■■ 24 −共鳴するテロル− 草案13a ■ 問題点  有終の美にほぼ意味がない。  チャレンジ時の修正部分を見るのが面倒過ぎる。  最終計算がメンドイ。  道中凹んだら差が開く。  概ね問題なのはチャレンジ部分。1シーズン目で大失敗をしてカードを得られなかった場合、それが如実に尾を引く形になっているのがいただけない。結局、スタンドに配置が継続的な強化なので、カードを得られなかったプレイヤーの不利は否めない。おそらく、1シーズン目で入院してしまうようなら、ほぼその時点で脱落が決まるだろう。  んー。  まず、入院について、次ラウンドにも尾を引くのがまず根本的にマズイ。これに有終の美を絡めてなにか上手くできないだろうか。  1回入院するとデスカウンターが1個溜まる。具体的には、刑事カードを裏返したりする。  で、2回目に入院すると死ぬ。だから、最速2シーズン目で死ぬが、それは死ぬ方が悪い。負傷状態はラウンド終了時に全回復する。  で、死亡した際にボーナスVPが得られる。これは、人数が少ない程多く、多い程少なくする必要がある。3人の場合、1人死ぬと残り2人が確実にカードを得られる状況となるので、例えば3人でやるならNPCを1人付けるか、可変パラメータにしてやるしかない。  NPCを用意するのはいいだろう。その上で、4人と5人でポイントが変わるかと言うと、どうかな。変わらなくてもいい気がする。  現状の決勝点は大体30後半だから、殉職したら「事件番号数+コープ配置枚数」とかでもいいかも知れない。3シーズン目の最後で死ぬことが求められるが、どこかで事前に1回入院している必要がある。あー、でも現在入院によるデメリットがないので、最後で入院するのは単に振り得になってしまうか。  だからと言って、入院して点数が減るような処理にはしたくない。  まずアシストがちょっと強すぎるので、アシストを1点にする。で、入院したら最も点数の高い1枚をアシストに変えるとかかな。  で、アシストによるセットボーナスを4点に減らす。  この処理はアシストで入院した時点で行う。つまり、殉職時も行う。で、どのタイミングで殉職してもボーナスは同じであるとする。基礎点をプレイヤー人数とするよりは、「殉死した事件番号に配置された最大数字」とする方がいいか。つまり、ボスのいる事件があれば6点だが、しょぼい2点の時もある。コープに配置された枚数を見るよりは、最大数の2倍とかいいかも知れない。つまり、最大12点。これは流石に言い過ぎな気もするが、一応事前準備も必要なので……  一応、1位の2倍としておいた方がいいかな。  後、チャレンジ権は最初に1位でないこと、とする。つまり、最初の段階で最も高い人は振れないとして置いた方がいいだろう。追い抜かれたとしても振れない。なので、追う方に少しメリットがあり、また殉死狙いも上手くいかない時がある。とする。  コープについては、3枚で+4のボーナスとする。だが、計算をもう少し何とかしたいので、1枚+1点とし、3枚以上は1枚1点のボーナスがつくぐらいにするか。この場合、アシストは2点のままで構わない。  スタンドについて、チャレンジの目の修正はやはり強い。ボス捕獲可能だけにするやり方もあるが、なんか良い方法はないか。  とにかくパッと見に分かり難い。  失敗時のセーフティという生き方もある。例えば、1枚だと緑で失敗しても負傷しない。2枚なら、赤で失敗しても負傷しない。つまり、2枚あれば振り得だが、目に修正はつかないので失敗は失敗で数値は増えない。まぁ、これぐらいが妥当な気がする。 (!--大まかな変更点--) ・用語変更 ・有終の美が、最後死に得になっていたので1点減らす ■ 概要  同時多発テロを阻止しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇事件カード(30枚)  「審判の日」に引き起こされた同時多発テロの各事件を表すカードです。  「爆弾テロ(赤)」「旅客機ハイジャック(青)」「バイオテロ(緑)」「市街地銃撃戦(黄)」「人質立て籠もり(紫)」「要人暗殺(白)」の6スートがあります。  各スート毎に2〜5の得点が設定されていて、3が2枚、それ以外が全て1枚ずつとなります。 ◇刑事カード(5枚)  事件解決に挑む5人の刑事達です。  各人が持つスキルとサマリーが書かれています。また、1〜5の「登録ナンバー」が設定されていますが、これは特殊な状況でしか使用されません。 ◇アクションカード(50枚)  各刑事の持つ捜査時間を表します。  全員共通で24時間が設定されていて、0と3(時間)が2枚、1〜2、4〜6(時間)が各1枚ずつあります。それとは別に絶対的な活躍が約束された「ヒーロータイム」が1枚あり、10枚1組になっています。 ◇アシストカード(10枚)  捜査を進める上で得た人脈や手がかりを表したカードです。  得点は2固定で、全スートとして扱えるマルチカラーカードとなっています。 ◇チャレンジダイス(2個)  8面体サイコロで、緑と赤の2種類が1個ずつあります。 ◇負傷カード(5個)  負傷状態を表すカードです。  表面と裏面の、各面に描かれたアイコンの数が「受けているダメージ」となります。 ■ ゲームの準備  じゃんけんなど好きな方法で刑事を1人選び、その刑事カードを手元に置きます。  次に、選んだ刑事のアクションカード1セットを受け取り手札としてください。 ■ ゲームの進行  本ゲームは3シーズン行います。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 1:配置フェイズ  事件カードをよくシャッフルして山にし、山から10枚引いて下図のように並べ、これを【事件置き場】とします。  この時、左から4列目(=最後の列)のみ裏向きで配置してください。  配置された事件カードは、上から順に1位、2位となっています。  1位 □ □ □ □ ■  2位 □ □ □ □ ■  □表向き  ■裏向き 2:捜査フェイズ  【事件置き場】にある事件カード各列を組(ペア)として、左から順に「事件番号」を1〜5とします。  そして、全プレイヤーは各ペアにどれだけ捜査時間を費やすかを決定してください。  各ペアに対して1枚ずつ、手札から好きな1枚を選んで裏向きに配置します。  この時、刑事カードを左端に置き、左から順に事件番号1〜5と対応する形に並べてください。プレイエリアに余裕がある場合は、【事件置き場】の各事件番号の下に手札を並べても問題ありません(その場合、配置時に各ペア間を広めに取ると良いでしょう)。  全員が5枚ずつ配置し終わったら、それを表向きにして公開します。  これと同時に、【事件置き場】の裏向きに配置されているカードも全て表向きにしてください。  次に同様の手順で、各事件番号に対して1枚ずつ、手札から好きな1枚を選んで裏向きに配置します。既に公開されている1枚目の下側に配置してください。 3:解決フェイズ  事件番号順に以下の手順で解決します。  全プレイヤーは裏向きのカードを表向きにして公開し、2枚の数字を合計し「捜査力」とします。  次に捜査力の低いプレイヤーから順に「チャレンジ」を行うことができます(行わなくても構いません)。同値の場合は、登録ナンバーの小さい方を優先してください。 〇チャレンジ  事件の暗部へと捜査を進め、身の危険は伴いますが、。  緑と赤の8面体サイコロがありますので、それをどちらか片方、あるいは両方振ってください。  2シーズン目以降は、【スタンド】に「この事件番号に配置されている事件カードと同じスート」の事件カードが配置されていたら、1枚につき目に+1することができます(ただし、最大値は8)。  そして、出目が”(現在処理を行っている)事件番号”より大きければ成功です。また、最大目である8が出た時は大成功となります。  緑なら捜査力に+1、緑で大成功なら捜査力に+2してください。  赤なら捜査力に+2、赤で大成功なら捜査力に+3してください。  もしも、”(現在処理を行っている)事件番号”以下の目だった場合、上記ボーナスが得られず、さらにペナルティが与えられます。  緑なら1ダメージを受けます。負傷カードを受け取って、アイコンが1個描かれた面を表向きにして置いてください。あるいは、既にダメージを受けていたら、負傷カードを裏向きにしてアイコンが2個表示されるようにしてください。  赤なら2ダメージを受けます。負傷カードを受け取って、アイコンが2個描かれた面を表向きにして置いてください。2ダメージを受けたら入院となり、次の事件番号からハンドが終了するまでゲームに参加できなくなります。  これらの処理が終わったら、各プレイヤーの捜査力を比べて、最も高い方から順に1位、2位を決定します(負傷や入院をしていても、捜査力が高ければ順位が与えられます)。  1位、2位のプレイヤーが決定したら、その事件カードを手元に引き取ってください。  もしも、いずれか1人のプレイヤーがヒーロータイムを配置していたら、捜査力に関係なくそのプレイヤーが1位になります。複数のプレイヤーがヒーロータイムを配置していたら(=バッティング)、ヒーロータイムの効果は失われ、単に数字が「0」であると判定してください。  もしも同値だった場合、1枚目(=先に公開していた方)の大きい方が優先されます。それも同じなら、いずれのプレイヤーも事件カードを得ることができず、代わりにアシストカードを1枚得てください(アシストカードが不足した場合は、何か代わりの物で代用してください)。 4:ハンド終了  全ての事件(=事件番号5まで)の処理が終わればハンドが終了します。  これが3シーズン目でなければ、以下の順番でシーズン移行の処理を行ってください。 ◎黒幕処理  各スートの5のカードは、その一連の事件の黒幕を表します。  1シーズン目終了時は、黒幕は自動的に逃走します。5の事件カードを捨て札にし、代わりにアシストカードを1枚得てください(アシストカードが不足した場合は、何か代わりの物で代用してください)。  2ハンド目以降は、【スタンド】(=刑事カードの上側)に同じスートのカードが1枚でも配置されていたら、黒幕を逮捕してそのまま得ることができます。そうでないなら、1ハンド目と同様に逃走し、代わりにアシストカードを1枚得てください。 ◎スタイルセット  このハンドで得た事件カードを、刑事カードの上側(【スタンド】)か下側(【コープ】)にセットします。アシストカードについては、必ず【コープ】へセットしてください。  他のプレイヤーを見ないようにして、全プレイヤーが同時に行うのが理想ですが、厳密に裁定し公平性を期する必要があると判断した場合は、一旦裏向きに配置した後に表向きに一斉公開するなどするとよいでしょう。 〇【スタンド】  得た情報をもとに独自で調査を進め、以降のハンドで以下の恩恵を受けます。  【スタンド】に配置された事件カードと、同じスートの黒幕(5の数字カード)を獲得できるようになります。  また、事件番号に同スートが含まれていたら、チャレンジ時にサイコロの目に+”同スート枚数”(ただし、最大値は8)することができます。 〇【コープ】  全員で情報を共有し、事件の早期解決を目指します。  ゲーム終了時、【コープ】に同じスートの事件カードを3枚以上配置していた場合、1スートにつき5VPを得ます。 ◎回復  1ダメージ分回復します。負傷カードを表裏したり、あるいは負傷カードを【ストック】へ戻すなどしてアイコン数を1個減らしてください。  その後、以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 ■ 2シーズン目  2シーズン目からは、各刑事のスキル効果が適用されます。 ・スコッチ  ヒーロータイムがバッティングした際、0ではなく3として扱う ・ウルフ  チャレンジ時のサイコロの目に+1する ・ヒバチ  1位なら、2位のカードでも好きな方を取得できる ・ロイド  配置フェイズで裏面配置されたカードの中を見れる ・ドカベン  チャレンジ時、赤で失敗しても1ダメージしか受けない  これらのスキル効果を適用してください。  それ以外は1シーズン目と変わりません。 ■ 3シーズン目  山の残りと捨て札をよくシャッフルし、下図のように事件カードをセットします。  1位 ■ ■ ■ ■ ■  2位 □ □ □ □ □  □表向き  ■裏向き  その他は2シーズン目と同じですが、シーズン終了時に以下のボーナスが与えられます。 〇功労者  【コープ】に同じスートの事件カードを3枚以上配置していた場合、1スートにつき5VPを得ます。  この時、アシストカードがあれば好きなスート1つとして扱うことができます。 〇有終の美  2ダメージ以上受けた場合、入院でなく殉職扱いとなります。  そして、”5−殉職した事件番号”分のVPを得ることができます。  これらと、得たカードの数字を全て合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、引き分けとしてください。