■■ Undecim(ウーンデキム) 草案16 ■ 問題点  各種タイミングの問題。  要はアクション効果により、土地が2枚になった時にボーナスはどうなるのか。という話。  これらを解消する為に、ラウンド開始時に生産フェイズを設ける。ここでボーナス1枚を基礎収入とし、ボーナス収入を土地に応じて受けられるとする。  賢人のタイミング問題。  まず、基本的に賢人のデメリットが初回ラウンドにはないので、ノーリスク過ぎる。とりあえず5点から始まる、みたいなやり方もあるが、そもそも2点減るのがなんかピンとこないので、他に良いやり方はないか。  例えば補充枚数の最大数が4枚になるとか。デメリットとしては結構大きいが、なんか忘れそう。基礎収入を受けられないもあるが、これも忘れそう。出して即何かする系でないと処理的には難しい。  うーん、思いつかないので一旦保留。  賢人の処理タイミングが相変わらず分かり難い。  ちゃんと明文化する必要があるだろう。  まず、赤文字処理として、好きなアクションを選ぶ。選んだ後に、選んだアクションに赤文字があれば即適用。以降は通常通りの処理を行い、その際に2VP失う。という感じか。  敵について。  オートアクションに討伐を入れる。毎ラウンド1回、討伐で敵1枚を裏返せる。それで3VP。  赫夜が発生すると、これまで裏返した1枚につき3VP貰える。が、この時討伐してなかったらもらえない。というのがかなり分かり難い。裏向きになっているの1枚につき3VP貰えるでいいかも知れない。その代わり、赫夜であっても基本は1枚しか討伐できない。  なので、入植、発展に加え、討伐追加アクションを新設するのがよいだろう。 (!--大まかな変更点--) ・土地2枚目以降に資源1枚ボーナスのアドを設定 ・土地ボーナスを4種1セットの数毎に増えるよう変更 ・決算に土地1種数×町数のボーナスを設定 ・赫夜の処理を敵のみに設定し、マジョリティ要素を廃止。点数が累計で上がるよう変更 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇赤い月の夜(1枚)  この世界に周期的に訪れる、月が真っ赤に染まる神秘の夜で「赫夜(カクヤ)」と呼ばれています。  モンスターを凶暴化させる魔の夜でもあり、治安の善し悪しが問われます。 ◇アワードカード(4枚)  偉大な業績に対する報酬です。条件を満たすことで栄誉(=VP)を獲得することができます。 ◇モジュール(3セット/12枚)  テーマに合わせた変更用カードです。  「闇の時代」「嵐の時代」「黄金の時代」の3つのセットがあり、各セットはアワードカード1枚と、差し替え用のアクションカード3枚で構成されます。 ◇キングダムカード(100枚)  この世界の土地や資源を表し、同時にプレイヤーの王国の原資となるものです。  上下で異なる要素が設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種18枚で合計72枚、敵&金は28枚となります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇月石(1個)  赤い月の満ち欠けを表すカウンターです。 ◇赫賽(5個)  赤い月の変化を決定する6面体サイコロです。 ◇サマリーカード(20枚) ■ ゲームの準備  【場】の中央に赤い月の夜を置いて【赫夜】とし、その【0】の位置に月石を置きます。  赫賽5個はまだ使用しませんので、離れた場所に置くか、ボックスに入れておくなどしてください。  アワードカードの内、「時代の先駆者」を表向きに置いて【アワード】とします。  さらに、残ったアワードカードをよくシャッフルし、2枚を表向きで【アワード】に配置します。残りは使用しませんので、ゲームから取り除いてください。  次に、アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札としてください。  残りのアクションカード3枚は、表向きで【場】に置きます。  3人プレイ時は、残りのアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  キングダムカードをよくシャフルして山にし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります(通常、山と指定されたらこのキングダムカードの山を指します)。  これにより、アクションカード2枚、キングダムカード5枚で、手札は計7枚になっていることを確認してください。  最後に、手札のアクションカードで最も小さい数字を持っているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。これは自己申告だけで問題なく、手札を見せたりする必要はありません。 ◎マリガンルール  初期手札の極端な有利不利をなくす為、マリガンを行うこともできます。  スタートプレイヤーから時計回りで順に、手札1枚と【場】にある好きな1枚を交換できます。これは強制でなく、必要なければ交換しなくても構いません。 ◎エキスパンドモード  モジュールを使用することで、通常とは違うゲームを楽しむことができます。  モジュールの各セットは1枚のアワードカードと3枚のアクションカードで構成され、使用するセットのアワードカードを【アワード】に追加します。そして、アクションカードを、指定された番号のアクションカードと差し替えてください。  複数のセットを同時に使用することもできます。  通常ゲームだけでは物足りない場合、是非エキスパンドモードを遊んでみてください! ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドを終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:ラウンド開始  スタートプレイヤーは、まだ使用していない赫賽を1個振ってください(既に【場】にある赫賽を振り直さないよう注意します)。  出目はこのラウンドのアクション効果にも影響を与えます。  次に、各自山から1枚引いてキングダムボーナスを獲得(※後述)します。  最後に、各自手札から好きなアクションカードを1枚選び、それを伏せて場に出します。  全員出したら一斉公開してください。 2:アクションフェイズ  効果テキストが赤文字で書かれたアクションカードが出されていたら、まずその効果を適用してください(このラウンドでアクションから得るものは対象になりません。1ラウンド目の土地や資源などを奪う効果は、キングダムボーナスだけが対象となります)。  複数ある場合は、アクション番号の小さい順に処理を行ってください。  その後、各自自分が出したアクションカードの効果を適用します。  この時、他のプレイヤーの動向をなるべく伺わないようにお願いします。 ・キングダムカードの獲得  指定された場所から、指定された枚数だけ、キングダムカードを獲得し自分の手元に置きます。  この時、上下好きな方を選ぶことができ、上部になっている方を参照します(下部は参照しません。ないものとして扱います)。  また、一部アクション効果は資源や金など、種類を指定して得るものがあります。  この場合、獲得したキングダムカードは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、毎ラウンド所持している種類毎にVPを得られます。  さらに、4種全てを得ていた場合は、追加のVPを得ることもできます。  また、同じ土地を2枚以上持っていた場合、1ラウンドに1回だけ生産ボーナスを得ることもできます。  アクション効果とは別に、手札から「自分が2枚以上所持している土地と同じ土地」の資源を1つ選び、それを獲得することができます(必ず「資源」として得てください)。  複数の「2枚以上所持している土地」があっても、得られるボーナスは1回だけなので、いずれか1つを選んでください。また、対象となるキングダムカードが手札にない場合、このボーナスは得られません。 ・入植  同じ資源2〜3枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて横倒しにし、これを「町」としてください。  入植に金を用いることもでき、金のみで入植することも可能です。  また、町数に制限はありません。いくつでも所持することができます。 ・発展  町に資源か金を、追加する形で枚数を増やしレベルを上昇させます(レベルは町を構成するカード枚数に等しくなります)。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の町であれば同じ資源が必要です。異なる資源の町であれば、被らない資源が必要となります。  金で行う場合、同一資源の町でも、異なる資源の町であっても行えます。  町に金が含まれるなどして資源が1つ以下だった場合、資源が2つになるまで好きな資源、金で発展させることができます。資源が2つになった時点で、通常ルール通り判定してください。 ・金  ゲーム終了時にVPとなる他、発展やアクション効果などで使用されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  赫夜に討伐数に応じたVPを得ることができます。 ○オートアクション  アクション効果を適用後、資源があれば入植か発展を1回行うことができます。  これはアクション効果とは別となります。  また、タイミング的に「アクション効果を適用後」の為、例えばアクション効果で町数などを参照する場合、オートアクションを先に行い、町を増やしてからアクション効果を適用する。といったことはできません。 3:アクション補充フェイズ  アクション番号の小さいプレイヤーから順に、【場】にある「自分が出した以外のアクションカード」を1枚選び、それを手札に加えてください。  プレイヤーの取り順が分からなくなりそうな場合は、アクションカードを自分の前に移動させて、全員取ったら手札に入れるなどすると良いでしょう。  また、5ラウンド目(=最終ラウンド)にこの処理は必要ありません。  飛ばして次のフェイズへ進んでください。 4:赫夜  このラウンドの赫賽の目の数だけ、【赫夜】上の月石を進めてください。  これにより、月石が10以上に進んだら赫夜が発生します。  赫夜が発生したら、各プレイヤーは所持する敵を全て裏向きにして【討伐数】とし、1枚につき3VPを得てください。  もしも2回以上赫夜が発生した場合、同様に所持する敵を全て裏向きにして1枚3VPを得た後、さらに討伐ボーナスを得ることができます。各赫夜毎の【討伐数】を全て掛け算してください。  例えば、1回めの赫夜に3枚討伐し、2回目の赫夜に2枚討伐した場合、1枚3VPに討伐ボーナスの3×2=6VPが加算されます。  以上の処理が終わったら、月石を【0】の位置に戻してください。 5:ラウンド終了  土地を所持しているプレイヤーは、土地ボーナスを得ます。  所持する土地の「種類」毎に1VPを得てください。  また、土地4種1セットを「版図」とし、版図1につき2VPのボーナスを得ることができます。  原 森 沼 林  □ □ □ □    □ □    □  上記図のように所持していたら、4種各1VP+版図1つ2VPで6VPを得ることができます。  原 森 沼 林  □ □ □ □  □ □ □ □    □  上記図のように所持していたら、4種各1VP+版図2つ4VPで8VPを得ることができます。  次に、アワードの条件を満たしているプレイヤーがいれば、指定されたVPを得ることができます。  その後、達成されたアワードはゲームから取り除いてください。  もしも同時に複数のプレイヤーが満たした場合、その全員が半分(端数切捨て)のVPを得てください。  これらの処理が終わったら、各自手札のキングダムカードが5枚になるよう山からカードを補充し、次のラウンドへと進みます。  3人プレイ時は、セットアップ時と同様に【場】にあるアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  以上を繰り返し、5ラウンドを終えたらゲームが終了します。 ■ 精算  各自が所持する土地や町などに応じて、以下のVPを得ます。 ◎繁栄ボーナス  ”「所持する最も多い種類の土地」数×町数”VPを得ます。  例えば、草原を5枚所持し、町を3つ所持していた場合、15VPを得ます。 ◎建築ボーナス  町の構成枚数に応じて、以下のVPを得ます。  レベル2(2枚)  : 5VP 2.5  レベル3(3枚)  : 9VP 3  レベル4(4枚)  :14VP 3.5  レベル5(5枚)  :20VP 4  レベル6(6枚)以上:27VP 4.5 ◎金ボーナス  1枚につき”3+版図数”VPを得ます。  例えば版図が2つあれば、金は1枚5VPになります。  その他、残っているキングダムカードについては得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、最終ラウンドにアクション番号のより小さいアクションカードをプレイしていた方が優先されます。