■■ Undecim(ウーンデキム) 草案12 (!--大まかな変更点--) ・梅津さん案に修正 ・従来との変更点として、土地のマジョリティをなくして継続点を強化。入植時に同じ資源なら3枚から作れるよう変更。 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇赤い月の夜(1枚)  モンスターを凶暴化させる、血のように赤い月の夜です。 ◇シナリオカード(14枚 2枚/4枚/8枚)  特定の条件を達成することで得られる得点カードです。  1〜3シーズンがあり、通常は1シーズンのみ使用します。キャンペーンモードで遊ぶ場合、3シーズンまで使用します。 ◇リソースカード(100枚)  上下で異なるリソースが設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種20枚で合計80枚、敵&金は20枚となります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇タイムカウンター(10個) ◇サイコロ(1個)  6面体サイコロです。 ◇サマリーカード(4枚) ■ ゲームの準備  赤い月の夜を置いて【赤い月】とし、その上にタイムカウンターを10個置いてください。  アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札とします。  残りのアクションカードは表向きで【場】に置きます。  リソースカードをよくシャフルして山にします。  シナリオカードは、1シーズンの2枚を表向きに置き、そこを【ストーリー】としてください。 ◎マリガンルール  初期手札の極端な有利不利をなくす為、マリガンを行うこともできます。  じゃんけんなど、好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。そして、スタートプレイヤーから時計回りで順に、手札1枚と【議会】にある好きな1枚を交換できます。これは強制でなく、必要なければ交換しなくても構いません。 ◎キャンペーンモード  通常ゲームの他に、3ゲームを続けて行うキャンペーンモードがあります。  キャンペーンモードを選択すると、2ゲーム目、3ゲーム目は選択されたシナリオに応じてアクション内容が変更されたりします。  通常モードだけでは物足りない場合、是非キャンペーンモードを遊んでみてください! ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドを終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:ラウンド開始  各自、手札にリソースカードが5枚になるよう、山からカードを補充します。  補充したら、アクションカード2枚、リソースカード5枚で、手札は計7枚になっていることを確認してください。  それが終わったら、各自山から1枚引いてリソースを獲得(※後述)します。  最後に、各自手札から好きなアクションカードを1枚選び、それを伏せて場に出します。  全員出したら一斉公開してください。 2:赤い月フェイズ  アクション番号の最も小さい数字を出したプレイヤーは、サイコロを1個振ってください。  そして、出目の分だけ【赤い月】からタイムカウンターを取り除きます(出目はこのラウンドのアクション効果にも影響を与えます)。  これにより、【赤い月】から全てのタイムカウンターが取り除かれると「赤い月の夜」が発生します。  各プレイヤーは所持している「敵」を1枚捨て札にして5VPを得ることができます。この時、最も多く「敵」を所持しているプレイヤー(複数いれば、その全て)は、好きなだけ捨て札にしてVPを得ることができます。  以上の処理が終わったら、【赤い月】の上にタイムカウンターを10個置き直してください。 3:アクションフェイズ  アクション番号の小さい順に、効果を適用します。  次のアクション効果は、以下のように処理してください。 ・リソースの獲得  指定された枚数だけ、手札からリソースカードを獲得して場に出します。  獲得したリソースは、場に出す際に上下好きな方を選んで配置できます。そして、所持リソースを見る際は上部になっている方を参照してください。  一部アクション効果は、「資源」や「金」など指定して得るものがあります。  この場合、獲得したリソースは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、ラウンド終了時に各種類を所持している毎にVPを得ることができます。  また、ゲーム終了時に土地1枚につき1VPを得ることができます。 ・入植  同じ資源2〜3枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて置き、これを「入植地」としてください。  また、入植地に最大数はありません。いくつでも所持することができます。 ・発展  既にある入植地にカードを追加する形で枚数を増やします。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の入植地であれば同じ資源が必要です。異なる資源の入植地であれば、被らない資源が必要となります。  金で行う場合、同一資源の入植地でも、異なる資源の入植地であっても行えます。 ・金  金は様々なアクション効果を高める為に使用されます。  また、ゲーム終了時に1枚”入植地数”分のVPに変換されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  「赤い月の夜」で敵性生物が凶暴化した際、討伐数に応じてVPを得ることができます。 ・時間経過  【赤い月】からタイムカウンターを指定数だけ取り除きます。その結果、【赤い月】のタイムカウンターが全て取り除かれたら、直ちに「赤い月の夜」の処理を行ってください。 ○オートアクション  アクション効果を適用後、資源があれば入植か発展を1回行うことができます。  これはアクション効果とは別となります。 ○シナリオボーナス  各シナリオカードで指定された条件を達成した場合、設定されたボーナスVPを得ることができます。  達成されたシナリオカードは横倒しにして、シリーズが終了するまで再度達成することができなくなります(1つのシナリオカードは、1ゲーム中に早いもの勝ちで1回だけ達成可能となります)。  複数のプレイヤーが同時に達成した場合は、半分の値をその全員が得てください。  また、キャンペーンモードの場合は、現在のシリーズのシナリオカードの内、先に達成された方にマーカーを置いてください。これにより、以降のゲームで使用されるシナリオカードが変化します。 4:アクション補充フェイズ  アクション番号の小さいプレイヤーから順に、【場】にある「自分が出した以外のアクションカード」を1枚選び、それを手札に加えてください。 5:ラウンド終了  土地を所持しているプレイヤーは、土地の種類毎に1VPを得てください。  もしも土地を全種類2枚ずつ以上所持していたら、土地の種類ごとに2VPを得ることができます。  これらの処理が終わったら、ラウンドが終了します。  以上を繰り返し、5ラウンドを終えたらゲームが終了します。 ■ 精算  各自が所持するリソースに応じて、以下のVPを得ます。 ◎土地  1枚につき1VPを得ます。 ◎建築  セット枚数に応じて、以下のVPを得ます。  レベル2(2枚)  : 4VP 2  レベル3(3枚)  : 9VP 3  レベル4(4枚)  :14VP 3.5  レベル5(5枚)  :20VP 4  レベル6(6枚)以上:27VP 4.5 ◎金  1枚につき”入植地数”分のVPを得ます。  入植地が1つもなければVPを得られません。  その他、残っている資源については得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、アクション番号のより小さい数字を持っていた方が優先されます。  キャンペーンモードの場合は、引き続き2〜3シーズンを行います。  アクションカードを集めて配り直すなど、基本的には再セットアップを行いますが、使用されるシナリオカードが異なります。  まず、現在のシリーズのシナリオカードは、マーカーのない方を捨て札にします(3シリーズ目の際、残っている1シリーズ目のシナリオカードはそのまま残します)。そして、マーカーの乗せられたシナリオカードを見て、指定されたシナリオカードを【ストーリー】に置いてください。  つまり、2シリーズ目には3枚(1シリーズ目でマーカーが乗せられていた1枚+追加された2枚)、3シリーズ目には4枚(1シリーズ目の1枚+2シリーズ目のマーカーが乗せられていた1枚+追加された2枚)があることになります。  また、シナリオカード毎に特殊な効果が設定されているので、ゲーム中はその効果が常に適用されます。  次に、得たVPから順位を決定し、順位に応じて初期VPを得ます。  2シリーズ目は1位4VP、2位2VP、3位1VPを得てください。  3シリーズ目は1位8VP、2位4VP、3位2VPを得てください。  そして、3シリーズ目を終了した段階で、最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。