■■ 天雀牌 草案3 ■ 問題点  2がほぼ出す意味がない。2で出すぐらいなら裏向きで出した方がマシまであるぐらいに役に立たない。  2はポンされず、全部チーが無料(パワー0)でついているぐらいした方がいいかも。 ■ 概要  遥かなる昔。古代中国には、政治の全てを麻雀勝負で決する暗黒の歴史があった。  そこで活躍していたのが、脱げば脱ぐほど雀力が上がる異端の雀士――「裸神活殺」を掲げる謎の一派だった。彼らは天雀(ヒバリ)と呼ばれ時の権力者を恐れさせたが、始皇帝の発した「焚麻坑雀」により弾圧され、大躍進政策の「打麻雀運動」によって完全に滅ぼされた。  のだが、失伝した「裸神活殺」を受け継ぐ少女たちが生き残っていた!  彼女たちの目標は政治麻雀の復活と、一子相伝と言われる「裸神活殺」の奥義の会得。そこで最強の天雀を決めるべく、他に類を見ない過酷なる麻雀大会が開催されたのだった。 ■ コンポーネント  3〜4人用 〇闘牌カード(42枚)  麻雀の1局面を抽象的に表したカードです。  「聴牌速度」と「打点」を同時に表す、2〜7の数字があります。  また、カード毎にポンとチーの可否アイコン、及び必要なパワー数が記載されています。  2・3・4・5・6・7=8・8・7・7・6・6  4人:4×6+4×3+6=42  3人:3×7+3×3+6=36 〇天雀カード(15枚)  裸神活殺を極めた雀士たちです。  1雀士3枚のカードがあり、スキル1つと、脱衣して得られる「奥義」が設定されています。 〇パワーキューブ( 個)   〇チップ()  得点を抽象的に表すチップで、1枚1翻ぐらいとなります。  本ゲームには付属しません。各自適当なゲームチップを用意してください。 ■ ゲームの準備  3人プレイでは通常よりカードが少なくなります。  闘牌カードから全数字を1枚ずつ、ゲームから取り除いておいてください。  ゲームに使用する闘牌カードをよくシャッフルして山にし、各プレイヤーに3枚ずつ配って手札とします。  そうしたら、山から6枚引いて山にし、それを【王牌】としてください。  次に、じゃんけんなど好きな方法で起家を決定し、起家から順に好きな雀士を1人選んで、その雀士カードを手元に置きます。その際、雀士カードは数字順に重ねておいてください(数字が大きい程、下になります)。 ■ ゲームの進行  本ゲームは局という単位で進行します。  局の間にいずれかのプレイヤーがあがる(ツモ/ロン)か、あるいは誰もあがらずに山が尽きると局が終了します。  これを繰り返し、いずれかのプレイヤーが3回脱衣するとゲームが終了します。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。  起家から反時計回りで順番に手番を行います。  手番中は任意のタイミングでスキルを1回だけ使用することができます(使用しなくても構いません)。スキルを使用したら、手札1枚を捨て札にしてください。もしも手札がない場合は、スキルを使用することはできません。  各手番は以下の手順で進行します。 1:ツモ  山から1枚引いて手札に加えてください。 2:上がり判定  以下の条件を満たしていたら、ツモ上がりを宣言することができます。 ・聴牌速度(=【河】にあるカードの数字合計)が20以上 ・上がり牌(=自分の【河】にまだプレイいていない数字)が手札にある  この場合、上がり牌を【河】へプレイし、直ちに局を終わらせてください。 3:打牌  手札から好きな1枚をプレイし、そこを【河】とします(【河】は共通でなく、各プレイヤー毎に【河】があります)。この手番でプレイしたカードを「不要牌」と呼び、【河】にあるカードの数字合計が「聴牌速度」となります。  また、プレイする際、カードの表裏を選ぶことができます。裏向きで出した場合、そのカードの数字は0として扱ってください。  既に【河】にカードがある場合、常に右端になるようプレイしてください。  その際、右端にある数字(横倒しになっているものも含む)よりも、この手番でプレイしたカードの数字が大きければパワーを1個得ます。  パワーに上限数はなく、ゲーム中に不足した場合は何か別の物で代用してください。 4:ロン判定  手番以外のプレイヤーは、不要牌に対して以下の条件を満たしていたらロン上がりを宣言することができます。 ・不要牌と同じ数字の手札が2枚以上ある  この場合、不要牌と同じ数字の手札が2枚以上あるのを見せ、直ちに局を終わらせてください。  もしも複数のプレイヤーが同時にロン上がりした場合、手番プレイヤーから反時計回りで近い方が優先されます。 5:ポン/チー  不要牌にポン、あるいはチーのアイコンがあれば、それらの特殊アクションを行うことができます(これは強制でなく、必要がなければ行わなくても構いません)。アイコンの数だけパワーを支払い、以下の処理を行ってください。 〇ポン  他のプレイヤーの【河】に、「横倒しでない」不要牌と同じ数字のカードがあれば、それを自分の【河】の一番右端へ横倒しにして配置します。  この横倒しにしたカードの数字も、聴牌速度として数えることができます。 〇チー  他のプレイヤーの【河】に、「横倒しでない」不要牌の数字と±1の数字のカードがあれば、それを自分の【河】の一番右端へ横倒しにして配置します。  この横倒しにしたカードの数字も、聴牌速度として数えることができます。  以上の処理が終了したら、次のプレイヤーに手番を渡してください。  手番を繰り返し、山が尽きると流局します。  聴牌速度の最も大きいプレイヤーは、この局に得たパワーを次の局へ持ち越すことができます。  起家を1つ右隣へ移して、新しい局を開始してください。 ■ 終局  ツモ上がり、あるいはロン上がりで局が終わった場合、以下の処理を行います。  まず、上がり牌に応じた得点を得ます。  ツモ上がりの場合は上がり牌の数字と同じだけ、ロン上がりの場合は不要牌の数字と同じだけ点を得てください。  この時、パワーが3個以下であれば、パワー1個につき1点を追加で得ます。もしパワーが4個以上あれば、7点を得てください。  次に脱衣が発生します。  ツモ上がりの場合、手番プレイヤー以外の全プレイヤーは1枚脱衣します。  ロン上がりの場合、手番プレイヤーが1枚脱衣します。  脱衣すると奥義が1つ発動します。  これはスキルと違い、手札を捨て札にせず常時その効果を適用することができます。  また、これにより3枚目の脱衣となったプレイヤーはゲームに敗北し、同時にゲーム終了となります。  残ったプレイヤーの中で、最も多くの点を得ているプレイヤーが勝利します。同点の場合、脱衣枚数の少ない方が優先されます。それも同じなら引き分けとしてください。