■■ BBQP 草案0 ■ 概要  バーベキューしようぜ!  5時間という比較的短い制限時間の中、ピットマスターたちは作業力を分配してプレートを完成させなければならない。  基本的にはワーカープレイスメント。どの作業に、どれだけ時間を割くかをワーカーで表現する。  基本的な思想はワーカー数分の最低保証ボーナス。つまり、あらゆるアクションは結果がランダムで提示され、そのランダム部分に配置したワーカー数分だけ有利になるようにするとする。  例えば、ピットは一定温度を保つために毎回サイコロを振る。4以上で成功し、ワーカー数分だけ出目に+できるとする。失敗すると火力マーカーが乗り、1個毎にマイナス点。6を振ると1個取り除ける。みたいな感じ。  素材についても、各肉毎に山があり、そこからワーカー配置枚数だけ引いて、好きなのを選べる。素材にもプラスからマイナスまで少し幅がある。  また、審査員にアピールするのも必要。アピールが高いと料理を早く試食してもらえて、熱々で高得点。タイブレイクなどもする。また、料理が被った際も最初の方が得点高いとする。  ダイスプレイスメントでいいかもね。  ワーカーをダイスにして、それをワークエリアに配置。で、配置したのをそのまま振る。これだと、例え12面体を配置しても4が出ない時は出ない。ので、配置数を目に加算するのも良いだろう。2個配置したら、それぞれの目に+1的な。  ワーカーの疑似的な成長ルールを設けるとちょっと目新しいかも知れない。  例えば判定に成功すると、そこに配置した面体が1つ上がる。的な。ワーカーの数を増やすのではなく、質を上げるというアプローチ。  後は、ゲーム中1回しか使えない気力的なワーカー。これで追加ワーカーとする感じ?  ワークエリアを考える。  まず「冷蔵庫(素材集め)」、「キッチン(ディップ、付け合わせ)」、「ピット(メイン調理)」、「アピール(ワーカー成長、審査順)」の4エリア。だが、これだとワークエリアが少ない。  「調理器具置き場(スキル的なの?)」、「ピット置き場(ピット数増やす?)」、「瞑想(使い切りイベントとか?)」みたいなのがあるといいかな。  どのワークエリアも、ワーカーを配置後にサイコロを振る。となると、配置順はどうでもよい? 合計値で見て高い方から順に配置数だけできる。みたいな感じにするのがいいか。つまり、目が高い(=ワーカーをたくさん配置する)と、優先して何回もアクションできるという感じか。  んー  山からランダムに引くのは良くないな。ただでさえサイコロを振る訳だから、得られるものはランダム性のないものがいい。  では、例えば冷蔵庫だとどう処理されるのか。  まず、山から一定枚数、カードが引かれる。そのカードに、肉の種類や必要調理時間などがある。参加プレイヤーは全員ロールして、合計値の高い方から、ワーカー配置数だけピック。当然、得られないこともある。  ピットの場合は、全員個別でやる。  まず、空いてるピットに素材をセットする。で、セットした素材にタイムカウンターを置く。これが必要調理時間を満たしたらピットから下ろしてよい。基本、メインディッシュは4、5ラウンドかかる。  これとは別にピットの温度を一定に保つようメンテする必要がある。そこでダイスが使われる。基本はロールして4以上が出ればOK。何個ワーカーを配置しても、最低値補償がつくだけ。失敗すると仕上がりに−判定がつく。厳密に考えると、その時ピットに入っている素材に対して付くものだが、とりあえずそこは考えない。  で、6以上を振るとこの−判定が1つ取り除かれる。  今更だが、調理時間を加速する方法がない限り、メインディッシュは最低でも2ラウンド目までに決めないと意味ないし、残りのラウンドで冷蔵庫行く意味なくなるという気がする。  肉とその他をごちゃ混ぜにした場合、メインが出現しないという場合もあり、これもまた厳しい。  例えば、5ラウンドなら山が5つあり、各ラウンド毎に専用の山を使うやり方もあるか。  で、基本的に調理時間は管理しない。その時空いてるピットに叩き込めば、とにかく5ラウンド目終了時に出来上がるという方式。つまり、途中でピットを増やしても、素材が調達できれば別に問題なく焼ける。  この調理時間がベース点になり、牛や豚などのカテゴリによって加点されるような感じがいいか。  付け合わせ、サイドメニューについては、ピットを使わずその場で作る感じがいい。  つまり、取って来て終わり。いつ行ってもよい。多分、焼いてるものとの相性的なものがあり、どのタイミングでそれがくるのか分からん。という感じな気がする。  多分、マーケットの枚数を少なくして、競争力を高める形がいいかも知れない。  アピールは、そもそもワーカーの配置数分だけのポイントが自動的にもらえる。  で、合計値トップ1人がサイコロを1面体成長させられる?  ワーカーを配置せず、残して手番を終えたらそれがアピールであるとする?  現状だと、プレイスメントの順番にほぼ意味がない。  特にピットは競合しない。  出目合計が順番に関与するにしても、一度にやるとよくないという感じか。  事前に振るやり方もある。  つまり、最初に配置するワーカーを決め、振る。で、目を見てからどこにプレイスメントするのか決める。  最終的な処理順番は出目の合計とする。この場合、見てから選んでいる訳だし、計算面倒になるから配置数ボーナスは付けない。まぁ、これなら。  ただ、出目合計が順番にしか関与しないのであれば、一定値以上は意味ないことになるのでどうなんか。  ピットについては、出目によって結果が異なるので良い。  なので、その他についても、一定目以上でなにか結果が異なるようにしないといけないだろう。そうでないと、サイコロを育てる意味がない。  単純に評価をグッドとバッドの2マーカー用意する。  全てのワークエリアで一定値以上はグッド、一定値以下はバッドを得るようにし、これらは相殺するとする。つまり、食材でバッドマーカーを得ても、ピットでグッド判定を出せば相殺できる。ということ。  ただ、完全相殺は面白くない。  うーん、押し出し式プレイスメントにするか。  つまり、全てのエリアは低い目を高い目で押し出せる。後から割り込める形にするとする。  で、食材とかには高い方から順にグッド2枚、1枚とか決まっていて、目が低いのにそういう美味しい所に置こうとすると押し出されるという感じ。で、押し出されたサイコロはアピールに回される。アピールは目の合計値で成長が決まる。早いラウンド程、例えば1Rなら3位まで、2Rなら2位までとか、順位が低くてもサイコロが成長する。  合計値でなく、目が高い方から順位付けし、それとは関係なく1個あるごとにアピールポイント1個もらえる適菜感じがよいだろう。  料理にはメインとサイドの2種類があり、コンボプレートとする。肉は2枚までOK、サイドは何枚でも可。  ただ、ディップやブレッドも付けるとなるとこれは話が変わる。サイド必須にした場合、サイドだけのワークエリアを作る必要が出て来る。つまり、サイドで1、ディップ&ブレッドで1、そもそもミートロッカーで1という、料理周りだけで3エリア必要になる。が、まぁ、5ラウンドやる訳だし、別にそれぐらいあってもいいか。  では、料理の点数はどうやって決まるのか。  まず基本は素材の持ち点と組み合わせであるとする。  素材毎に基本持ち点が決まっている。イメージ的には1〜6ぐらい。ただし、審査順により被ると後の方が点数低くなる。おそらく3段階ぐらい。サイドは変動しない小点数。1〜3とか。  ディップとブレッドは、メインによって±がつく感じ。  最後に、まぁ、最後でなくてもいいが、バッドマーカーとグッドマーカーを相殺して、その枚数に応じた±が入って終了という感じか。  ワーカー数とワークエリア数をどうするか。  まず、ワーカー数か。増えないことを考えると4個ぐらい。つまり、5ラウンド20手番ぐらいが適性かなー。  1手番1分程度として、4人で80分。まぁ、そんなものか。  ワークエリアは、肉(3)、副菜(2)、添え物(2)、ピット(4)、ピット倉庫(2)、アイテム倉庫(3)の6か所16マス。とすると、競合がなければピッタリ収まる感じなので、少し足りないぐらいがいい。4人なら12マス程度かな。  より処理を楽にするなら、サイコロを振り、それをワークエリアに配置。最終的に上から処理し、得られないか、あるいはいらないと思えばアピールに回す。という形。アピールされたサイコロは基本的に1段階成長する。  で、基本的に肉は最初の方が点高い。  まぁ、こんな感じか。  この場合、ワークエリアはかなり大雑把で良い。肉・副菜(と添え物、ディップ)・ピット・ピット倉庫・アイテム倉庫の5エリアかな。枠数制限はないという感じで良いだろう。  ピットに関しては争いが発生しないが、1個も配置しないとバッド2、4以上を配置しないとバッド1、6以上ならグッドという感じか。  肉の基礎点は、残りラウンド−1〜+2ぐらい。後は鳥、ブタ、牛の3スート+ワニなどの特殊スートがあるぐらい。2個まで肉は点にできる。スートは副菜に関係し、極々単純に牛に+2とかそういう感じ。基本点はなく、スートが異なると点が入らない。副菜はどれだけでもよい。  審査順で、肉被りは−1。これは累計する。つまり、1番が牛牛で、2番が牛ブタなら−1、さらに3番が牛ブタなら−3ということになる。  審査順は、アピールに置かれた個数分ポイントが入り、後はコンボでプラスされる感じ。魅力的なコンボを組めば、審査が早くなるということだ。 ■ 概要  最強のピットマスターは誰だ?!  全米から集められた面白ピットマスターたちがBBQの腕を競う! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇メインディッシュカード(30枚) 1R4  メインディッシュとなる肉を表すカードです。  各ラウンド毎に6枚ずつあり、肉の種類毎にスート分けされ、それぞれ点数が設定されています。 ◇サイドディッシュカード(30枚) 1R4  付け合わせなどのサイドディッシュを表すカードです。  肉との組み合わせ(=コンボ)により、加点されます。 ◇アイテムカード(30枚) 1R4  調理を手助けするアイテムです。  特殊なスキルが1つ設定されています。 ◇ピットカード(16枚)  肉や付け合わせを焼く為のグリルを表します。 ◇サイコロ  サイコロ型のワーカーです。  4面体、6面体、8面体、12面体の4種類があります。 ■ ゲームの準備  各カードを山にして、それぞれの【ワークエリア】に配置します。  メインディッシュカードのみ特殊で、これは各ラウンド毎に使用する山を作ってください。  それが終わったら、プレイヤーはピットカード2枚を表向きで手元に置いて【ピット】とします。  次に、4面体サイコロ2個と、6面体サイコロ2個を取り、これをワーカーとしてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、5ラウンドでゲームが終了します。 1:ラウンド開始  各ワークエリアにカードを補充します。  【メインディッシュ】に4枚、【サイドディッシュ】に4枚、【アイテム】に4枚を、表向きで配置します。  この時、メインディッシュは現在のラウンドの山から引くようにしてください。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  手番になったら、手持ちのワーカー1個を振り、出目をそのままに好きな【ワークエリア】か、あるいは自分の【ピット】に配置してください。  そうしたら手番を終了します。  以上を繰り返し、全ワーカーが配置されたら次のフェイズへ進みます。 3:判定フェイズ  各【ワークエリア】毎に、以下の順番で処理を行います。  また、全【ワークエリア】共通で、そのエリアでの効果をキャンセルして、配置したワーカーを【アピール】に移しても構いません。 〇ピットストック  配置されたワーカー1個につき、ピットカード1枚を得て自分の【ピット】に追加してください。 〇メインディッシュ  目の大きい方から順番に、好きなメインディッシュカード1枚を得て、それを自分の【ピット】に配置してください。同値なら、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先されます。  ピットカード1枚に対して、メインディッシュカード1枚を配置することができます。ただし、【ピット】が全て埋まっている場合はカードを得ることはできません。ワーカーを【アピール】に移してください。 〇サイドディッシュ  目の大きい方から順番に、好きなサイドディッシュカード1枚を得ます。同値なら、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先されます。  また、サイドディッシュの中にはグリルが必要なものもあります。その場合は、メインディッシュと同様に【ピット】へ配置してください。 〇アイテム  目の大きい方から順番に、好きなアイテムカード1枚を得ます。  同値なら、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先されます。 〇ピット  ピットカードに何も配置されていなかった場合、ここにワーカーを配置しても何も起きません。【アピール】へ移動させてください。  また、ワーカー1個で複数のピットに対して効果が適用されます。ので、2個目のワーカーに意味はありませんので、これも同様に【アピール】へ移動させてください。  ピットに配置されたワーカーの目が3以下だった場合、バッドカウンターを1個得ます。  ピットに配置されたワーカーの目が6以上だった場合、バッドカウンターを1個減らします。バッドカウンターがなければ、グッドカウンターを得てください(バッドカウンターとグッドカウンターは相殺されます)。  もしも、ピットにカードがある状態で、ワーカーを1個も配置していなかった場合、バッドカウンターを2個得てください。 〇アピール  審査員にアピールし、審査順を早くします。また、ワーカーも成長させます。  配置されたワーカー1個につき、アピールマーカーを1個得てください。  また、配置されたワーカーは1面体アップグレード(4→6→8→12)します。 4:エンドフェイズ  プレイヤーはワーカーを回収し、各【ワークエリア】はカードを全て捨て札にしてください。  以上を繰り返し、5ラウンドが終わればゲーム終了となります。  得点計算を行ってください。 ■ 審査  各プレイヤーはコンボプレートを作成します。  メインディッシュを2枚、サイドディッシュを3枚まで選び、それをプレートとしてください。  審査(=得点計算)は、最もアピールポイントを得ているプレイヤーから順に行われます。  複数いれば、スタートプレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  得点は、”各カードに書かれている数字+グッドの数−バッドの数”となります。  コンボボーナスがあれば、それも計上してください。  2番目以降の審査の場合、メインディッシュのスートが被る度に−1点のペナルティが付きます。  例えば、1番目が牛・牛で、2番目が牛・豚、3番目が牛・鶏だった場合、2番目は牛が被って−1、3番目は牛が2回被って−2のペナルティとなります。  最後に、最も得点を多く得たプレイヤーが勝利します。  複数いた場合は、スタートプレイヤーから時計回りで遠い方が優先されます。