■■ タウンビルダーズ 草案3 ■ 問題点  テーマが良くない。見通しが悪い。妨害効果が強すぎる。の3点が問題。  まずテーマ的なものは確かに良くない。  まぁ、現状だと例えば考古学、遺跡発掘かなー。という感じがある。そして、遺跡発掘がテーマなら、まぁ、エジプトが無難だなーという感想しかない。あるいは、遺跡の保全とか。  ただ、やはりピリッとはこない。  性質的にはパトロンみたいな感じであるとは思うが、置き方が順番である。という部分でなかなか良いテーマが見つからない。  いっそスケールをでかくして、スターゲイトとかにするか。いくつかの古代惑星を回り、ロステクを発見するという目的。アクションを時間、などの単位に置き換えて、星々に時間キューブを配置して調査時間を表すとする。  人物は調査隊メンバー的な感じか。  で、発掘調査をする場合、未知の敵、病気、事故などの何らかのアクシデントが起こった方が面白いという気がする。  現在の拡張部分的な考え方で、危険領域的なラインを作る。で、そこで発掘が終了した場合、何らかの問題が発生する。例えば、1位だけマイナス点になるとか。通常通りのやり方であるなら、例えばマイナス点ゾーンを作り、通常の順位判定方法で1位から順に計算する。マイナスゾーン順位だった場合は悲惨。という感じもありか。  変な特殊効果を付けるより良いように思うが、実際問題として惑星毎に味付けできるかどうかはやや微妙。  現状のセットコレクション的な要素は付けるかどうか。  例えば文明タイプを設定し、タイプ毎にセットボーナスがある。という体にして現状のルールを適用するとか。  あるいは、最初にシークレットカードを配る。で、そのボーナスが付くとか。  正直言ってシークレット要素はほぼいらないと思うので、単純に特殊効果でもいいかも知れない。赤い星なら順位を1つ上げて計算できるとか。多色ならVPボーナスつくとか、そういう程度の感じ。  惑星のスートを4色にするのがいいだろう。ただ、自分の得意とする色が出てこなかった場合が悲惨か。悲惨か、というか悲惨だろう。ランダムであることを考慮して、キーカードを作る必要があるだろう。  だが、まずはスートを1つ増やした状態で、旧ボーナスルールのままやるのが良いかも知れない。スートが多くなると平均達成は難しくなるので、上手くバランスが取れるかも知れない。  人物効果は2つ変更の必要がある。  まず、移動は自分のキューブを対象にする。これで概ね問題は解決。  次に拡張だが、現在は拡張という要素がなくなっている。単純に1減らしてもいいかな。  基本的なプレイ人数を1〜4人ということにして、1〜2人でも対応できるように考えるのが、キューブなどのコンポーネント削減にもなってよいだろう。  あるいは、条件によって追加配置できる系とかもいいかも知れない。  1人キューブを16個持つとして、まぁ、14個程度使うと仮定。きりよく15個でいいか。で、4人なら60マス、3人なら45マスぐらいが埋まる計算になる。  1惑星のマス数を現在10だが、これを9に減らす。すると、4人なら7惑星だから63マス、3人なら6惑星だから54マス。3人は5惑星でいいかな。で、15個をマックスにする。  初期キューブが3個だから、12個。つまり、通常は6手番で終了。やや少ない気がしないでもないが。 (!--大まかな変更点--) ・初期キューブ数を2→3へ変更 ・初回手番に人物カードなしに ・全体的なVPバランスの調整 ■ 概要  都市を発展させよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇タウンカード(9枚)  都市を表すカードです。  都市には「農業(赤)」「工業(青)」「芸術(緑)」の3種類が、3枚ずつあります。 ◇人物カード(8枚)  投資する人物を表したカードです。  投資できる数と、固有のスキルを1つ持っています。 ◇キューブ(100個)  各プレイヤーが行った投資を表すキューブです。  5色20個ずつあります。 ■ ゲームの準備  タウンカードをよくシャッフルし、”プレイ人数+3”枚を表向きで円状に並べてください。残ったタウンカードは使用しません。ゲームから取り除いてください。  また、この並べられた1枚1枚のカードを【タウン】とします。  人物カードは【タウン】の内側に表向きで並べ、ここを【人物置き場】としてください。  次に、各自好きな色を1つ選んで、その色のキューブ3個を手元に置いてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定し、スタートプレイヤーの左隣から時計回りで順番に1VP、2VP、3VP……と得てください。 ■ ゲームの進行  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、キューブが尽きるか、【タウン】が一定数埋まるとゲームが終了します。  手番になったら、以下の手順で処理を行ってください。 1:スキルの適用  初回手番はありません。飛ばして次の処理を行ってください。  2回目以降の手番では、自分が持つ人物のスキル効果を適用します。  4:2VPを得る  3:被らない好きな【タウン】にキューブを配置できる  2:【タウン】1つを拡張し、ただちに拡張マスに自分のキューブを1個配置する  2:キューブを2個得る  2:1つの【タウン】に連続して配置できる  2:【タウン】に配置された「隣接するキューブ2個」を選び、その位置を交換する  1:好きな【タウン】の最後尾にある1個を、別の【タウン】の最後尾に配置する 2:投資  【タウン】に投資し権益を得ます。  初回手番時はキューブを2個まで配置できます。  2回目以降の手番では、自分が持つ人物の”投資数”分まで、キューブを【タウン】に配置できます。  配置する際は、まず好きな【タウン】を1つ選んでください。そして、選んだ【タウン】から時計回りで順番に、【タウン】1つにつきキューブを1個ずつ配置していきます。  通常、同じ【タウン】に2個配置することはできません。  また、マスが全て埋まっている場合は、その【タウン】を飛ばして配置してください。  【タウン】にキューブを配置する際は、上・左詰め(=マスの数字順)にキューブを置いてください。  もしも【タウン】が拡張されていた場合、拡張マスにもキューブを配置することができます。 3:手番終了  【人物置き場】にある好きな1枚を選んで手元に置きます。  2回目以降の手番では、今持っている人物カードと交換してください。  次に、【ストック】から自分の色のキューブを2個補充してください。  この時、キューブが不足して2個補充できなければゲーム終了となります。また、補充できても、”プレイヤー人数”分の【タウン】が全てキューブで埋まっていたら(=空きマスがない)、同様にゲーム終了となります。  ゲームが終了したら、得点計算を行ってください。 ■ 得点計算  各【タウン】毎のキューブ数(拡張マスに置かれたものも含む)を見て、配置数の多い順に順位を決定します。  同数の場合は、最初の1個がより早い(=小さい数字)位置にある方が優先されます。拡張マスに配置されたキューブは、最も遅いとして扱ってください。  次に、最も下側(=大きい数字)に配置されたキューブの列を見て、1位のプレイヤーはそこに書かれたVPを得ます。以降、順位が下がるにつれて、得られるVPの列が1つずつ上に移動します。  それが終わったら、【タウン】の色に応じたボーナスを得ます。  配置された自分のキューブを【タウン】の色毎に分け、最も数の多い”キューブ数”分のVPを得てください。複数あれば、その全てを数えることができます。例えば、3色に均等に6個ずつ配置していたら、18VPを得ることができます。  これらを全て合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、手元に残っているキューブの多い方が優先されます。それも同じなら引き分けとなります。