■■ 24 −共鳴するテロル− 草案13 (!--大まかな変更点--) ・大幅改定 ■ 概要  同時多発テロを阻止しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇事件カード(30枚)  「審判の日」に引き起こされた同時多発テロの各事件を表すカードです。  「爆弾テロ(赤)」「旅客機ハイジャック(青)」「バイオテロ(緑)」「市街地銃撃戦(黄)」「人質立て籠もり(紫)」「要人暗殺(白)」の6スートがあります。  各スート毎に2〜5の得点が設定されていて、3が2枚、それ以外が全て1枚ずつとなります。 ◇刑事カード(5枚)  事件解決に挑む5人の刑事達です。  各人が持つスキルとサマリーが書かれています。また、1〜5の「登録ナンバー」が設定されていますが、これは特殊な状況でしか使用されません。 ◇アクションカード(50枚)  各刑事の持つ捜査時間を表します。  全員共通で24時間が設定されていて、0と3(時間)が2枚、1〜2、4〜6(時間)が各1枚ずつあります。それとは別に絶対的な活躍が約束された「ヒーロータイム」が1枚あり、10枚1組になっています。 ◇アシストカード(10枚)  捜査を進める上で得た人脈や手がかりを表したカードです。  得点は2固定で、全スートとして扱えるマルチカラーカードとなっています。 ◇チャレンジダイス(2個)  8面体サイコロで、緑(セーフティ)と赤(リスキー)の2種類が1個ずつあります。 ◇負傷カード(5個)  負傷状態を表すカードです。 ■ ゲームの準備  じゃんけんなど好きな方法で刑事を1人選び、その刑事カードを手元に置きます。  次に、選んだ刑事のアクションカード1セットを受け取り手札としてください。 ■ ゲームの進行  本ゲームは3ハンド行います。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 1:配置フェイズ  事件カードをよくシャッフルして山にし、山から10枚引いて下図のように並べ、これを【事件置き場】とします。  この時、左から4列目(=最後の列)のみ裏向きで配置してください。  配置された事件カードは、上から順に1位、2位となっています。  1位 □ □ □ □ ■  2位 □ □ □ □ ■  □表向き  ■裏向き 2:捜査フェイズ  【事件置き場】にある事件カード各列を組(ペア)として、左から順に「事件番号」を1〜5とします。  そして、全プレイヤーは各ペアにどれだけ捜査時間を費やすかを決定してください。  各ペアに対して1枚ずつ、手札から好きな1枚を選んで裏向きに配置します。  この時、刑事カードを左端に置き、左から順に事件番号1〜5と対応する形に並べてください。プレイエリアに余裕がある場合は、【事件置き場】の各事件番号の下に手札を並べても問題ありません(その場合、配置時に各ペア間を広めに取ると良いでしょう)。  全員が5枚ずつ配置し終わったら、それを表向きにして公開します。  これと同時に、【事件置き場】の裏向きに配置されているカードも全て表向きにしてください。  次に同様の手順で、各事件番号に対して1枚ずつ、手札から好きな1枚を選んで裏向きに配置します。既に公開されている1枚目の下側に配置してください。 3:解決フェイズ  事件番号順に以下の手順で解決します。  全プレイヤーは裏向きのカードを表向きにして公開し、2枚の数字を合計し「捜査力」とします。  次に捜査力の低いプレイヤーから順に「チャレンジ」を行うことができます(行わなくても構いません)。同値の場合は、登録ナンバーの小さい方を優先してください。 〇チャレンジ  事件の暗部へと捜査を進め、身の危険は伴いますが、。  緑と赤の8面体サイコロがありますので、それをどちらか片方、あるいは両方振ってください。  2ハンド目以降は、【スタンド】に「この事件番号に配置されている事件カードと同じスート」の事件カードが配置されていたら、1枚につき目に+1することができます(ただし、最大値は8)。  そして、出目が”(現在処理を行っている)事件番号”より大きければ成功です。また、最大目である8が出た時は大成功となります。  緑なら捜査力に+1、緑で大成功なら捜査力に+2してください。  赤なら捜査力に+2、赤で大成功なら捜査力に+3してください。  もしも、”(現在処理を行っている)事件番号”以下の目だった場合、上記ボーナスが得られず、さらにペナルティが与えられます。  緑なら負傷します。負傷カードを1枚受け取ってください。負傷はハンド終了時に回復しますが、負傷カードが2枚になると入院となります。  赤なら負傷カードを2枚受け取って入院となり、次の事件番号からハンドが終了するまでゲームに参加できなくなります。  これらの処理が終わったら、各プレイヤーの捜査力を比べて、最も高い方から順に1位、2位を決定します(負傷や入院をしていても、捜査力が高ければ順位が与えられます)。  1位、2位のプレイヤーが決定したら、その事件カードを手元に引き取ってください。  もしも、いずれか1人のプレイヤーがヒーロータイムを配置していたら、捜査力に関係なくそのプレイヤーが1位になります。複数のプレイヤーがヒーロータイムを配置していたら(=バッティング)、ヒーロータイムの効果は失われ、単に数字が「0」であると判定してください。  もしも同値だった場合、1枚目(=先に公開していた方)の大きい方が優先されます。それも同じなら、いずれのプレイヤーも事件カードを得ることができず、代わりにアシストカードを1枚得てください(アシストカードが不足した場合は、何か代わりの物で代用してください)。 4:ハンド終了  全ての事件(=事件番号5まで)の処理が終わればハンドが終了します。  これが3ハンド目でなければ、以下の順番でハンド移行の処理を行ってください。 ◎黒幕処理  各スートの5のカードは、その一連の事件の黒幕を表します。  1ハンド目終了時は、黒幕は自動的に逃走します。5の事件カードを捨て札にし、代わりにアシストカードを1枚得てください(アシストカードが不足した場合は、何か代わりの物で代用してください)。  2ハンド目以降は、【スタンド】(=刑事カードの上側)に同じスートのカードが1枚でも配置されていたら、黒幕を逮捕してそのまま得ることができます。そうでないなら、1ハンド目と同様に逃走し、代わりにアシストカードを1枚得てください。 ◎スタイル決定  このハンドで得た事件カードを、刑事カードの上側(【スタンド】)か下側(【コープ】)にセットします。アシストカードについては、必ず【コープ】へセットしてください。 〇【スタンド】  得た情報をもとに独自で調査を進め、以降のハンドで以下の恩恵を受けます。  【スタンド】に配置された事件カードと、同じスートの黒幕(5の数字カード)を獲得できるようになります。  また、事件番号に同スートが含まれていたら、チャレンジ時にサイコロの目に+”同スート枚数”(ただし、最大値は8)することができます。  最後に、「3ハンド目限定で、2位と同スートがあれば裏向きのカードの中を見ることができます。 〇【コープ】  全員で情報を共有し、事件の早期解決を目指します。  ゲーム終了時、【コープ】に同じスートの事件カードを3枚以上配置していた場合、1スートにつき5VPを得ます。 ◎回復  負傷カードを持っていたら、それを【ストック】へ1枚戻してください。  その後、以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 ■ 2ハンド目  2ハンド目からは、各刑事のスキル効果が適用されます。 ・スコッチ  ヒーロータイムがバッティングした際、0ではなく3として扱う ・ウルフ  チャレンジ時のサイコロの目に+1する ・ヒバチ  1位なら、2位のカードでも好きな方を取得できる ・ロイド  配置フェイズで裏面配置されたカードの中を見れる ・ドカベン  チャレンジ時、赤で失敗しても負傷になる  これらのスキル効果を適用してください。  それ以外は1ハンド目と変わりません。 ■ 3ハンド目  山の残りと捨て札をよくシャッフルし、下図のように事件カードをセットします。  1位 ■ ■ ■ ■ ■  2位 □ □ □ □ □  □表向き  ■裏向き  次に、各プレイヤーは自分が手元に残している事件カードを公開します。  そして、【情報】に配置された事件カードと、2位の事件カードが同スートの事件番号について、裏向きの中を確認することができます。  その後、通常通り1枚目を配置してください。  その他はこれまでのハンドと同じですが、ハンド終了時に以下のボーナスが与えられます。 〇功労者  【コープ】に同じスートの事件カードを3枚以上配置していた場合、1スートにつき5VPを得ます。  この時、クルーカードがあれば好きなスート1つとして扱うことができます。 〇有終の美  入院判定となった場合、入院でなく殉職扱いとなります。  そして、”6−殉職した事件番号”分のVPを得ることができます。  これらと、得たカードの数字を全て合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、引き分けとしてください。