■■ Undecim(ウーンデキム) 草案5 ■ 問題点  建築アクションが弱い  速攻点になるわけでもないし、資源を集めて建築するという2段階の手間のわりに点数も土地継続点と大差ないのが問題。まぁ、土地に関してはマジョリティ取れないと少し下がるが。  例えば建築に金要素をつける。  つまり、しょぼくてもなにか建っていれば、金として判定される。んで、各アクションに金の恩恵がある。  建築なら金を出せて、足りない分はリソースで支払う的な感じか。  建築は金と素材を払ったら手番終了時にできる。基本は1金。建て増しも、素材+1金。建物1つにつき、1金はカバーできる。だから、建物を作れば作る程に潤沢になる。また、建物数に応じて、最後の金の価値が上がってもいい。  大体のイメージとしては、建築のVPはそのままに、最後の金枚数を”建築数”VPにして相乗効果にするのがいいか。  土地の継続点の理想的なペースを考えると、1ラウンド目に3種取り、次に4種を取ると仮定して、3+4+4+4+4=19点ぐらい。半分はマジョリティが取れるとして、25点ぐらいと想定。  建築オンリーで頑張るとして、1ラウンド2枚程度取るとして4/3/3ぐらいが限界だろう。この場合で22点。金が1枚でもあればほぼ同額、2枚あれば28点で少し土地を上回る。  仮に2枚の建物5つの場合、素点は15点。金1枚で20点。2枚なら25点。3枚あれば30点になる。  建物は盗賊に弱いという欠点があるので、土地もなにか減る要素があればバランスが取れるかな。  これでどっちを極振りしても25点前後にはなるが、敵のマイナス要素が若干弱いかも知れない。まぁ、でも8点はデカイか。  土地の場合、継続点が大きく、しかも1枚あれば良いわけだから、資源を取らない分を敵に回せる。対して、建築は金を取っていかないと最終的な点にはなりにくいので、ここもかなり土地が強い。  うーん  ちょっと面倒だが、土地は常にマジョリティを見るものとして、マジョリティがあれば1点継続で入る。としてもいいかも知れない。これだと、土地を取り続ける必要がある。その代わり、最後の土地マジョリティを4VPとかにしてもいいかも。その場合、ラウンド終了時に集計する必要があり、後は先手番が相当有利かなぁ。  後、見せ金と消費金があるのはちょっとどうなのか。  基本、全部見せ金に統一した方がよさそうだ。基本的に減らないが、何もなければ最後に1枚1VPという感じ。 (!--大まかな変更点--) ・アクションカードの枚数を11枚にし、山をなくすよう修正 ・不人気カード対策を復活 ・パス周りのオペレーションが怪しかったので、これを整理 ■ 概要  お手軽ルールで4Xしよう! ■ コンポーネント  2?〜4人用 ◇アクションカード(11枚)  プレイヤーがゲーム中に行える、あるいは発生させることができる物事を表したカードです。 ◇リソースカード(72枚)  上下で異なるリソースが設定され、大別して「土地&資源」と「敵&金」の2種類があります。  土地には「草原」「森」「沼地」「山」の4種、資源には「石」「木」「粘土」「鉄」の4種があります。  土地&資源は1種13枚で合計52枚、敵&金は20枚となります。 ◇パスカード(4枚) ◇マーカー(2個) ◇スコアカード&マーカー(4セット)  各プレイヤーのVPを管理する為のカードとマーカーです。 ■ ゲームの準備  アクションカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札とします。  残りのアクションカードは表向きに置き、そこを【アクション置き場】とします。4人プレイ時は3枚、3人プレイ時は5枚が【アクション置き場】に置かれることになります。  次に、リソースカードをよくシャフルして山にします。  パスカード4枚は、表向きにして邪魔にならない場所に置いてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、一定のラウンドが経過するとゲームが終了します。  以下の手順に従い、ゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  山から12枚引き、それらを表向きで並べて【リソース置き場】とします。  3人プレイ時は山から10枚引いて並べてください。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  手番になったら、【アクション置き場】の好きな1枚を手札に加えます。  この時、マーカーの乗ったアクションカードを選んだ場合、山から1枚引いてそれをリソースとして獲得する(※処理の仕方は後述)ことができます。  その後、【アクション置き場】に残っている2枚のアクションカードにマーカーを乗せてください。  以上の処理が終わったら、以下のどちらかを行います。 ◎アクション  手札から好きな1枚を選んで使用します。  選んだ1枚を【アクション置き場】へ表向きに出し、その効果を適用してください。これは、この手番で【アクション置き場】から得たカードをそのまま即使用することもできます。  また、次のアクション効果は以下のように処理してください。 ・リソースの獲得  指定された枚数だけ、【リソース置き場】からリソースカードを獲得します。  獲得したリソースは、手元に置く際に上下好きな方を選んで配置できます。そして、所持リソースを見る際は上部になっている方を参照してください。  一部アクション効果は、「資源」や「金」など指定して得るものがあります。  この場合、獲得したリソースは指定された種類が上になるよう配置してください。 ・土地  土地には4種類があり、各種類を所持している毎に手番終了時1VPを得ることができます。  従って、草原、森、沼、山の4種類をそれぞれ最低1枚ずつ所持していれば、手番終了時に4VPが入ることになります。  また、ゲーム終了時に各土地毎に最も多く持っているプレイヤーはマジョリティボーナスを得ることができます。 ・建築  建築アクションを行ったら、指定された枚数のリソースを重ねて1セットとし、横倒しにしてください。  建物自体に特殊な効果はありませんが、その構成枚数に応じて、ゲーム終了時にVPを獲得することができます。 ・金  金は様々なアクション効果を高める為に使用されます。  また、ゲーム終了時に1枚1VPに変換されます。 ・敵  敵性生物を討伐して安全を確保します。  なんの効果もありませんが、ゲーム終了時に最も討伐数が少ないプレイヤーはペナルティを受けます。 ○追加アクション  パスカードを所持していた場合、それを1枚手元にセットすることで、手札からもう1枚を選んで【アクション置き場】に置くことで、そのアクションも追加で行うことができます。  ただし、どれだけパスカードを所持していても、1手番で2回以上追加アクションを行えません。 ◎パス  手札から好きな1枚を【アクション置き場】へ置き、その効果を使用する代わりに、パスカードを1枚得ることができます。  ただし、パスカードが既に尽きていた場合は行なえません。  以上の処理が終わったら、手番が終了します。  左隣のプレイヤーに手番を渡してください。 3:ラウンド終了  全プレイヤーが1手番ずつ終えたら、ラウンドが終了します。  【リソース置き場】に残っているリソースを捨て札にし、スタートプレイヤーを1つ左隣へ移して新しいラウンドを開始してください。  また、これが4ラウンド目の終了時(=1巡)なら、5ラウンド目のスタートプレイヤーは「この時点で最もVPの多いプレイヤー」となります。複数いたら、最初のスタートプレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  以上を繰り返し、5ラウンドが終わればゲームが終了します。3人プレイ時は6ラウンド(=2巡)したらゲーム終了となります。 ■ 精算  各自が所持するリソースに応じて、以下のVPを得ます。 ◎土地  各種類につき、最も多く持っているプレイヤーが3VPを得ます。複数いた場合は、その全員が1VPずつ得てください。 ◎建築  セット枚数に応じて、以下のVPを得ます。  2枚  : 3VP  3枚  : 6VP  4枚  :10VP  5枚以上:15VP ◎金  1枚につき1VPを得ます。 ◎敵  最も少ないプレイヤーは8VPを失います。複数いた場合は、その全員が4VPずつ失います。 ◎パスカード  パスカードをセットしている(=追加アクションを行っている)プレイヤーは、その内容に従ってVPを増減させてください。  その他、残っている資源については得点になりません。  最後に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。複数いたら、多く敵を所持している方が勝利となります。それも同じなら引き分けとしてください。