■■ Quo Vadis 草案29 ■ 問題点  ≪人口≫が一部スキル以外に意味がないのがやや微妙。  また、最後の都市ボーナスが大きすぎる。  最終世代の枚数が1枚であっても、それはそれでよしとするべきだろうか。  極論すると1・8・1の3世代プレイが有効かどうかでもあるが、7支配力で56点。専門ボーナスで4点で60点ぐらい。これに都市ボーナスという形。ただ、都市ボーナスが現状のルールだと、1・1・1・1・6で、12×4=48点ぐらい。バラバラ5で66点。  どっちの方がリスク高いかと言えば、支配力を維持する方が高い。  こう考えると何かバランスが取れてるような気がする。確かに都市ボーナスも大きいが、得点リソースが世代交代だけに限定されると、極論すると戦争に負けたら勝てないとなりかねないので、なんらかの逃げ道のあった方がいい。  そう考えると、都市が破壊されない系スキルはそれをほぼ邪魔されない形で達成してしまうので避けた方がいいだろう。  基本の都市ボーナス+人口ボーナスを付ける場合、1エリアに都市を3つ建て、ひたすらそこを選ぶ行為が強くないだろうか?  最速で達成できたとして4手番目。6手番を常にそこを選ぶと仮定して、単純に考えて人口分で18点。都市ボーナスが42点、大体60点ぐらい。まぁ、そこまでヤバイという感じもしない。  賢帝効果を付けると12点、伝承まで付けたら18点で+30点だから、スキルの取り方によっては物凄くヤバくなる。  うーん。  都市ボーナスはカード枚数×都市数で、約半分に減らす。  で、全体的にスキルによる加点を減らす、という感じで調整するしかないか。  こうなると、盤上での支配力のやり取りが主な収入源になるので、争点は明確化する。が、そこで勝てないと絶対勝てない的な展開になる。  1つの案としては、都市ボーナスを現ルールに合わせるなど、その他の点数計算のベースアップするようなカードがあっても良いかも知れない。  また、戦争時に複数プレイヤーを巻き込むことを想定した勝利ボーナスになっているが、そういうシチェーションがそもそも少ないので、単純に2VPでいいような気がした。それより、都市を殴る理由が殆どないので、都市を殴った(=人口を減らしたら)らリソース1個とか欲しい。  敗北時にワーカーを1個以上好きなだけ戻す、にした場合、都市再建にワーカーを最低2個突っ込むと、勝敗に関係なく都市再建できるのがマズイ。やはり全部戻すべき。負けた側にも再起の機会が必要だとは思うが、どうすればいいのか。  神の怒りという救済手段は用意されているので、それ以外は自己責任とするやり方もある。ワーカー数にも限界があるので、どこにもワーカーを配置できない。という事態はほぼないので、後ろ向きだがスキルで補助するのもありではあるか。できれば、種族スキルがよいだろう。  最終決算を都度行うのは、ゲームテンポ的にヤバイ。後、後手番のプレイが本当に意味なくなるので、やはり戻した方がいい。スタP側にタイブレイクと、初期リソースでアドバンテージを与える方向性で調整するのが良いだろう。 (!--大まかな変更点--) ・世代継承ルールを廃止 ・アクションの基本効果変更。祝福に神の怒り増加、信仰から神の怒り変換削除、啓示を創世エリア内に限定する旧ルール、繁栄から最大VPをなくすよう変更 ・戦争を簡易ルールをメインとする ・戦争勝利時にメリット追加 ・戦争敗北時のデメリット軽減 ・戦争時同値をサイコロ振り合いで決めるよう変更 ・用語変更。マジョリティ→支配力、支配力→人口、勝勢ボーナス→戦意高揚 ・都市をHP制にして、人口が尽きると破壊されるよう変更。それに伴い、神の怒りによる都市攻撃を復活 ・最終手番終了時に最終決算を行うよう変更 ・最終決算の都市ボーナスを変更 ・最終決算で世代ボーナスを形を変えて復活 ■ 概要  世界を創造し、自分の民を繁栄させよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇エリアタイル(15枚)  世界を表すタイルです。  3マスから構成され、中央部に1〜5の2つの数字によってエリア番号が付けられています。  また、マスには5種類の地形があり、「平地(緑)」以外の適性のない地形に配置する為にはフードが必要となります。 ◇創世カード(6枚)  1〜5の数字が書かれたカードと、どの数字としても使える【フリー】の2種類があります。 ◇エピックカード(100枚)  神の御業と、文明の発展を表したカードです。  「祝福」「労働」「奇跡」「啓示」「繁栄」の5種類があり、それぞれにアクション効果が設定されています。 ◇ワーカーポーン(50個)  各種族毎に10個ずつあります。  自分の民を表すポーンです。 ◇タウントークン(25枚)  各種族毎の都市を表すトークンで、裏面は破壊された状態を表します。 ◇地形トークン(青8個、その他各3個)  各地形に対応した色のトークンがあり、上書きされたそのエリア全体の地形を表します。 ◇種族ボード(5枚)  自らの民を表します。  全種族共通の「リソース」を持つ表面と、各種族で固有のリソースを持つ裏面の2種類があります。 ◇スキルカード(10枚+30枚)  各種族が持つスキルです。  各種族毎の基本スキルが2枚ずつと、追加で得られるスキルが30枚あります。 ◇サイコロ(4個)  戦争時に判定で使用するサイコロで、6面体と8面体がそれぞれ2個ずつあります。 ◇キューブ( 個)  各リソースの数やマーカーとなる汎用キューブです。 ◇VPトークン  各プレイヤーの民が得ている栄誉(VP)を表します。 ■ ゲームの準備 1)天地開闢  「1−1」「2−2」「3−3」「4−4」「5−5」の5枚を取り除きます。そして、残ったエリアタイルをよくシャッフルし、以下の手順で表向きに配置してください。  まず1枚を中央に配置します。  次に、配置された1枚を中心に、その周囲に6枚配置します。この7枚をベースとします。  そうしたら、ベース最外周の適当な位置に残った3枚を適当に配置してください。  ここまでで10枚配置となります。  3人プレイならこれで配置完了です。4人プレイであれば、最初に取り除いた中からランダムで2枚、5人プレイであれば4枚を、追加で適当な位置に配置します。ただし、配置する際は必ずベース最外周に隣接させてください。  こうして配置された一群のエリアタイルが、今回のゲームの舞台となります。  また、エリアタイルから少し離れた場所にキューブを置き、ここを【ストック】としてください。 2)種族とゲームモードの設定  好きな方法で種族を1つ選び、種族ボードと各種族毎に定められた色のワーカー、タウン、基本スキルを受け取ってください。  この選んだ種族が、今回のゲームにおける「あなた(=神)を信奉する民」となります。  次に、プレイヤー全員で話し合って、以下についてどちらを選ぶか決定します。 〇種族 「スタンダード」と「カスタム」があります。  スタンダードであれば種族ボードの表面を、カスタムであれば裏面を使用してください。  スタンダードだとリソース(≪戦意≫≪食料≫≪信仰≫)と≪神の怒り≫の最大数が全種族共通となりますが、カスタムだとそれらが各種族毎に異なります。  初回プレイ時は「スタンダード」で遊ぶことをおススメします。 3)スキルドラフト  (基本スキルを除いた)スキルカードをよくシャッフルし、全プレイヤーに6枚ずつ配って手札とします。  各プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで伏せ、残った手札を左隣のプレイヤーに渡してください。  これを繰り返して手札がなくなったら、選んだ6枚を伏せて置いておきます。この伏せたスキルカードは、ゲーム中好きなタイミングで中を確認することができます。  選ばなかったカードはゲームに使用しませんので、箱へ戻すなどしてください。 4)ワールド準備  6枚の創世カードを、エリアタイル群から少し離した場所に表向きで並べます。  並べたら、【フリー】の上に【ストック】からキューブを2個置き、これをマーカーとしてください。  次に、エピックカードをよくシャッフルして山にし、全プレイヤーは4枚ずつ引いて手札とします。  これが最大手札枚数となります(最大手札枚数は、ゲーム中に変わることがあります)。 5)プレイヤー準備  各プレイヤーは【ストック】からキューブを7個得て、≪戦意≫≪食料≫≪信仰≫の3つのリソースへ好きなように分けて配置します。ただし、設定された最大数以上に配置することはできません(≪神の怒り≫はリソースでありません)。  次に、2枚の基本スキルの内、1枚を選んで伏せて場に出してください(カード右上の顔アイコンは「おススメ」を表しています。初回プレイで迷った時はこちらを選ぶとよいでしょう)。  全員が出したら表向きにして公開し、それを【スキル置き場】に置いてください。  これは各種族が最初から持っているスキルとなり、ゲーム開始時からその効果を適用することができます。  選ばなかった基本スキルは使用しませんので、ゲームから取り除いてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定し、スタートプレイヤーマーカーを受け取ってください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドと呼ばれる単位で進行します。  スタートプレイヤーから時計回りで手番を繰り返し、全員が1手番を終えるとラウンドが終了します。そして、10ラウンド目の手番終了時に各自決算を行い、全員が決算を終わらせるとゲーム終了となります。  自分の手番になったら、以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:エリア選択  「マーカーの乗せられていない」【1】〜【5】の創世カード、あるいは【フリー】から2枚を選び、その選んだカードにマーカーを移動させます。この移動は同時に行い、マーカーを移動させた後のカードを「マーカーの乗せられていない創世カード」として扱うことはできません。  【フリー】は1〜5の好きな数字を選ぶことができますが、≪信仰≫を1個支払う必要があります。2枚とも【フリー】を選択することもできますが、その場合は≪信仰≫を2個支払ってください。  次に、選んだ2枚の数字を低い順に並べ、それと同じ番号のエリアタイルが、この手番における【創世エリア】となります。  例えば、4と2を選んだら、2−4が【創世エリア】となります。 2:創世フェイズ  「神の怒り」「支配力深化」「ワーカー配置」「手札配置」の順番で処理を行います。 ◇神の怒り(Wrath of God)  ≪神の怒り≫を3個以上持っていれば、その「全て」を支払って【創世エリア】に天変地異を引き起こすことができます(これは任意で、行っても行わなくても構いません)。  ≪神の怒り≫を3個支払ったら、【創世エリア】の好きなマスを1つ選んで、そこに配置されている全てのワーカーを持ち主の手元へ戻してください。タウンであれば、≪人口≫(※後述)を1減らしてください。  ≪神の怒り≫を4個支払った場合、好きなマスを2つまで選び効果を適用することができます(1マスだけ選んでも構いません)。タウンであれば、≪人口≫を1減らしてください。  ≪神の怒り≫を5個以上支払った場合、好きなマスを3つまで選び効果を適用することができます(1マス、あるいは2マスだけ選んでも構いません)。タウンであれば、≪人口≫を1減らしてください。  これにより、タウンの≪人口≫が0になった場合、タウンは破壊されます。タウントークンを裏向きにしてください。  その後、自分の種族が適性を持つ地形トークンを、【創生エリア】のエリア番号の書かれた中央マスに配置します。以降、このエリアの全てのマスは、この地形トークンと同じ地形(=色)であるとして扱ってください。  この地形トークンは各エリアにつき最新の1個だけ有効で、後から何らかの効果により地形トークンが置かれる場合は差し替えとなります。 ◇≪人口≫増加  【創世エリア】に自分のタウンがあれば、その≪人口≫が増加します。  【創世エリア】にある自分のタウン全てに、キューブを1個ずつ追加してください。  ただし、破壊状態のタウンにはキューブを置けません。 ◇ワーカー配置  【創世エリア】の好きなマスに、ワーカーを1個配置してください。  自分や他のプレイヤーのワーカー、タウンが配置されているマスにも配置できます。ただし、1つのマスに自分のワーカーは複数共存できず、手番終了時に調整(※後述)されます。  また、マスには「平地(緑)」「山岳(灰)」「砂漠(黄)」「凍土(白)」「海(青)」の5種類があり、ワーカーを配置するマスが「平地(緑)」か、各種族の適性マス(=種族と同じ色)であれば、そのまま配置できます。  そうでない場合、≪食料≫を1個支払ってください。  グロリアスの適性マスは平地なので、他の種族に比べてワーカーを置ける自由度の低いことに注意してください。  手元にワーカーが残っていない、あるいは≪食料≫を支払えないなどの場合、ワーカーを配置することはできません。 〇ワーカーの追加配置  ≪食料≫1個を支払う毎に、追加でワーカーを1個配置できます。  この追加で配置するワーカーも配置のルールを守る必要があり、必要があれば配置の際に≪食料≫を支払ってください。 ◇手札配置  好きな手札1枚を、各自の【世代置き場】へ表向きに配置します。  【世代置き場】には6つの【世代】と呼ばれるスロットがあり、左から順に第1世代〜第6世代を表します。1ラウンド目は左端の【世代(第1世代)】に手札を配置してください。  2ラウンド目以降は、前ラウンドと同じ【世代】へ手札を配置するか、あるいは1つ右の新しい【世代】へ配置するか選ぶことができます。  同じ【世代】へ配置する場合は、「世代継続」の処理を行ってください(1ラウンド目も、この世代継続処理を行います)。  新しい【世代】へ配置する場合は、「世代交代」と呼ばれる決算処理を行ってください(ただし、第6世代にまで到達していたら、それ以上世代交代はできません)。 〇御無心  手札を配置する際に、≪信仰≫を2個支払うことによって、「この手番の間だけ」配置したカードを好きなカードとして扱うことができます。  これは手札事故用の救済ルールであり、なしでやっても構いません。なしにした場合、「繁栄」カードと世代交代のタイミングが更に重要となり、ゲームの緊張感が高まります。ただし、ゲームに慣れていない場合は推奨しません。 ◎世代継続  手札1枚を(配置されている中で)最も右端にある【世代】の一番上に表向きで配置します。  次に、配置したカードのアクションを”配置した【世代】の枚数”回適用してください。これは、この手番で配置したカードも枚数に含めます(従って、1ラウンド目は必ずアクションを1回適用となります)。  それが終わったら、カードの種類に応じて以下のアクション効果を適用してください。  また、アクション効果は必要がなければ回数が残っていても止めることができます。 ・祝福  神の加護を与え、闘争心と結束力を高めます。  アクション1回につき、≪戦意≫1個を得ます。ただし、最大数を超えた分は得られず【ストック】へ戻されます。  また、アクション回数に関わらず≪神の怒り≫を1個得ます。 ・労働  民を働かせて食料を生産させます。  アクション1回につき、≪食料≫1個を得ます。ただし、最大数を超えた分は得られず【ストック】へ戻されます。 ・奇跡  神の力を示し、民の信仰心を高めます。  アクション1回につき、≪信仰≫1個を得ます。ただし、最大数を超えた分は得られず【ストック】へ戻されます。 ・啓示  神託を与え、民を新しい地へと導きます。  【創世エリア】に配置されている自分のワーカー1個を選び、1アクションにつき1マス分、隣接するマスへ移動させます。この効果により、【創世エリア】外のマスへ移動させることはできますが、【創世エリア】外へ移動したワーカーをさらに移動させることはできません。  また、同時に移動先マスの地形を無視し、≪食料≫を支払うことなく移動させることができます。  ワーカーが複数いた場合、アクション回数を任意に振り分けることもできます。 ・繁栄  経済、文芸を奨励し、民を富ませます。  アクション1回につき1VPを得ます。  また、必要があればアクション1回につき、手札1枚を捨て札にするか、好きなリソース1個を他のリソース1個に変換することができます。これは任意で、VPだけ得ることも選択できます。 ◎世代交代  1つの世代が終わり、新たな都市の建設と共に次の世代が始まります。  ただし、第6世代にまで到達しているか、あるいは都市の建設条件(※後述)を満たさない場合、世代交代は行えません。  世代交代したら、1つ右側の新しい【世代】に手札を配置し、これまで配置していた【世代】を【旧世代】とします。配置したら、世代継続と同じ処理を行ってください。  最後に、手札を好きなだけ捨て札にすることができます。 3:戦争フェイズ  戦争には「簡易戦争モード」と「通常戦争モード」の2つのルールがあります。  以下が「簡易戦争モード」となり、「通常戦争モード」はその後に「簡易戦争モード」との相違点という形で記載します。ゲーム開始時に選択した方でルールを適用してください。  【創世エリア】で「1つのマスに、複数のプレイヤーのワーカー/タウンが配置されている」と、戦争が発生します。その【創世エリア】にワーカー、タウンを配置している全てのプレイヤーは参戦となります(条件に合致するマスにワーカーやタウンを配置していなくても、同じ【創世エリア】にあれば参戦となるので注意してください)。  その他のエリアで同条件のマスがあったとしても、そこで戦争は発生しません。戦争が発生するのは【創世エリア】のみとなります。また、【創世エリア】に手番プレイヤーのワーカーやタウンが配置されていない場合でも戦争は発生します。  戦争が発生したら、参戦するプレイヤーは戦力を計算します。  【創世エリア】内に配置されている自分のワーカーとタウンを、1個につき1戦力とします。また、”自分が支配力(※後述)を得ている、【創世エリア】に隣接するエリア数”分の戦力を得てください。  次に、手番プレイヤーから時計回りで順番(手番プレイヤーが参戦しない場合、手番プレイヤーから時計回りで最も近い参戦プレイヤー)に、この戦争で消費する≪戦意≫数を宣言し、≪戦意≫1個を消費する毎に1戦力を得ます。  この時、最も多く≪戦意≫を支払ったプレイヤー1人は「戦意高揚」します。複数いる場合、誰も戦意高揚しません。  最後に、各自6面体サイコロを1個振って出目を戦力に加え、最も戦力の大きいプレイヤー1人が戦争に勝利します。複数いる場合、再度サイコロを振り合って目が大きい方が勝利します(この時、戦力は加算されません)。勝者が1人になるまで、これを繰り返してください。  もしも、【創世エリア】に適性マス(=種族と同じ色)があれば、6面体サイコロではなく、8面体サイコロを振ってください。また、戦意高揚しているプレイヤーは、2回振って好きな方の目を選ぶことができます。 〇戦後処理  結果に応じて以下の処理を行います。  また、戦後処理が適用されるのは「【創世エリア】のみ」となります。隣接エリアには適用されませんので注意してください。 ・勝利  ”敗北プレイヤー数×2”分のVPを得てください。  自分のワーカー、タウンをそのままにしておきます。 ・敗北  ≪神の怒り≫1個を得ます。  タウンがあれば、≪人口≫を1個減らしてください。これにより、タウンの≪人口≫が0になった場合、タウンは破壊されます。タウントークンを裏向きにしてください。  【創世エリア】に配置されている自分のワーカーを好きなだけ(最低1個)手元へ戻してください。 4:建設フェイズ  タウンを建設するか、あるいは再建することができます。  これは、条件を満たしていれば【創世エリア】以外でも行うことができます。  ただし、タウンは1つのマスに2つ配置できません。これは、他のプレイヤーのタウンであっても、破壊されたタウンであっても配置できません。 ◎タウンの建設  この手番で「世代交代」を行っていたら、自分のタウンを1つ建設します。  自分の好きなワーカー1個(【創世エリア】以外でも可)を手元へ戻してタウントークンを配置し、そのマスにキューブを1個置いてください。このキューブは、そのタウンの≪人口≫を表します。 ◎タウンの再建  破壊されたタウン(=裏向きのタウントークン)と同じマスに自分のワーカーが配置されていたら再建します。タウンを表向きに戻してキューブを1個配置し、そのワーカーを手元へ戻してください。  【創世エリア】外であっても、この条件を満たせばタウンの再建は行われます。 5:終了フェイズ  手番を終了します。  以下の手順で処理を行ってください。 ◎手札の補充  山から最大手札枚数まで手札を補充します。もしも山が途中で尽きたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。 ◎ワーカー整理  1つのマスに自分のワーカーが複数配置されている、あるいはワーカーと自分のタウンが同時に配置されている場合、ワーカーを整理する必要があります。  マスに残るのがワーカー1個、あるいはタウンだけになるよう、ワーカーを手元へ戻してください。 ◎決算  「世代交代」をしていたら決算処理を行います。決算は以下の順番で行われます。  「領土ボーナス」→「スキルセット」 〇領土ボーナス  全エリアを見て、自分の「支配力」を確認します。  1つのエリアに自分のワーカーが2マス以上配置されていたら「そのエリアに対して支配力がある」と判定します。そのマスに他のプレイヤーのワーカーやタウンが配置されていても良く、1つのエリアに対して複数のプレイヤーが支配力を得ることもあります。  また、自分のタウンが1つでも配置されていたら、ワーカーの有無に関わらず支配力を得ることができます。ただし、破壊されていたら、再建されるまでこの効果は失われます。  支配力数を確認したら、左隣にある【旧世代】(=この手番開始時の【世代】)の枚数を数え、”枚数×支配力数”分のVPを得てください。    □    □     左図の場合、世代交代して第3世代になったので、対象となるのは第2世代  □ □     支配力数が5なら、4(第2世代の枚数)×5=20VPとなる  □ □ ■  1 2 3 〇スキルセット  伏せてあるスキルカードの中から好きな1枚を選んで、【スキル置き場】へ表向きに配置してください。  この配置されたスキル効果は、この手番の終了後から以後ゲームが終了するまで常時適用されます(スキルによっては、1度だけ任意のタイミングで効果を適用するものもあります)。各テキストの指示に従って、効果を適用してください。  スキルの中には支配力や建設に対して効果のあるものもありますが、それらが適用されるのは次手番以降になります。この手番は適用しないようにしてください。  以上の処理が終わったら、左隣のプレイヤーへ手番を渡します。  スタートプレイヤーに手番が渡されたら、新しいラウンドとしてください。  もしも10ラウンド目の手番(=最終手番)であれば、最後に最終決算を行ってください。  全員の最終決算が終わればゲームが終了し、VPの最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、スタートプレイヤーに時計回りで近い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。 ◎最終決算  自分の【世代置き場】にある最終世代(=右端の【世代】。必ずしも第6世代ではない)の枚数を見て、破壊されていないタウン(=1個でも≪人口≫を持つタウン)1つにつき”最終世代枚数×2”分のVPを得てください。  次に、スタイルボーナスを得ます。  各【世代】の一番上に配置されているエピックカードを見て、全て異なっていれば「万能」、1種でも重なっていれば「専門」として、その枚数に応じて以下のVPを得てください。 (枚数)    2  3  4  5  6  万能 :×→ 1→ 3→12→18  専門 :×→ 2→ 4→ 8→12→14  2種類以上重なっていた場合は、最も多い枚数のみ参照されます。  例えば、祝福3枚、啓示2枚だった場合、「専門3枚で4VP」となります。  その他、最終決算時に適用されるスキルに応じたVPを得てください。