■■ リトルウィッチアカデミア 草案4 ■ 問題点  4面体の有効活用ができない。  ただ、システム的にルールを増やしてフォローするのは難しい。なので小改編に止めるべき。  まず、サイコロが完全に手元にない状態でしか呼び戻しができない場合、4面体をエリアに配置するのは危険となる。なので、これは現ルールがいいだろう。  となると、基本的にはアップグレード効果を派手にするぐらいしか4面体を強化することができない。  次にボーナスが個別にした方がいい。  全体に効果がかかる場合、全員同じ課題しか達成しなくなる。これはいけていない。  なので、プレイヤー個人個人で、マジョリティを取ったイベントのボーナスが1つずつ乗る形式に変更するとする。最大値は、+5程度にするのが良いだろう。 (!--大まかな変更点--) ・課題を4スートに分け、スート毎にボーナスがつくよう設定 ・次ラウンドへ持ち越せるリソースを、手札は1枚、素材は5個までに限定 ・ヘルスを減らして全ワーカーを呼び戻す基本操作を設定 ・ワーカーが押し出された際、1ヘルス失うよう変更 ・ワーカーをアップグレードしたら、自動的にヘルスが全快するよう変更 ・エキストラを固定1ヘルス消費でなく、内容に応じて消費ヘルス量を変えるよう変更 ■ 概要  様々な魔具を創り出し、好成績で魔法学校を卒業しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇工房ボード(5枚)  各プレイヤー専用の魔法工房を表すボードです。 ◇エリアカード(9枚)  ワーカーを配置できる9つのプレイスです。  「帰らずの森」「霧の三日月湖」「サイコロマウンテン」「カラコイル凍土」「アマロスの大灯台」「モリアの深き場所」「バニア砂漠」「名もなき島」「魔法工房」があります。 ◇探索カード(36枚)  素材を集めたり、交換したりする場所です。 ◇イベントカード(各25枚)  工房を強化したり、特別な依頼を受けたりするカードです。  各年度(1〜3年)毎に分かれていて、「依頼」「ファミリア」「魔法」「工房」の4種類があります。 ◇課題カード(各9枚)  各年度毎に学院側から指定される作成課題です。  「戦闘」「学究」「生活」の3つのジャンルがあります。  各年度(1〜3年)毎に分かれていて、達成することでVP(=単位)を獲得することができます。 ◇達成トークン(25個)  達成した課題を表す為のトークンです。  各工房の色に合わせて、5色5個ずつあります。 ◇素材キューブ( 個)  魔具錬成に必要な素材(=エレメント)です。  素材には「マナの花(緑)」「太古の雪(青)」「原始の炎(赤)」「魂の砂(白)」の基本4種と、「エリクシル(金)」の5種類があります  また、各色キューブには大小があり、大きい物は5個、小さい物は1個を表します。 ◇ワーカー(15個)  プレイヤーを手助けしてくれるファミリア(=使い魔)です。  各工房の色に合わせて5色3個ずつ、小(4面体)、中(6面体)、大(8面体)の3つのランクがあります。  サイコロの目はワーカーの≪ヘルス≫を表していて、様々な要因で増減します。 ■ ゲームの準備 1)エリアの準備  【魔法工房】を場の中央に置き、その周囲に残りのエリアカードをランダムに配置し【エリア】とします。  プレイヤー人数が3人なら4枚、4人なら6枚、5人なら8枚を配置してください。  次に探索カードをよくシャッフルして探索山とします。そして、探索山から各エリアに2枚ずつ引いて、表向きに配置してください。 2)工房準備  工房ボードを1枚ずつ配り、工房と同じ色のワーカー3個、トークン6個を受け取ります。  この時、各ワーカーの目は、そのサイコロの一番大きい目に合わせてください。これがそのワーカーが持つ≪ヘルス≫となり、様々な効果により≪ヘルス≫は増減します。ただし、≪ヘルス≫の最低値と最大値はそのサイコロの面体に応じ、最大値以上に≪ヘルス≫を得たり、1以下になるよう≪ヘルス≫を支払ったりすることはできません。  次に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。  そして、スタートプレイヤーから時計回りで順番に好きな素材を得ます。スタートプレイヤーは2個、2番目と3番目のプレイヤーは3個、4番目と5番目のプレイヤーは4個得てください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。1ラウンド1年とし、3ラウンドが終わるとゲームが終了します。  そして、ゲーム終了時に最も多くのVP(=単位)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  各ラウンドの流れは以下の通りとなります。 ◎素材について  素材の支払いが求められた時、シンボリックマーク1個につき、その素材1個が必要となります。  〇付きの数字が書かれていた場合、「どの素材でもよいので」数字分の素材が必要です。  また、エリクシルは、エリクシルとして使用し、さらに他の全ての素材として扱うことができる万能素材となります。 1:ラウンド開始  現在のラウンドの課題カードをよくシャッフルし、”プレイヤー人数+1”枚を【課題置き場】へ表向きに配置します。  残った課題カードは使用しないので、ゲームから取り除いてください。  次にイベントカードのドラフトを行います。  現在のラウンドのイベントカードをよくシャッフルし、全プレイヤーに5枚ずつ配って手札とします。残ったカードは使用しないので、ゲームから取り除いてください。  そして、各プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで伏せ、残った手札を左隣のプレイヤーに渡してください。  これを繰り返して手札がなくなったら、選んだ5枚を改めて手札とします。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番となり、「アクション/回収」か「課題作成/パス」のどちらかを行います。  ただし、1度課題作成を選んだら、ラウンドが終了するまでアクションを行うことはできません。  また、自分以外の全てのプレイヤーが課題作成を行っていたら、強制的に「課題作成」を行う必要があります。 ◇アクション  手元にある好きなワーカー1個を「空いている」【エリア】か【魔法工房】に配置します。  配置後、ワーカーのランクに応じて、以下のアクション回数を得ることができます。  4面体:1回  6面体:2回  8面体:3回 〇ワーカーの押し出し  配置したい【エリア】に既に「他人のワーカー(自分のワーカーは不可)」が配置されていた場合、より高いランクのワーカーを配置することで、その場所からワーカーを追い出して所有者の手元へ戻し、自分のワーカーを配置することができます。  4面体に対しては6面体と8面体、6面体に対しては8面体で押し出しが可能です。  押し出したら、「押し出された方の」ワーカーの≪ヘルス≫を1減らしてください。  また、≪ヘルス≫を1支払うことで、同じサイズのワーカーを押し出すことも可能です。  この場合、押し出した方も、押し出された方も≪ヘルス≫が1減ります。  【魔法工房】では押し出しが発生せず、いつでも配置することができます。  【魔法工房】には”プレイヤー人数−1”のマスがあり、このマスに右詰めでワーカーを配置していきます。そして、マスが全て埋まった状態から配置する場合、右端のワーカー(=最も早く配置されたワーカー)が所有者の手元へ戻り、以降順次右詰めされます。 ◎エリア  アクション1回につき、「そのエリアに配置された」好きな探索カード1枚の効果を適用してください。  同じカードを複数回適用しても良いですし、複数枚をバラバラに適用することもできます。  適用後は、外側(=エリアカードに遠い方)の1枚を捨て札にし、新たに探索山から1枚引いて表向きに内側へ差し込んでください。  探索山が尽きた場合は、捨て札をシャッフルして山を作り直してください。 〇エキストラステージ  探索カードによっては、「エキストラステージ」が設定されている場合があります。  ワーカーの≪ヘルス≫を指定された値だけ支払うことでエキストラステージへ進むことができ、その効果が適用されます。  エキストラステージへ進むかどうかは任意となり、進まなくても構いません。 ◎魔法工房  アクション1回につき、手札1枚をプレイできます(しなくても構いません)。  プレイに必要な素材が設定されていた場合は、その素材を支払う必要があります。支払えない場合はプレイできません。  また、工房カードは同名の効果は重複しません。  常に同名の、数字の大きい効果1つが適用されます。 〇依頼  課題とは別に工房へ持ち込まれる依頼です。  素材を支払って捨て札にし、VPを得ることができます。 〇ファミリア  指定された面体のワーカーをアップグレードします。  アップグレードを行ったら、その面体のワーカーの≪ヘルス≫を全快させてください。  ただし、1つの面体に対してアップグレードは1枚分しか行えず、被った場合はどちらかを捨て札にする必要があります(その場合でも、≪ヘルス≫は全快します)。  アップグレードされたファミリアはスキルを持ち、条件を満たすことでその効果が適用されます。  各カードのテキストに従ってください。 〇魔法  特殊な効果を適用します。  各カードのテキストに従い、効果適用後は捨て札としてください。 〇工房  魔法工房をアップグレードします。  テキストの指示に従い、条件を満たしたら効果を適用してください。  ただし、最大3枚までしかアップグレードは行えません。それ以上のカードをプレイしたら、カードが3枚になるよう捨て札にしてください。  ワーカーの配置とその処理を終えたら、手番を終了して次のプレイヤーに手番を渡します。 ◇アクション(回収)  配置されている自分のワーカーを、好きなだけ回収します。  回収するワーカーの≪ヘルス≫を1ずつ減らして手元へ戻してください。ただし、ワーカーの≪ヘルス≫が減らせない(=残り≪ヘルス≫が1)の場合、そのワーカーを回収できません。減らすことのできるワーカーだけ回収してください。  また、【魔法工房】からワーカーを回収した場合、空いたスペースは即右詰めてください。  回収を終えたらそのまま手番終了となり、次の順番のプレイヤーに手番を渡します。 ◇課題作成  アクションを終了し、課題の魔具を作り始めます。  【課題置き場】から好きな1枚を選び、必要な素材を支払った後、その課題カードの上に達成トークンを1個置いてください。  この時、既に自分の達成トークンが置かれている課題カードを再度選ぶこともできます。  次に、課題カード毎に設定されたVPを得ます。  各課題カードには作成した順番毎に異なるVPが設定されているので、”その課題カードの上に置かれている達成トークン数”を見て、該当するVPを得てください。  2ラウンド目以降は、ボーナストークンの配置されたジャンルであれば、配置されたボーナス分のVP(複数あれば、全て合算)を追加で得ることができます。  以降、手番が回ってくる度に、上記処理を行います。  支払う素材がない、あるいはこれ以上課題を作成する気がない場合はパスして構いません。ただし、1度パスしたら、ラウンドが終了するまで強制パスとなります。 3:ラウンド終了  全てのプレイヤーがパスしたら、ラウンドが終了します。  ラウンド終了時に適用される効果があれば、このタイミングで適用してください。  次に、2ラウンド目までは以下の処理を行います。 〇課題整理  課題を各ジャンル毎に見て、達成トークン数の最も多いジャンルに「+3」のボーナストークンを配置します。そして、次に多いジャンルに「+1」のボーナストークンを配置してください。同数の場合は、それが2つなら「+2」を、3つならボーナストークンを配置しないでください。  それが終わったら、課題カードを捨て札にし、達成トークンも全て所有者の手元へ戻してください。 〇リソース整理  次のラウンドへ持ち越す手札、素材を整理します。  手札が残っていたら、その中から1枚だけ選んで伏せ、残りの手札は全て捨て札にします。  この伏せたカードは、次の「1:ラウンド開始」時にドラフトした後、手札に加えてください。  次に、素材が6個以上残っていたら、5個になるよう【ストック】へ戻してください。  これらの処理が終わったら、この時点で最もVPの低いプレイヤーが新しいスタートプレイヤーとなり、次のラウンドを開始します。複数いれば、このラウンドでスタートプレイヤーから時計回りで遠い方が優先してください。  もしもこれが3ラウンド目であればゲームが終了し、VPの最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、残っている「エリクシル」の多い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。