■■ 鎮守大祭 ランブリングシード 草案9a ■ 問題点  めくり運がやはりどうしても強すぎる。  自分の手番まで考えることはなにもないし、盤面操作もほぼできないので、ある中で最善手を打つしかない。が、自分の手番で自分のシードが1枚もない状況が続くと、それだけでほぼゲーム終了となってしまう。  また、現状数字が小さいカードがとにかく弱い。2の5との差は2.5倍。最低2枚取るので、10と4だと6差が付き、これは次で3を2枚取ってようやく埋まる程度の差となってしまう。大して、スキルはそもそも5手番しか使用できないことを考えると、初手に取る以外にほぼ選択肢がなく、また取るカードも追加でカードを取れるアクションが選択されるきらいがあり、結局の所、1手番で取れるカード枚数、理想得点が全てという感じになってしまっている。  まず、得点化方式を改める。  数字の5と4のみシードが必要で、2と3は維持にシードが必要ないようにする。  で、5の時は1枚2シード、4の時は1枚1シード必要ということにする。  シードパワーは重複しない。つまり、5を3枚、4を4枚保持するには、6+4=10シードパワーが必要ということになる。  シードパワーの計算は、従来通り自分のシード3、他のシード1とすると、大体10枚前後の保持になるので5と4の保持数もそれぐらいとなる。が、これだと自分のシードがめくられないと厳しいので、自分のシード2、他のシード1とする。そして、シードは属性名を指定でなく、シードを指定すれば全部取れるようにする。  ただ、これだと5が殆ど取れなくなってしまうので、5と4は共通でシード1必要でいいかも。つまり、単純に4より5の方がお得。現状でも、2より3の方がお得なので、まぁ、それはいいのかも知れない。  で、スキルとは別に得点ボーナスを得られるようにする。  ボーナスは+1〜+3ぐらいあり、上から順に取っていき、つまり早くボーナスを得る方が高いボーナスを得られるとする。 (!--大まかな変更点--) ・カード枚数比率を変更 ■ 概要  さて、今年は1000年に一度の、崑崙山の仙樹が結実する大事な年。  同時に、龍脈が乱れ災厄が巻き起こる、混乱の年でもあります。  そこで、崑崙山を統べる老師たちは、弟子を集めて重要な仕事を申しつけました。  曰く、仙樹の種を集め、仙獣を使役し、崑崙山を鎮撫すること。  龍脈の乱れた場所に仙樹の種を植えて芽吹かせ、その霊力を糧とする仙獣たちを集めて働かせる。  それは言うに易し、行うに難き難行ですが、投げ出すわけにはいきません。  崑崙山を巡る6つの龍穴から仙獣や仙樹の種を集め、見事老師たちの期待に応えましょう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇龍脈カード(72枚)  崑崙山に眠る龍脈と、それを巡るエネルギーを表します。  エネルギーは「シード(仙樹の種)」と「ミニオン(仙獣)」の形を取って現れます。  シードは20枚あり、地水火風の4属性が等枚数ずつあります。  ミニオンにはその強さに応じて2〜5の数字があり、2〜5が各13枚あります。 ◇老師カード(16枚)  弟子を手助けしてくれる仙人です。  各老師毎に2枚ずつあり、それぞれ固有のスキルが設定されています。 ◇得点カード(4枚)  1枚4VPを表す得点カードです。 ◇弟子カード(4枚)  仙人を目指す4人の若者です。  それぞれが得意とする属性が1種類定められています。 ◇四神カード(4枚)  弟子をサポートしてくれる強力な仙獣です。  それぞれの属性に対応し、各1枚ずつあります。 ■ ゲームの準備  龍脈カードをよくシャッフルし、6等分して6つの山を作ります。山を作ったら六芒星型(の頂点部分)に並べ、天地をひっくり返して全て表向きにしてください。この山を「龍穴」とします。  次に老師カードをよくシャッフルして10枚引き、それを六芒星の内側へ表向きに並べます。その際、同じ老師は重ねて並べてください。  また、老師カードの残りは使用しないので、ゲームから取り除いておいてください。  最後に、好きな方法でスタートプレイヤーを決定し、弟子とそれと同じ属性の四神を1枚ずつ手元に置きます。弟子カードは表向きに、四神カードは裏向きに置いてください。  この時、最後手番(=スタートプレイヤーの右隣)のプレイヤーは、四神カードも表向きに配置してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、全員が1手番を行ったら(=1巡したら)ラウンドが終了します。そして、5ラウンドが終わるか、あるいは残りの龍穴が2つ以下になったらゲームが終了します。  自分の手番になったら、以下の手順で進行させてください。 1:移動フェイズ  好きな龍穴を1つ選んで、その一番上のカードを別の龍穴の一番上に移動させます。  ただし、カードが尽きていたら、それは龍穴でありません。1枚以上カードが残っている龍穴を選んでください。  もしも、残りの龍穴が1つだった場合、この処理を行う必要はありません。 2:取得フェイズ  好きな龍穴を1つ選んでその一番上のカードを取得し、他の龍穴を見て「選んだのと同じ数字のミニオン/同じシード」があれば、各龍穴から1枚ずつ取得し手元へ置きます(条件に合致するカードは必ず全て得る必要があります)。  もしも、カードを1枚しか取得できない場合、選んだ龍穴から追加でもう1枚取得してください。これも強制で、必ず取得する必要があります。  ただし、その龍穴に1枚しかなく、追加で取得できない場合はその1枚だけを取得してください。 〇四神パワーの使用  四神カードが表向きの状態の時、1回だけその力を使用することができます。  龍穴を1つ選び、直ちにその一番上の1枚を得てください。  この処理を行ったら四神カードを横倒し、以後ゲーム終了時まで四神パワーを使用することはできなくなります。 3:取得ボーナス  取得フェイズでミニオンを得た際、”得たミニオンの数字”と同枚数得る毎に、老師カードか得点カードを1枚得ることができます。  スキルや四神パワーなどによって、追加で得たカードもこれに含めてください。  そして、得たカードを引き取ったら、手元へ表向きに置いておきます。  例えば、2のミニオンであれば2〜3枚得たら1回、4〜5枚得たら2回、6枚得たら3回のボーナスを得ることができます。3のミニオンであれば、3〜5枚得たら1回、6枚得たら2回となります。  ただし、これは累計でなく、この手番で得た枚数を数えてください。  また、老師カードや得点カードが尽きた場合、これらボーナスを得ることはできません。 〇老師  老師カードを得たら、その助力を請うことができます。  各老師毎に設定されたスキルを、次手番(あるいは決算時)から適用してください。複数のスキルを同時に適用することもできます。  また、スキルによってはゲーム中に好きなタイミングで1回だけ使用できるものもあります。  テキストの指示に従って処理を行ってください。 〇得点  得点カードに特別な効果はありません。  ゲーム終了時に1枚4VPとして計算されます。 4:エンドフェイズ  次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  最後手番のプレイヤーだった場合、ラウンドが終了します。  この時、龍穴が残り2つ以下になっていた場合、ゲーム終了となります。また、これが5ラウンド目の終了時であった場合もゲーム終了となります。  そうでなければ、「現在四神カードが裏向きになっているプレイヤー」の内、スタートプレイヤーから時計回りで最も遠いプレイヤーは四神カードを表向きにします。  そうしたら、新しいラウンドを開始してください。 ■ 決算  ゲームが終了したら、得点計算を行います。  老師のスキルがあれば、それを適用してください。  次に、得ているシード1枚につき1枚のミニオンを配置します。  この時、ミニオンの数字の小さい方から順に配置するようしてください。  また、そのシードの属性が自分の得意属性だった場合、3枚のミニオンを配置することができます。  これにより、配置できずに残ったミニオンは全て捨て札にしてください。  最後に、シードに配置されたミニオンの数字を合計しVPとします。  得点カードがあれば、それも1枚につき4VPと数えてください。  そして、VPの最も大きいプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、スタートプレイヤーから遠い方が勝利します。