■■ BBQP 草案8 ■ 問題点  ロースト量の調整。やはり、現状ローストトークンが多過ぎて数値バランスが取れていない。  焼きに関するルールはもう少し増やして、フィーチャーさせるのがいいかも知れない。  まず、薪トークンが多過ぎる。不必要なまでに入手できるので、これをグッと減らしても問題ないだろう。  方向性としては、オーバーで1個か、あるいはジャストで1個。面数の少ないダイスの価値がほぼないので、ジャストがいいかも知れない。  ローストについては、ジャストで1個乗る感じにする。  この場合、同じ数字に調整しない限り、ほぼトークンが乗らないことになる。なので、ロースト回数を何らかの方法で増やすような基本ルールがあっても良いかも知れない。  肉の数字を難度と仮定する。つまり、数字の高い肉程基礎点が高く、そしてローストするのが難しいとする。ローストトークンが乗る毎に、数字に+個数される。つまり、難度が上がる。というのは良いかも知れない。ローストする程、ワーカーも成長させなければならない。という感じだ。  ローストを段階性にする。  例えば3段階あり、3個トークンが乗る度にグレードが上がる。とする。  グレードに応じて数字が高くなる。例えば、最初は4とかでも、4→8→12みたいな感じでグレードが上がる。で、最終的にそのグレードが点数になる。みたいな。  これだと、運要素がちょっと減って、いかに肉を上手く焼くか。という方向性にシフトできる気がする。  グレードを表すトークンが必要になるが、各グレードに応じて必要ローストトークン数が違っていても良いかも知れない。  トークン自体に点数はあるかというと、最終段階で溜まっているトークンは1個1VPぐらいで良い?  だが、それだと一番労力が必要とされる最終段階で焼いてくれないので、ある程度高い方がいい。3VPとかか?  ロースト回数とゲーム全体の長さの問題。  まず、オペレーション自体は非常にシンプルである為、別に4ラウンドでも5ラウンドでも変わらない。ローストシステムを変更し、常に焼いてるような感じはどうだろうか。  例えば、最初にワーカーを必ず1個セットする。で、基本的にその目で焼いてるとする。何らかのアクションを行う度に、その目で焼く判定が入る。的な。  うーん、なんか上手くいかないな。  ゲーム進行に応じて、どう深度を掘り下げるか。  ワーカーを成長させても、結局ロールして配置するだけでやることは増えないし、プレイ感も変わらない。  単純に、後半ほど、焼きの効率が上がる。でも十分ゲームが変化しているような印象は受ける。それに、食材集めをゲーム後半になってもやるのはイメージ的にもおかしい。  グリルに対する拡張効果を、ラウンド終了時に自動で1つ得るような形にしたらどうだろうか。  現在はストックに並び、かつそれを得たプレイヤーだけが恩恵を受け、それ以外のプレイヤーは初期状態のまま戦わねばならない。そう考えると、そこを自動で補強するような感じはいいのかも知れない。  拡張の方向性として、1つのグリルを深化させるか、あるいは新しいグリルを得るか。  また、進化はどのような形で行われるのか。  ランダムに山から引く場合、納得感が減る。狙っている方向性とは違うカードを引いてしまった場合、これはもうどうにもなくなる。  んー  ストックを全てグリル強化カードとする。で、カードは随時補充という感じにしてみたらどうだろうか。  メインとサブも同様に随時補充。  ソースに関して、強制1個配置があまり効いてない。見切り要素は別に用意するとして、ここも同じ感じにするのがいいかも知れない。  あるいは、配置した目に応じてソース効果が高まる、類型式にするのはどうだろうか。ソースは時間をかければかける程よくなるので、例え手札目的であったとしても小さい目がそんなに無駄にならない。ただし、Maxは12で、運がよければ1回で12を出して終わらせることも可。みたいな感じ。  あるいは、ソースに上限をなくして、とりあえず目を配置したらVPに変換できる。みたいな感じにしてしまうとか。だがそうなると、12を作って全部ソースに配置するやり方が正しくなってしまう。  最大値12の場合、勿体ないので中途半端に低い目を配置する。みたいな選択肢や、1回で12を配置して終わらせるなどの選択肢ができていいような気がする。1回も配置しなかったら、単純にソース0点というだけになる。  ソースの値が低くてデメリットなしなのはいいが、高くてメリットなしだと少し寂しいか。まぁ、現行通り+1VPでいいような気はする。  現状、アピールが上手く作用していない気がする。  手じまい宣言でいいような。最終ラウンドについては、単純に審査順。途中ラウンドについては、単純に順位ボーナスと次ラウンドの順番。まぁ、VPボーナスとかあっても良いかも知れない。つまり、得点化できないワーカーをちょっと得点化しつつ次ラウンドの有利を買う。みたいな感じかな。  ローストに関するルールを纏める。  まず、ローストには3段階(これをグレードとする)ぐらいがある。  各段階毎に必要なローストトークン数が決まっている。で、これを満たした場合にランクアップする。ただし、端数は捨てられる。  審査時は、グレード点数+最上位グレード×ローストトークン数。3段階なら、3×トークン数。つまり、6段階あるような肉は、グレードを上げるの大変だけど上げ切った後のボーナスが美味しい。途中段階のグレードでは、端数のローストトークンは点数化されない。  また、1段階もグレードが上がっていない場合は、そもそも点数にならない。  メイン2種って縛りも必要ないかな。  そもそもグリル数って縛りがある訳で、焼ければ焼いただけ点にできるのはよいことだろう。  ただ、種類が多ければよい。というのもちょっと。種類数が少ない程、ボーナス点が付く感じが良いかも知れない。  ただ、ボーナスがVPだと、単純にバランスの問題になる。3種目を焼くか、ボーナスをもらうか、どっちが得か簡単に計算できてしまうので、おそらく死にシステムとなる。  現状の被りボーナスでなく、新規ボーナスを考えてみる。  つまり、審査される初物種類については+3VPとかボーナスがつく。つまり、審査順位が早いのであれば、たくさんの種類を焼くのは意味がある。ということになる。 (!--大まかな変更点--) ・全面改訂 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  コンテストに参加するピットマスターです。  プレイ順を表す数字と、得意とする肉が1つ設定されています。 ◇メインディッシュカード(24枚)  メインディッシュとなる肉を表すカードです。  「牛」「豚」「鶏」「羊」「ジビエ」の5スートがあり、価値(=バリュー)とローストボーナスが設定されています。数字が大きい程価値が高く、ローストが難しく、そしてローストで得られる審査点(=VP)も大きくなります。 ◇サイドディッシュカード(18枚)  副菜などのサイドディッシュを表すカードです。  メインディッシュと同じく価値が設定されていて、さらには特定のメインディッシュとの組み合わせ(=コンボ)により加点されることもあります。  また、中にはメインディッシュと同様にローストできるものもあります。 ◇ストックカード(18枚)  調理に使用する道具や調味料、グリルなどです。  特殊な効果が設定されています。 ◇アイデアカード(18枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード( 枚)  参加者に与えられた、バーベキュー用の大型グリルです。 ◇スタイルカード(6枚)  次ラウンドへ向けた、新しいリソースや特典を得ることができます。 ◇サイコロ( 個)  1セットにつき、4面体が2個、6面体が3個、8面体が2個、12面体が1個あり、各キャラクターの労働力(便宜上「ワーカー」と呼称)を表します。  目の値が大きい程、配置されたワークエリアに割く作業時間が大きいことを表します。  また、黒の12面体サイコロはソーストークンとして扱います。  BBQソースを作成した際、これを使用します。 ◇ローストトークン  素材の絶妙な焼き上がりを表すトークンです。 ◇アピールトークン  審査員へのアピール度を表すトークンです。プレイ順や審査順に影響を与えます。 ◇薪トークン  肉などを焼く燃料を表すトークンです。 ■ ゲームの準備 1)場の準備  各カードを山にして、それぞれの【ワークエリア(メインディッシュ/サイドディッシュ/ストック)】に配置します。配置したら、メインディッシュは山から4枚、それ以外は山から3枚引いて、それらを表向き配置してください。  アイデアカードは、アイデア山にして【ワークエリア(BBQソース)】に配置します。  スタイルカードは全員の手が届く位置に、表向きで置いてください。 2)プレイヤー準備  全プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚配ります。  次に各プレイヤーは、4面体サイコロを2個、6面体サイコロを2個得て、アイデア山から2枚引いて手札としてください。  そうしたら、グリルカード2枚を表向きにして手元に置き【グリル】とします。この【グリル】は他のプレイヤーがワーカーを配置できない、自分だけの【ワークエリア】となります。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、4ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールしてください。 2:メインフェイズ  プレイ順に従って手番を行います。  1ラウンド目は、「各キャラクターの数字の小さい順」をプレイ順としてください。  自分の手番になったら、手元にあるワーカー1個をいずれかの【ワークエリア】に配置し、以下の処理を行います(ただし、【グリル】にはワーカーを1個しか配置できません)。 〇メインデッィシュ/サイドディッシュ/ストック  そこに配置されたカードの中から、好きな1枚を得てください。  この時、配置したワーカーの目が、得たカードの価値よりも大きかった場合、その差分だけ薪トークンを追加で得ることができます。  ストックカードには特殊な効果が1つ設定されていて、それらは直ちに適用されます。  その中でも「グリル強化」は、【グリル】に配置されたグリルカード1枚にのみ適用されます。引き取ったら、その時点で自分の【グリル】を1枚選び、その下に配置してください。一度配置されたら、もう他のグリルカードへ動かすことはできません。 〇アピール  審査員にアピールし、プレイ順や審査順を早くします。  アピールトークンを1個得てください。  さらに、手元に残っているワーカーを1個選び、以下のいずれか1つを行うことができます。これは強制でなく、行っても、行わなくても構いません。 ・現在の目に+1/−1 ・現在の目を反転(最大値+1−現在値) ・振り直し 〇BBQソース  配置したワーカーの目に等しい目の、ソーストークンを得る(=ソースを完成させる)ことができます。  ソースを完成させたら、アイデア山から3枚引いて好きな1枚を手札に加えてください。選ばなかった残りは捨て札とします。  ソースを完成させなかった場合、アイデア山から1枚引いて、手札に加えます。  いずれの場合も、手札に上限枚数はありません。  手札は自分の手番中であれば、いつでも好きなタイミングで、同時に何枚でも使用することができます(その際、カードの共通効果、固有効果のどちらを適用するかは自由に選べます)。使用した手札は捨て札としてください。  また、【BBQソース】はソースを完成させるまで、毎ラウンド、必ず最低1ワーカーを配置する必要があります。BBQソースを完成させたらこの制限はなくなりますが、この【ワークエリア】に再度配置することができなくなります。 〇グリル  1ラウンドにつき、1回だけワーカーを配置できます。  グリルカードに配置されたメインディッシュ/サイドディッシュをローストします。  まず、空いているグリルカードがあれば、そこに手持ちのメインディッシュ/サイドディッシュカードを配置できます。  配置できるのは、1枚のグリルカードに対して、メインディッシュ1枚、サイドディッシュ1枚となります。また、一度グリルカードに配置すると、移動させたり、取り除いたりできなくなります。新しいカードを配置したい場合はグリルカードを増やしてください。  次に、【グリル】に配置された各カードについて、その価値より配置されたワーカーの目が大きければ、ローストトークンを1個得て、それをカードの上に乗せます。価値とワーカーの目が同値なら、ローストトークンを2個得てください。  ローストトークンはゲーム終了時にVPとなります。 ・薪トークンの使用  薪トークンを持っていたら、それを1個消費する毎にワーカーの目を+1して扱うことができます。  これは、ワーカーの目の最大値を超えても構いません。例えば、4面体の目が3の時、薪トークンを2個使用すれば目を5として扱うことができます。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  これを繰り返し、全プレイヤーのワーカーが配置されたら次のフェイズへ進んでください。 3:エンドフェイズ  全プレイヤーは【ワークエリア】に配置されたワーカーを回収してください。  【メインデッィシュ】【サイドディッシュ】【ストック】に残っているカードを捨て札にして、新しくカードを補充します。  【メインディッシュ】には4枚、それ以外には3枚になるよう補充してください。  これらの処理は、4ラウンド目に行う必要はありません。  次に、プレイ順が変更されます。  アピールトークンを多く持っているプレイヤー順としてください。同数の場合は、キャラクターの数字の小さい方が優先されます。  プレイ順が決定したら、プレイ順に従って好きなスタイルカード1枚を選んで手元に置きます。  スタイルカードには以下の指定が記載されていますので、その指示に従ってください。 ・ワーカー成長  ワーカー1個を選び、【ストック】から1面体分大きいサイコロと交換します。ただし、12面体以上には成長せず、また【ストック】にサイコロがない場合も成長させられません。 ・ワーカー増加  新しいワーカーとして、【ストック】から4面体サイコロを1個得ます。ただし、4面体サイコロが【ストック】にない場合は得られません。 ・手札獲得  指定枚数だけアイデア山から引いて手札に加えます。 ・グリル獲得  新しいグリルを得ます。 ・各種リソース獲得  指定されたトークンを得ます。 ・スキル  次ラウンドの間、この効果を適用できます。 ・VP  審査前に指定されたVPを得ます。最終ラウンドのみ適用される、所謂順位ボーナスです。  3ラウンド目以降は、一旦手元のスタイルカードを【場】に戻してから行ってください。  以上を繰り返し、4ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  審査(=得点計算)は、プレイ順で行われます。  最初に、コンボプレートを作成します。  メインディッシュの中からスートを2つまで(スートが2種類であれば、何枚でも可)と、サイドディッシュカード(何枚でも可)を選びます。  この選んだカードが、以下の審査対象となります。選ばなかったカードは全て捨て札にし、それに乗せられたローストトークンも失われます。  メインディッシュ1枚の点数は、”価値+ローストトークン数×ランク(ローストアイコン数)”となります。  サイドディッシュも同様に計算します。  また、サイドディッシュには「コンボボーナス」が設定されている場合があり、アイコンと同じスートのメインデッィシュがあれば、1枚につき1VPを得てください。  それが終わったら、ソーストークンの値分のVPを得ます。  さらに、ローストしたメインディッシュ、サイドディッシュの価値が、ソーストークンの値以下だった場合、1つにつき1VPを得てください。  2番目以降の審査の場合、メインディッシュのスートが被る度に「ローストトークン−1個」のペナルティが発生します。ただし、このペナルティによってローストトークンはマイナスになりません。  例えば、1番目が牛・牛で、2番目が牛・豚、3番目が牛・鶏だった場合、2番目は牛が被って−1個、3番目は牛が2回被って−2個のペナルティとなります。  最後に、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、スタートプレイヤーから時計回りで遠い方を優先してください。