■■ ポピュラス 草案4 ■ 問題点  バランスが悪い。  大まかに言えば、ワーカー数に応じて効果の上がるシステムはダメだ。ワーカーを色んなエリアに配置してると効率のよくなるシステムでないといけない。  例えば、生産時はワーカー数を見るのではなく、ワーカーの配置されている隣接エリア数を見る。とかにする必要がある。これにより、ワーカーの一極集中をある程度分散できるように思われる。  また、戦争のやり方を変えないのであれば、難攻不落となったエリアをどうにかする手段が必要。例えば災害みたいな。災害自体は奇跡とか、あるいは聖人の力でどうにかしてもいいかも知れない。まぁ、やはり神だから災害は欲しいか。  戦争をベースシステムに組み込んで、4を災害に戻すのはありだろう。  まず、やって思ったのは割込みが欲しい。  配置できるマスのないエリアは、そもそもタッチできない、あるいはしたくなくなるので、より戦略の幅が狭まる気がする。  だから、割込み、押し出し的な要素はありかも知れない。一番望まれているものは、災害などで排除した跡地に即配置するやり方だろう。この場合、ワーカーを先置きするルールが弊害となる。  現状のルールで実現させるのであれば、各アクションにワーカーの配置タイミングが記載されていることか。そうすれば、祝福は単にワーカーを2個配置する。というルールだけで解消される。が、処理的にワーカーを後置きなのは災害だけになるので、そこはちょっと紛らわしいかも知れない。  戦争の発生条件をどうするか。  全てのマスが埋まると、というと、7マスあるのでちょっと発生しないかな。4人の場合でも、1人1マスの場合は発生しないことになる。例えば、ワーカーが2個あるエリアは、自動的に何らかのタイミングでワーカーが1個増えるとする。そうして、全部埋まると発生。とか。自動処理はどう考えてもヤバイので一先ずなしでいいか。  そうか、プレイヤー以外の敵対勢力が沸いてマスを埋めればいいんか。  何らかの条件で敵対勢力が沸き、エリアがいっぱいになったら戦争が起こる。戦争は基本1人勝ち以外は全部ワーカー1減とする。  なら、その謎の敵対勢力、仮にアスラとすると、それはどうやって発生するか。  プレイヤーの行動に依るといい。  オールマイティをアクションとして使用した場合、そのエリアにアスラが発生する。とか。  戦争では、アスラは全員が振った目の中で最高値を適用される。アスラが勝った場合、そのエリアに配置された全てのワーカー、ハウスが撤去される。とか。まぁ、全てはやり過ぎか。単にNPCでいいかな。  資源をどうするか。  正直に言えば、資源の量を多くしてもしょうがない。  なので、2種ぐらいにまとめる。ソーマとアムリタとか? あるいは、フードとネクタルとか。フードは普通に民の食料。全てのアクションは、フードを支払うことで追加アクションを得るとする。で、ネクタルは聖人、アバタールの力の源となり、様々な奇跡をネクタルを消費して起こすことができるとする。  ネクタルは通常の生産で作ることができない。  あるいは、通常のフードは固定沸きとかして、アムリタは生産しないとアカンとか。  うーん  現状、生産の比重が少なすぎるので、探索とかにする。  で、探索に応じて手札を補充する形式とか。そして、探索と同時にフードが入る。また、探索結果により、アムリタも入る。という感じか。  探索により、聖地とか遺跡とか、そういうのが見つかるのも乙ではある。  フードは別がいいか。フードは自動沸きして、それ以外は探索で見つかるとかでもいいかなー  探索してカードを引き、そしてFPを支払ってカードを使う。FPの支払いが不要なカードもある。  あるいは、探索後に常駐させられるカード数を設定し、例えば建築数とかにする。  で、探索後にいくらでもカードを使えるが、常駐型は建築数までしか残せない。で、常駐させたカードは、FPを使用することで効果が適用される。これだと、アムリタみたいな素材を集めなくても良いので、より直感的となる。  フードについては、やはり自動発生がいいだろう。  あるいは、何らかのアクションに付随させるか。  現状、比重の少ないアクションは災害、奇跡か。奇跡を、祈り働けとかにして、FPとフードを得るのはどうか。  で、災害には特別な資源を作りたい。  エーテルを第五元素とし、神の力による災害により、その力の残滓が人間に恩恵をもたらす的な。  これを、奇跡的な扱いでゲームに使用したい。フレーバーとして「なんでもできる」という感じで、何か纏められないか。  例えば、サイコロの目を好きな値にする。創世記をリセットする。戦争に負けてもワーカーが死なない、ワーカーやハウスを移動させる。もっと便利に、フレーバー的に使いたいが、まぁ、無理か。基本的にはゲームシステムの範囲内でやりたいことをさせてくれる。みたいな感じにできないか。  あるいは、種族ごとにエーテルの使い道が決まっていて、その範囲内で特殊なアクションができる。という無難な感じにしてもいいかも知れない。  フードの使い道を考える。  追加アクションというのは余りに雑か。そもそも、入る量がやや少ないというのもある。  消費する場合、ワーカーに全部上げる感じになるだろう。例えば、配置されてるワーカー数分とか。配置されているワーカー数が多ければ多い程、必要なフード数が多くなる。となると、ゲーム中盤の10個前後配置している時は、フードが10個前後いることになり、これはなかなか集めるのが大変。  個人的な感覚でいえば、1アクションでもらえるフードが2個程度として、大体3〜4個を消費して何かできる。というのが良いような気がした。  まず、ワーカー配置の際の適性としてフード1個必要とする。  で、新しい適性を得る奇跡を基本作らない。  次にフードは何に使うか。戦争をメインにするなら、戦争に動員するワーカー数分だけフードを支払うとか。つまり、ワーカー数が絶対的な戦力ではない。という感じ。まぁ、戦力差がどうやっても覆らない構造もあるし、これぐらいあっても良いかも知れない。  ただ、ワーカーの起動コストとしてこれ以上フードを使うのは厳しいだろう。一先ずこんなもんか。  各アクションを精査する。 1:祝福  ワーカーを2配置する。で、この配置は好きなマスが選べて、フードを必要としない。 2:啓示  山から1枚引いて手札に加える  フードを追加で支払うことで、最大ワーカー数分だけ手札が補充できる。  で、引いた枚数と同枚数までプレイできる。 3:繁栄  ワーカーを1減らし、ハウスを配置。で、ワーカーの配置されたエリア数分のVP 4:天災  ワーカーを1破壊。エーテル1入手 5:労働  エリアのワーカー数分、FPとフードが増加。  戦争について精査する。  現在の条件はエリアのマスが全部埋まったら。つまり、ワーカーが7つ配置されたら。だが、結局そのエリアが選択されないことには戦争が起きない。なので、戦争が全く起こらずゲームが推移する可能性もかなり高いと思われる。  やはり、何らかの条件で自動的に戦争が発生するか、あるいは全てのマスが埋まる必要がある。  全てのマスを埋めるアスラという存在については、コンポーネントの増大とワーカーの視認性の問題から、やはり良くないのではないかと思った。  だとすると、何らかの条件で自動的に戦争処理が発生した方が良い。  まず、戦争条件として1つのエリアに複数のプレイヤーのワーカーが配置されている。  エリアに配置されているワーカー数が多い程、戦争が発生しやすくなる。  例えば、ラウンド終了時に緊張度トークン的なものを、複数のプレイヤーのワーカーが配置されているエリアに1つずつ置いていく。で、全部埋まったら戦争。  処理がめんどくさくて、絶対に忘れてると思われる。  誰かが、何かのアクションをした際に、それに付随する形で処理する必要があるだろう。  やはり、オールマイティ関連が無難ではある。  オールマイティを使ったら、そのエリアにアスラが1つ配置される。手番終了時にマスがいっぱいだったら戦争。という流れか。オールマイティを使わずに触る分にはOKだが、そも、2手番に1回、必ずオールマイティを使わなければならない訳だから、まぁ、発生するやろの精神。  カードプレイをどうするか。  啓示にプレイをセットで付ける場合、とにかく手札が飽和する予想がある。  最初に何枚か手札を持ってる状態で初めて、オールマイティを使用した際に1枚プレイできる。というのが良いかも知れない。それだと、2ラウンドに1枚。どういう頻度で補充するかにもよるが、まぁ、そんなもんだろう。  問題は打ち止めか。  現状、プレイして維持できる最大枚数はハウスの数で、実際6枚程度が妥当だと思われる。  アップグレードではなく、基本は差し替えなのでどうかな。という感覚がある。この枚数だとコンボ感が出るかどうかだが、フォザナドゥは実質4枚でコンボっぽいことが成立しているので大丈夫かも知れない。 (!--大まかな変更点--) ・全面改正 ・数字カードとアクションを固定にし、特殊効果のあるものは全て外に出す、『テラフォーミングマーズ』方式に変更 ・戦争でサイズ方式から単純にサイコロ振る方式へ変更 ■ 概要  世界を創造し、自分の民を繁栄させよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇エリアタイル(15枚)  世界を表すタイルです。  7マスから構成され、1〜5の2つの数字によってエリア番号が付けられています。  また、マスには6種類の地形があり、地形毎に違う資源が生産されます。 ◇創世カード(30枚)  1〜5の数字と、各数字毎に定められた創世事業を表したカードです。  また、どの数字としても扱えるオールマイティもあります。 ◇奇跡カード( 枚)  神の御業を表すカードです。  信仰心(FP)を支払うことにより、民に特殊な力を与えます。 ◇ワーカーポーン(80個)  各色毎に16個ずつあります。  自分の民を表すポーンです。 ◇種族ボード() ※未実装  自らの民を表します。  種族毎に特殊な能力が設定されています。 ◇ハウストークン(40個)  各色毎に8個ずつあります。  プレイヤーが建てた建築物を表します。 ◇サイコロ(5個)  戦争時に判定で使用する6面体サイコロです。 ◇スコアトラック&マーカー  各プレイヤーの民が得ている栄誉(VP)と、信仰心(FP)を表すトラックです。 ■ ゲームの準備 1)天地開闢  エリアタイルをよくシャッフルし、以下の手順で表向きに配置してください。  まず1枚を中央に配置します。  次に、配置された1枚を中心に、その周囲に6枚配置します。この7枚をベースとします。  そうしたら、ベース最外周の適当な位置に1枚を配置し、その対角線上にもう1枚配置してください。  ここまでで9枚配置となります。  3人プレイならこれで配置を完了です。4人プレイであれば3枚、5人プレイであれば6枚を、追加で適当な位置に配置します。ただし、配置する際は必ずベース最外周に隣接させてください。  こうして配置された一群のエリアタイルが、今回のゲームの舞台である【世界】となります。 2)プレイヤー準備  プレイヤーは自分の色を決め、その色のワーカーとトークン、マーカーなどを受け取ります。  次に、使用する種族ボード(※未実装)を1枚選んでください。その選んだ種族が、今回のゲームにおけるプレイヤーの「民」となります。  種族が決まったら、種族ボードの【ワーカー置き場】にワーカーを配置してください。  ハウストークンは、【ハウス置き場】にまとめて置きます。  スコアトラックのVP(左側)0と、FP(右側)10の部分にマーカーを1個ずつ置いてください。 3)創世準備  各プレイヤーは創世カードの1〜5を1枚ずつ受け取り、各自の【創世記】へ表向きで並べてください。  次に、オールマイティをよくシャッフルし、それを1枚ずつプレイヤーに配ります。受け取ったら、同様に【創世記】へ表向きで並べてください。  この時、Sマークの付いたオールマイティを受け取ったプレイヤーが、スタートプレイヤーとなります。  5人より少ない場合は、Sマークの付いていないオールマイティを抜いてシャッフルするようにしてください。 4)奇跡準備  奇跡カードをよくシャッフルして山にし、各プレイヤーは山から5枚ずつ引いて手札としてください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで手番を繰り返し、いずれか1人のプレイヤーのVP(=栄誉)とFP(=信仰)の合計値が60以上になるとゲームが終了します。  自分の手番になったら、以下の手順に従ってゲームを進行させてください。 1:エリア選択  【創世記】から好きな2枚を選んで、少し下に下げてください。  そして、下げた2枚の数字を低い順に並べ、それと同じ番号のエリアタイルが、この手番における【創世エリア】となります。オールマイティを下げた場合、好きな数字として扱ってください。  例えば、4と2を下げたら、2−4が【創世エリア】となります。 〇ワーカー配置  マスには「平地(緑)」「山岳(灰)」「砂漠(黄)」「氷雪(白)」「海(青)」「焦熱(赤)」の6種類があります。「平地(緑)」か、(あれば)種族毎に適性のある色の、空いている好きなマスにワーカーを1つ配置してください。  この時、それ以外の色のマスにワーカーを配置したければ、”【創世エリア】に配置される自分のワーカーの数”分の食料を支払う必要があります。  例えば、青の適性を持つ民を使用している際、3つ目のワーカーを適性のない(=緑と青以外)赤のマスに配置したかった場合、3食料を支払う必要があります。  また、もしも配置可能なマスがなかった場合、ワーカーを配置できません。  種族ボードに自分のワーカーが残っていなかった時も配置できません。 2:創世フェイズ  【創世記】から好きな1枚を選んで、少し下に下げてください。  そして、選んだ数字に応じて以下の効果を適用します。オールマイティを下げた場合、好きな数字として扱ってください。 〇1:祝福  民に祝福を与え、人口を増加させます。  【創世エリア】に追加でワーカーを1つ配置してください(配置のルールは、エリア選択時に準じます)。 〇2:生産  民を働かせて資源を得ます。  【創世エリア】の右側の数字に応じた資源を、”【創世エリア】に配置された自分のワーカー数”分だけ得ることができます。  例えば、1−3のエリアなら食料、3−5のエリアなら鉄を得ることができます。  1〜3:食料  4  :石  5  :鉄 〇3:建設  エリアの支配基盤となる施設を建設します。  【創世エリア】から自分のワーカー1個を種族ボードへ戻し、代わりにハウストークンを1個配置してください。  同じエリアに複数建設することも可能ですが、【創世エリア】に自分のワーカーが1個もなければ、建設できません。また、種族ボードに自分のハウストークンが残っていなかった時も建設できません。  次に、”【創世エリア】に配置された自分のワーカー数”分だけVPを得ます。 〇4:試練  戦乱の機運を高め、異民族を排除します。  【創世エリア】にワーカー/ハウスを1つでも配置しているプレイヤーは全員戦争へ参加します。  【創世エリア】に配置された自分のワーカーを1つ1戦力、ハウスは1つ2戦力とし、それにサイコロを1個振って出目を加えてください。  この戦力の値を比べ、最も大きいプレイヤー1人を勝者、それ以外のプレイヤーを敗者とします。  複数いた場合は、手番プレイヤーから時計回りで近い方を優先してください。  そして、勝者は”自分のハウスが配置されているエリア数”分だけVPを得ます(1つのエリアにハウスが複数配置されていても、それは1として数えてください)。  敗者は、【創世エリア】に配置された自分のワーカー/ハウスを、1つ以上好きなだけ【種族ボード】へ戻し、”戻した数”分のFPを得てください。 〇5:啓示  啓示を通じて神の威光を知らしめます。  ”【創世エリア】に配置された自分のワーカー数”分だけFPを得てください。 4:奇跡フェイズ  ”各カード毎に定められた値”分だけFPを支払い、手札を【奇跡置き場】へ表向きに配置してください。  配置されたカードは、即効果が適用されます。カードテキストに従って処理を行ってください。  また、FPが支払える限り、何枚でも同時に手札を配置することができます。  支払いによってFPを0にすることはできますが、0より減らすことはできません。 5:終了フェイズ  手番を終了します。  手札が5枚以下になっていたら、手札が5枚になるよう山から補充してください。  この時、1FPを支払うことで、手札を好きな枚数捨て札にし、補充を行うこともできます。  【創世記】に配置されたカードが全て下げられていたら、リセットされます。創世カードを全て元の位置に戻してください。  これらの処理を行った後、左隣のプレイヤーへ手番を渡してください。  この時、VPとFPの合計が60以上あればゲーム終了条件を満たします。スタートプレイヤーの右隣まで手番を行い(=全員が同手番数になる)ゲームを終了してください。  そして、VPとFPの合計値の、最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、配置されているワーカー数の多い方(=種族ボードに残っているワーカーの少ない方)が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。