください。  汚染エリアとドローンエリアが重複した場合、「汚染エリア→ドローンエリア」の順番で処理を行ってください。 3:判定フェイズ  イーバ山から1枚引いて公開し、【汚染エリア】に追加します。  これが、このターンでイーバが出現したエリアを表します。ここで公開されたエリアと同エリアを探索していたとしても、汚染エリアを選択したことによるダメージは受けません。以前のターンで公開されているエリアを選んだ時のみダメージを受けます。  次にイーバが出現したエリアを元に、それぞれの探索の成否と結果を判定します。  もしも同エリアを複数のプレイヤーが探索していた場合、その内1人でも探索に失敗したら(同エリアを探索している)全員が失敗となります。 ◎臆病  イーバが同エリアに出現したら、イーバと遭遇し探索に失敗します。そうでなければ探索に成功します。 ◎勇敢  イーバが同エリアか隣接エリアに出現したら、イーバと遭遇し探索に失敗します。そうでなければ探索に成功します。  イーバは非常に高速で移動する為、出現エリアと、その隣接エリア(=勇敢で探索失敗したエリア)の複数のエリアに同時に存在するとして扱ってください。  例えば、プレイヤーAが「D:制御室」で臆病探索、プレイヤーBが「C:動力室」で勇敢探索をしたとして、イーバが「D:制御室」に出現するとプレイヤーA、B共に探索が失敗します。  また、プレイヤーAが「C:動力室」で臆病探索、プレイヤーBが「C:動力室」で勇敢探索をしたとして、イーバが「D:制御室」に出現すると、プレイヤーA、B共に探索が失敗します。複数のプレイヤーが同じエリアを探索した場合、誰か1人でも探索に失敗すると全員失敗となりますので注意してください。 4:探索解決フェイズ  探索の成功、失敗に応じて以下の処理を行ってください。 4−1:探索成功  探索に成功したら、探索したエリア毎の効果を適用してください(臆病/勇敢により、効果内容は異なります)。  また、同エリアを探索したプレイヤーは互いが所持する資源やアイテムを、自由に好きなだけ交換することができます。これはエリア毎の効果を適用する前でも、後でも自由に行えます。 ・医務室(A)  傷の手当を行います。  臆病:ダメージを2回復する  勇敢:ダメージを3回復する ・通路(B)  臆病:ダメージを1回復するか、エーテル1個を得る  勇敢:ダメージを2回復するか、エーテル2個を得る ・動力室(C)  臆病:エーテル1個を得る  勇敢:エーテル3個を得る ・制御室(D)  臆病:通信機1個か武器1個を得る  勇敢:通信機と武器を合わせて2個まで得る ・研究所(E)  万能制作機、ファブリケーターを使用します。  臆病なら以下をいずれか1回行えます。  勇敢なら以下をいずれか2回行えます。  資源変換:好きな資源1つを、好きな資源1つに変える  資源濃縮:同じ資源3つを、同じ濃縮資源1つに変える  達成:必要な資源を支払い、エンドカードを1つ達成する  濃縮資源は同資源3つ分として扱うことができますが、これを用いてミッション達成を行った場合、おつりは発生しません。また、資源交換の対象にもなりません。 ・通路(F)  臆病:研究所(E)の効果を1回適用するか、宇宙塵1個を得る  勇敢:研究所(E)の効果を2回適用するか、宇宙塵2個を得る ・備品室(G)  臆病:宇宙塵1個を得る  勇敢:宇宙塵3個を得る ・廃棄場(H)  臆病:鉄屑1個を得る  勇敢:鉄屑3個を得る 4−2:探索失敗  イーバに襲撃され、探索は失敗します。  所持している資源の中から1種を選び、それを”現在のラウンド数”個だけ支払ってください。  支払える資源がないか、あるいは支払いたくない場合は1ダメージを受けてください。 5:ターン終了  ターンが終了します。  この時点で、ライフ以上にダメージを受けているキャラクターがいたら死亡し、ゲームに敗北します。  次に重量チェックを行います。  各自が持つ資源、アイテムをそれぞれ1個として数え、その合計がインベントリ数より多かった場合、インベントリ数内に収まるよう捨ててください。  これらの処理が終わったら、「2:探索フェイズ」へ戻します。  もしも、これが5ターン目であればラウンドが終了します。 6:ラウンド終了  ラウンドが終了したら、以下の処理を行ってください。 ◎ミッションチェック  ミッションが達成されたかどうかをチェックし、その効果を適用します。 ◎脱出チェック  エンドカードが全て作成されていたら、ゲームクリアとなります。  4ラウンド目の終了時までにゲームクリアできなかった場合、タイムオーバーとなりゲームに敗北します。 ◎リセット  【ドローンエリア】のアイテムカードを捨て札にし、ドローンカードは全て(捨て札になっているドローンカードも)山へ戻してリシャッフルします。  【汚染エリア】のラークカードも同様に、ラーク山に戻してリシャッフルします。  最後に各プレイヤーは手札を全て回収し、新しいラウンドを開始してください。