■■ BBQP 草案2 ■ 問題点  そこまで大きな問題点は感じなかったが、データの基本思想の面でやや齟齬があった。  高い数字のカードのローストの伸び率が悪く設定されている為、サイコロを成長させる意味がやや薄い。低い数字は成長機会を増やすことで、高い数字と差別化を図るのが良いように感じた。つまり、ローストの価値は統一し、全素材がロースト1個につき例えば3VPとかになる。  従って、元値の高い方が成長も有利。  だが、例えば元値2と9で同成長率だった場合、2は2回ローストしてようやく同値っぽくなる。ので、ロースト回数が増えるような仕組みを考える必要がある。  また、グリルへの配置周りもちょっと面倒だ。  グリルが複数ある意味もない。  まず、ローストに成功段階を設定してみる。  つまり、ジャストは2個、近似値は1個という感じ。低い数字はダイスを成長させなくてもジャストが狙い易い。  次に、グリルで一度にローストできるアイテムの数を1個に限定し、ワーカーは1個で全てに対応できるとする。勿論、複数置いてもよい。アイテムの乗せ下ろしは好きにできるとする。  で、グリル事態に性能差はないが、アイテムで薪とかを持ってきたらグリルにエンチャントし、そのグリルにのみ効果が適用されるとする。  グリル自体はアピールで増やしてもよいとする。  サイドディッシュをロースト可にするかどうかを考えてみる。  まず、バリエーションとしてあった方がいい気がする。  空いてるグリルが多い程、ついでにサイドディッシュをローストする戦略も取り得るので、そういう意味でもあった方が面白い。  ただ、再度ディッシュのローストは、メインディッシュのローストより安くなければならない。  つまり、メイン+3、サイド+1とか固定。サイドディッシュ自体、基本的には2〜4の範囲なので、+1されるだけでもかなり意味があると思われる。  で、実際コンボボーナスは1で十分だろう。複数コンボ要素があり、その組み合わせで+2ぐらいできるでいい。そうでないと、ローストが意味ないから。  バーベキューソースについては、完成時のみ3枚引いて好きな1枚を選べる感じがいいかも知れない。さすがに1ラウンド目完成が勿体ない感ある。また、ソーストークンは、12面体サイコロ1個でいいと思われる。 (!--大まかな変更点--) ・色々変更 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇メインディッシュカード( 枚)  メインディッシュとなる肉を表すカードです。  肉の種類毎にスート分けされていて、数字が1つと、ローストボーナスが1つ設定されいます。 ◇サイドディッシュカード( 枚)  副菜などのサイドディッシュを表すカードです。  メインディッシュとの組み合わせ(=コンボ)により加点され、中にはメインディッシュと同様に焼くことでローストボーナスがつくものもあります。 ◇ストックカード( 枚)  薪や燻製用チップ、調理器具などを表すカードです。  特殊な効果が設定されているものもあります。 ◇アイデアカード( 枚)  調理に関する思いつきなどを表すカードです。  1回のみ使用できる特殊な効果となっています。 ◇グリルカード(8枚)  参加者に与えられた、バーベキュー用の大型グリルです。 ◇サイコロ  サイコロ型のワーカーです。  4面体、6面体、8面体、12面体の4種類があります。 ◇各種ワーカー ■ ゲームの準備  各カードを山にして、それぞれの【ワークエリア(メインディッシュ/サイドディッシュ/ストック)】に配置します。  アイデアカードは山にした後、各プレイヤーに2枚ずつ配って手札としてください。  次に、各プレイヤーにグリルカードを2枚ずつ配り、それを表向きで手元に置いて【グリル】とします。  4面体サイコロ2個と、6面体サイコロ2個を取り、これをワーカーとしてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドでゲームが終了します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  【メインディッシュ】【サイドディッシュ】【ストック】の、3つの【ワークエリア】に、それぞれ山からカードを表向きに補充します。  この時、カードは横並びになるよう並べてください。  2ラウンド目以降は、上記3つの【ワークエリア】に残っているカードの内、右端を1枚捨て札にし、3枚になるよう補充を行います。  途中で山が尽きたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。  それが終わったら、プレイヤーはワーカー(=サイコロ)を全てロールします。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  手番になったら、手持ちのワーカー1個を好きな【ワークエリア(メインディッシュ/サイドディッシュ/ストック/自分のグリル)】にあるカードか、【BBQソース】、【アピール】のいずれかに配置します。  配置後、その【ワークエリア】に応じた「ワーカーエフェクト」を、手元に残っているワーカーに対して適用します(必要がなければ、適用しないことも選べます)。 ・メインディッシュ  ワーカー1個の目に±1する ・サイドディッシュ  ワーカー1個の目に+1する ・ストック  ワーカー1個の目に−1する ・BBQソース  ワーカー1個の目を”最大目+1−現在目”にする ・アピール  ワーカー1個を振り直す 〇既にワーカーが配置されているカードへの配置  ワーカーの目を見て、既に配置されているワーカーの目よりも、自分のワーカーの目が「カードの数字」により近かった(同値不可)場合、押しのける形で自分のワーカーを配置することが可能です。  例えば、カードの数字が8の時、先に配置されたワーカーの目が4、自分のワーカーの目が6の時、自分の目の方が数字に近いので、押しのけて配置できます。  押しのけられたワーカーは、【広場】に再配置されます。 〇スタートプレイヤーマーカーの獲得  【アピール】に配置した最初のプレイヤーは、スタートプレイヤーマーカーを獲得します。  ただし、押しのけられて配置されたワーカーで獲得することはできません。あくまで、最初に【アピール】を選択して配置したワーカーのみが対象となります。 〇BBQソース  BBQソースは完成(※後述)させるまで、必ず1ワーカーを配置する必要があります。  完成させたら、この制限はなくなります。  以上の処理が終わったら、手番を終了します。  以上を繰り返し、全ワーカーが配置されたら次のフェイズへ進みます。 3:判定フェイズ  各【ワークエリア】毎に、以下の順番で処理を行います。 〇メインディッシュ 〇サイドディッシュ  カードを得て、手元に置きます。 〇ストック  カードを得て、手元に置きます。  得たカードの効果は直ちに適用されます。  また、新しいグリルを得たら、それを【グリル】に追加してください。 〇グリル  まず、手元にあるメインディッシュやサイドディッシュを【グリル】に配置してください(必要がなければ配置しなくても構いません。ただし、ワーカーの配置されていないグリルカードには配置できません)。  一度配置されたカードは、以降ゲームが終了するまで動かすことはできませんので、注意してください。  次に、【グリル】に配置されたワーカーの目と、その【グリル】に配置されている各カード(メインディッシュ、サイドディッシュ)の数字と目が同じであればローストトークンを1つ乗せてください。 〇BBQソース  ソース作成時に素晴らしいアイデアが閃きます。  アイデア山から1枚引いて、手札に加えてください。  次に、配置されたワーカーの目に等しいボーナスのソースができます。  これで完成とする場合、目の数に等しいソーストークンを受け取ってください。そうしたら、以後のラウンドでこの【ワークエリア】にワーカーを配置する必要はなくなります(作り直したくても、再度配置することはできません)。  もしもデキに満足できない場合は、完成させずに次のラウンドもワーカーを配置してください。 〇アピール  審査員にアピールし、審査順を早くします。また、ワーカーも成長させます。  配置されたワーカー1個につき、アピールマーカーを1個得てください。  また、配置されたワーカーは1面体アップグレード、あるいはダウングレードできます。 〇広場  ワーカーを成長させます。  配置されたワーカーは1面体アップグレード、あるいはダウングレードできます。 4:エンドフェイズ  プレイヤーはワーカーを回収してください。  以上を繰り返し、5ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  各プレイヤーはコンボプレートを作成します。  メインディッシュを2枚、サイドディッシュを2枚選び、それをプレートとしてください(所持しているアイテムによっては、この枚数が増減します)。  審査(=得点計算)は、最もアピールポイントを得ているプレイヤーから順に行われます。  複数いれば、スタートプレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  得点は、”各カードに書かれている数字+ローストトークン数×ローストボーナス+ソーストークン数”となります。  コンボボーナスがあれば、それも計上してください。  2番目以降の審査の場合、メインディッシュのスートが被る度に「ローストトークン−1個」のペナルティが付きます。  例えば、1番目が牛・牛で、2番目が牛・豚、3番目が牛・鶏だった場合、2番目は牛が被って−1個、3番目は牛が2回被って−2個のペナルティとなります。  最後に、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先されます。