■■ Crossroads 草案3 ■ 問題点  ゲームの終わるタイミングを測ってどれだけ手を伸ばすかが肝のゲームであるのに、終了タイミングがアンコントローラブルで運任せというのがよくない。  そもそも、バースト判定の27が特殊な数字過ぎて計算を間違える、忘れるで全然いけていない。  スキル効果が強すぎて、ゲームシステムがほぼ死んでるし意味がない。  確かに27チェックを一々やらせるのは面倒ではあるし、間違いも起こり易い。  例えば、2〜7の総和は27なので、それをバーストリミットにするような考え方もある。極単純に言えば、2〜7をリリースするとゲーム終了という感じか。  ただ、そうなると益々早出し最強になる。同枚数でもOKで、先出し引っ込めるならありではあるが、同枚数OKは流石にゲームとしてどうかと思う。  スキルをもうちょっとどうにかしたい。  パスはマイナス点を押し付ける役割もあるので、そこまでマイナス行動と言えるのか? という問題もある。  例えば、場に6枚出して置く。で、最初にその数字をリリースしたプレイヤーはスキルカードを得るとする。スキルカードは強力なメリットを持つが、デメリットも持つ。みたいな形にする。  デメリットを強めにしないと、早出し有利になってしまうのである程度仕方がないか。ただ、デメリットはバラバラだと忘れやすいので、共通のものがいい。例えば、単にマイナス点になるとか。この場合、1枚で早出しすると確実なマイナス点が付いてくるので、一応デメリットにはなる。+差し戻しでかなり強いか。 (!--大まかな変更点--) ・リリース制限を、同枚数不可。より多い枚数でないとリリースできないよう変更。 ・セットアップで、3人プレイは1種減らすよう調整 ・先手番有利なので、タイブレイクを変更 ・スキル内容を若干変更 ■ 概要  「悪魔よ、我が魂と引き換えに超絶技巧を与えたまえ!」  今夜もまた、十字路に潜む悪魔に魂を捧げる愚か者がいる。  呪われた27歳を乗り越え、アーティストとして大成しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇ジャンルカード(42枚)  音楽ジャンルを3〜9の数字で表したカードです。  各数字につき、6枚ずつあります。 3:グラムロック 4:グランジ 5:オルタナ 6:パンク 7:プログレ 8:ブルース 9:ハードロック ◇スキルカード(12枚)  悪魔と契約することで得られる超絶技巧です。  赤青黄の3スートがあり、それぞれ特殊な効果を持っています。 〇赤 ・手番中に1回だけ、好きな手札2枚までの数字を+1か−1して扱ってもよい ・手番中に1回だけ、好きな手札1枚の数字を+2か−2して扱ってもよい ・手番中に1回だけ、好きな手札1枚の数字、他の手札1枚の数字として扱ってもよい ・手番中に1回だけ、好きな手札2枚の数字を合計し、1枚の手札として扱ってもよい 〇青 ・ゲーム終了時、各数字につき1枚ずつ、手札を捨て札にできる ・ゲーム終了時、1枚だけリリースされている数字を、3枚リリースされているとして扱う ・ゲーム終了時、自分の「最も枚数の多い数字」の枚数を2倍にする ・ゲーム終了時、27チェックでゲームが終了したら、手札枚数をプラスとして扱う 〇黄 ・パスで渡されたカードを捨て札にしてもよい ・手番時、山から2枚引いて好きな方を選び、残りを山の上へ戻す ・リリース時の「自分が既にリリースしている数字」の制限をなくす ・ホールド時、山から1枚引いてそれを手札に加えるか、あるいは捨て札にしてもよい ■ ゲームの準備  プレイ人数が3人の場合、ジャンルカードから「3」の数字を全て抜いてください。  4〜5人の場合は、全てのカードを用います。  ゲームに使用するジャンルカードをよくシャッフルして山を作り、各自2枚ずつ引いて手札とします。  次に、スキルカードをよくシャッフルしてスキル山を作り、そこから3枚引いて表向きに配置して【クロスロード】としてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで手番を繰り返し、山が尽きるか、あるいは特定の条件を満たすとゲームが終了します。 ◎27チェック  本ゲームでは、山からカードを引いた時、カードを渡された時、手札からカードをプレイした時、その全てのタイミングで「27チェック」が発生します。  手札(と山から引いたカード、あるいは渡されたカード)の数字合計が丁度27だった場合、直ちにゲームが終了します。  自分の手番になったら山から1枚引いて27チェックを行い、「リリース」「ホールド」「パス」の中からいずれか1つを選んでください。 〇リリース  新曲としてリリースします。  この時、引いたカードは「手札に加わらない」ので注意してください!  引いたカードを表向きで手元に置き、そこを【作品置き場】としてください。この時、手札に同じ数字があれば、それも一緒にリリースすることができます。  ただし、既に自分の【作品置き場】に同じ数字がリリースされていたり、あるいはいずれか1人でも【作品置き場】に同じ数字をより多くリリースしていた場合、リリースすることはできません。  例えば、3の数字をリリースしたい場合、自分が既に3をリリースしていたらできません。また、他に3を2枚出しているプレイヤーがいたら、3を2枚以下でリリースすることはできません。3枚以上ならリリースできます。  また、リリース後に27チェックを行ってください。 〇ホールド  引いたカードをそのまま手札に入れます。  リリースできる状態であっても、ホールドを選択することもできます。 〇パス  他のプレイヤー1人に、引いたカードを表向きにして手渡します。  この時、【クロスロード】から好きな1枚を選んで、それを【スキル置き場】に置くことができます(スキルを得なくても構いません)。ただし、スキルには赤青黄の3スートがあり、各スートは1枚ずつしか置けません。既に置いてあるスートの場合、先に置いてある方をスキル山の下へ戻し、新しく得た方を置いてください。  スキルを得た場合、スキル山から1枚引いて【クロスロード】へ補充します(ただし、山が尽きたら補充されません)。  その後、渡されたプレイヤーは27チェックを行い、「リリース」か「ホールド」のどちらかを行ってください(手番プレイヤーと違い、パスはありません)。  これらの処理が終わったら、次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  この時、山が尽きていたらゲームが終了します。  ゲームが終了したら、スコア計算を行ってください。  まず、”【作品置き場】にあるカード枚数”を合計し、そこから”手札枚数”をマイナスしてください。この時、最低値は0以下にもなります。  そして、最終的に最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いる場合は、ゲームが終了した手番プレイヤーの左隣から、時計回りで最も近いプレイヤーが優先されます。それも同じなら、引き分けとしてください。