■■ 24 −共鳴するテロル− 草案9 (!--大まかな変更点--) ・コープ処理を全体的に変更 ・同色事件ボーナスをラウンド数にして、ラウンドが進むほどボーナスが高くなるよう設定 ・生死判定を全員行い、失敗したプレイヤーが1人出た時点で終わるよう設定 ■ 概要  同時多発テロを阻止しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇事件カード(24枚)  「審判の日」に引き起こされた同時多発テロの各事件を表すカードです。  「爆弾テロ(赤)」「旅客機ハイジャック(青)」「市街銃撃戦(黄)」「バイオテロ(緑)」「人質立て籠もり(紫)」の5スートがあります。  各スート毎に「スタンド時に得られる得点」と「コープ時に得られる得点」が設定されています。また、これら数字の小さいスートは枚数が多く、数字の大きいスートは枚数が少なくなっています。 ◇刑事カード(5枚)  事件解決に挑む5人の刑事達です。  単独捜査を行う「スタンド」と、協力捜査を行う「コープ」の、2つの捜査スタイルがあり、カードの置き方で表されます。カードの置き方はゲーム中に変更され、「 」のアイコンがあるラウンドは縦置きは横置きに、横置きは縦置きに変更してください。 スコッチ:〇×〇×〇×〇 ウルフ :〇〇×××〇〇 ヒバチ :〇××〇×〇× ロイド :〇〇×〇××〇 ドカベン:〇×〇×〇〇× ◇タイムカード(45枚)  各刑事の持ち時間(1につき1時間)を表します。  0が1枚、1〜2が各2枚、3〜6が各1枚で、9枚1セット(24時間)となっています。 ◇スコアカード&ウッドキューブ(5セット)  現在のスコアを表すカードと、ウッドキューブのセットです。 ◇サマリーカード(2枚)  ゲームサマリーです。 ■ ゲームの準備  事件カードをよくシャッフルして下図のように並べ、これを【事件置き場】とします。  この時、左から5列目と7列目のみ裏向きで配置してください。  配置された事件カードは、上から順に1位、2位、3位となっています。  1位 □ □ □ □ ■ □ ■  2位 □ □ □ □ ■ □ ■  3位         ■   ■  □表向き  ■裏向き  これにより、【事件置き場】には計16枚のカードが並びます。残った事件カードはゲームに使用しませんので箱に戻すなどしてください。  事件カードの配置が終わったら、じゃんけんなど好きな方法でチーフを決定し、チーフとなったプレイヤーは箱を手元に置いてください(この箱がチーフマーカーとなります。箱以外のものを用意し、使用してもらっても構いません)。  次に、適当な方法で刑事を1人選び、そのタイムカード1セットを受け取って手札とします。  そして、全員一斉に縦置きか横置きのどちらかを選んで、刑事カードを手元に配置してください。  この刑事カードの置き方は捜査スタイルを表していて、スタンドとコープの2種類があります。このゲーム開始時に決めたスタイルは固定でなく、ゲームの進行と共に変化していきます。 〇3人プレイ時のセットアップ  3人プレイ時は、1人仮想プレイヤーを用意します。  使用しない刑事から1人NPCを選び、そのタイムカードから「0」を取り除いて、残りをよくシャッフルし山にします。  次に、全プレイヤーの刑事カードの置き方を見て、NPCの刑事カードを少ない方と同じ置き方にしてください(縦置きと横置きが丁度2人ずつになるようにします)。 ■ ゲームの進行  【事件置き場】にある縦1組を、左から順番に1〜7ラウンドとし、7ラウンドが終わるとゲームが終了します。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 1:捜査フェイズ  このラウンドの事件カードに対し、全プレイヤーは手札から競りを行います。  ただし、手札が1枚しか残っていない場合は競りに参加できません。そのままゲーム終了まで待っていてください。  また、5ラウンド目、7ラウンド目は、裏向きになってる事件カードを表向きにしてから競りを行ってください。  競りに参加するプレイヤーは、好きな手札を2枚選んで自分の前に伏せます。  全員が伏せたらそれを一斉公開し、各プレイヤーの捜査スタイルから捜査時間を決定してください。 ・スタンド  タイムカードの数字合計。 ・コープ  タイムカードの数字合計+コープ人数。  これは、コープが1人の時でも有効です。  そして、捜査時間の最も大きいプレイヤーが1位に、次に大きいプレイヤーが2位となります。捜査時間の同じプレイヤーが複数いたら、チーフから時計回りで近い方から優先されます。  5ラウンド目、7ラウンド目は3位まで選んでください。  また、3人プレイで仮想プレイヤーがいた場合、一斉公開の後に山から1枚引いて公開してください。  例えば、捜査時間がA4、B2、C5、D3で、AとBの2人がコープだった場合、A4+2、B2+2、C5、D4で判定し、Aが1位、Cが2位となります。 2:解決フェイズ  選外(3位以下、5・7ラウンド目は4位以下)となったプレイヤーと、入選したプレイヤーで処理が異なります。 〇選外プレイヤー  出したカードを全て手札に回収します。  仮想プレイヤーは、公開されたカードを山の下へ戻してください。  基本的にVPを得られませんが、捜査スタイルが「コープ」のプレイヤーは、他の「コープ」プレイヤーが入選していた場合に限りVPを得ることができます。 〇入選プレイヤー  数字が「0」のカードのみ手札に回収し、それ以外のカードは事件カードと一緒に各自の手元に表向きで置いてください。  仮想プレイヤーも、プレイヤーと同様にカードを表向きにして置いておいてください。  次に、入選したプレイヤーは、各順位に応じた事件カードを受け取り、捜査スタイルに応じたVPを得られます。  この時、事件カードを受け取ったプレイヤーは、それと同じ事件カードを既に持っていた場合は”現在のラウンド数”分のボーナスVPを得ることができます。コープの場合でも同様で、事件カードを受け取ったプレイヤーのみ、ボーナスを受け取ってください。 ・スタンド  スタンドVPを得ます。 ・コープ  コープのメインVP(左側の大きな数字のVP)を得ます。  さらに、他のコープのプレイヤーは順位に関係なくサブVP(右側の小さな数字のVP)を得てください。  例えば、1位A、2位B、3位Cで全員コープだった場合、Aは1位のメインVPと2位のサブVP、Bは1位のサブVPと2位のメインVP、Cは1位と2位のサブVPを受け取ることになります。 3:エンドフェイズ  このラウンドで1位になったプレイヤーは、チーフマーカーを受け取って新しいチーフとなり(同じプレイヤーが連続してチーフになることもできます)、次のラウンドを開始します。  また、スタイル変更の指示のあるプレイヤーは、自分の刑事カードを縦置きから横置き、あるいは横置きから縦置きに変更してください。仮想プレイヤーがいれば、仮想プレイヤーの分もいずれか手の空いているプレイヤーが処理してください。  以上を繰り返し、7ラウンドが終了したらゲームが終了します。 ■ ゲームの終了  ゲームが終了したら、生死判定を行います。  各自の手元にある捜査時間を合計し、順位をつけます。  合計値の同じプレイヤーが複数いたら、チーフから時計回りで近い方から優先してください。  そして、1位から順番に生死判定を行います。  残っている手札からランダムに1枚引き、「0」を引いてしまったら殉死してゲームから脱落します(手札が1枚、「0」しか残っていなかった場合、自動的に殉死となります)。  生存した場合、次の順番のプレイヤーが同様の判定を行い、誰か1人殉死者が出るか、あるいは全員が生存するまでこれを繰り返してください。  最後に、生存したプレイヤー間で最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、捜査時間の多い方が優先されます。それも同じなら、引き分けとしてください。