■■ Undecim(ウーンデキム) 草案15 ■ 問題点  土地の計算が多すぎるのと、侵略戦争による妨害が入らないのが厳しい。  土地の強さが結局の所1枚何点という部分しかないので、3ラウンド目以降に出すことの意味が薄い。例えば点数でなく資源でアドが出るような形にしたらどうだろうか。  まず、4種全セットでボーナスが入るのはよいとする。  1種1点、ボーナス1点で5点。これは4種1セット毎に点数が出る。2セットあれば10点。  で、同じ種類を2枚目以降出すと資源のアドがつく。おそらく、アクションを適用する際に、追加で資源を出せるとかそんな感じか? ボーナス+1枚みたいな感じであるとして、2枚以上ある土地の資源が1つボーナスで出せる。とかだとわかり易いか。  後は、最後に土地数でなにかできないか。  4種1セットを版図とし、それで町や金の価値が単純に上がるような感じとする。金は単純に1枚”3+版図”数とする。  単純に土地枚数数えるような形もいいが、なにかしらと関連して点が上がるような感じにしたい。町数×版図数でもいいが、普通は3、4点ぐらいになりそうなのでインパクトがない。それに、1種だけ土地が多いような状態は点にならなくなる。  うーん。  例えばなにかしらの称号的なものができるとする。一番草原が多ければ草原の王国みたいな。そのイメージだと、土地の種類毎に見て、一番多い枚数×町数でいいかも知れない。つまり、草原5枚と町4つあれば、20点という感じ。これかな。  後は赤い月の処理をどうするか。  1回おきても2回おきても何も変わらないのが気になる。例えば、掛け算にしてみるか?  まず、敵を捨て札にせず、討伐数として手元に裏向きで置く。2回めに起こったら、討伐数×討伐数にする。この場合、敵を3枚、3枚で捨ててたら9点のボーナスが入る。3回起こったら、3回掛け算する。  これかな。  敵自体は1枚2点ぐらいにする? 2枚×2枚の4枚で8点。ボーナスが4点なので、1枚辺りの価値は3点となる。が、これはいくらなんでも少ないか。1枚3点の場合、12+4=16なので1枚4点となる。  んー、3枚×3枚の6枚で27点だから4.5になり、建築と同効率になる。必要枚数も同じだから、これぐらいが妥当そうだ。  賢人にデメリットはいる。  マイナス2VP。ただし、0以下にはならない。という感じか。つまり、土地や敵戦略とは若干相性が悪い感じになる。  後、赤い月の伝承でサイコロの目をいじる場合、収穫にダイレクトに影響する為、基本的に目を小さく変更するような処理しかしない気がする。月石の増減に戻すべきだろう。 (!--大まかな変更点--) ・全体的な点数調整。アワードの比重もちょっと上げ ・金のみで入植などできるよう変更 ・用語周り変更 ・各要素に加点シナジーをつけるよう変更 ・その他諸々変更 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇赤い月の夜(1枚)  この世界に周期的に訪れる、月が真っ赤に染まる神秘の夜で「赫夜(カクヤ)」と呼ばれています。  土地を活性化し豊穣を約束しますが、同時に土地に根付くモンスターも凶暴化させる諸刃の剣でもあります。 ◇アワードカード(4枚)  偉大な業績に対する報酬です。条件を満たすことで栄誉(=VP)を獲得することができます。 ◇モジュール(3セット/12枚)  テーマに合わせた変更用カードです。  「闇の時代」「嵐の時代」「黄金の時代」の3つのセットがあり、各セットはアワードカード1枚と、差し替え用のアクションカード3枚で構成されます。 ◇リソースカード(100枚)  上下で異なるリソースが設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種18枚で合計72枚、敵&金は28枚となります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇月石(1個)  赤い月の満ち欠けを表すカウンターです。 ◇赫賽(5個)  赤い月の変化を決定する6面体サイコロです。 ◇サマリーカード(20枚) ■ ゲームの準備  【場】の中央に赤い月の夜を置いて【赫夜】とし、その【0】の位置に月石を置きます。  赫賽5個はまだ使用しませんので、離れた場所に置くか、ボックスに入れておくなどしてください。  アワードカードの内、「時代の先駆者」を表向きに置いて【アワード】とします。  さらに、残ったアワードカードをよくシャッフルし、2枚を表向きで【アワード】に配置します。残りは使用しませんので、ゲームから取り除いてください。  次に、アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札としてください。  残りのアクションカード3枚は、表向きで【場】に置きます。  3人プレイ時は、残りのアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  リソースカードをよくシャフルして山にし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。  これにより、アクションカード2枚、リソースカード5枚で、手札は計7枚になっていることを確認してください。  最後に、手札のアクションカードで最も小さい数字を持っているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。これは自己申告だけで問題なく、手札を見せたりする必要はありません。 ◎マリガンルール  初期手札の極端な有利不利をなくす為、マリガンを行うこともできます。  スタートプレイヤーから時計回りで順に、手札1枚と【場】にある好きな1枚を交換できます。これは強制でなく、必要なければ交換しなくても構いません。 ◎エキスパンドモード  モジュールを使用することで、通常とは違うゲームを楽しむことができます。  モジュールの各セットは1枚のアワードカードと3枚のアクションカードで構成され、使用するセットのアワードカードを【アワード】に追加します。そして、アクションカードを、指定された番号のアクションカードと差し替えてください。  複数のセットを同時に使用することもできます。  通常ゲームだけでは物足りない場合、是非エキスパンドモードを遊んでみてください! ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドを終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:ラウンド開始  スタートプレイヤーは、まだ使用していない赫賽を1個振ってください(既に【場】にある赫賽を振り直さないよう注意します)。  出目はこのラウンドのアクション効果にも影響を与えます。  次に、各自山から1枚引いてボーナスリソースを獲得(※後述)します。  最後に、各自手札から好きなアクションカードを1枚選び、それを伏せて場に出します。  全員出したら一斉公開してください。 2:アクションフェイズ  効果テキストが赤文字で書かれたアクションカードが出されていたら、まずその効果を適用してください(このラウンドでアクションから得るリソースは対象になりません。1ラウンド目の土地や資源などを奪う効果は、ボーナスリソースだけが対象となります)。  複数ある場合は、アクション番号の小さい順に処理を行ってください。  その後、各自自分が出したアクションカードの効果を適用します。  この時、他のプレイヤーの動向をなるべく伺わないようにお願いします。 ・リソースの獲得  指定された場所から、指定された枚数だけ、リソースカードを獲得し自分の手元に置きます。  この時、上下好きな方を選ぶことができ、上部になっている方をリソースとして扱います(下部は参照しません。ないものとして扱います)。  また、一部アクション効果は資源や金など、リソースの種類を指定して得るものがあります。  この場合、獲得したリソースは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、毎ラウンド所持している種類毎に土地ボーナスを得ることができます。  土地4種を1枚ずつ揃えると、完全なる支配権を確立し版図化します。  4枚を1つにまとめて「版図」としてください。版図は「侵略戦争」の対象にならず、また土地ボーナスにも数えられなくなりますが、代わりに版図ボーナスを得ることができます。  また、何らかの効果で土地が失われ版図の条件を満たさなくなった(=4種が揃わない)時、それは版図ではなくなりますので注意してください。 ・入植  同じ資源2〜3枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて横倒しにし、これを「町」としてください。  入植に金を用いることもでき、金のみで入植することも可能です。  また、町数に制限はありません。いくつでも所持することができます。 ・発展  町に資源か金を、追加する形で枚数を増やしレベルを上昇させます(レベルは町を構成するカード枚数に等しくなります)。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の町であれば同じ資源が必要です。異なる資源の町であれば、被らない資源が必要となります。  金で行う場合、同一資源の町でも、異なる資源の町であっても行えます。  町に金が含まれるなどして資源が1つ以下だった場合、資源が2つになるまで好きな資源、金で発展させることができます。資源が2つになった時点で、通常ルール通り判定してください。 ・金  ゲーム終了時にVPとなる他、発展やアクション効果などで使用されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  最終的に、討伐数に応じてVPを得ることができます。 ○オートアクション  アクション効果を適用後、資源があれば入植か発展を1回行うことができます。  これはアクション効果とは別となります。  また、タイミング的に「アクション効果を適用後」の為、例えばアクション効果で町数などを参照する場合、オートアクションを先に行い、町を増やしてからアクション効果を適用する。といったことはできません。 3:アクション補充フェイズ  アクション番号の小さいプレイヤーから順に、【場】にある「自分が出した以外のアクションカード」を1枚選び、それを手札に加えてください。  プレイヤーの取り順が分からなくなりそうな場合は、アクションカードを自分の前に移動させて、全員取ったら手札に入れるなどすると良いでしょう。  また、5ラウンド目(=最終ラウンド)にこの処理は必要ありません。  飛ばして次のフェイズへ進んでください。 4:赫夜  このラウンドの赫賽の目の数だけ、【赫夜】上の月石を進めてください。  これにより、月石が10以上に進んだら赫夜が発生します。  版図の最も多いプレイヤー(複数いれば、その全て)は5VPを得てください。  次に、各プレイヤーは所持する敵を全て捨て札にし、1枚につき3VPを得ます。  この時、最も多く捨て札にしたプレイヤー(複数いれば、その全て)は、追加ボーナスを得ることができます。捨て札にした敵1枚毎に、「所持する町数」か「所持する版図数×2」か「所持する金数」の、いずれか1つを選んで加算することができます。  1枚も敵を所持していなかった場合、あれば所持するリソースを1枚捨て札にしてください(版図化されている土地や、町化されている資源や金は捨てる対象になりません)。また、これによりVPやボーナスを得ることはできません。  以上の処理が終わったら、月石を【0】の位置に戻してください。 5:ラウンド終了  土地を所持しているプレイヤーは、土地ボーナスを得ます。  所持する土地の「種類」毎に1VPを得てください(この時、版図の土地の種類は数えません)。  また、版図を持つプレイヤーは、版図1つにつき5VPを得てください。  原 森 沼 林  □ □ □ □    □ □  上記図のように所持していたら、版図1つで5VP、森と沼がそれぞれ1枚ずつで2VPで、合わせて7VPを得ることができます。  次に、アワードの条件を満たしているプレイヤーがいれば、指定されたVPを得ることができます。  その後、達成されたアワードはゲームから取り除いてください。  もしも同時に複数のプレイヤーが満たした場合、その全員が半分(端数切捨て)のVPを得てください。  これらの処理が終わったら、各自手札のリソースカードが5枚になるよう山からカードを補充し、次のラウンドへと進みます。  3人プレイ時は、セットアップ時と同様に【場】にあるアクションカード5枚をシャッフルし、3枚を表向きにして【場】に置いてください。  以上を繰り返し、5ラウンドを終えたらゲームが終了します。 ■ 精算  各自が所持するリソースに応じて、以下のVPを得ます。 ◎土地ボーナス  版図1つにつき、”所持する町数×3”VPを得ます。 ◎建築ボーナス  町の構成枚数に応じて、以下のVPを得ます。  レベル2(2枚)  : 5VP 2.5  レベル3(3枚)  : 9VP 3  レベル4(4枚)  :14VP 3.5  レベル5(5枚)  :20VP 4  レベル6(6枚)以上:27VP 4.5 ◎金ボーナス  1枚につき3VPを得ます。  町が4つ以上ある時は、1枚につき5VPを得ることができます。  その他、残っているリソースについては得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、最終ラウンドにアクション番号のより小さいアクションカードをプレイしていた方が優先されます。