■■ Undecim(ウーンデキム) 草案17 (!--大まかな変更点--) ・初期VPを4にする ・収入フェイズを設定し、ボーナスと資源ボーナスをわかり易く再定義 ・赫夜の発生フラグを消されないよう戻す ・敵の討伐をオートアクションに追加。オートアクションも名称変更 ・建築時に金のみOKで、金のみも3枚から建てれるよう変更 ・カードとアクション補充のタイミングを変更 ・赫夜の処理を変更。討伐を自動的に行わないようにし、ここでの条件づけをなくす ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇赤い月の夜(1枚)  この世界に周期的に訪れる、月が真っ赤に染まる神秘の夜で「赫夜(カクヤ)」と呼ばれています。  モンスターが凶暴化し、周囲に多大な被害をもたらします。 ◇アワードカード(5枚)  偉大な業績に対する報酬です。条件を満たすことで栄誉(=VP)を獲得することができます。 ◇エキスパンション(3セット/12枚)  テーマに合わせた変更用カードです。  「闇の時代」「嵐の時代」「黄金の時代」の3つのセットがあり、各セットはアワードカード1枚と、差し替え用のアクションカード3枚で構成されます。 ◇キングダムカード(100枚)  この世界の土地や資源を表し、同時にプレイヤーの王国の原資となるものです。  上下で異なる要素が設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種18枚で合計72枚、敵&金は28枚となります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇月石(1個)  赤い月の満ち欠けを表すカウンターです。 ◇赫賽(5個)  赤い月の変化を決定する6面体サイコロです。 ◇サマリーカード(20枚) ■ ゲームの準備  【場】の中央に赤い月の夜を置いて【赫夜】とし、その【0】の位置に月石を置きます。  赫賽5個はまだ使用しませんので、離れた場所に置くか、ボックスに入れておくなどしてください。  アワードカードの内、「時代の先駆者」を表向きに置いて【アワード】とします。  さらに、残ったアワードカードをよくシャッフルし、2枚を表向きで【アワード】に配置します。残りは使用しませんので、ゲームから取り除いてください。  次に、アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札としてください。  残りのアクションカード3枚は、表向きで【場】に置きます。  3人プレイ時は、残りのアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  キングダムカードをよくシャフルして山にし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります(通常、山と指定されたらこのキングダムカードの山を指します)。  これにより、アクションカード2枚、キングダムカード5枚で、手札は計7枚になっていることを確認してください。  スコアカードとマーカーを配り、マーカーを【4】に配置してください(4VP所持した状態でゲームが始まります)。  最後に、手札のアクションカードで最も小さい数字を持っているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。これは自己申告だけで問題なく、手札を見せたりする必要はありません。 ◎マリガンルール  初期手札の極端な有利不利をなくす為、マリガンを行うこともできます。  スタートプレイヤーから時計回りで順に、手札1枚と【場】にある好きな1枚を交換できます。これは強制でなく、必要なければ交換しなくても構いません。 ◎エキスパンドモード  エキスパンションを使用することで、通常とは違うゲームを楽しむことができます。  エキスパンションの各セットは1枚のアワードカードと3枚のアクションカードで構成され、使用するセットのアワードカードを【アワード】に追加します。そして、アクションカードを、指定された番号のアクションカードと差し替えてください。  複数のセットを同時に使用することもできます。  通常ゲームだけでは物足りない場合、是非エキスパンドモードを遊んでみてください! ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドを終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:ラウンド開始  スタートプレイヤーは、まだ使用していない赫賽を1個振ってください(既に【場】にある赫賽を振り直さないよう注意します)。  そして、出目の数字分だけ【赫夜】上の月石を進めてください。  これにより、月石が10以上に進んだら赫夜が発生します。赫夜フェイズ(※後述)でその処理を行ってください。  また、赫賽の出目はこのラウンドのアクション効果にも影響を与えます。 ◎「赤い月の夜」の処理  アクション番号1の「赤い月の夜」を使用すると、【赫夜】の月石を増減させることができます。  ただし、ラウンド開始時に月石が10以上に進んでいた場合、月石を減らすことはできません。つまり、一度決定した赫夜の発生は、アクション効果により取り消せないことに注意してください。 2:収入フェイズ  各プレイヤーは基礎収入を得ます。  山から1枚引き、上下どちらか、欲しい方を上にして、表向きで手元に置いてください。これを「プレイ」と呼びます。プレイされたキングダムカードは、上部のみを参照し、下部はないものとして扱います。  2ラウンド目以降は、特定の条件を満たせば、追加の資源収入を1枚得ることができます。  手札から「自分が2枚以上プレイしている土地、と同じ土地」を1枚選び、それを「資源」としてプレイできます(必ず「資源」を上にしてプレイしてください)。  条件を満たす土地が複数あった場合、その中からいずれか1つを選んでください(1ラウンド毎に得られる追加の資源収入は1枚だけです!)。  ただし、対象となるキングダムカードが手札にない場合、追加の資源収入を得ることはできません。 3:アクションフェイズ  各自手札から好きなアクションカードを1枚選び、それを伏せて場に出します。  全員出したら一斉公開し、以下の処理を行ってください。  効果テキストが赤文字で書かれたアクションカードが出されていたら、まずその効果を適用します。  この時、他のプレイヤーから土地や金を奪う効果は、このラウンドでアクション効果から得られるものは対象になりません。この赤文字効果適用時点で、プレイされているものだけが対象となります。  また、赤文字効果が複数ある場合は、アクション番号の小さい順に処理を行ってください。  その後、各自自分が出したアクションカードの効果を適用します。 ◎「賢人の教え」の処理  アクション番号11の「賢人の教え」のみ、特殊な処理を行います。  賢人を使用したら、まず赤文字効果として、賢人以外の好きなアクション1つを選びます。そして、その選んだアクションに赤文字効果があれば、まずそれを適用してください。  その後の処理は通常のアクションと同じですが、賢人を使用したデメリット効果として2VPが失われます。これは選んだアクションに関わらず、必ず適用されます。  ただし、この効果によりVPがマイナスになることはありません。0になるまで減らしてください。 ○キングダムカードのプレイ  指定された場所から、指定された枚数だけ、キングダムカードをプレイします。  欲しい方を上にして、手元に表向きで配置してください。  また、一部アクション効果は資源や金など、種類を指定して得るものがあります。  この場合、指定されたものが上になるようプレイしてください。 ○土地  土地には4種類があり、毎ラウンドプレイしている種類毎にVPを得られます。  さらに、4種全てをプレイしていた場合は、追加のVPを得ることもできます。  また、同じ種類の土地を2枚以上プレイすることで、収入フェイズに追加の資源収入を得ることもできます。 ○入植  プレイされている、同じ資源2〜3枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて横倒しにし、これを「町」としてください。  入植に金を用いることもできます。また、金のみで入植することも可能で、その場合は金を同じ資源と扱い2〜3枚で入植することができます。  町数に制限はありません。いくつでも所持することができます。 ○発展  町に資源か金を、追加する形で枚数を増やしレベルを上昇させます(レベルは町を構成するカード枚数に等しくなります)。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の町であれば同じ資源が必要です。異なる資源の町であれば、被らない資源が必要となります。  金で行う場合、同一資源の町でも、異なる資源の町であっても行えます。  町に金が含まれるなどして資源が1つ以下だった場合、資源が2つになるまで好きな資源、金で発展させることができます。資源が2つになった時点で、通常ルール通り判定してください。 ○金  ゲーム終了時にVPとなる他、発展やアクション効果などで使用されます。 ○討伐  周辺に潜む敵性生物を探し、討伐して安全を確保します。  プレイされている敵1枚を横倒しにし、これを「討伐数」として3VPを得てください。  また、赫夜が発生すると、討伐数に応じたボーナスVPを得ることができます。 4:追加アクションフェイズ  各プレイヤーは、自分の使用したアクション効果を適用後、さらに追加で以下のアクションのいずれか1つを行うことができます。 ・入植 ・発展 ・討伐  ただし、これらの追加アクションは、必要な資源や敵などがプレイされていないと行うことはできません。 5:補充フェイズ  各プレイヤーは、山から手札のキングダムカードが5枚になるよう補充します。  次に、このラウンドで使用したアクションカードの、アクション番号の小さいプレイヤーから順にアクションカードを補充します。【場】にある「自分が使用した以外のアクションカード」を1枚選び、それを手札に加えてください。  プレイヤーの取り順が分からなくなりそうな場合は、選んだアクションカードを自分の前に移動させて、全員取ったら手札に入れるなどすると良いでしょう。  3人プレイ時は、全員がアクション補充後に以下の処理を行います。  セットアップ時と同様に【場】にあるアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  また、5ラウンド目(=最終ラウンド)にこの処理は必要ありません。  飛ばして次のフェイズへ進んでください。 6:赫夜  赫夜が発生したら、各プレイヤーは討伐数(=横倒しにプレイされている敵カード)1枚につき3VPを得てください。  このラウンドに討伐した敵も数えることができます。  以上の処理が終わったら、月石を【0】の位置に戻してください。 7:ラウンド終了  土地を所持しているプレイヤーは、土地ボーナスを得ます。  所持する土地の「種類」毎に1VPを得てください。  また、土地4種1セットを「版図」とし、版図1つにつき2VPのボーナスを得ることができます。  原 森 沼 林  □ □ □ □    □ □    □  上記図のように所持していたら、4種各1VP+版図1つ2VPで6VPを得ることができます。  原 森 沼 林  □ □ □ □  □ □ □ □    □  上記図のように所持していたら、4種各1VP+版図2つ4VPで8VPを得ることができます。  次に、アワードの条件を満たしているプレイヤーがいれば、指定されたVPを得ることができます。  その後、達成されたアワードはゲームから取り除いてください。  もしも同時に複数のプレイヤーが満たした場合、その全員が半分(端数切捨て)のVPを得てください。  これらの処理が終わったら、新しいラウンドを開始してください。  そして、5ラウンドを終えたらゲームが終了します。 ■ 決算  各自が所持する土地や町などに応じて、以下のVPを得ます。 ◎繁栄ボーナス  ”「プレイ枚数の最も多い土地」数×町数”VPを得ます。  例えば、草原を5枚と町を3つプレイしていた場合、15VPを得ます。 ◎建築ボーナス  町の構成枚数に応じて、以下のVPを得ます。  レベル2(2枚)  : 5VP 2.5  レベル3(3枚)  : 9VP 3  レベル4(4枚)  :14VP 3.5  レベル5(5枚)  :20VP 4  レベル6(6枚)以上:27VP 4.5 ◎金ボーナス  1枚につき”3+版図数”VPを得ます。  例えば版図が2つあれば、金は1枚5VPになります。  その他、残っているキングダムカードについては得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、最終ラウンドにアクション番号のより小さいアクションカードを使用していた方が優先されます。