■■ 鎮守大祭 ランブリングシード 草案8 ■ 問題点  めくり運が強すぎる。  ダウンタイムがやや長い、自分の手番で盤面が大きく変わるといういつもの問題。  単純に小さい数字のデメリットが強すぎるというのがある。4と5はほぼスキルを得られないが、結局の所、自分の手番にそれが見えていなかったら選択肢にもならないので不公平感が強い。  例えば、方向性として全数字を一律1点にする。つまり、数字が大きい程、単にカードが取り難いということになる。となると、価値が逆転して今度は小さい数字の方がメリットになる。  数字を連番で取るというやり方もあるが、一度に枚数を多く取れるだけでゲーム的にはほぼ意味がなかった。ので、やり方としては最低保証枚数を上げるか、スキルメリットを強くする方向性でバランスを取る必要がありそうだ。  まず、現状スキルが結構死んでいる。  なにせ5手番しかないのだから、1手番目に取っても使えるのは残り4回な訳で、大抵の場合は得点ボーナス系を取った方が強くなってしまう。特に状況限定系スキル、例えばシードが見えている時についでに取る、みたいなのは厳しそうだ。  得点をただ点数としない場合、1枚1点はあれとしても、例えばマジョリティにするやり方もある。例えば、2を一番多く持っていたら何点、とか。まぁ、この時点であまり直感的ではないし、常に他のプレイヤーの取得情報を見ないといけないので止めた方がいいか。  まぁ、やはりスキルで調整する他ないかな。  後、得点計算方式を低い方から埋めるだと、ただでさえ高い数字が強いのに。という感じになるのもやや問題ではある。が、好きに取らせるのもどうか。ここは一度検討してもよさそうだ。  全体のバランスとして、シードが若干多い。もうちょっとだけ少ない方がいい。  シードが多いと、数字を無視してシードから集めるか、のジレンマがなくなる。  ただ、シードを1枚ずつ削ると今度は足りない。現状の比率が52:24で2.16倍だが、56:20の2.8倍だとやや足りない感じがする。43+20=63だといけるので、66枚構成にして各山11枚がいいか。これだと追加で取る効果が多いと、サドンデスが発生する危険性はあるかも?  比率を2.5倍にする感じだと、60+24=84枚。1山14枚だが、これなら尽きなさそうだが、逆にシードが山の底に沈んで出てこない可能性も高い。  1手番に2.5枚を取るとして、4人で1ラウンドは10枚。5ラウンドで50枚。66枚でもまぁ、足りるような。足りないような。  とりあえず、このバランスでやってみるのがいいだろう。  1山11枚の66枚構成。内訳は、シード20、ミニオン46。ミニオンは、2と3が12枚、4と5が11枚。  後は、得点カードをもう1点だけ高くしてみるか。 (!--大まかな変更点--) ・大幅変更 ■ 概要  さて、今年は1000年に一度の、崑崙山の仙樹が結実する大事な年。  同時に、龍脈が乱れ災厄が巻き起こる、混乱の年でもあります。  そこで、崑崙山を統べる老師たちは、弟子を集めて重要な仕事を申しつけました。  曰く、仙樹の種を集め、仙獣を使役し、崑崙山を鎮撫すること。  龍脈の乱れた場所に仙樹の種を植えて芽吹かせ、その霊力を糧とする仙獣たちを集めて働かせる。  それは言うに易し、行うに難き難行ですが、投げ出すわけにはいきません。  崑崙山を巡る6つの龍穴から仙獣や仙樹の種を集め、見事老師たちの期待に応えましょう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇龍脈カード(72枚)  崑崙山に眠る龍脈と、それを巡るエネルギーを表します。  エネルギーは「シード(仙樹の種)」と「ミニオン(仙獣)」の形を取って現れます。  シードは20枚あり、地水火風の4属性が等枚数ずつあります。  ミニオンにはその強さに応じて2〜5の数字があり、2と3が各14枚、4と5が各12枚あります。 ◇老師カード(16枚)  弟子を手助けしてくれる仙人です。  各老師毎に2枚ずつあり、それぞれ固有のスキルが設定されています。 ◇得点カード(4枚)  1枚3VPを表す得点カードです。 ◇弟子カード(4枚)  仙人を目指す4人の若者です。  それぞれが得意とする属性が1種類定められています。 ◇四神カード(4枚)  弟子をサポートしてくれる強力な仙獣です。  それぞれの属性に対応し、各1枚ずつあります。 ■ ゲームの準備  龍脈カードをよくシャッフルし、6等分して6つの山を作ります。山を作ったら六芒星型(の頂点部分)に並べ、天地をひっくり返して全て表向きにしてください。この山を「龍穴」とします。  次に老師カードをよくシャッフルして10枚引き、それを六芒星の内側へ表向きに並べます。その際、同じ老師は重ねて並べてください。  また、老師カードの残りは使用しないので、ゲームから取り除いておいてください。  最後に、好きな方法でスタートプレイヤーを決定し、弟子とそれと同じ属性の四神を1枚ずつ手元に置きます。弟子カードは表向きに、四神カードは裏向きに置いてください。  この時、最後手番(=スタートプレイヤーの右隣)のプレイヤーは、四神カードも表向きに配置してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、全員が1手番を行ったら(=1巡したら)ラウンドが終了します。そして、5ラウンドが終わるか、あるいは残りの龍穴が2つ以下になったらゲームが終了します。  自分の手番になったら、以下の手順で進行させてください。 1:移動フェイズ  好きな龍穴を1つ選んで、その一番上のカードを別の龍穴の一番上に移動させます。  ただし、カードが尽きていたら、それは龍穴でありません。1枚以上カードが残っている龍穴を選んでください。  もしも、残りの龍穴が1つだった場合、この処理を行う必要はありません。 2:取得フェイズ  好きな龍穴を1つ選んでその一番上のカードを取得し、他の龍穴を見て「選んだのと同じ数字のミニオン/同じシード」があれば、各龍穴から1枚ずつ取得し手元へ置きます(条件に合致するカードは必ず全て得る必要があります)。  もしも、カードを1枚しか取得できない場合、選んだ龍穴から追加でもう1枚取得してください。これも強制で、必ず取得する必要があります。  ただし、その龍穴に1枚しかなく、追加で取得できない場合はその1枚だけを取得してください。 〇四神パワーの使用  四神カードが表向きの状態の時、1回だけその力を使用することができます。  龍穴を1つ選び、直ちにその一番上の1枚を得てください。  この処理を行ったら四神カードを横倒し、以後ゲーム終了時まで四神パワーを使用することはできなくなります。 3:取得ボーナス  取得フェイズでミニオンを得た際に、”得たミニオンの数字”と同枚数得る毎に、老師カードか得点カードを1枚得ることができます。  得たカードを引き取り、手元へ表向きに置いてください。  例えば、2のミニオンであれば2〜3枚得たら1回、4〜5枚得たら2回、6枚得たら3回のボーナスを得ることができます。3のミニオンであれば、3〜5枚得たら1回、6枚得たら2回となります。  ただし、これは累計でなく、この手番で得た枚数を数えてください。  また、老師カードや得点カードが尽きた場合、これらボーナスを得ることはできません。 〇老師  老師カードを得たら、その助力を請うことができます。  各老師毎に設定されたスキルを、次手番(あるいは決算時)から適用してください。複数のスキルを同時に適用することもできます。  また、スキルによってはゲーム中に好きなタイミングで1回だけ使用できるものもあります。  テキストの指示に従って処理を行ってください。 〇得点  得点カードに特別な効果はありません。  ゲーム終了時に1枚3VPとして計算されます。 4:エンドフェイズ  次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  最後手番のプレイヤーだった場合、ラウンドが終了します。  この時、龍穴が残り2つ以下になっていた場合、ゲーム終了となります。また、これが5ラウンド目の終了時であった場合も、ゲーム終了となります。  そうでなければ、「現在四神カードが裏向きになっているプレイヤー」の内、スタートプレイヤーから時計回りで最も遠いプレイヤーは四神カードを表向きにします。  そうしたら、新しいラウンドを開始してください。 ■ 決算  ゲームが終了したら、得点計算を行います。  老師のスキルがあれば、それを適用してください。  次に、得ているシード1枚につき1枚のミニオンを配置します。  この時、ミニオンの数字の小さい方から順に配置するようしてください。  また、そのシードの属性が自分の得意属性だった場合、3枚のミニオンを配置することができます。  これにより、配置できずに残ったミニオンは全て捨て札にしてください。  最後に、シードに配置されたミニオンの数字を合計しVPとします。  得点カードがあれば、それも1枚につき3VPと数えてください。  そして、VPの最も大きいプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、スタートプレイヤーから遠い方が勝利します。