■■ 48 −共鳴するテロル− 草案2 ■ 問題点  プレイが全体的に地味。  逆転要素がなく、ラス手番などでキングメーカー問題が発生する。  プレイ人数によって、合計値が48を超える。各自セーブするのが筋だが、単に一番がドボンになる。というだけのルールになり、超えるか超えないかの部分でのジレンマがなくなってしまっている。  まずはこの部分を考える。  単純に手札を減らし、各人の合計値を低く抑えるやり方はある。ただ、それが面白いのか。というと微妙。  例えば、2人までドボンする。ということにすると、当初から狙っていた自浄作用が働くのではないかと推測される。ただ、2人と決めるのはよくない。何らかの条件でドボン人数が増えるのが良いだろう。  どういう条件にするべきか。  まず、48を超えたら1人。以降、12を超える毎に1人追加。というぐらいが良いだろうか。つまり、48、60、72、84。  各人の持ち数は、31。大概において全力出したら超えるし、いいかな。という感じはする。  1枚と複数枚についても、何からの優位性があった方がいいかな。  同値だった場合は枚数の少ない方が優先。んで、それも同じならボスが選ぶ。という形式にする。  全部が秘匿情報だと、記憶するのが億劫だし、読みも効きにくい。なので、なんらかの特定条件で公開するようなルールを付けた方がいいのかも知れない。  あるいは、逆に基本公開で、特定の条件でのみ裏向きになるとか。  例えばそれを1枚出しとしてみる。1枚出しの場合は、情報を非公開とできる。とする。その代わり、1枚の方が優先。というルールはなくす。複数枚は、同色により減少の可能性もあるし、読みの複雑さを緩和するからこれがいいような気がする。  その他、得点周りについて。  現状、単純に競り落とした数字でしか勝負がつかないので、数字で勝てないとなると後はドボン待ちになる。というのが不満点としてあるのかも知れない。  単純にセットコレクションを導入する?  ただ、余り得点計算回りを複雑にしても、という感はある。全色系にした場合、プレイ人数によって難度が変わるのでそれもよくないか。同色セットについては、時間の短縮という点でメリットはある。が、それによって点数が直接増える訳ではないので、どうかな。という感じではある。  まず、同色ボーナスは1枚でもあれば、という点で効果は同じとする。  で、異なる色のカードを持っていると、2種目からボーナスが入るようにする。要は、持っている色数分のVPが入るとする。3人でも4スートあるので、4〜6VPのボーナスになる。  手札に1枚だけ切札的なものを入れるか、あるいは特殊効果を入れるか?  キャラ毎に特殊なカードが1枚だけあり、それを好きなタイミングで切ることでなんかできるようにする。というのもありか。  例えば、裏向きのを見るとか、交換するとか。ボス時になんか、的なものも作れそうではある。 (!--大まかな変更点--) ・タイムカードの構成変更 ・3人プレイでも2枚競りをして、ルールを統一するよう変更 ・本来ありえないけど、やっぱりイメージが沸かないのでデスク→ボス、トップダウン→陣頭指揮に用語変更 ・3人でも2枚競りにしたので、2巡で終わるよう変更 ・陣頭指揮を、2位にも横買いできるよう変更 ■ 概要  同時多発テロを阻止しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇事件カード(24枚)  「審判の日」に引き起こされた同時多発テロの各事件を表すカードです。  「爆弾テロ(赤)」「旅客機ハイジャック(青)」「市街銃撃戦(黄)」「バイオテロ(緑)」「大統領暗殺(黒)」「令嬢誘拐(白)」の6スートが各4枚ずつあります。そして、各スート毎に1〜3の数字(1が2枚、他は1枚ずつ)が設定されています。 ◇タイムカード(50枚)  1につき、1時間を表します。  1〜4が2枚ずつ、5〜6が1枚ずつの、10枚1セットがプレイヤー人数分あります。 ◇順位カード(2枚)  1位と2位を表すカードです。 ■ ゲームの準備  プレイ人数に応じて、事件カードのスート数を調整してください。  抜くスートはどれであっても構いません。  3人:4スート  4人:5スート  5人:6スート  それが終わったら、使用する事件カードをよくシャッフルして山にしてください。  次に、順位カードを配置して、そのカードの下を【事件置き場】とします。各【事件置き場】は、その上にある順位カードの「順位」を表しています。  最後に、各プレイヤーにタイムカードを1セットずつ配って手札とし、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで順番に「ボス」となり、全プレイヤーが2回ボスを終えるとゲームが終了します。  ボスになったら山から2枚引き、引いた順に1位、2位として各【事件置き場】へ表向きに配置します。  次に、ボス以外のプレイヤーは、公開された事件に対して、自分がどれだけの時間をかけて調査したいかを秘密裏にボスへ伝えます。  好きな手札を2枚まで選び、伏せてボスへ渡してください。  この時、カードは重ねて「何枚ボスに渡したのか」他のプレイヤーに分からないようにしてください(あるいは、同時に選んで渡してください)。  ボスは全プレイヤーからタイムカードを受け取ったら、それを見て最も数字(複数ある場合は合計値)が大きいプレイヤーに1位を、次に大きいプレイヤーに2位の事件カードを渡します。  この時、同じ数字のプレイヤーが複数いたら、好きな方を優先して構いません。 〇陣頭指揮  必要があれば、ボスは好きな順位の事件を自分が担当することもできます。  その場合、対象となる順位の数字より「2以上大きい数字(プレイヤーと同じく、最大2枚まで使用して作れます)」を手札から伏せて置き、その事件カードを受け取ってください。  ただし、1位の事件カードを陣頭指揮で奪ったとしても、その他のプレイヤーの順位が繰り下がる訳ではありません。順位が確定した後で、その順位を奪う行為となります。  例えば、1位の数字が5、2位の数字が2とします。1位の事件カードが欲しければ7を、2位の事件カードが欲しければ5を伏せてください。  それが終わったら、ボスはタイムカードを元のプレイヤーへ返します。  返されたプレイヤーはそれを手札へ戻しますが、事件カードを得たプレイヤー(=1位と2位のプレイヤー)は、手札へ戻さず事件カードとセットにして裏向きのまま手元へ置いてください。  最後に、ボスを左隣のプレイヤーに渡します。  以上を繰り返し、全プレイヤーがボスを規定回数行ったらゲームが終了します。  ゲームが終了したら、全プレイヤーは手元にある裏向きのカード(=事件カードを競り落としたタイムカード)を全て表向きにし、その数字を合計します。  この時、1人のプレイヤーが同じスートの事件カードを複数持っていて、かつそれに2枚のタイムカードを使用していた場合、それぞれについて小さい方の数字を捨て札にしてください。  そして、全プレイヤーの合計時間数(=タイムカードの数字合計)が48より大きかった場合、各プレイヤーで見て最も合計時間数の多いプレイヤーが脱落します。  最後に、残ったプレイヤーがそれぞれ得ている事件カードの数字を合計し、最も大きいプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、合計時間数の少ない方が優先されます。それも同じなら、引き分けとしてください。