■■ BBQP 草案7 ■ 問題点  ジャストで2個乗るのがやはり良くない。あるいは、何回でもグリルに配置できるのが良くない。  また、初期グリルが2個はないと厳しい。  拡張は固定にして、順番に選ぶ形にしてもそう問題なさそう。  全体的に役割の被りが多い。特にストックカードとアイデアカード。もっと明確化した方がいい。  まず、ロースト方法について考える。  以上で1個、ジャストで2個は理屈上悪くないと思う。イメージ的にも分かり易い。となると、やはり問題はグリルに何個でもワーカーを配置できる点。これを1個に限定した場合、肉の取り方に意義が出てよいと思われる。  また、現状肉の素点がないのもマズイかも知れない。  素点がない場合、4の肉を集めるのが最強になる。サイドと絡みがあり、かつ、ダイスを成長させなくてもジャストで焼けるのがデカイ。そういう意味では、6も強い。素点があれば、4と10で2倍近い差がある訳だし、4、5ラウンドのゲームなら差は大きいと考えて問題ない。  また、ロースト点を素点÷3、4ぐらいで考えたらいいか。基本、高い肉を狙いつつ、ワーカーを成長させ、成長が追い付かない場合は薪でカバーというのが良いだろう。  ジャストを狙うにしても、なるべく高めで狙った方が得点効率が良いようにしたい。  次に、プレイ順をもう少し何とかしたい。  現状は分かり易く、スタPを取った左隣が一番得をする形式。  順番を時計回りにしない方法、例えば獲得アピール数順とかにした場合、ラウンド毎にプレイ順が変わる為、何らかのアシストが必要になる。仮にそれをしたとして、同数の場合にどうするかという問題がある。  スタPだけは決める必要があるので、例えばスタPから近い方優先とか。あるいは、キャラクターに数字を振って、それを基準にするとか。実際、キャラクターには得意素材が設定されているので、その枚数比率に応じて、少ない者ほど優先的に動けるようにするのはアリだろう。  とりあえずそうするか。  ソースが、やっぱり粘る意味が薄い。  カードを強力にするのがいいかも知れない。  全体的な方向性をどうするか。  メインはとりあえず良し。サイドも、まぁ良し。  ストックは、グリルエンチャントとちょっと良いグリル、審査時のVPボーナスとする。  アイデアはそれ以外の便利効果全部。  まぁ、こんなところかな。 (!--大まかな変更点--) ・全面改訂 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇キャラクターカード(5枚)  コンテストに参加するピットマスターです。  それぞれ、得意とする料理の種類が異なります。 ◇メインディッシュカード(24枚)  メインディッシュとなる肉を表すカードです。  「牛」「豚」「鶏」「羊」「ジビエ」の5スートがあり、価値(=バリュー)とランクが設定されています。数字が大きい程価値が高く、ローストが難しく、そしてローストで得られる審査点(=VP)も大きくなります。 ◇サイドディッシュカード(24枚)  副菜などのサイドディッシュを表すカードです。  メインディッシュと同じく価値が設定されていて、さらには特定のメインディッシュとの組み合わせ(=コンボ)により加点されることもあります。  また、中にはメインディッシュと同様にローストできるものもあります。 ◇ストックカード(24枚)  調理に使用する様々な道具や調味料などです。  特殊な効果が設定されています。 ◇アイデアカード(24枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード(16枚)  参加者に与えられた、バーベキュー用の大型グリルです。  ゲーム途中で追加することもできます。 ◇アドバンスカード(20枚)   ◇サイコロ( 個)  4面体、6面体、8面体、12面体の4種類があり、各キャラクターの労働力(便宜上「ワーカー」と呼称)として使用します。  目の値が大きい程、配置されたワークエリアに割く作業時間が大きいことを表します。  また、黒の12面体サイコロはソーストークンとして扱います。  BBQソースを作成した際、これを使用します。 ◇ローストトークン  素材の絶妙な焼き上がりを表すトークンです。 ◇アピールトークン  審査員へのアピール度を表すトークンで、最も多いプレイヤーから順に審査が行われます。 ◇薪トークン ■ ゲームの準備 1)場の準備  各カードを山にして、それぞれの【ワークエリア(メインディッシュ/サイドディッシュ/ストック)】に配置します。配置したら、それぞれ山から3枚引いて、それを表向きにして配置してください。  アイデアカードは、アイデア山にして【ワークエリア(BBQソース)】に配置します。  アドバンスカードも山にしておいてください。 2)プレイヤー準備  全プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚配ります。  次に各プレイヤーは、4面体サイコロを2個、6面体サイコロを2個得て、アイデア山から2枚引いて手札としてください。  そうしたら、グリルカード1枚を表向きにして手元に置き【グリル】とします。この【グリル】は他のプレイヤーがワーカーを配置できない、自分だけの【ワークエリア】となります。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。  スタートプレイヤーが決まったら、3番目と4番目のプレイヤー(4人プレイ時のみ)はアピールトークンを1個得てください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールします。  次に、アドバンスカードを山から”プレイヤー人数+1”枚引き、表向きに配置してください。  2ラウンド目以降は、各【メインデッィシュ】【サイドディッシュ】【ストック】にカードを補充します。  ”プレイヤー人数”枚になるよう、新しく山から引いてカードを補充してください。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  手番になったら、手元にあるワーカー1個をいずれかの【ワークエリア】に配置し、以下の処理を行ってください。 〇メインデッィシュ/サイドディッシュ/ストック  そこに配置されたカードの中から、好きな1枚を得てください。  この時、配置したワーカーの目が、得たカードの価値よりも大きかった場合、その差分だけ薪トークンを同時に得ることができます。  ストックカードには特殊な効果が1つ設定されていて、それらは直ちに適用されます。  その中でも「グリル強化」は、【グリル】に配置されたグリルカード1枚にのみ適用されます。引き取ったら、その時点で自分の【グリル】を1枚選び、その下に配置してください。一度配置されたら、もう他のグリルカードへ動かすことはできません。 〇アピール  審査員にアピールし、審査順を早くします。  アピールトークンを1個得てください。  さらに、手元に残っているサイコロを1個選び、その目を反転(最大値+1−現在値)することができます。これは強制でなく、行っても、行わなくても構いません。  また、一番早くワーカーを配置したプレイヤーは、スタートプレイヤーマーカーを得ることができます。現在所持しているプレイヤーから、スタートプレイヤーマーカーを移動させてください。 〇BBQソース  配置したワーカーの目に等しい目の、ソーストークンを得る(=ソースを完成させる)ことができます。  ソースを完成させたら、アイデア山から3枚引いて好きな1枚を手札に加えてください。選ばなかった残りは捨て札とします。  ソースを完成させなかった場合、アイデア山から1枚引いて、手札に加えます。  いずれの場合も、手札に上限枚数はありません。  手札は自分の手番中であれば、いつでも好きなタイミングで、同時に何枚でも使用することができます(その際、カードの共通効果、固有効果のどちらを適用するかは自由に選べます)。使用した手札は捨て札としてください。  また、【BBQソース】はソースを完成させるまで、毎ラウンド、必ず最低1ワーカーを配置する必要があります。BBQソースを完成させたらこの制限はなくなりますが、この【ワークエリア】に再度配置することができなくなります。 〇グリル  グリルカードに配置されたメインディッシュ/サイドディッシュをローストします。  まず、空いているグリルカードがあれば、そこに手持ちのメインディッシュ/サイドディッシュカードを配置できます。  配置できるのは、1枚のグリルカードに対して、メインディッシュ1枚、サイドディッシュ1枚となります。また、一度グリルカードに配置すると、移動させたり、取り除いたりできなくなります。新しいカードを配置したい場合はグリルカードを増やしてください。  次に、【グリル】に配置された各カードについて、その価値より配置されたワーカーの目が大きければ、ローストトークンを1個得て、それをカードの上に乗せます。価値とワーカーの目が同値なら、ローストトークンを2個得てください。  ローストトークンはゲーム終了時にVPとなります。 ・薪トークンの使用  薪トークンを持っていたら、それを1個消費する毎にワーカーの目に+1することができます。  これは、ワーカーの目の最大値を超えて増やすことができます。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  これを繰り返し、全プレイヤーのワーカーが配置されたら次のフェイズへ進んでください。 3:拡張フェイズ  5ラウンド目は行いません。飛ばして次のフェイズへ進みます。  スタートプレイヤーマーカーを持つプレイヤー(=次ラウンドのスタートプレイヤー)から順番に、アドバンスカードを1枚選び、その効果を適用してください。  アドバンスカードの効果には、薪トークンなどが即時もらえる一時的な効果や、以後のラウンドで特定の条件を満たすと適用される特殊な効果などがあります。 4:エンドフェイズ  プレイヤーは【ワークエリア】に配置されたワーカーを回収してください。  選ばれなかったアドバンスカードや、各【ワークエリア】に残っている、メインディッシュなどのカードを全て捨て札にしてください。  以上を繰り返し、5ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  審査(=得点計算)は、最もアピールトークンを得ているプレイヤーから順に行われます。  複数いれば、スタートプレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  最初に、コンボプレートを作成します。  メインディッシュの中からスートを2つまで(スートが2種類であれば、何枚でも可)と、サイドディッシュカード(何枚でも可)を選びます。  この選んだカードが、以下の審査対象となります。選ばなかったカードは全て捨て札にし、それに乗せられたローストトークンも失われます。  まず、ローストトークンのVPを計算します。  ローストトークンが乗せられたカードの価値を見て、1個につき以下のVPを得てください。   〜6(Cランク): 2VP  7〜8(Bランク): 3VP  9〜 (Aランク): 4VP  サイドディッシュに乗せられたローストトークンも、同様に計算します。  次に、サイドディッシュの価値を合計し、その値をVPとしてください(メインディッシュの価値は加算しません)。  この時、ローストしたサイドディッシュも価値を加算することができます。  また、サイドディッシュには「コンボボーナス」が設定されている場合があり、アイコンと同じスートのメインデッィシュがあれば、1枚につき1VPを得てください。  それが終わったら、ソーストークンの値分のVPを得ます。  さらに、ローストしたメインディッシュ、サイドディッシュの価値が、ソーストークンの値以下だった場合、1つにつき1VPを得てください。  2番目以降の審査の場合、メインディッシュのスートが被る度に「ローストトークン−1個」のペナルティが発生します。ただし、このペナルティによってローストトークンはマイナスになりません。  例えば、1番目が牛・牛で、2番目が牛・豚、3番目が牛・鶏だった場合、2番目は牛が被って−1個、3番目は牛が2回被って−2個のペナルティとなります。  最後に、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先してください。