■■ 日の出横丁にゃんばーわん! 草案6 ■ 問題点  全体的に点数バランスがちょっと怪しい気がする。のはともかくとして、現状のバランスだと占拠がちょっと弱いので、3以下の数字にあまり価値がなくなっている。  基本的に即蹴りだしの為、先置きがそんなに有利ではなくなっているのもちょっとある。  全体的な点数スケールは半分ぐらいが適正ではあると思う。  ただ、数値幅が狭くなると大抵引き分けになりそうなのが気になる。助太刀というルールがある為、どうせ一発処理はできない訳だから、同じ数字が複数枚あっても問題はないような気がする。  なので、数値幅を1〜7ぐらいにする。これで、33、4枚程度になるような配分にする。  単純に、各11枚として、中央側を厚くする感じ? いや、小さい方を厚くした方がいいかな 1・1・2・2・3・3・4・4・5・6・7という感じ?  あー、同じ数字が複数枚あると、一応占拠と助太刀の順番が面倒か。それに、同じ数字で助太刀する場合、差ができないので意味ない感じにもなりかねない。  小さい数字のみ2枚だし、▲で優先だけ決めとくといいかな。  まぁ、ひとまずこれでやってみる。  占拠について、先置きのメリットがリソースしかない。リソースも回復しないので、2ラウンド目以降は本当に小さい数字が単に弱くなる。  1つの方法として、マップを増やし蹴り出し無効にする。各プレイヤーのトークン数を6に減らし、4人なら24マスだから、多分4枚20マスぐらいに増やす。ただ、これだと占拠の選択肢が6回だけだからちょっとアレか。  うーん  とりあえず、占拠トークンは6に減らし、蹴り出しありは変えないとする。  同じマスに複数配置をありとした場合、先に防御を固められると後置きが選び辛くなるので、実はありかもしれない。それなら、占拠トークンは8でもいいか。  リソースの回復方法を考える。  例えば、ラウンド終了時に占拠されていない、つまりまだリソースが残ってるマスにリソースを1個ずつ追加するとする。これでいいか。  効果について、赤をどうするか。  数字幅が減ってるので価値が少し上昇しているが、それでも基本的には+1VPではる。が、得られるVPも減ってる訳だから、このままでよいかも知れない。  青の変更はテスト結果どおり。フォローできない場合に変更できるとする。  あとは、各トライブの専用スキル見直しかな。 (!--大まかな変更点--) ・テーマ、ルールを全面改訂 ■ 概要  生存圏を奪い合おう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇ナワバリカード(33枚)  「赤(商店街)」「青(河原)」「黄(空き地)」の3スートがあり、各スートに1枚ずつ1〜11の数字があります。  数字が大きい程、猫の数が多いことを表しています。 ◇リーダーカード(4枚)  各トライブに1枚ずつあり、数字は12になっています。 ◇トライブカード(4枚)  日の出横丁をネグラとする、「関西豪学連」「ブルーSAMURAI」「夜桜会」「シャルモント」の、4つの不良猫グループを表しています。  各トライブ毎に固有のスキルが1つ設定されていて、リソースを消費することで使用することができます。 ◇エリアマップ(9枚)  日の出横丁を表すマップです。  1つのマップにつき、4つのエリア(=マス)が設定されています。  これらのエリアは、ナワバリカードのスートの3色に対応しています。 ◇リソースキューブ(16個)  各エリアに配置されるリソースを表すキューブです。 ◇トライブマーカー(32個)  エリアを占拠した際に配置するキューブです。  各トライブ毎に8個ずつあります。 ■ ゲームの準備  各プレイヤーはトライブを1つ選び、選んだトライブに応じたリーダーカードとトライブマーカー8個を受け取ります。  エリアマップをよくシャッフルし、”プレイヤー人数”枚引いて、それを2×2(3人プレイ時は2×1)に表向きで並べます。  エリアマップを並べたら、各エリアに1個ずつ、リソースキューブを配置してください。  次に、ナワバリカードをよくシャッフルして山を作ります。  3人プレイ時は10と11を抜き、ゲームから取り除いておいてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの流れ  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  1ラウンドは6トリックで構成され、3ラウンドが終わるとゲームが終了します。  以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  ナワバリカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつ配って手札とします。  2ラウンド目以降で、持ち越した手札がある場合は8枚になるよう配ってください。  また、配られずに残ったナワバリカードについては、裏向きのまま置いておいておきます。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番となります。  スタートプレイヤーは手札から好きな1枚を出し、時計回りで順番に他のプレイヤーも手札を1枚ずつ出していきます。  スタートプレイヤーが出した手札を「リード」と呼び、その他のプレイヤーはリードと同じスートの手札があれば、それを必ず出す必要があります。これを「マストフォロー」と呼びます。複数枚あれば、その中から好きな1枚を出してください。  もしも同じスートが1枚もなければ、好きな手札1枚を出すか、あるいはリーダーカードを出すことができます。ただし、既に前手番のプレイヤーがリーダーカードを出していたら、2枚目となるリーダーカードを出すことはできません。  リーダーカードは1トリック中に1枚のみ出すことができ、さらに通常ゲーム中に1回しか使用できません。ここぞという時の切札になります。 ◎リソース/スキルの使用  リソースを得ていたら、自分の手札をプレイする際にリソースを使用したり、あるいはスキルを使用することができます。スキルを使用する場合は、指定された数だけ好きなリソースを消費してください。  リソースがあれば、好きなだけリソースを使用することができます。 2:判定フェイズ  全員が1枚ずつ手札を出し終えたら、判定を行います。  まず、リードと異なるスート(英雄カードを除く)を出したプレイヤーは何も行動を行えません。  リードと同じスートで、最も数字の大きい2枚(同値の場合は、スタートプレイヤーに近い方を優先。リーダーカードがあれば、数字に関わらず必ず優先)が「ガチンコ状態」となります。フォローがない(=同スートがリード1枚だけ)時は、リード1枚のみがガチンコ状態になります。  タイマン状態については後程処理をしますので、一先ず置いておいてください。  それ以外のプレイヤーは、数字の小さい順に、「助太刀」か「マーキング」のどちらかを行います(同値ならスタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先)。  この時、リードとスートが異なる(=ノットフォロー)場合、マーキングしか行えません。 ◎助太刀  ガチンコ状態となっている、どちらか片方のプレイヤーに味方します。  味方したプレイヤーが勝利すれば、自分もVPを得ることができます。  もしも、リーダーカードが出されていたら助太刀はできません。  マーキングを選んでください。 ◎マーキング  「自分がプレイした手札と、同じスートのエリア」を1つ選んで占拠します(ノットフォロー時は、リードのスートと異なるスートになることに注意)。  選んだエリアにリソースキューブがあれば、それを自分のトライブカードの同色の【リソース置き場】へ置いてください。  他のプレイヤーのマーカーがあれば、それを所有者の手元へ戻し、自分のマーカーを配置します。  もしも、手元にマーカーが残っていなかった場合はエリアを占拠できません。リーダーカードが出ていて、かつ手元にマーカーも残っていない場合は、何もできないことになりますので注意してください。 ・リソースの種類と効果  各リソースは以下の効果を持ちます。 赤(酒肴):1個使用する毎に、プレイした手札の数字に+1する。 青(霊薬):プレイした手札のスートを変更できる。ただし、このラウンドで既に同じ数字の手札をプレイしている必要があり、それと同じスートにしか変更はできない。 黄(宝石):効果なし  以上の処理が終わったら、ガチンコ状態を解決します。  ガチンコ状態になったプレイヤーは、”自分の数字+助太刀の数字”を戦力とし、戦力の大きい方が勝者となります。  勝者は”戦力の差分”だけVPを得ます。  敗者は”勝者が得たVPの半分(端数切捨て)”だけVPを得ます。  同値なら、互いにVPを得られません。  また、勝者に助太刀したプレイヤーは、”自分がプレイした数字”分のVPを得ます。  敗者に助太刀したプレイヤーは、VPを得られません。  もしも、ガチンコ状態になったのがリードのみであれば、”自分の数字”分のVPを得ることができます。  以上の処理を終えたら、1トリックが終了します。  ガチンコ状態になり、さらに勝者となったプレイヤーが新しいスタートプレイヤーとなり、次のトリックを行ってください。  また、スタートプレイヤーはラウンドを持ち越します。 3:ラウンド終了  6トリックが終わったらラウンドが終了します。  残った手札の内、好きな1枚を選んで次のラウンドへ持ち越すことができます。  必要ない場合は、捨て札にしてください。  次に、エリアマップに配置されている自分のマーカー1個につき、1VPを得てください。  以上の処理が終わったら、新しいラウンドを開始します。  もしもこれが3ラウンド目なら、ゲームが終了します。マーカーを回収せず、以下の処理を行ってください。 ◎宝石ボーナス  最も多く持っているプレイヤーは6VPを得ます。  複数いたら、人数で等分(端数切捨て)してください。 ◎マジョリティボーナス  自分が占拠しているエリアを見て、それが繋がっているとボーナスが発生します。  ”繋がっているエリア数×2”分のVPを得てください(ただし、1つも繋がっていない場合は0VPとなります)。  最後に、VPの最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、占拠したエリアの多い方が勝ちます。それも同じなら引き分けとしてください。 ■ スキル ・関西豪学連(1)  使用済みになっている自分のリーダーカードを、再利用可能にする ・ブルーSAMURAI(2)  このトリックで、自分が得るVPが2倍になる ・夜桜会(2)  このトリックで、ガチンコ状態になるプレイヤー2人を自由に決定できる(フォローしていないプレイヤーも含む) ・シャルモント(3)  このトリックで、自分が占拠しているエリアは他のプレイヤーに占拠されない