■■ Pitmaster 草案22 ■ 問題点  自分の得意肉を取ることにあまりメリットを感じない。  スモークによって限界レベルも上がってしまう為、スモークを選んだ際のお得感がちょっと減ってしまう。  例えば、バリュートークンを炎トークン3個分にしたらいいかも知れない。 (!--大まかな変更点--) ・ワークエリアの調整 ・オートグリルの廃止 ・サイドディッシュ計算方法の変更 ・バリュートークンの計算方法の変更 ・その他、データ調整 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められたピットマスターたちが、バーベキューチャンピオンの称号を目指してBBQの腕を競い合う!  それは料理人の数だけ存在する、芸術のような肉料理  こんがりと焼けた肉、その表面に浮かぶ珠のような脂! 人生を体現する風味豊かなソース!  おっと、忘れちゃいけない。肉を引き立たせる素晴らしいサイドディッシュ!  まさしく、バーベキューはアートだ!  あらゆる人種、あらゆる文化を受け入れてきたアメリカだからこそ生まれた料理  「肉を焼くだけ」という常識を覆す、アメリカンバーベキューの奥深さを堪能してください! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  コンテストに参加するピットマスターたちです。  プレイ順を表す数字と、得意とする肉が設定されていて、得意とする肉はローストの最大レベルが1上がります。 ◇ミートカード(40枚)  メインディッシュとサイドディッシュの、どちらにでも使用できる肉素材カードです。  「牛」「豚」「鶏」「羊」「ジビエ」の5スートと、現在のグレードを表す「レベルゲージ」があります。  また、メインディッシュとして使用する際は、「適正火力」を表す数字と、ローストレベルに応じて上昇する「価値(=VP)」が炎アイコンで記されています。 ◇ツールカード(18枚)  調理器具やスパイスなど、調理に必要となる様々な道具を表すカードです。  特殊な効果が1つ設定されています。 ◇アイデアカード(18枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード(24枚)  現在のグリルの火力を表すカードです。  −3〜+6まであります。 ◇ワークエリアカード(5枚)  共通場に配置される、「1:アピール」「2:火力調整」「3:スモーク」「4:サイドディッシュ」「5:BBQソース」の5つのワークエリアを、その内容を表したカードです。 ◇課題カード(8枚)  審査員から要求される無茶振りの課題です。  選択ルールでも使用します。 ◇サマリーカード(8枚)  審査時の手順と、セットボーナス一覧が記載されたカードです。 ◇オーダーカード&マーカー(1セット)  各ラウンドにおけるプレイ順を表すカードとマーカーです。 ◇スコアトラックカード&マーカー(4枚)  スコアトラックと、各キャラクターのスコアマーカーのセットです。 ◇サイコロ(32個)  1セットにつき、4面体が2個、6面体が3個、8面体が2個、12面体が1個あり、各キャラクターの労働力(便宜上「ワーカー」と呼称)を表します。  目の値が大きい程、配置されたワークエリアに割く作業時間が大きいことを表します。 ◇ローストトークン(30個)  素材の絶妙な焼き上がりを表すトークンです。 ◇アピールトークン(12個) ◇バリュートークン(24個) ■ ゲームの準備 1)プレイヤー準備  全プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚配ります。  サマリーカードを配り、最初から持っている労働力(=ワーカー)として、4面体サイコロを2個、6面体サイコロを2個を得ます。  アイデアカードをよくシャッフルして山にし、そこから2枚引いて手札としてください。  次に、グリルカードをよくシャッフルしてグリル山にし、全員の手が届く位置に置きます。  そうしたら、グリル山から1枚引いて表向きに配置し、そこを自分の【グリル】としてください。  【グリル】も他の【ワークエリア】と同様にワーカーを配置できますが、自分の【グリル】にだけ配置可能で、他のプレイヤーの【グリル】にはワーカーを配置できません。  また、この【グリル】にあるグリルカードの数字合計が、現在の自分の「火力」を表しています。 2)肉の準備  ミートカードをよくシャッフルしてミート山にし、各プレイヤーはそこから5枚ずつ引きます。  これが今大会でプレイヤーが調理するメインディッシュ、及びサイドディッシュとなりますが、必要なら1回だけ交換することができます。好きなだけミートカードを選んで捨て札にし、ミート山から”捨て札にした枚数”だけ引いてください。  必要がなければ交換しなくても構いません。  その場合、アピールトークンを1個得ることができます。  肉を選んだら、それをメインディッシュとして縦置きするか、あるいはサイドディッシュとして180度反転させて置くかを選んでください。  ただし、メインディッシュとサイドディッシュは必ず最低1枚ずつ必要になります。また、審査されるサイドディッシュの枚数は「メインディッシュと同枚数まで」となります。なので、あまりサイドディッシュを多くし過ぎると無駄になる可能性がありますので注意してください。 3)場の準備  ワークエリアカードを1枚ずつ並べ、これらを纏めて【ワークエリア】と呼びます。  次に、ツールカードをよくシャッフルして山にし、【ワークエリア】の内、【アピール】に4枚表向きで並べてください。ミートカードの残りと捨て札を再度シャッフルして山にし、これも【アピール】に4枚表向きで並べてください。  また、アピールトークンの残りも【アピール】に配置します。3人プレイ時は、アピールトークンを3枚ゲームから取り除いて残りを配置してください。  アイデアカードの残りの山を、【BBQソース】に置いてください。  スコアカードを並べ、全員の対応するスコアマーカーを「0」のマスに配置してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、4ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールしてください。  次に、このラウンドにおけるプレイ順を決定します。  「所持しているアピールトークンの多い順」がプレイ順となります。同数の場合は、キャラクターの数字の小さい方を優先してください。  プレイ順が決まったら、オーダーカードに各プレイヤーのマーカーを配置します。  また、アピールトークンを得てもラウンド中に順番は変わりません。次のラウンドのプレイ順を決める際に影響します。 ◎課題設定  1ラウンド目の開始時にのみ行います。  課題カードからランダムに1枚を選んで表向きに置き、その効果を適用してください。 ◎追加課題(選択ルール)  試合がある程度進むと、審査員たちは更なるエンターテインメント性を求めてメチャクチャな追加課題を課してくる場合があります。  もしもこの選択ルールを適用する場合、3ラウンド目の開始時に追加で課題カードからランダムに1枚を選んで表向きに置き、その効果を適用してください。  勿論、使用せずそのまま進めてしまっても構いません。 2:メインフェイズ  プレイ順に従って手番を行います。  自分の手番になったら、ワーカー1個を【ワークエリア】か【グリル】へ配置してください。  手札(=アイデアカード)は自分の手番中であればいつでも使用できます。  手札を使用したら捨て札にし、効果を適用してください(効果は基本的に自分のみを対象とし、特別な指示がない限りは他のプレイヤーに影響を及ぼしません)。  また、手札の効果を適用せずに捨て札にすることで1VPを得ることもできます。状況的に使い所をなくしてしまった手札は、捨てて1VPに変えてしまっても全く問題ありません。 ◎ワークエリア  配置した【ワークエリア】に応じて、以下の処理を行ってください。  ただし、各【ワークエリア】にはワーカーの配置制限が設定されている場合があります。配置制限に引っ掛かる場合は、【アピール】などの他の【ワークエリア】を選ぶか、【グリル】へ配置してください。 ・【アピール】  配置制限はありません。  アピールトークンを1個得ます。  尽きていたら、最もアピールトークンを多く持っているプレイヤーから、アピールトークン1個を奪います(自分が一番多く持っていたら、2番目に多く持っているプレイヤーから奪います)。複数いたら、キャラクターの数字が小さい方から奪ってください。  次に、ツールカードかミートカードのどちらか1枚を得て【グリル】に配置します。この時、ミートカードはそのまま配置すると「メインディッシュ」、反転して配置すること「サイドディッシュ」として扱います。  【アピール】からカードを得ても即時補充はされません。ラウンド終了時に補充されます。 ・【火力調整】  4人プレイ時は3個まで、3人プレイ時は2個までワーカーを配置できます。  【グリル】の火力を調整します。  グリル山から1枚引いて自分の【グリル】に配置するか、あるいは自分の【グリル】にある好きなグリルカード1枚を捨て札にすることができます。  その後、好きなメインディッシュを1枚選び、現在の火力(=【グリル】にあるグリルカードの数字合計)でローストすることができます(※詳細は後述)。 ・【スモーク】  4人プレイ時は3個まで、3人プレイ時は2個までワーカーを配置できます。  手元にあるサイコロ1個の目を反転(最大値+1−現在値)し、配置したワーカーを成長させることができます。  これらは任意で、行わなくても構いません。  ワーカーは成長すると「4面体→6面体→8面体→12面体」の順番で1段階アップし、即【ストック】にある自分の色のサイコロと交換します。ただし、2個目の12面体ワーカーを作るなど、【ストック】にないサイコロとは交換できません。  次にバリュートークンを1個得ます。  バリュートークンは好きなメインディッシュ1枚に配置できますが、1枚に2個以上配置できません。配置できるメインディッシュがなければ、バリュートークンを【ストック】へ戻してください。  バリュートークンは炎アイコン2個分になり、キャラクターが得意としないスートでも【EX】が開放されます。 ・【サイドディッシュ】  4人プレイ時は3個まで、3人プレイ時は2個までワーカーを配置できます。  手元にあるサイコロ1個の目を+2〜−2し、配置したワーカーを成長させることができます。  これらは任意で、行わなくても構いません。  ワーカーは成長すると「4面体→6面体→8面体→12面体」の順番で1段階アップし、即【ストック】にある自分の色のサイコロと交換します。ただし、2個目の12面体ワーカーを作るなど、【ストック】にないサイコロとは交換できません。  次に、全てのサイドディッシュに対して、ローストトークン1個をレベルゲージの左端マスに配置します。  既に配置されていた場合は、1つ右のマスへ動かしてください。最大レベルに達していた場合は、それ以上レベルを上げることはできません。また、メインディッシュと違い、サイドディッシュには【EX】マスはありません。 ・【BBQソース】  4人プレイ時は3個まで、3人プレイ時は2個までワーカーを配置できます。  アイデア山から1枚引いて手札に加えます。  ただし、アイデア山が尽きていたら手札を得ることはできません。  その後、BBQソースを作ります。  ”(この【ワークエリア】に)配置したワーカーの最大目÷2”分だけVPを得てください。即ち、4面体なら2VP、6面体なら3VP、8面体なら4VP、12面体なら6VPとなります。 ◎グリル  配置したワーカーの目で肉をローストします。  【グリル】にあるメインディッシュ(=反対向きに置かれていない)を、配置したワーカーの面体数に応じた数まで選びます。   4面体:1枚   6面体:2枚まで   8面体:3枚まで  12面体:4枚まで  次に選んだメインディッシュに対して、”グリルカードの数字合計±配置したワーカーの目”を「火力」としてローストします。  この時、火力とミートカードの数字が±1以内なら、ローストレベルが1上がります。ローストトークン1個を、レベルゲージの左端マスに配置してください。既にローストトークンが配置されていたら、1つ右のマスへ動かします。  最大レベルマスにまで到達してしまったら、それ以上ローストレベルは上がりません。ただし、自分が得意とするスートか、あるいはバリュートークンが1個でも乗っていた場合は、【EX】マスが開放され、最大レベルが1上がります。  また、火力とミードカードの数字が同じなら、「ジャスト」となりさらに1VPを得ます。これは、ローストレベルが上がらなくても得ることができます。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  これを繰り返し、全プレイヤーがワーカーを使い切ったら次のフェイズへ進んでください。 4:エンドフェイズ  各自グリル山から1枚引いて、それを【グリル】に配置してください。山が尽きていたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直します。  次に、全プレイヤーは【ワークエリア】に配置されたワーカーを回収します。  最後に、【アピール】のストレージカードとミートカードを全て捨て札にし、山から4枚ずつ引いて表向きに配置してください。  山が尽きていたら補充は行われません。  また、これらの処理は4ラウンド目に行う必要はありません。  以上を繰り返し、4ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  審査前に、審査順を決める必要があります。  通常のプレイ順と同様の方法で、審査順番を決定してください。  次に、審査対象なるメインディッシュとサイドディッシュを決定します。  黒焦げ(=裏向き)と生焼け(=ローストレベル0)のメインディッシュは捨て札にして、1枚につき1VPを失います(ただし、最低値は0)。  残ったメインディッシュを審査対象とし、同数までのサイドディッシュも審査対象となります。  もしも審査対象となるメインディッシュよりも、サイドディッシュの枚数が多ければ、同枚数になるよう捨て札にして調整してください。  それが終わったら、以下の順番で決算を行ってください。 ◎メインディッシュ  各メインディッシュにつき、”(炎アイコン数+バリュートークン数)×ローストレベル”分のVPを得ます。 ◎サイドディッシュ  各サイドディッシュにつき、”2×レベル”分のVPを得ます。 ○ファーストアタック  プレイ順に従って審査が行われるとして、審査されるのが初めてのスートだった場合、そのプレイヤーは1スートにつき3VPを得ることができます。 ○セットボーナス  以下の条件を満たしていた場合、以下のセットボーナスを得ます。  もしも複数のセットを満たしていたら、その全てを得ることができます。 ・ミートトリコロール 2VP  異なるスートを3つ以上 ・ミートダイナモ 3VP  同一スートが4枚以上 ・ミートフルハウス 4VP  フルハウス(同一スート3枚+同一スート2枚) ・チョモランマステーキ 5VP  メインディッシュ数が最も多い(同数不可) ・ミートアベンジャーズ 6VP  全てのスートを揃える ・ナイアガラスペシャル 7VP  メインディッシュ5枚以上、かつ一番大きい数字と一番小さい数字の差が6以上 ・ミートネオンジェネシス 8VP  数字が全て異なるメインディッシュを5枚以上 ○ツールボーナス  ツールカードにVPがあれば、それを得ます。 ○その他  課題などのボーナスがあれば、それを得てください。  最終的に最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、キャラクターの数字の大きい方を優先してください。