■■ エイリアン:アイソレーション 草案1 ■ 問題点  戦略性がない。  基本的にエイリアンが出現した地点を順に追うコバンザメ戦術にどうしてもなる。  協力できる要素も少ない。  まず、ブロック数を増やす。  現状、狭過ぎてどこで勇敢しても大抵エイリアンに引っ掛かる。ので、しないという選択肢しかない。  エイリアンが侵入できないブロックをいくつか作るのもいいだろう。侵入しないブロックは、単純に言えば1〜2枚既に公開されてる。とかそんな感じか。全てのブロックに意味がなくてもいい。要は、絶対遭遇しない逃げ場があればよい。という感じになる。  次にコバンザメ戦術を封じるにはどうするか。  単純に、エイリアンが通った後は得られる資源が極端に減る。という感じで良いような気がする。つまり、後を追うのは安全だが、そこでリソース回収はできない。ということになる。勇敢なら少量できるが、勿論遭遇する危険もある。だから、完全にノーリスク行為で資源を集めることはできない。という形になる。  通信機のメリットがない。  というか、合流するメリットがほぼない。1人にアイテムを集めるだけだし、最大所持制限とかもないから単に1人にアイテムをゴソッと移動させて終わり。であり、特になにも起こらない。  例えば、同時に同じエリアを指定した場合、集まった人数分のボーナスが発生するのがいいかも。  つまり、2人でやれば資源追加1個とか。これは臆病、勇敢に関係なくもらえるボーナスとなる。まぁ、エリア毎に人数ボーナスが細かく設定されていてもよいとは思うが。あまりにボーナスを付けすぎると、暗黙の了解というか、通しが最適解になってしまうし。  また、個人で持ち運べるアイテム数を限定するか、あるいは重量の概念を入れてもよいかも知れない。  つまり、一定数以上のアイテムを持つと、音が大きくなって臆病でも勇敢と同じく、隣接ブロックのエイリアンを呼び寄せてしまう。みたいな。  そうなると、物を多く持って勇敢するだけなので、デメリットはないと言えばないか。一応、見つかった時に勇敢だと2ダメというぐらい。  うーん、ちょっとと言うか、大分メンドイな。  これなら、面倒なルールをなくして、1度の合流で移動できるアイテム数を制限した方がいいかな。合計3つまでとか。  後は、イベント的なものを用意するのもいいだろう。  キャラがあってもいいかも知れない。が、キャラ能力でどうにかできてしまうと厳しいかなー。 ■ 概要  同名ゲームのマルチ化  エイリアンをうまく避け、宇宙ステーションから脱出しよう! ■ コンポーネント  3〜4人? ◇アクションカード(24枚)  宇宙ステーションの各ブロックを表すカードで、6枚1セットになっています。 ◇エイリアンカード(6枚)  エイリアンの出現するブロックを表すカードです。 ◇危険ブロックカード(6枚)  戦闘用ドローンが徘徊しているブロックを表すカードです。 ◇ミッションカード( 枚)  宇宙ステーションを脱出するのに必要なアイテムです。  これを制限時間内に作り上げることができたら、ゲームにクリアできます。 ◇アイテムカード( 枚) ◇ステーションマップ  宇宙ステーションの各ブロックの繋がりを表すマップです。  AABBCC  AA  CC  AADDCC  FFDD  FFDDEE  FF  EE  A:採集室  B:動力室  C:研究所  D:制御室  E:武器庫  F:廃棄場 ■ ゲームの準備  各プレイヤーはアクションカード1セット6枚を受け取り、手札とします。  また、ハートトークンを3個受け取り、これを体力としてください。  エイリアンカード、危険ブロックカード、ミッションカード、アイテムカードをよくシャッフルし、それぞれ山にします。  山にしたら、ミッションカードから”プレイヤー人数”枚引き、それを表向きに置いてください。  最後に、各プレイヤーは武器1個と通信機1個を得てください。 ■ ゲームの流れ  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  4ラウンド以内に全てのミッションを達成すればゲームに勝利します。できなければ、あるいはプレイヤーの内、誰か1人でも死亡したらゲームに敗北します。  以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  危険ブロック山から1枚引き、それを表向きに配置してください。  ここで表されたブロックは、無差別に攻撃する敵性ドローンが徘徊していて大変危険なブロックとなっています。 2:アクション宣言  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選び、それを伏せて場に出します。  この時、アクションには勇敢/臆病の2種類があり、行いたい方を上側にして出してください。  全員がプレイしたら、表向きに一斉公開します。  この時、上下が反転しないよう、横から表に返すようにしてください。  公開後、エイリアン山から1枚引き、それも表向きに配置してください。 ◎通信機の使用  プレイヤーが通信機を所持していた場合、それを1つ消費して手札を表向きに出すことができます。  他のプレイヤーはそれを見てから、自分が出す手札を選択することができます。  また、通信機は同時に複数のプレイヤーが使用することもできます。 3:判定フェイズ  それぞれのアクションの成否と結果を判定します。 ◎臆病  エイリアンと同ブロックでなければアクションは成功します。  アクション効果を適用してください。 ◎勇敢  エイリアンと同ブロックでなく、かつエイリアンが隣接ブロックにも存在しなかった場合、アクションは成功します。  アクション効果を適用してください。  例えば、「C:研究室」で勇敢アクションをした場合、エイリアンが「B:動力室」「C:研究室」「D:制御室」のいずれかにいると、気づかれてアクションが失敗します。  複数のプレイヤーが「C:研究室」を選んだ際、誰か1人でもアクションに失敗すると全員失敗となりますので注意してください。  危険ブロックでアクションする場合は、敵性ドローンと戦闘になります。  HPを1失うか、あるいは武器を1つ消費してください。  もしも、同じブロックで複数のプレイヤーがアクションに成功した場合、プレイヤー間で得ているリソースや武器などを自由に移動させることができます。  これは、アクション効果を適用する前に行っても構いません。 ◎各ブロックの効果 ・研究所(C)  ファブリケーターで新しいアイテムを作ったり、ミッションを達成したりします。  「アイテム山/ミッション山から1枚引く」「リソースを支払いミッションを1つ達成する/アイテム1つを作成する」  勇敢だと、追加でもう1回アクションを行えます。 ・武器庫(E)  武器を1個得ます。  勇敢だと、武器を追加で1個得てください。 ・制御室(D)  通信機を1個得ます。  勇敢だと、危険ブロックを捨て札にします(次のラウンドには、再び危険ブロックが設定されます)。 ・動力室(B)  バッテリーを1個得ます。  勇敢だと、追加でバッテリーを2個得てください。 ・採集室(A)  レアメタルを1個得ます。  勇敢だと、追加でレアメタルを2個得てください。 ・廃棄場(F)  スクラップを1個得ます。  勇敢だと、追加でスクラップを2個得てください。 4:エイリアンフェイズ  エイリアンと遭遇した場合、エイリアンをどうにかして撃退するか、やり過ごす必要があります。  リソースをいずれか1種捨ててください。ただし、エイリアンは学習を行い、同じやり方は通用しません。まだ捨てられたことのないリソースか、あるいはアイテムなどによる回避を試みてください。  できなかった場合、勇敢アクションであればHPを2、臆病アクションであればHPを1失います。  以上、「2」〜「4」を5回繰り返し、残り手札が1枚になったらラウンドが終了します。 5:ラウンド終了  手札を全て回収し、新しいラウンドを開始します。  この時、ミッションカードが”プレイヤー人数”枚達成されていたら、ゲームクリアとなります。  ゲームクリアできず、4ラウンド目が終了してしまったら、タイムオーバーとなりゲームに敗北します。