■■ セブンタワー 草案1 ■ 問題点  基本的な構造にそれほど問題を感じない。  ただし、バランス面ではちょっとどうか。現状、1と7の数差がでかすぎて高い数字をただ集めるゲームになっている。また、必須エレメントのルールも上手く機能していない。本来0点のものを取ることに対してデメリットが感じにくい、のは、やはり数差が大き過ぎる為か。  まず、数差を2〜5ぐらいにする。1〜4だと最大4倍だが、2〜5なら2.5倍で済む。2倍程度まで落とすと、枚数の影響が大きくなり過ぎ、枚数取れる状況になってるのが勝つ、みたいな感じになりそうなので、とりあえずこれか。  防衛はダイス1/2ぐらいが適正。最大3ぐらい。  各キャラのスキル部分をもう少し使えるように調整しつつ、発動し易く条件も緩和する必要がある。  基本は「質変化」「スコア変化」「共通」の3パターンぐらいを用意しておくのがいいか。なるべく、属性が違うだけで共通のものとする。  現状、必須エレメントのルールは余り生きていないが、数字幅が4段階まで減ったのであれば、1でも潰されたらヤバイし、上手く機能するような気がする。  連番取りが基本不利という問題について、まず時計/逆時計周りでもありとする。数幅が少なくなったことで連番が成立し易くなってはいるが、ペアもそれは同様である。なら、連番途中に含まれるエレメントは1個だけ好きな数字として扱える。とかでもいいかも知れない。  んー  パスだと、エレメントと数字を同時に取る手段がないので、エレメントを含む取り方ができるとする。  あるいは、分かり易さの観点から連番取りをなくすという手もある。まぁ、なくしてもいいかな、感はある。その代わり、各キャラ毎に特殊な取り方が1つ用意されていると良いかも知れない。  セットアップもやや面倒なので、タワーを1個減らして6個にするのもいいか。連番がない以上、ここは減らしてもそんなにゲームには影響しないし。  テーマをどうするか。  ありきたりと言うか、特に遊びたくなるようなテーマでもない。  連番をなくした場合、中央塔という概念は特に必要なくなる訳だから、テーマとしては大分受け皿が広くなる。  んー  まぁ、現状のままで何か思いついたら変えるでもいいかなー ■ 概要  偉大なる魔術の塔を蛮族の攻撃から守り抜こう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇ミニオンカード(42枚)  1〜7の数字が書かれたミニオンです。 ◇エレメントカード(28枚)  魔力の源になる、地水火風の4大元素を表すカードです。 ◇魔術師カード(4枚)  魔術師です。  固有のスペルを持っています。 ◇サイコロ(1個)  6面体サイコロです。 ■ ゲームの準備  好きな方法で、各プレイヤー1枚ずつ魔術師を選んでください。  次に、ミニオンカードとエレメントカードを混ぜてよくシャッフルし、7等分して7つの山を作りこれを「タワー」とします。  タワーを作ったら、その内5つを六芒星型(の頂点部分)に並べ、残り1つをその中央に配置します。全て配置したら、天地をひっくり返して全て表向きにしてください。  最後に、好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、”プレイヤー人数”分タワーが尽きたらゲームが終了します。  自分の手番になったら、以下の手順で進行させてください。 1:タワーフェイズ  タワーからミニオンやエレメントを獲得します。  まず、中央以外の好きなタワーを1つ選び、その一番上のカードを好きなタワー(中央タワー含む)の一番上に移動させます。  次に、タワーの一番上に配置されたカードを取得します。  取得には以下の2通りがあります。 〇ペア  好きな数字、あるいはエレメントを1つ選び、同じカードを全て1枚ずつ得ます。 〇ストレート  好きな数字を1つ選び、そこから時計回りで連番(昇順でも降順でも可)になっているカードを全て取得する。この時、中央タワーは含まれず、また1→7、7→1のループはしないものとする。  いずれの場合もカードを1枚しか取得できない場合、取得したタワーから追加でもう1枚取得します。 ◎スペル  エレメントカードを取得することにより、魔術師の各スペル毎に定められた条件を満たした場合、そのスペル効果が適用されます。  この時、条件となるエレメントは、複数のスペルで重複しても問題ありません。 2:ディフェンスフェイズ  タワーフェイズ時に中央タワーからカードを1枚でも取得していた場合、蛮族の襲撃が発生します。  サイコロを1個振り、出目を「戦力」としてください。  次に、現在のカード所持枚数の最も多いプレイヤーから順に防衛処理を行います。”戦力”分だけ、好きなカードを捨て札にしてください(足りない場合はあるだけ捨て札にします)。  また、この時順番によって蛮族の戦力は減衰します。最初のプレイヤーは出目ですが、次のプレイヤーは”出目−1”、その次のプレイヤーは”出目−2”……としてください。ただし、カード所持枚数が同じ場合は、同順番で防衛処理を行う必要があり、減衰は発生しません。 3:エンドフェイズ  次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  もしも、”プレイヤー人数”分の山が尽きていた場合、ゲームが終了します。 ■ スコア計算  ゲームが終了したら、スコア計算を行います。  まず、各魔術師毎に設定された「必須エレメント」の枚数を比べ、最も少ないプレイヤー(複数いれば、その全て)は、2番目に少ないプレイヤーの枚数差分だけ、ミニオンが捨て札になります。捨て札になるミニオンは、差分1につき数字1つで、7から順に減らしていきます。  例えば、A4枚、B3枚、C1枚だった場合、3位のC2位のBの差は2枚。なので、Cは「7」と「6」のミニオンがあれば、それを全て捨て札にする必要があります。  最後に、手札の数字を合計してVPとし、その最も大きいプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、スタートプレイヤーから遠い方が勝利します。