■■ Undecim(ウーンデキム) 草案10 ■ 問題点  4人プレイの場合、捨てたアクションカードのループが発生しやすい。  基本的にボーナスが強すぎるのでボーナスを取らないという選択肢がほぼない。  一応、有用なカードを使い回す問題については、まず手札からアクションし、カードを取って手札に加える。とすることで少し解決する。ただ、これだと4人プレイだと2−2で手札が固定化される危険性は感じる。あ、そうでもないか。  まず、手札に収穫があるとする。収穫をプレイし、収穫以外のカードを手札に入れる。これで1手番終了だから収穫は一応場に残る。で、次のプレイヤーが収穫を手札に入れた場合、対面にカードが渡らないので、基本的には1巡毎にずれてく感じにはなる。  次に、ボーナスをもうボーナスでなくすのはどうだろうか。  つまり、全員手番毎に単純に1枚引くという考え方。全員条件が同じであれば問題は少ない。が、そもそもなんでボーナスがあるかと言うと、不人気カードへのインセンティブでつけているのであって、そこはどうなのかという感じではある。  まぁ、プレイ順番の変更がどう影響するか次第だが、ある程度はカード効果をならすことで吸収は可能な気がしないでもない。  土地のマジョリティボーナスを復活させるか?  現状、土地はちょっと割にあわない感がある。まず、誰も取っていないとか、取らないという状況で、1枚で3点とか稼げるような場合がない。問題は、3枚取って分けとか、マジョリティで負けたりした場合にリスキーという部分であるが、何枚とっても1枚1点よりは夢があってよいかも知れない。と感じた。  多分、1つの土地が点数になるのは、そういうカードを作れば良いんじゃないかと思われる。  後、マジョリティ点数を3/1から4/2にあげても良いかも知れない。 (!--大まかな変更点--) ・とりあえず、アクション周りのルールを1つ前に戻す ・ダウンタイム短縮の為、他のプレイヤーの所持数を見なければならないマジョリティ要素はなくす。 ・ダウンタイムが発生しそうなアクション内容などを変更 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇シナリオカード(14枚 2枚/4枚/8枚)  特定の条件を達成することで得られる得点カードです。  1〜3シーズンがあり、通常は1シーズンのみ使用します。キャンペーンモードで遊ぶ場合、3シーズンまで使用します。 ◇リソースカード(100枚)  上下で異なるリソースが設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種20枚で合計80枚、敵&金は20枚となります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇サマリーカード(4枚) ■ ゲームの準備  アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札とします。  残りのアクションカードは表向きに置き、そこを【議会】とします。4人プレイ時は3枚、3人プレイ時は5枚が【議会】に置かれます。  また、【議会】には「ノーマルエリア」と「ボーナスエリア」があり、ゲームの準備時に置かれたアクションカードは、「ボーナスエリアに置かれている」としてください。  リソースカードをよくシャフルして山にします。  山から6枚引き、それらを表向きで並べて【開拓地】としてください。  シナリオカードは、1シーズンの2枚を表向きに置き、そこを【ストーリー】としてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ◎キャンペーンモード  通常ゲームの他に、3ゲームを続けて行うキャンペーンモードがあります。  キャンペーンモードを選択すると、2ゲーム目、3ゲーム目は選択されたシナリオに応じてアクション内容が変更されたりします。  通常モードだけでは物足りない場合、是非キャンペーンモードを遊んでみてください! ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、全プレイヤーが手番を5回ずつ終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。  自分の手番になったら、【議会】の好きな1枚を手札に加えます。  この時、「ボーナスエリア」に置かれたアクションカードを手札に加えた場合、山から1枚引いて、それをリソースとして直ちに獲得する(※処理の仕方は後述)ことができます。  その後、【議会】に残っているアクションカードを、「ボーナスエリア」へ移動させてください(この処理は、「ボーナスエリア」でなく「ノーマルエリア」からアクションカードを取った場合に発生します)。  以上の処理が終わったら、「アクション」を行います。 ◎アクション  手札から好きな1枚を選んで使用します。  選んだ1枚を【議会】の「ノーマルエリア」へ表向きに出し、その効果を適用してください。この手番で【議会】から得たカードを即使用することもできます。  次のアクション効果は以下のように処理してください。 ・リソースの獲得  指定された枚数だけ、【開拓地】からリソースカードを獲得します。  獲得したリソースは、手元に置く際に上下好きな方を選んで配置できます。そして、所持リソースを見る際は上部になっている方を参照してください。  一部アクション効果は、「資源」や「金」など指定して得るものがあります。  この場合、獲得したリソースは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、各種類を所持している毎に手番終了時1VPを得ることができます。  従って、草原、森、沼、山の4種類をそれぞれ最低1枚ずつ所持していれば、手番終了時に4VPが入ることになります。  また、ゲーム終了時に各土地の所有数分のVPを得ることができます。 ・入植  同じ資源2枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて置き、これを「入植地」としてください。  また、入植地に最大数はありません。いくつでも所持することができます。 ・発展  既にある入植地にカードを追加する形で枚数を増やします。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の入植地であれば同じ資源が必要です。異なる資源の入植地であれば、被らない資源が必要となります。  金で行う場合、同一資源の入植地でも、異なる資源の入植地であっても行えます。 ・金  金は様々なアクション効果を高める為に使用されます。  また、ゲーム終了時に1枚”入植地数”分のVPに変換されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  なんの効果もありませんが、ゲーム終了時に最も討伐数が少ないプレイヤーはペナルティを受けます。 ◎オートアクション  アクション効果を適用後、資源があれば入植か発展を1回行うことができます。  これはアクション効果とは別となります。 ◎シナリオボーナス  各シナリオカードで指定された条件を達成した場合、設定されたボーナスVPを得ることができます。  達成されたシナリオカードは横倒しにして、シリーズが終了するまで再度達成することができなくなります(1つのシナリオカードは、1ゲーム中に早いもの勝ちで1回だけ達成可能となります)。  また、キャンペーンモードの場合は、現在のシリーズのシナリオカードの内、先に達成された方にマーカーを置いてください。これにより、以降のゲームで使用されるシナリオカードが変化します。  以上の処理が終わったら、手番が終了します。  【開拓地】が6枚より少なければ、6枚になるよう山から補充し、左隣のプレイヤーに手番を渡してください(6枚より多ければ、追加を行う必要はありません。また、6枚になるよう捨てる必要もありません)。  また、特に他のプレイヤーに影響がなければ(例えば、獲得したリソースをどう配置するか、そしてオートアクションをどう適用するかで悩む、など)、次のプレイヤーは【開拓地】を補充して手番を始めてしまっても構いません。  以上を繰り返し、全プレイヤーが5手番を終えたらゲームが終了します。 ■ 精算  各自が所持するリソースに応じて、以下のVPを得ます。 ◎土地  所持している枚数分のVPを得ます。 ◎建築  セット枚数に応じて、以下のVPを得ます。  レベル2(2枚)  : 4VP 2  レベル3(3枚)  : 9VP 3  レベル4(4枚)  :14VP 3.5  レベル5(5枚)  :20VP 4  レベル6(6枚)以上:27VP 4.5 ◎金  1枚につき”入植地数”分のVPを得ます。  入植地が1つもなければVPを得られません。 ◎敵  最も少ないプレイヤーは8VPを失います。複数いた場合は、その全員が4VPずつ失います。  その他、残っている資源については得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、スタートプレイヤーから時計回りで近い(=手番順が早い)プレイヤーが優先されます。  キャンペーンモードの場合は、引き続き2〜3シーズンを行います。  アクションカードを集めて配り直すなど、基本的には再セットアップを行いますが、使用されるシナリオカードが異なります。  まず、現在のシリーズのシナリオカードは、マーカーのない方を捨て札にします(3シリーズ目の際、残っている1シリーズ目のシナリオカードはそのまま残します)。そして、マーカーの乗せられたシナリオカードを見て、指定されたシナリオカードを【ストーリー】に置いてください。  つまり、2シリーズ目には3枚(1シリーズ目でマーカーが乗せられていた1枚+追加された2枚)、3シリーズ目には4枚(1シリーズ目の1枚+2シリーズ目のマーカーが乗せられていた1枚+追加された2枚)があることになります。  また、シナリオカード毎に特殊な効果が設定されているので、ゲーム中はその効果が常に適用されます。  次に、得たVPから順位を決定し、順位に応じて初期VPを得ます。  2シリーズ目は1位4VP、2位2VP、3位1VPを得てください。  3シリーズ目は1位8VP、2位4VP、3位2VPを得てください。  そして、3シリーズ目を終了した段階で、最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。