■■ 48 −共鳴するテロル− 草案4 (!--大まかな変更点--) ・スキル変更 ・基本、公開競りに。スコッチのみ旧ルール ・ゲーム開始時に手札1枚供出 ・同スート獲得時、捨て札にできる制限を若干緩和。そのスート全体で見て最も小さい数字1枚に変更。 ・タイブレイクを捜査時間の少ない方から、多い方へ変更 ■ 概要  同時多発テロを阻止しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇事件カード(24枚)  「審判の日」に引き起こされた同時多発テロの各事件を表すカードです。  「爆弾テロ(赤)」「旅客機ハイジャック(青)」「市街銃撃戦(黄)」「バイオテロ(緑)」「大統領暗殺(黒)」「令嬢誘拐(白)」の6スートが各4枚ずつあります。そして、各スート毎に1〜3の数字(1が2枚、他は1枚ずつ)が設定されています。 ◇キャラクターカード(5枚)  事件を担当する刑事たちで、常時適用される特殊な効果「スキル」を1つ持っています。 ◇タイムカード(40枚)  各事件に費やした操作時間(1につき1時間)を表します。  各キャラクターにつき、1、2が2枚ずつ、3〜6が1枚ずつで、8枚1セットとなっています。 ◇順位カード(2枚)  1位と2位を表すカードです。 ■ ゲームの準備  プレイ人数に応じて、事件カードのスート数を調整してください。  抜くスートはどれであっても構いません。  3人:4スート  4人:5スート  5人:6スート  それが終わったら、使用する事件カードをよくシャッフルして山にしてください。  順位カードを配置して、そのカードの下を【事件置き場】とします。各【事件置き場】は、その上にある順位カードの「順位」を表しています。  次に、各プレイヤーにキャラクターカードをランダムに1枚ずつ配って表向きで手元に置き、それに応じたタイムカード1セットを手札とします。そして、最も数字の小さいキャラクターカードを配られたプレイヤーを、スタートプレイヤーとしてください。  最後に、各プレイヤーは手札の好きな1枚を裏向きにして、山の横に積んでおきます。これを【初動時間】としてください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで順番に「ボス」となり、全プレイヤーが2回ボスを終えるとゲームが終了します。  以下の手順に従って、ゲームを進行させてください。 〇スキルについて  各プレイヤーは自分のキャラクターに応じた「スキル」を発揮します。  ゲーム中に効果を適用できるものもあれば、ゲーム終了時に適用されるものもあります。  スコッチ:捜査フェイズ時に、カード1枚で出した場合は秘匿扱いできる。  ウルフ:ゲーム終了時、捜査時間の合計から”自分が得た最も多いスートの枚数−1(最低値0)”する  ヒバチ:捜査フェイズで同着1位だった場合、ボスの代わりに自分が順位を選ぶ  ロイド:陣頭指揮の際、「同じ数字」で行うことができる。さらに、1位と2位に対して両方陣頭指揮を行える  ドカベン:ゲーム終了時、捜査時間が最も多くなければ(複数不可)、合計時間に関わらず脱落しない 1:メインフェイズ  ボスになったプレイヤーは山から2枚引き、引いた順に1位、2位として各【事件置き場】へ表向きに配置します。 2:捜査フェイズ  ボス以外のプレイヤーは、公開された事件に対して、自分がどれだけの時間をかけて捜査したいかを秘密裏にボスへ伝えます。  手札を好きなだけ選び、伏せてボスへ渡してください。  この時、カードは重ねて「何枚ボスに渡したのか」他のプレイヤーに分からないようにしてください(あるいは、同時に選んで渡してください)。  ボスは全プレイヤーからタイムカードを受け取ったら、それを公開します。  そして、最も数字(複数ある場合は合計値)が大きいプレイヤーに1位を、次に大きいプレイヤーに2位の事件カードを渡します。同じ数字のプレイヤーが複数いたら、好きな方を優先して構いません(ただし、同じ数字であったことは秘密にしてください)。  この時、「スコッチ」のプレイヤーがいて、かつスコッチが1枚だけ手札を渡したら、ボスはその内容を見て他のプレイヤーに公開せず、秘密裏に進めてください。もしも同着1位だった場合も、同着だったことを公開せず処理を行ってください(これは、ヒバチのスキルよりも優先されます)。 〇陣頭指揮  必要があれば、ボスは好きな順位の事件を自分が担当することもできます。  その場合、対象となる順位の数字より「2以上大きい数字(プレイヤーと同じく複数の手札を使用することもできます)」を手札から出し、その事件カードを受け取ってください。  ただし、1位の事件カードを陣頭指揮で奪ったとしても、その他のプレイヤーの順位が繰り下がる訳ではありません。順位が確定した後で、その順位を奪う行為となります。  例えば、1位の数字が5、2位の数字が2とします。1位の事件カードが欲しければ7を、2位の事件カードが欲しければ4を手札から出してください。 3:エンドフェイズ  ボスは受け取ったタイムカードを、全て元のプレイヤーへ返します。  返されたプレイヤーはそれを手札へ戻しますが、事件カードを得たプレイヤー(=1位と2位のプレイヤー)は、手札へ戻さず事件カードとセットにして手元へ置いてください。  もしもスコッチが1枚で事件を獲得した場合、裏向きのまま配置されます(スコッチは、ゲーム中いつでも中を見ることができます)。  最後に、ボスを左隣のプレイヤーに渡します。  以上を繰り返し、全プレイヤーがボスを規定回数行ったらゲームが終了します。 ■ ゲームの終了  各人毎に得ている事件カードの数字を合計し、VPとしてください。  この時、複数のスートの事件カードを得ている場合、「スート数−1」のVPを追加で得ることができます。例えば、赤、青、黄の3種類のスートを得ていたら、+2VPのボーナスとなります。  次に、各プレイヤーが配置しているタイムカードの数字(スコッチの裏向き配置されているものも表向きにします)を合計し、これを「捜査時間」とします。  この時、1人のプレイヤーが同じスートの事件カードを複数持っていたら、その中で一番小さい数字のタイムカード1枚を捨て札にします(これは必ず行う必要があります)。  そして、全プレイヤーの捜査時間(=タイムカードの数字合計)と、【初動時間】に配置されたカードの数字合計を全て合わせ、それが48より大きかった場合、各プレイヤーで見て最も捜査時間の多いプレイヤーが脱落します。  以降、12毎(60、72、84)に脱落するプレイヤーが1人ずつ増加します。捜査時間の多い方から順に脱落としてください。  もしも複数いた場合、VPの多い方が脱落します。それも同じなら両者脱落としてください(1・2・2・4…というように、その場合は脱落順位を繰り下げて数えてください)。  最後に、脱落せず残ったプレイヤーの中で、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、捜査時間の多い方が優先されます。それも同じなら、引き分けとしてください。