■■ BBQP 草案9 ■ 問題点  オーダー変更が機能していない。  焼きが、結局高い目しか必要としないので、単に低い目は不利にしかならず、それが解消されていない。  サイドディッシュに必然性がない。  まず、終盤になるとサイドディッシュが全然取られない点については、メインディッシュの反対置きをサイドディッシュとする案が良さそうだ。つまり、牛肉はローストしたらメイン、反対に置いたら牛肉サラダでサイドという感じ。チキンならチキンスープとか。  この場合、グリルに配置しないカードがサイドディッシュとして扱われる。  焼きについて、低い目の活用方法として、常に一定の火力で焼いていることを想定する。  例えば、1ラウンド目は4、2ラウンド目は6、3ラウンド目は8、4ラウンド目は10みたいな感じで、火力は段々上がっていく。で、肉には適性値、つまり数字があり、丁度の数字でないと焼けない。だから、ワーカーを配置して、その目分、数値を±する。みたいな感じが良いのかも知れない。  現在のランク制はコンポーネントも増えるし、正直手間も多いし視認性も悪い。  なので、この新方式でジャストでトークン1個乗せる感じが良いんじゃないだろうか。  カードの補充について、随時補充だとワープレの意味がほぼなくなる。ただ、場が更新しないのがどうなのか。って感じなので、何らかの形で場が更新されるような形だと良い。多分、ちょっと手間は増えるが、1巡したら古いのを捨て札にして、新しいのを追加するとか。  ワーカーの目変更ルールは入れた方が良さそうだ。やはり、特殊効果だけで処理するのはよくない。  例えばこんな形はどうだろう。      なし|+2/-2|+1/-1|反転 素材   □  □   □  □ 道具   □  □   □  □  みたいな感じで並べられていて、1つずつ右へ移動する。  1エリアにつき、自分のワーカーは1個しか配置できない。  この場合、取れて4枚だから、現状の最大ワーカー数とも合致するし良い気がする。ただ、リソースが素材(メイン&サイド)と道具しかないのはどうなのか。  アイデアもここに入れてしまってもいいかも知れない。  場の更新は、基本的に1枚も取られてなかったら。  1枚でも取られてたら、間を詰めて不足分を補充する。  後、この形式だとカードを取得する為に配置するサイコロの目に全く意味がない。  まぁ、それは別に問題ないか。  ソースをどうするか。  ソースだけサイコロの目が関係する。これは上限なしで蓄積するとし、要は捨てサイコロを1VPに変換できる形式でもいいかも知れない。ただ、そうすると全目最大値で全部ソース配置が正義となるのでどうするか。  まぁ、1ラウンドに1個という制限を付けるだけで良いかも知れない。この場合、トークンなどを用意せず、配置したら直点が入るとコンポーネントを減らせる。また、配置場所も通常のラインの右側に作れば、各エリアワーカー1個のみ配置でルールが共通化されるので分かり易い。  ローストルールについての詳細を考える。  まず、いつ判定が行われるのか。  ワーカーを配置した際に行われると、つまりワーカー配置数が焼き回数となり、ワーカーをより多く配置するのが正義となる。これだと、現状の展開とほぼ変わらないのかも知れない。  なら、ラウンド終了時に1回焼かれるとする。  この場合、最大4回焼きが入るので、トークンも最大4個ということになる。これはちょっと厳しい。  んー。  まず、ワーカーを配置すると、グリル1個だけ火力を調整できるとする。つまり、ワーカーの目分、数値を上下させる。で、ワーカー配置と同時に全部焼く。この時、火力と修正値が±1ならトークンが1個乗る。同じなら、さらに1VPを得る。とする。  もしも火力が数字の倍以上か半分以下だった場合、トークンが1個減る。  基本火力については、各自火力山からランダムに毎ラウンド1枚引く。  で、それを合計して基本火力を見る。+1〜+4ぐらい。中には、−1とかもあるかも。だから、各自基礎火力が異なる。  アピールについてどうするか。  現状だと、要素として完全に死んでいる。同値の際にプレイ順問題が結局解決できないのもどうなのか。という所ではある。  まず、プレイ順について考える。  そもそも、プレイ順に大きなインタラクションがあるのか。つまり、ワーカーの殆どはローストに費やす訳だから、ワークエリアにおける優先順位がどれほど有効であるか。ということ。しかも、仮に高いとして、有効性は序盤が高く、終盤はかなり低くなる。  つまり、理屈上は序盤にプレイ順を早める行為をすれば、それだけ有効度が高い。という仕組みにする必要がある。  例えば、インタラクションを増大させる安易な方法として、先行者有利的な要素を付ける。  各ワークエリアに、先にワーカーを配置しているプレイヤーは、他のプレイヤーが配置すると何か有利になる。という仕組み。金があるなら1金とか。  余り面白くはないが、目の変化なしワークエリアは、代わりにアピールトークンが1個貰えるというのもあり。これなら、アピールと言う行為が全く無駄になることはない。問題は、同値の場合にどうするか。となる。  個数で数えるから同値が多くなるなら、例えばラウンド開始時にアピールトークンをプレイヤー人数分置き、先置きで好きなトークンを取る。トークンには1〜3の数字がある。という形式。理屈上、同値は少なくなる。が、完全になしにはできない。  んー  基本はアピールトークン数優先として、同値は目の合計値で決まるといいかも知れない。4Dなら、まぁ、被ることはないだろう。  で、審査時にアピール数に応じてなんかあるといいかも知れない。  例えば、初物ボーナスに+アピール数するとか。それがいいか。  スタイルをどうするか。  つまり、ラウンド毎の成長。現状、ワーカーを成長させる理由が少し薄まったので、確定で成長させる。あるいはさせないと不利になる。ということはない。ので、旧ルールのようにアピール配置で成長とか、そういう要素を入れてもいいかも知れない。  グリルは確定で1個増え、取ってくると追加されるとか?  現状、アピールというワークエリアはない。ので、ソース作成に配置されたワーカーは成長する。という感じが良いだろう。あるいは、別にエリアを作るか? ワーカー4個だから、流石にワークエリアは5個以上に増やしたくない。なら、やはりソースに結合がいいだろう。  ストックカードに2重に意味を持たせてみる。  例えば、サイコロのアイコンとグリルのアイコンがある。で、これを捨て札にすると、サイコロの目操作ができる。あるいは、グリルとして使用できる。ただ、問題なのは意味が分からないこと。実際に取ってくるストックカードは何やねんという話になる。一緒に得られる素材というのなら分かる。その道具を取ってくる際に、薪だのグリルだのを一緒に取ってくる。という感じになる訳だし。  もういっそ、グリルという要素をなくしてしまう。  素材は取って来たら即焼ける。という感じでいいかも知れない。ただし、ローストトークンが1個でも乗ってないと審査には出せないとする。  サイドディッシュは焼けないで問題ないだろう。  ローストトークンの価値は、一律2VPとかにする? そうすると、素点の低い肉に価値がなくなる。素点の高い肉程、トークンの価値は低くないといけない。また、サイドディッシュにした方が点になる。という状況も避けたい。  後、肉の種類は絞った方が得点高くなりやすい。というルールも入れたい。  仮に、肉毎に数字が固定で決まっているとする。  この場合、同じ肉で固めた方が管理し易い……のかも知れない。が、多分実際はそうならない。なぜなら、目の調整が効き辛いからだ。  例えば、グリルに配置したワーカーは、スート1つを選んで焼けるとする。これなら、なるべく同じスートで集めた方がローストトークンを稼ぎ易くはなる。  ローストボーナスについては、肉を3ランクに分け、数字が小さい程、大きい。1〜3の範囲で作ればよいと思われる。  今回は目が12までなくてもいいから、肉の数字幅は3〜9ぐらいがいいかな。 (!--大まかな変更点--) ・全面改訂 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  コンテストに参加するピットマスターです。  プレイ順を表す数字と、得意とする肉が1つ設定されています。 ◇メインディッシュカード(24枚)  メインディッシュとなる肉を表すカードです。  「牛」「豚」「鶏」「羊」「ジビエ」の5スートがあり、グレードと、グレードアップに必要なローストトークン数が設定されています。グレードが高い程、得られる審査点(=VP)も大きくなります。 ◇サイドディッシュカード(18枚)  副菜などのサイドディッシュを表すカードです。  メインディッシュと同じくグレードが設定されていて、さらには特定のメインディッシュとの組み合わせ(=コンボ)により加点されることもあります。 ◇ストックカード(18枚)  グリルを強化する為のカードです。  任意のグリル1つを強化することができ、特殊な効果が1つ設定されています。 ◇アイデアカード(18枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード( 枚)  参加者に与えられた、バーベキュー用の大型グリルです。 ◇オーダーカード(1枚)  プレイ順とボーナスを表したカードです。 ◇スタイルカード(6枚)  次ラウンドへ向けた、新しいリソースや特典を得ることができます。 ◇サイコロ( 個)  1セットにつき、4面体が2個、6面体が3個、8面体が2個、12面体が1個あり、各キャラクターの労働力(便宜上「ワーカー」と呼称)を表します。  目の値が大きい程、配置されたワークエリアに割く作業時間が大きいことを表します。  また、黒の12面体サイコロはソーストークンとして扱います。  BBQソースを作成した際、これを使用します。 ◇ローストトークン  素材の絶妙な焼き上がりを表すトークンです。 ◇グレードトークン  肉のグレードを表すトークンです。 ◇薪トークン  肉などを焼く燃料を表すトークンです。 ■ ゲームの準備 1)場の準備  メインディッシュ、サイドディッシュ、ストックの3種は、各カード毎に山にし、それぞれの【ワークエリア】に配置します。配置したら、各山から3枚引いて、それらを表向き配置してください。  アイデアカードは、山にして【ワークエリア(BBQソース)】に配置します。  オーダーカードとスタイルカードは、全員の手が届く位置に、表向きで置いてください。 2)プレイヤー準備  全プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚配ります。  次に各プレイヤーは、4面体サイコロを2個、6面体サイコロを2個得て、アイデア山から2枚引いて手札としてください。  そうしたら、グリルカード2枚を表向きにして手元に置き【グリル】とします。この【グリル】は他のプレイヤーがワーカーを配置できない、自分だけの【ワークエリア】となります。  また、1ラウンド目のプレイ順は「キャラクターの数字が小さい順」になります。  プレイ順に従い、オーダーカードに自分のマーカーを置いてください(この時、プレイ順によるボーナスは与えられません)。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、4ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールしてください。 2:メインフェイズ  プレイ順に従って手番を行います。  自分の手番になったら、「作業」か「パス」のどちらかを行います。  ただし、手元にワーカーがなかった場合、強制的に「パス」となります。 ◎作業  手元にあるワーカー1個をいずれかの【ワークエリア】に配置し、以下の処理を行います。 〇メインデッィシュ/サイドディッシュ  配置されたカードの中から、好きな1枚を得ます。  この時、配置したワーカーの目が「得たカードの数字(メインディッシュカードは、一番小さいグレードの数字を参照)より大きい」場合、薪トークンを1個得てください。配置したワーカーの目が「得たカードの数字と同じ」だった場合、薪トークンを2個得ることができます。  その後、山から1枚引いて【ワークエリア】に補充します。  山が尽きていたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。 〇ストック  配置されたカードの中から、好きな1枚を得ます。  この時、配置したワーカーの目が「得たカードの数字(メインディッシュカードは、一番小さいグレードの数字を参照)より大きい」場合、薪トークンを1個得てください。配置したワーカーの目が「得たカードの数字と同じ」だった場合、薪トークンを2個得ることができます。  ストックカードを得たら、グリルカードを1枚選んでその下に配置してください。一度配置されたら、もう他のグリルカードへ動かすことはできません。  ストックカードの効果は、その配置されたグリルカード1枚に対して適用されます。  その後、山から1枚引いて【ワークエリア】に補充します。  山が尽きていたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。 〇BBQソース  配置したワーカーの目だけ、ソーストークンを得ます(=ソーストークンの目を加算)。ただし、目は12以上にはなりません。  また、アイデア山から1枚引いて、手札に加えてください。これは、ソーストークンの目が上限に達していても行われます。  手札に上限枚数はありません。  手札は自分の手番中であれば、いつでも好きなタイミングで、同時に何枚でも使用することができます(その際、カードの共通効果、固有効果のどちらを適用するかは自由に選べます)。使用した手札は捨て札としてください。 〇グリル  グリルカードに配置されたメインディッシュをローストします。  まず、空いているグリルカードがあれば、そこに手持ちのメインディッシュカードを配置できます。  配置できるのは、1枚のグリルカードに対して、メインディッシュ1枚となります。また、一度グリルカードに配置すると、移動させたり、取り除いたりできなくなります。新しいカードを配置したい場合はグリルカードを増やしてください。  次に、【グリル】に配置された各カードについて、そのグレードの数字より配置されたワーカーの目が大きければ、ローストトークンを1個得て、それをカードの上に乗せます。価値とワーカーの目が同値なら、ローストトークンを2個得てください。  ただし、各グレードの指定数以上は捨てられます。 ・薪トークンの使用  薪トークンを持っていたら、それを1個消費する毎にワーカーの目を+1して扱うことができます。  これは、ワーカーの目の最大値を超えても構いません。例えば、4面体の目が3の時、薪トークンを2個使用すれば目を5として扱うことができます。 ・グレードアップ  各グレードにつき、指定された数だけローストトークンが乗せられていると、グレードが1段階アップします。  グレードトークンを1個もらい、次回以降は1つ上のグレードの数字を参照してください。  もしも、グレードが最上位に達していたらグレードアップは行われません。また、最上位に達しても、指定された数だけローストトークンを乗せることができ、それはゲーム終了時にボーナスVPになります。 ◎パス  このラウンドにおける手番を終了します。  オーダーカードに配置された自分のマーカーを、次の空いている最も小さい数字のプレイ順に配置してください。  そして、手元に残っているワーカー1個につき、プレイ順に記載されたボーナスを得ます。  1:3VP+薪トークン2個  2:2VP+薪トークン1個  3:1VP  4:なし  その後、スタイルカードの中から好きな1枚を選び、そのボーナスを得てください。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  これを繰り返し、全プレイヤーがパスしたら次のフェイズへ進んでください。 3:エンドフェイズ  全プレイヤーは【ワークエリア】に配置されたワーカーを回収してください。  【メインデッィシュ】【サイドディッシュ】【ストック】に残っているカードを捨て札にして、新しくカードを3枚ずつ補充します。  これらの処理は、4ラウンド目に行う必要はありません。 ・ワーカー成長  ワーカー1個を選び、【ストック】から1面体分大きいサイコロと交換します。ただし、12面体以上には成長せず、また【ストック】にサイコロがない場合も成長させられません。 ・手札獲得  指定枚数だけアイデア山から引いて手札に加えます。 ・グリル獲得  新しいグリルを得ます。 ・薪トークン獲得  薪トークンを得ます。 ・スキル  次ラウンドの間、この効果を適用できます。 ・VP  直ちに指定されたVPを得ます。  2ラウンド目以降は、一旦手元のスタイルカードを【場】に戻してから行ってください。  以上を繰り返し、4ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  審査(=得点計算)は、プレイ順で行われます。  まず、グリルカードに配置されたメインディッシュの内、グレードトークンを1個以上得ているものが審査対象になります。  ”現在のグレードの数字”分のVPを得てください。また、最高位のグレードに達していて、かつローストトークンがあれば、”グレードトークン数×ローストトークン数”分のボーナスVPを得ます。  また、審査されるのが初めてのスートだった場合、ボーナスで2VPを得ることができます。  次に、サイドディッシュは数字がそのままVPになります。  また、サイドディッシュには「コンボボーナス」が設定されている場合があり、アイコンと同じスートのメインデッィシュがあれば、1枚につき追加で1VPを得てください。  それが終わったら、ソーストークンの値分のVPを得ます。  さらに、ローストしたメインディッシュのグレード数が、ソーストークンの値以下だった場合、1つにつき1VPを得てください。  最後に、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、スタートプレイヤーから時計回りで遠い方を優先してください。