■■ 御伽大戦 草案3 ■ 問題点  スート数が多過ぎる。  手札8枚に対して、5スートだと1.6枚だから、大概1、2回で枯れる。  3スートにした場合は2、3枚ぐらいあるから選択肢はある。  手札は3スート9枚で6トリックにした場合、基本枯れないかな。枯れないとそれはそれでどうかなと思うので、4スート9枚で6トリックぐらいが妥当かなー。  うーん  5人も可とした場合、手札が8枚になるから4スートはちょっと多いかな。やはり3スートでやってみる方が良さそうな気がしてきた。  磐座の配置にもう少し意味を持たせたい。  現状、先置きが有利過ぎる。同数は後置き有利にした方が最後までマジョリティが確定しないので良いと思われる。  後、磐座の固定番号で効果制はちょっと厳しい。  5スートの場合は入り易いが、3スートの場合は大抵狙った番号の磐座は取れない。ので、占拠数にするのが良いか。  つまり、1個占拠したらこのスキル、みたいな感じにする。現実問題として、6トリックで6個占拠は不可能に近いので、4個程度をマックスと見るのがいいだろう。各自、スートに対応するキューブを持ち、サマリーに現在の占拠数を配置するような感じか。  後はマップ構成をもうちょっと考えるといいだろう。  人数は5人あり?  5人だと42枚は欲しい。4人だと10枚。3人だと13枚という感じになる。13枚で6トリックはどうなんだ。大分ゲーム感が違うとしか。10枚6トリックでも厳しい。が、よく考えたら必ずしも高い数字を出して勝つのが良い訳でもないのだから、そんなに気にならないか。いや、気になる。3、4人の場合は枚数減らせばいいか。  つまり、基本は9枚とする。5人なら45、4人36、3人27。だと、48枚、1〜16となる。16はちょっと戦闘ダメがヤバイな。4人なら39枚だから、1〜13という感じか。戦闘VPがそれでもエグイな。  うーん  8枚。3スート8枚4人で33枚。1〜11。3人時は10と11抜き。5人はなし。かな。  ウィドウ1枚が少ないかどうか。基本、各自使われないカードが2枚ずつある訳だから、4人ならウィドウ7枚と言えなくもない。なら、1枚は公開してしまっても良いかも知れない。 ■ 概要  生存圏を奪い合おう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇エリアカード(40枚)  5スートあり、1〜8の数字が各スート1枚ずつあります。  スートは紛争地帯(エリア)を表し、数字はエリアに派兵される人数を表しています。 ◇英雄カード(4枚)  各種族に1枚ずつあり、数字は10になっています。  英雄は1人ですが、1人で10人分の力を持っています。 ◇種族カード(4枚)  「烏天狗」「河童」「狗神」「鬼族」の4つの種族を表すカードです。  占拠した「磐座(いわくら)」の数字に応じて、特殊なスキルが使用できるようになります。基本的には全種族共通ですが、一部異なるものもあります。 ◇エリアマップ( 枚)  2枚1組の地図です。 ◇マーカー(32個)  磐座を占拠した際に配置するキューブです。  各種族毎に8個ずつあります。 ■ ゲームの準備  各プレイヤーは種族を1つ選び、選んだ種族に応じた英雄カードとマーカー8個を受け取ります。  次に、使用する地図を選び、そのエリアマップを指定された並びになるよう配置します。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの流れ  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  1ラウンドは6トリックで構成され、3ラウンドが終わるとゲームが終了します。  以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  エリアカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつ配って手札としてください。  2ラウンド目以降で持ち越した手札がある場合は、8枚になるよう配ってください。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番となります。  スタートプレイヤーは手札から好きな1枚を出し、時計回りで順番に他のプレイヤーも手札を1枚ずつ出していきます。  スタートプレイヤーが出したカードを「リード」と呼び、その他のプレイヤーはリードと同じスート(=色)の手札があれば、それを必ず出す必要があります。これを「マストフォロー」と呼びます。複数枚あれば、その中から好きな1枚を出してください。  もしも同じスートが1枚もなければ、好きな手札1枚を出すか、あるいは英雄カードを出すことができます。ただし、既に前手番のプレイヤーが英雄カードを出していたら、2枚目となる英雄カードを出すことはできません。  英雄カードは1トリック中に1枚のみ出すことができ、さらに通常ゲーム中に1回しか使用できません。ここぞという時の切札になります。 ◎磐座効果の適用  リードと同スートのエリアにある磐座を占拠していたら、その磐座の数字に応じた特殊なスキルを使用することができます。  テキストに従い、指定されたタイミングで効果を適用してください(適用しないことも可能です)。 2:判定フェイズ  全員が1枚ずつカードを出し終えたら、判定を行います。  まず、リードと異なるスートのカード(英雄カードを除く)は除外されます。  次に、リードと同じスートで、最も数字の大きい2枚(同値の場合は、スタートプレイヤーに近い方を優先。英雄カードであれば最優先)が「戦闘状態」となります。  後程処理をしますので、一先ず置いておいてください。  それ以外のプレイヤーは、数字の小さい順に「加勢」か「占拠」のどちらかを行います。 ◎加勢  戦闘状態となっている、どちらか片方のプレイヤーに味方します。 ◎占拠  リードと同スートのエリアにある、まだ占拠されていない磐座1つを占拠します。  占拠したら、その磐座に自分のマーカーを配置してください。  また、占拠できる磐座がない場合や、手持ちの占拠マーカーが尽きた場合は、加勢を選んでください。  以上の処理が終わったら、戦闘状態を解決します。  戦闘状態になったプレイヤーは、”自分の数字+加勢の数字”を戦力とし、戦力の大きい方が”差分”だけVPを得てください。同値なら、互いにVPを得られません。  また、勝った側に加勢したプレイヤーは、勝者の得たVPの半分(端数切り捨て、0もあり)を得てください。負けた側に加勢したプレイヤーは、VPを得られません。  もしも、リードと同スートが1枚も出されていなければ、リードは自分が出した”数字”分のVPを得ることができます(=2番目に大きい数字を0として扱う)。  以上の処理を終えたら、1トリックが終了します。  リードと同スートを出した中で、最も大きい数字(複数いれば、スタートプレイヤーに近い方)を出したプレイヤーが新しいスタートプレイヤーとなり、次のトリックを行ってください。 3:ラウンド終了  6トリックが終わったらラウンドが終了します。  残った手札の内、好きな1枚を選んで次のラウンドへ持ち越すことができます。  必要ない場合は、捨て札にしてください。  次に、各エリアにつき、数字の小さい方から順に”現在のラウンド数”だけ残し、残りのマーカーを回収します。  例えば、「1」〜「3」の磐座があるエリアでは、1ラウンド目終了時は「1」の磐座のマーカーが残り、「2」と「3」の磐座のマーカーが回収されることになります。2ラウンド目終了時は「1」と「2」の磐座のマーカーが残り、「3」の磐座のマーカーが回収されます。  もしもこれが3ラウンド目なら、ゲームが終了します。  マーカーを回収せず、以下の処理を行います。 ◎マジョリティボーナス  各エリアにつき、最もマーカーを置いているプレイヤーは3VPを得ます。  同数の場合、最も小さい数字の磐座にマーカーを置いてるプレイヤーが優先されます。 ◎支配力ボーナス  自分のマーカーが1個でも置かれているエリアを見て、それが繋がっているとボーナスが発生します。  ”繋がっているエリア数”分のVPを得てください(ただし、1つも繋がっていない場合は0VPとなります)。  そして、VPの最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、占拠した磐座数の多い方が勝ちます。それも同じなら引き分けとしてください。