■■ BBQP 草案11 ■ 問題点  ワークエリアに殆ど意味がない。  目を細かく操作することの意義が薄いので、単に得点化できる部分にだけワーカーが配置されるような形になっている。  また、オートグリルの性質により、同じ数字をただ集めて、ワーカーを肉を焼くためでなく、一定の数字を保つように火力調整するだけの方が効率的なのも問題。  まず、オートグリルにもっとやばい感じをつける。  例えば、次ラウンドの火力を補充してからオートグリルされる。つまり、肉の面倒を見なかった場合、全部いきなりダメになる可能性がある。という感じにする。だから、予めヤバそうな火力を取り除くなどが必要になる。  その代わり、1度に焼ける肉の数を増やしてもいいかも知れない。  ワーカーの面体数に応じて決まるのがいいかも。これなら、4個振って期待の目が出る確率よりも、さらに一番大きいワーカーで期待の目が出る確率が求められる為、疑似的に数値調整の必要性が高まる。  4面体なら1枚、6面体なら2枚、8面体なら3枚、12面体なら4枚。つまり、同じ数字で集めておけば、12面体だけ調整すれば1回で全部焼ける。ということになる。この場合、低い目も重要なのは変わらないが、面体数がただ上がることも重要になる。  その上で、ワークエリアの+1、+2のエリアを強化する。  具体的にはワーカー成長をここにして、BBQソースからは除く。で、BBQソースの得点効率を上げる? 現状、MAXで6VPはいささかせこい。が、12VPだと高すぎる。  うーん、現状手札強めだし、単にワーカー成長をなくすでいい気がしてきた。 (!--大まかな変更点--) ・グリル周り、審査方法など、全面改訂 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  コンテストに参加するピットマスターです。  プレイ順を表す数字と、得意とする肉が1つ設定されています。 ◇ミートカード(32枚)  メインディッシュとサイドディッシュの、どちらにでも使用できる肉素材カードです。  「牛」「豚」「鶏」「羊」「ジビエ」の5スートがあり、価値(=VP)とロースト難度を同時に表す「ランク」が数字で1つ設定されています。 ◇ストレージカード(24枚)  調理器具やスパイスなど、調理に必要となる様々な道具を表すカードです。  特殊な効果が1つ設定されています。 ◇アイデアカード(18枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード(24枚)  現在のグリルの火力を表すカードです。  −3〜+6まであります。 ◇ワークエリアカード(5枚)  共通場に配置される、ワークエリアとそのボーナスを表したカードです。  ボーナスは以下の通りです。  1:アピールトークン1個  2:目に+1/−1  3:目に+2/−2  4:目を反転(最大値+1−現在値)  5:手札1枚+ワーカー1個成長 ◇サイコロ( 個)  1セットにつき、4面体が2個、6面体が3個、8面体が2個、12面体が1個あり、各キャラクターの労働力(便宜上「ワーカー」と呼称)を表します。  目の値が大きい程、配置されたワークエリアに割く作業時間が大きいことを表します。 ◇ローストトークン  素材の絶妙な焼き上がりを表すトークンです。 ■ ゲームの準備 1)場の準備  ワークエリアカードを配置番号に従って、左から昇順になるよう並べます。  この内、5番目のカードは少し離して配置してください。  これらワークエリアカードを、【ワークエリア】と呼びます。  次に、ミートカードとストレージカードをそれぞれシャッフルして山にし、1〜4の【ワークエリア】に1枚ずつ山から引いて数のように表向きに配置します。  アイデアカードをよくシャッフルして山にし、それを5の【ワークエリア】に置いてください。     1 | 2 | 3 | 4 |   5  □  □   □   □   □  □  □   □   □   □  グリルカードをよくシャッフルしてグリル山にし、全員の手が届く位置に置いてください。 2)プレイヤー準備  全プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚配ります。  次に各プレイヤーは、4面体サイコロを2個、6面体サイコロを2個得て、アイデア山から2枚引いて手札としてください。  それが終わったら、グリル山から1枚引いて表向きに配置し、そこを自分の【グリル】とします。  【グリル】も他の【ワークエリア】と同様にワーカーを配置できますが、自分の【グリル】だけで、他のプレイヤーの【グリル】にはワーカーを配置できません。  また、この【グリル】にあるグリルカードの数字合計が、現在の自分の「火力」を表しています。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、4ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールしてください。  次に、このラウンドにおけるプレイ順を決定します。  「所持しているアピールトークンの多い順」がプレイ順となります。同数の場合は、キャラクターの数字の小さい方を優先してください。 2:メインフェイズ  プレイ順に従って手番を行います。  自分の手番になったら、ワーカー1個を【ワークエリア】か【グリル】へ配置してください。 ◎ワークエリア  ワーカーの目は特に関係ありません。  まず、配置した【ワークエリア】のボーナス効果を適用します(これは任意です)。  5の【ワークエリア】について、アイデア山が尽きていたら手札を得ることはできません。また、配置したサイコロは「4面体←→6面体←→8面体←→12面体」で、1段階面数アップかダウンを行い、即サイコロを交換します。ただし、2個目の12面体を作るなど、ストックにないサイコロと交換することはできません。  その後、配置した【ワークエリア】に応じて以下の処理を行います。  1〜4の【ワークエリア】に配置したら、その下にあるミートカードかストレージカードの、どちらか1枚を得て【グリル】に配置します。この時、ミートカードは反転して配置することで、「サイドディッシュ」として扱うことができます。  ストレージカードは、【グリル】時に特殊な効果を適用することができます。  それが終わったら、カードを右詰して山から左端に補充を行ってください。  5の【ワークエリア】に配置したら、BBQソースを作ります。  ”配置したワーカーの目÷2(端数切り捨て)”分だけVPを得てください。 ◎グリル  配置したワーカーの目で肉をローストするか、あるいは火力を調整します。 〇ロースト  【グリル】にある(サイドディッシュでない)ミートカードを”【グリル】に配置されているワーカー数”だけ選びます。選んだら、横倒しにしてください(既に横倒しになっているミートカードを、再度選ぶこともできます)。  次に、選んだミートカードを”火力(グリルカードの数字合計)±配置したワーカーの目”を「ロースト値」としてローストします。  この時、ロースト値とミートカードの数字が±1以内なら、その各々についてローストトークンを1個得ます。ロースト値とミードカードの数字が同じなら、ジャストとなりさらに1VPを得ます。  もしも、ロースト値がミートカードの数字より4以上大きかった場合、焼き過ぎて調理に失敗します。  乗っているローストトークンを全て取り除き、ミートカードを裏向きにしてください。この裏向きになったミートカードは、審査時にマイナスポイントとなります。 〇火力調整  【グリル】にある、最も小さい数字のグリルカード1枚を捨て札にします。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  これを繰り返し、全プレイヤーがワーカーを使い切ったら次のフェイズへ進んでください。 3:オートグリル  各自、【グリル】に横倒しでない(=1回もローストしていない)ミートカードがあれば、それが強制的にローストされます。  火力をロースト値として、全ての横倒しでないミートカードを1回ローストしてください。 4:エンドフェイズ  全プレイヤーは【ワークエリア】に配置されたワーカーを回収します。  【グリル】のミートカードも全て縦置きに戻してください。  次に、ミートカードとストレージカードの右端(=4の【ワークエリア】の位置)を捨て札にし、右詰して山から新たに1枚を補充します。  最後に、各自グリル山から1枚引いて、それを【グリル】に配置してください。  これらの処理は、4ラウンド目に行う必要はありません。  以上を繰り返し、4ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  審査前に、審査順を決める必要があります。  通常のプレイ順と同様の方法で、審査順番を決定してください。  次に、審査順に従い、以下の方法で決算を行ってください。  ローストトークン1個につき、それが乗せられたミートカードの”炎アイコン数”分のVPを得ます。  裏向きのミートカード(=調理失敗)があれば、1枚につき−1VPとなります。  サイドディッシュは、1枚につき1VPを得ます。  次に特殊なボーナスとして、審査されるのが初めてのスートだった場合、1スートにつき”2+アピールトークン数”分のボーナスVPを得ることができます。  それらを合計し、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、キャラクターの数字の大きい方を優先してください。