■■ Undecim(ウーンデキム) 草案7 ■ 問題点  発展回数が少ない。  発展はカード効果でないと行えないが、全部で手番が5回しかない為、入植→発展をほぼ毎回行わないと達成できないことになる。また、最大に発展させても1枚が3.5点なので、現状そこまでメリットがないかも知れない。  建築の点数倍率を最大20VP、つまり1枚4VPまで引き上げると共に、オート入植&オート発展という形で発展回数を増やした方が良さそうである。  また、市場から得られるリソースを、金に限定するのは良いかも知れない。  市場ボーナスは金のみとして、入植するにはリソースを取ってくる必要がある、とする。ただ、そこで金が手に入りやすくなると場から金を取ることがなくなるので、敵の価値が下がる。  なら、これまで通りボーナスは山から1枚でいいような気がする。  カードの傾向として、ゲーム中盤から終盤で効果の高まるカードが多いため、とにかくキープが発生し、場が変わらないという問題を感じる。  ゲーム序盤から中盤にかけて強いカードをいくつか用意した方がいいだろう。具体的には、入植地がない方が多くカードを取れるとか。  場を6枚固定にしたことにより、金の比率はもうちょっとだけ上げても良いように感じた。  ただ、金を増やすとリソースバラバラ建築の方が圧倒的楽になるのがどうかな。という感じもする。  レガシー要素を付け加えるかどうか。  現状、アクションカードを差し替えるのはかなり難しいように感じる。11枚ですらかなりバランスを考えないといけないのに、これを2、3枚差し替えるのは、ゲーム的に新ルールを設けるのであればともかく、面白い内容のものを作るのは難しそうな気がする。  仮にやるとしたらゲーム外になにか設けるような感じか。  例えば、入植地数や土地数、金数などに応じて、ボーナスの建築物、あるいは人物カードを受け取り、それを付けた状態で2ゲーム目を始めるとか。あるいは、いずれかのプレイヤーが勢力を得て国を築いた状態から始めるとか。  テーマ的にはずっと開拓を続ける必要があるので、新しい土地が見つかったので開拓を始める。その際にスタート時点でなんらかの立ち位置変更がある。みたいな感じが良いのかも知れない。仮になんゲームかするのであれば、ポイント制でも構わないが。  初期状態でブーストカード、あるいは置物があるとして、それでゲームが面白くなるのかどうか。  仮に、特定の種類のカード効果を高める人物だった場合、いくつかのアクションカードがプレイヤー毎に強化されるので、それは結構面白いような気がする。  どうやってストーリー分岐させるか。  よくある方式だと、特定のカードを使用している。とか、なにかを達成している、がトリガーになるが、このゲームにはそれがない。  例えば、ゲーム開始時に1枚めくるようなイベント形式もある。あるいは、宝石のような感じで3枚ぐらい人物カードをめくり、達成状況に応じてボーナスを得つつ、ストーリーが進行するとか。  んー  建築ボーナスを現状から変えず、この人物ボーナスを入れる。  仮に、石のみの3枚の建築をしたら、取得してボーナス点がもらえる、とか。で、一番最初に取得されると、それに応じて、次ゲームになにかキャンペーン要素が入る。とか。  後、ゲームの開始手番と後手番に有利不利が若干ある。  人物を早いもの勝ちにした場合、後手番が若干不利になるが、もっと明確になにかあってもよいかも知れない。単純な所ではVPとか。1番手2VP、2番手1VPぐらいをつけ、あとは人物ボーナスでどうにか。という感じがよいだろう。 (!--大まかな変更点--) ・リソースを一定枚数補充するよう変更 ・リソースカードの配分変更 ・市場の新設。アクションのボーナスは資源に限定 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇アクションボーナスカード(1枚) ◇リソースカード(80枚)  上下で異なるリソースが設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種14枚で合計56枚、敵&金は24枚となります。 ◇マーケットカード(20枚)  市場で出回っている資源です。  「石/粘土」「木/鉄」の組み合せとなるリソースカードが、1種10枚ずつあります。 ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ◇サマリーカード(4枚) ■ ゲームの準備  アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札とします。  残りのアクションカードは表向きに置き、そこを【アクション置き場】としてください。4人プレイ時は3枚、3人プレイ時は5枚が【アクション置き場】に置かれます。  また、【アクション置き場】にアクションボーナスカードも置きます。  このアクションボーナスの下に置かれたカードは、選択することでボーナスを得ることができます(※後述)。  次に、リソースカードをよくシャフルして山にします。  山から6枚引き、それらを表向きで並べて【開拓地】とします。  マーケットカードは各種類毎に山にして置き、そこを【市場】としてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、全プレイヤーが手番を5回ずつ終えるとゲームが終了します。  以下の手順で処理を行ってください。  自分の手番になったら、【アクション置き場】の好きな1枚を手札に加えます。  2手番目以降、アクションボーナスの下に置かれたアクションカードを手札に加えた場合、【市場】から好きな1枚をリソースとして獲得する(※処理の仕方は後述)ことができます。  その後、【アクション置き場】に残っているアクションカードを、アクションボーナスカードの下に移動させ「ボーナス」としてください。  以上の処理が終わったら、「アクション」を行います。 ◎アクション  手札から好きな1枚を選んで使用します。  選んだ1枚を【アクション置き場】へ表向きに出し、その効果を適用してください。これは、この手番で【アクション置き場】から得たカードをそのまま即使用することもできます。  その後、資源があれば入植を行うことができます。  同じ資源2枚か、あるいは異なる資源2枚をまとめて置き、これを「入植地」としてください。  入植は1手番に1回だけ行うことができ、どれだけ資源があっても通常は2回以上入植を行うことはできません。  また、次のアクション効果は以下のように処理してください。 ・リソースの獲得  指定された枚数だけ、【開拓地】からリソースカードを獲得します。  獲得したリソースは、手元に置く際に上下好きな方を選んで配置できます。そして、所持リソースを見る際は上部になっている方を参照してください。  一部アクション効果は、「資源」や「金」など指定して得るものがあります。  この場合、獲得したリソースは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、各種類を所持している毎に手番終了時1VPを得ることができます。  従って、草原、森、沼、山の4種類をそれぞれ最低1枚ずつ所持していれば、手番終了時に4VPが入ることになります。  また、ゲーム終了時に各土地毎に最も多く持っているプレイヤーはマジョリティボーナスを得ることができます。 ・発展  既にある入植地にカードを追加する形で枚数を増やします。  発展方法には3パターンがあり、資源で行う場合、同一資源の入植地であれば同じ資源が必要です。異なる資源の入植地であれば、被らない資源が必要です。  金で行う場合、同一資源の入植地でも、異なる資源の入植地であっても行えます。 ・金  金は様々なアクション効果を高める為に使用されます。  また、ゲーム終了時に1枚”入植地数”分のVPに変換されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  なんの効果もありませんが、ゲーム終了時に最も討伐数が少ないプレイヤーはペナルティを受けます。  以上の処理が終わったら、手番が終了します。  【開拓地】が6枚になるよう山から補充し、左隣のプレイヤーに手番を渡してください。  以上を繰り返し、各プレイヤーが5手番を終えたらゲームが終了します。 ■ 精算  各自が所持するリソースに応じて、以下のVPを得ます。 ◎土地  各種類につき、最も多く持っているプレイヤーが3VPを得ます。複数いた場合は、その全員が1VPずつ得てください。 ◎建築  セット枚数に応じて、以下のVPを得ます。  2枚  : 4VP  3枚  : 8VP  4枚  :12VP  5枚以上:18VP ◎金  1枚につき”入植地数”分のVPを得ます。  入植地が1つもなければVPを得られません。 ◎敵  最も少ないプレイヤーは8VPを失います。複数いた場合は、その全員が4VPずつ失います。  その他、残っている資源については得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、多く敵を所持している方が勝利となります。それも同じなら引き分けとしてください。