■■ Lurk 草案4 ■ 問題点  全体的な緊張感の欠如。  予定調和的に進むのが面白みにかける。し、基本的に会話を禁じる内容な為、ゲームプレイがちょっと淡々としている。  とりあえず、ラークというのがどうもピンとこないし、ゲーム内容的には待ち伏せ、奇襲感も全くないので、extraterrestrial biological entity、EBE(イーバ)という名称に変更しようかと思う。  それはともかくとして、とりあえずイーバに遭遇しないのが問題。  なので、マップを9から8に減らす方がいいだろう。  武器、通信機、資源についても、やはりアイテムとして全部所持数制限に引っかかる方が望ましい。その上で、イーバの学習機能をなしにする。というか、ラウンド個数とかにする。色々面倒だし。だから、1ラウンド目は何でもいいから1個捨てればいける。という感じ。  ミッション難易度をどう調整するか。  まず、最終的に作らなければならないアイテムはいいとして、ラウンド毎のイベントミッションをどう処理するのか。  現状、ランダム性が高く難易度にかなりばらつきがある。  ミッションを達成できないと即ゲームオーバーよりは、何らかのペナルティが発生する。ぐらいに留めるとよいのかも知れない。  全体的な問題として、探索の成功、失敗がちょっと分かり難い。  基本的にイーバと同エリアなら失敗。勇敢時は隣接エリアにイーバがいても失敗。だけなのだが、複数のプレイヤーが同エリアを選んだ場合が面倒。いずれか1人でも失敗要因を持てば失敗というだけなのだが、これは説明の仕方を変えれば分かりやすくなるのだろうか。  ドローンが完全にアイテムキャリアー化しているのが問題ということだが、基本的に先のテストでは武器が簡単に手に入り過ぎていたので、バランスを調整することでそんなに問題はなくなるだろう。 (!--大まかな変更点--) ・色々変更 ■ 概要  謎の敵性宇宙生物、Lurk(ラーク)から身を守りつつ、宇宙ステーションから脱出しよう! ■ コンポーネント  2〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  宇宙ステーションに取り残された住人たちです。  それぞれ、最大所持数と、特殊な効果を持つスキルを1つ保有しています。 ◇探索カード(36枚)  宇宙ステーションの各エリアを表すカードで、1セット9枚になっています。  特定のエリアを探索することで、資源を集めたりできます。  また、探索は効果量の違う「臆病/勇敢」の2種類があり、それぞれカードの上下で指定できるようになっています。 ◇ラークカード(9枚)  ラークが出現するエリアを表すカードです。 ◇ドローンカード(9枚)  暴走したドローンが徘徊しているエリアを表すカードです。  ドローンはサーモセンサーを用いて人間だけを襲います。 ◇ミッションカード( 枚)  宇宙ステーションを脱出するのに必要な機材です。  資源を支払って作成することができます。  これを制限時間内に必要数だけ作り上げることができたら、ゲームクリアとなります。 ◇アイテムカード( 枚)  探索や戦闘を助けてくれる便利なアイテムです。  ドローンが所持しており、ドローンを撃退することで入手できます。 ◇イベントカード( 枚)  各ラウンド毎に発生する特殊な状況です。  ラウンド中にイベントで指定された条件を達成しないと、ゲームオーバーとなります。 ◇ステーションマップ  宇宙ステーションの各ブロックの繋がりを表すマップです。  AABBCC  AA  CC  AADDCCII    DD  II    EE  II  FFEEHHII  FF  HH  FFGGHH  A:医務室  B:通路  C:動力室  D:制御室  E:武器庫  F:廃棄場  G:通路  H:備品室  I:研究所 ■ ゲームの準備  各プレイヤーにキャラクターカードをランダムに配り、探索カード1セット9枚を手札としてください。  また、ライフトークンを3個と、武器1個、通信機1個を受け取ってください。  ラークカード、ドローンカード、ミッションカード、アイテムカード、イベントカードを、それぞれよくシャッフルして山にします。  山にしたら、ミッションカードから”プレイヤー人数”枚引いて、それを表向きに置いてください。 ■ ゲームの流れ  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  1ラウンドは5ターンで構成され、4ラウンド以内(=20ターン以内)にミッションを全て達成できなければゲームに敗北します。また、プレイヤーの内、誰か1人でも死亡するか、各ラウンド毎に設定されたイベント目標を達成できない場合もゲームに敗北します。  以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  イベント山から1枚引き、それを表向きに配置して効果を適用してください。  イベントにはこのラウンドを生き延びるのに必要な条件が設定されていて、ラウンド終了時までにそれを達成できなければゲームに敗北しますので注意してください。  次に、ドローン山から”現在のラウンド数”枚引き、表向きに配置して【ドローンエリア】とします。  これは暴走したドローンが徘徊しているエリアを表し、そこを探索するとドローンから攻撃を受けることになります。  ドローンを配置した後、各ドローンに1枚ずつ、アイテム山からカードを引いて表向きに配置してください。これは、ドローンが持っているアイテムとなります。  最後に、ラーク山から1枚引き、それを表向きに配置して【汚染エリア】としてください。  未知の敵性生物であるラークは、人体に有害な毒素を放出している為、ラークが出現したエリアに足を踏み入れるのはリスクある行為となります。 2:探索フェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選び、それを伏せて場に出します。  探索には「臆病/勇敢」の2種類があり、伏せて出す際に行いたい方を上側にして出してください。  この時、通信機を1つ消費することで、自分の手札を表向きに出すことができます。さらに、他のプレイヤーはそれを見てから、自分が出す手札を選択する(あるいは、選択し直す)ことができます。  また、通信機は同時に複数のプレイヤーが使用することもできます。  全員がプレイしたら、表向きに一斉公開します。  この時、上下が反転しないよう、必ず横から表に返すようにしてください。  また、「臆病/勇敢」の配置ミスをなくす為、どちらを行うのか声に出しながらめくるのも良いでしょう。 ◎汚染エリアの選択  【汚染エリア】(=既にラークが出現したエリア)を選択した場合、手札を一斉公開した時点でライフを1失います。 ◎ドローンエリアの選択  【ドローンエリア】を選択した場合、手札を一斉公開した時点で武器を1つ支払うか、ライフを1失います(これはどちらでも任意に選択でき、武器があってもライフを減らして構いません)。  武器を支払った場合、ドローンを破壊します。  同エリアのドローンカードを捨て札にし、持っていたアイテムを得てください。  汚染エリアとドローンエリアが重複した場合、「汚染エリア→ドローンエリア」の順番で処理を行ってください。  また、ライフの支払いにより、ライフが0以下になってもすぐには死亡しません。ターン終了時にライフが0以下だった場合、キャラクターは死亡してゲームに敗北します。 3:判定フェイズ  ラーク山から1枚引いて公開し、【汚染エリア】に追加します。  これが、このターンでラークが出現したエリアを表します。ここで公開されたエリアと同エリアを探索していたとしても、汚染エリアを選択したことによるダメージは受けません。以前のターンで公開されているエリアを選んだ時のみライフを失います。  次にラークが出現したエリアを元に、それぞれの探索の成否と結果を判定します。 ◎臆病  ラークが同エリアに出現したら探索に失敗します。そうでなければ探索に成功します。 ◎勇敢  ラークが同エリアか、隣接エリアに出現したら探索に失敗します。そうでなければ探索に成功します。  ラークは非常に高速で移動する為、出現エリアと、その隣接エリア(=勇敢で探索失敗したエリア)の複数のエリアに同時に存在するとして扱ってください。  例えば、プレイヤーAが「D:制御室」で臆病探索、プレイヤーBが「C:研究室」で勇敢探索をしたとして、ラークが「D:制御室」に出現するとプレイヤーA、B共に探索が失敗します。  また、プレイヤーAが「C:研究室」で臆病探索、プレイヤーBが「C:研究室」で勇敢探索をしたとして、ラークが「D:制御室」に出現すると、プレイヤーA、B共に探索が失敗します。複数のプレイヤーが同じエリアを探索した場合、誰か1人でも探索に失敗すると、全員失敗(臆病であっても)となりますので注意してください。 4:探索解決フェイズ  探索の成功、失敗に応じて以下の処理を行ってください。 4−1:探索成功  探索に成功したら、探索したエリア毎の効果を適用してください(臆病/勇敢により、効果量は異なります)。  また、同じエリアにいるプレイヤーは互いが所持する資源やアイテムを、「合計3つまで」自由に移動させることができます。交換ではなく、移動であることに注意してください。  この移動はエリア毎の効果を適用する前でも、後でも自由に行うことができます。 ・医務室(A)  傷の手当を行います。  臆病なら、ライフを2回復します。  勇敢なら、ライフを3回復します。 ・通路(B)  臆病なら、医務室(A)か動力室(C)の臆病効果を適用します(隣接エリアにラークがいたら、ラークがいない方を強制選択)。  勇敢なら、医務室(A)か動力室(C)の勇敢効果を適用します。 ・動力室(C)  臆病なら、資源(エーテル)を1個得ます。  勇敢なら、資源(エーテル)を3個得ます。 ・制御室(D)  臆病なら、通信機を1個得ます。  勇敢なら、通信機を2個得て、【ドローンエリア】を全て捨て札にできます(ドローンに付随するアイテムも捨て札にします)。 ・武器庫(E)  臆病なら、武器を1個得ます。  勇敢なら、武器を2個得ます。 ・廃棄場(F)  臆病なら、資源(鉄屑)を1個得ます。  勇敢なら、資源(鉄屑)を3個得ます。 ・通路(G)  臆病なら、廃棄場(F)か備品室(H)の臆病効果を適用します(隣接エリアにラークがいたら、ラークがいない方を強制選択)。  勇敢なら、廃棄場(F)か備品室(H)の勇敢効果を適用します。 ・備品室(H)  臆病なら、資源(宇宙塵)を1個得ます。  勇敢なら、資源(宇宙塵)を3個得ます。 ・研究所(I)  万能制作機、ファブリケーターを使用します。  臆病なら以下をいずれか1回行えます。  勇敢なら以下をいずれか2回行えます。  資源変換:好きな資源1つを、好きな資源1つに変える  資源濃縮:同じ資源3つを、同じ濃縮資源1つに変える  ミッション達成:必要な資源を支払い、ミッションを1つ達成する  濃縮資源は同資源3つ分として扱うことができますが、これを用いてミッション達成を行った場合、おつりは発生しません。また、資源交換の対象にもなりません。 4−2:探索失敗  ラークに襲撃され、探索は失敗します。  所持している資源、武器、通信機の中から1種を選び、それを”現在ラークが所有している個数+1”個分だけ支払います。そして、その内の1個をラーク山の近くに置き、「ラークが所有している」とします。  各種類につき1回目の支払いは1個、2回目は2個、3回目は3個……  というように、ラークは高い学習性を持つ為、回数に応じて要求数が増えていきます。  支払える資源、武器、通信機がなかった場合、ライフを失います。  臆病探索であればライフを1、勇敢探索であればライフを2減らしてください。 5:ターン終了  ターンが終了します。  この時点で、ライフが0以下のキャラクターがいたら死亡し、ゲームに敗北します。  次に重量チェックを行います。  各自が持つ資源、武器、通信機、アイテムをそれぞれ1個として数え、その合計が最大所持数より多かった場合、最大所持数に収まるよう捨ててください。  これらの処理が終わったら、「2:探索フェイズ」へ戻します。  もしも、これが5ターン目であればラウンドが終了します。 6:ラウンド終了  ラウンドが終了したら、以下の処理を行ってください。  この時点で、イベントの目的が達成されていなかった場合、ゲームに敗北します。  次に、【ドローンエリア】のアイテムカードを捨て札にします。  ドローンカードは捨て札と一緒に山へ戻しリシャッフルしてください。  【汚染エリア】のラークカードも同様に、ラーク山に戻してリシャッフルしてください。ただし、ラークが所有する資源はリセットされませんので注意してください。  最後に、各プレイヤーは手札を全て回収し、新しいラウンドを開始します。  この時、ミッションが”プレイヤー人数”枚達成されていたら、ゲームクリアとなります。  ゲームクリアできず、4ラウンド目が終了してしまったら、タイムオーバーとなりゲームに敗北します。