■■ Life is Rolling Stone 草案5 ■ 問題点  戦争がほぼ有効に機能していなかった。  オーダーボーナスが有効ではなかった。  オーダーボーナスについてはどうでもいいが、戦争が機能しなかったのは厳しい。  後、山から追加ドローがなくなるとロール的な楽しさもなく、単なるつまらないタイル配置ゲームになってしまうことも確認。  道中で高い目を作ることが無意味な点については、各ステージ毎に小決算を入れることである程度解決できる。決算点を累計ではなく、小決算毎に順位を決めて順位ポイントを与えるようなやり方。  ただ、これまでのプレイを見てて感じるのは、なんだかんだ言いながら、全員なんか目が高いというか、高め固定されてるのが気になる。  戦争が全く機能しないのも、大抵の場合は目が高めで同値、共倒れという点にあり、また目を比べるだけだとフックがなにもなく淡々と過ぎてしまうのも問題。  理屈としては、取る色をある程度絞れる為、高い目になった色のカードを基本取らないという選択肢ができるのが大きい。多分。  正直、この手のゲームはたくさん出過ぎているので、システマチックにするよりは、もっとライブ寄りにゲームの方向性をシフトした方がいいのかも知れない。  まず、イベントカードを用意する。  戦争の代わりに、修学旅行や結婚など、大きなイベントを山の中に入れておき、それが引かれたら何か特殊な処理が発生する。基本的にアルバムには配置できず、引いた人は何らかのボーナスが発生する。  次に、ステージ毎の積み重ねが欲しい。  つまり、ステージが進む毎に、同じことをしても何らかのボーナス、有利状況が構築されるような形。  サイコロ進化(4→6→8→10→)は面白いし見た目に分かり易いが、転がすゲームとしては難しい。6面体の場合、目は1〜6で固定なので、目の上限を増やすことはできない。が、概念上増やすことなら可能。例えば、目が6の時、+1して扱う的なカードを持たせるとか。  ただ、それよりは、1〜6の目に対して何らかのスキルを持たせ、1ステージ中に1回だけ発動できるとかの方が面白い気がする。  現状、ドリームカードを捨て札にしてるので、これが単に勿体ない。後、差し替えで捨て札にしたカードもやや勿体ない。なので、カードを1〜6の目に対応させて、捨てたらタップして特殊効果発動できるのがいいかも知れない。発動条件は、その色の目が同じであること。赤4のカードであれば、赤の目が4の時に発動できる。という感じ。捨てたドリームカードも同じとする。  ステージ毎の小決算の場合、類型的に3ステージ目をやる必要がない、という結論になるかも知れない。  だが、固定点にしないのは面倒だ。だから、最後はドリームカードによる加点と、空きマスによる減点を直接VPとして計上してもよいだろう。  単純に1ステージ2−1だとしたら、3ステージ1位で6VP。ドリーム効果は4〜10ぐらいの幅を持たせるといいかも知れない。  オーダーボーナスについては、1がなし、2がサイコロ移動(他人も可能)、3が克己、4がスタPとしてみる。  克己についてはもう少し何か良い表現はないか。単にパワーでもいいような気が。 (!--大まかな変更点--) ・プレイ順決定方式を大幅変更 ・カードの取得方式を全面変更 ・新たなリソースとして克己を導入 ・配置方法を細かく指定、変更 ・戦争要素を導入し、インタラクション強化 ■ 概要  よりより人生を目指そう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇アルバムカード(72枚 24枚/24枚/24枚)  あなたの人生で経験する様々な出来事や、関係を持つ人物を表し、「ジュニア(1)」「アダルト(2)」「シニア(3)」の3つのステージが設定されています。  「情熱(赤)」「理性(青)」「欲望(黄)」「調和(緑)」の4属性があり、それぞれベースカラーで色分けされています。中には、複数の属性を持つマルチカラーもあります。  また、カードによっては「★」「特殊効果」が設定されている場合もあります。 ◇ドリームカード(12枚)  あなたが子供の頃に抱いていた夢です。  ゲーム終了時に適用される特殊な効果が1つ設定されています。 ◇キャラクターカード(4枚)  あなたを表すカードです。  見た目以外に違いはありません。 ◇オーダーカード(1枚)  プレイ順を表すカードです。 ◇スタートプレイヤーマーカー(1個)  スタートプレイヤーを表すマーカーです。 ◇ポーン(4個)  あなたを表すポーンです。 ◇キューブ( 個)  「克己」を表すキューブです。 ◇サイコロ(16個)  各属性に対応した色のサイコロです。  人生の様々なイベントを通して成長するあなたの内面であり、VP(=人生の満足度)を表します。 ■ ゲームの準備  ドリームカードをドラフトします。  ドリームカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつ配って手札とします。残ったカードは使用しないので、ゲームから取り除いてください。  その後、各プレイヤーは手札から好きな1枚を左隣のプレイヤーに渡してください。  アルバムカードも、各ステージ毎によくシャッフルして山にします。  次に、各自好きなキャラクターカード1枚を受け取って手元に置き、そこを【アルバム】とします。【アルバム】は縦4マス、横4マスの16マスあり、キャラクターカードはその中の好きな位置に配置されているものとしてください。  そして、4色のサイコロを各1個ずつ受け取り、それを振ります。出た目を【アルバム】のキャラクターカードのマスに配置してください。この時、出目が一番上になっているなら、どの面をどの方向へ向けるかは自由に選ぶことができます。  最後に各自目を合計し、最も小さいプレイヤーがスタートプレイヤーマーカーを受け取ってください。 ■ ゲームの進行  本ゲームは人生を大まかに区切る3つの「ステージ」があり、その全てを終えるとゲームが終了します。  各ステージはラウンドと呼ばれる単位で進行し、ステージ毎にラウンド数が異なります。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 1:ラウンド開始  現在のステージの山から2枚1組のペアになるよう、「表向き+表向き」「表向き+裏向き」「裏向き+裏向き」で並べて、これを【イベント】とします。  4人プレイの場合は、「表向き+裏向き」をもう1ペア増やしてください。  次に、スタートプレイヤーから時計回りで、このラウンドにおけるプレイ順番を決定します。  オーダーカードの空いている数字マスに、自分のポーンを配置していってください(3人プレイ時でも「4」を選ぶことができます)。  また、「3」と「4」についてはボーナスが発生します。選んだら直ちに以下の処理を行ってください。  3:可能であれば、好きなサイコロ1個を好きな方向へ1面分動かす  4:克己1個と、スタートプレイヤーマーカーを得る 2:メインフェイズ  プレイ順に従い、各プレイヤーの手番を行います(スタートプレイヤーマーカーは関係なく、オーダーカードに配置されたポーンの数字に従ってください)。  自分の手番になったら【イベント】から好きなペアを1組選び、その2枚を自分の【アルバム】に好きな順番で配置してください。 〇配置ルール  【アルバム】にカードを配置する際は、以下のルールを守る必要があります。  これは、カードの特殊効果によって配置する際も同じとなります。  まず、「同色(マルチカラーなら、いずれか1色でも可)のサイコロ」が乗せられている、いずれかのカードに、縦か横で隣接するように配置してください。斜めは不可となります。また、【アルバム】の最大サイズである「縦4マス、横4マス」の範囲を飛び出すようには配置できません。  また、隣接マスが全て埋まっていたり、あるいは範囲外に飛び出す場合など、既に配置されているカードを捨て札にして、その空いたマスに配置することもできます。ただし、サイコロが乗っているカードを捨て札にはできず、また配置可能な隣接マスがあった場合も捨て札にすることはできません。  どうしても配置不可能な場合(=隣接マスのカードに全てサイコロが乗っている、など)は、配置せず捨て札にしてください。  配置したら、同色のサイコロを今配置したカードの上に「1面分だけ転がるよう」移動させます(複数あれば、その全てを移動させます)。  最後に、配置したカードの特殊効果があれば、その効果を適用してください(適用タイミングが指定されている場合は、その指定されたタイミングで適用してください)。  また、特殊効果によりサイコロが再配置される場合、その向きは自由に決めることができます。 〇対立  配置したカードに「C2」か「C3」のアイコンがあれば、対立(=コンフリクト)が発生します。  C2は2者間の対立で、手番プレイヤーは左右どちらか好きな方のプレイヤーを選ぶことができます。  C3の場合は、自動的に左右のプレイヤーが選ばれます。  対立が発生したら、配置したカードと同色のサイコロの目を比べてください。  そして、最も大きいプレイヤー(複数いれば、その全て)が克己1個を得ます。 3:ラウンド終了  全プレイヤーが手番を終えたらラウンド終了となります。  【イベント】に残ったカードを捨て札にし、新しいラウンドを開始してください。  各ステージにつき3ラウンドが終わったら、手札のドリームカードを1枚捨て札にし、次のステージへと進みます(ステージの進行は、使用する山が変わるだけで同じことをします)。  3ステージ目の3ラウンドが終わるとゲーム終了となります。残った手札1枚は捨て札にせず、得点計算を行ってください。 ■ 得点計算  ゲームが終了したら、得点計算を行います。 1:  各サイコロの目を合計し、VPとしてください。  アルバムカードに「★」があれば1個につき−1VPとなります。  この時、克己を所持していたら「★」1個につき克己1個を配置することにより1VPとして扱うことができます。 2:  ドリームカードの効果を適用してください。  また、ゲーム終了時に適用される特殊効果があれば、それも適用してください。 3:  【アルバム】に1マス空きがある毎に1VPを失います。  最後に最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら引き分けとしてください。