■■ モンスターレイド 草案10 (!--大まかな変更点--) ・成長をスキルだけにしてダイスの成長を廃止。その代わり、ゲーム中1回だけ使える使い切り特殊ダイスを設定 ・全敵を倒さないとステージクリアできないよう変更 ・残敵は城壁にダメージを与えた後、自ダメを受けるよう変更 ・ドラゴンに再生処理を付与 ・難易度を廃止し、エフェクトカードはフルサイズで使うよう変更 ・飛行は常に1体に変更 ■ 概要  次々に襲い来るモンスターを撃破し、町を守ろう! ■ コンポーネント  2〜4人用 ◇ターゲットボード(19枚)  町を襲撃するモンスターです。  1辺は6.5cmで、5角形(小)、6角形(中)、8角形(大)、10角形(特大)の、4つのサイズがあります。  また、「飛行」アイコンを持つモンスターは空を飛んでいて、専用の土台の上に配置することになります。  ↓↓ボードサイズ計算サイト↓↓  http://keisan.casio.jp/exec/system/1258355051 ◇ターゲットカード(19枚)  ターゲットの情報が記載されています。  また、この上にダメージトークンを置き、ターゲットに与えられたダメージを管理します。 ◇冒険者カード(4枚)  町を守る4人の冒険者を表すカードで、それぞれベースカラーが設定されています。  所持しているサイコロとスキルが設定されています。 ◇スキルカード(24枚)  特殊な効果を持つスキルです。  各冒険者毎に6枚ずつあり、冒険者を成長させることでスキルを得ることができます。 ◇遭遇表(1枚)  各ステージ毎に出現するモンスターを、ランダムに決定する為の表が書かれたカードです。 ◇エフェクトカード( 枚)  ターゲットボードに差し込む、様々な特殊効果を持つカードです。  この上にサイコロが乗ると、指定されたタイミングで特殊な効果が適用されます。 ◇サイコロ( 個)  攻撃やスキルなどに使用されるサイコロです。  4面体、6面体、8面体、12面体、20面体の5種類があり、使用する冒険者毎に色分けされています。 ◇土台(1個)  組み立てることにより、飛行【ターゲット】の土台として使用します。 ◇発射台(1個)  サイコロを打ち出す為の台座です。 ◇ダメージトークン  【ターゲット】や城壁に与えられたダメージ量を表すトークンです。 ■ ゲームの準備 1)冒険者の作成  自分が担当する冒険者を決定します。  プレイ人数に関わらず冒険者は全て使用します。その為、プレイ人数が4人以下であれば、1人で複数の冒険者を担当してください。  担当が決まったら、冒険者カードとそれと同色のサイコロを受け取ります。  また、サイコロには「通常攻撃」と、ゲーム中1度だけ使用できる「奥義」の2種類があります。通常攻撃で指定されたサイコロを手元へ置き、残りのサイコロは奥義として冒険者カードのイラストの上に乗せておいてください。  次に自分のスキルカードを受け取り、伏せておきます。  伏せられたカードはゲーム中にいつでも見ることができ、成長して表向きになることでそのスキルが使用できるようになります。 2)バトルフィールドの準備  テーブルの中央スペースを【バトルフィールド】としてください。  次に、【発射台】を取り易い位置に置いてください(「赤の女帝 パオラ」は【発射台】を使用しないので、それ以外の冒険者を担当するプレイヤーの手が届く範囲であればどこでもよいです)。 ■ ゲームの進行  本ゲームはステージという単位で進行し、3ステージが終わるとゲームが終了します。  1つのステージは複数のラウンドから構成され、ラウンドの流れは以下の通りとなります。 〇サイコロ表記  本ゲームではサイコロを振る個数(回数)と、振るサイコロの種類を以下の形式で表記します。  (振る個数)D(サイコロの種類)  例えば、2D6なら「6面体サイコロを2個振る」、1D20なら「20面体サイコロを1個振る」となります。 0:ステージ開始  このステージに出現する【ターゲット】(=モンスター)を決定します。  【ターゲット】は「ボス1体+取り巻き複数体」という形で出現し、ステージに応じて「遭遇表」からボス、取り巻きを決定してください。  1ステージ:ボス(Bランク)、取り巻き(Cランク)  2ステージ:ボス(Aランク)、取り巻き(Bランク)  3ステージ:ボス(ドラゴン固定)、取り巻き(Aランク) 〇ボス、取り巻きの決定方法  まず最初にボスを決定します。  1D6して、指定ランクから該当する数字の【ターゲット】をボスとします。ボスのターゲットカードを【管理置き場】の左端に配置してください。  次に、取り巻きを決定します。指定ランクから1D6をして3体選びます。この時、同じ数字を振ったら、振り直してください。  取り巻きが決定したら、【管理置き場】にボスのターゲットカードから少し離して並べてください。 〇【ターゲット】の配置  ボスを【バトルフィールド】の中央に配置し、取り巻きをボスに接するよう、好きなように並べてください。取り巻き同士が接しても問題ありません。もしも、ボスに接するよう並べられない場合、好きな取り巻きに接するよう並べます。  飛行モンスターは、専用の土台に乗せ、他の【ターゲット】から離して配置してください。  もしも、飛行モンスターが複数選ばれた場合、最もランクが高く、かつ数字の大きい(=遭遇表のより下に記載されている)1体を専用土台に乗せ、残りは通常のモンスターと同様にボスや取り巻きに接するよう並べてください。 〇エフェクトの設置  【ターゲット】にエフェクトアイコンがあれば、それに対応するエフェクトカードを「空いている」辺に接するようにして配置してください。ただし、他の【ターゲット】に重なるようには配置できません。  配置されたエフェクトカードはそのターゲットの一部となり、この上にサイコロが乗ると固有の特殊な効果が適用されます(適用タイミングは各カードの指示に従ってください)。  また、各辺に配置できるエフェクトカードは1枚だけとなり、新しいエフェクトカードで上書きすることはできません。エフェクトカードを除去すれば、また新たにエフェクトカードを配置できるようになります。 1:アタックフェイズ  ラウンドを開始します。  「竜騎士シグルド」から時計回りで順番に手番を行い、自分の手番になったら「シュート」して次のプレイヤーに手番を渡してください。  もしも、手元にサイコロが残ってなく、奥義を使用するつもりもなければ「パス」となります。そして、全ての冒険者がパスするとラウンドが終了します。 〇スキルの適用  スキルには「パッシブ(P)/アクティブ(A)」の2種類あり、パッシブは所持しているだけで常に効果が何度でも適用されます。  アクティブは手番中(パスしていたら不可)に使用の宣言をする必要があり、1度使用するとステージ終了時まで再使用できなくなります。カードを横倒しにし、使用済みとしてください。  また、アクティブのスキルを複数同時に使用することもできます。  【ターゲット】にエフェクトカードを与えるスキルを使用したら、空いている辺にエフェクトカードを配置してください。  ただし、他の【ターゲット】に干渉するような辺にエフェクトカードを配置することはできません。配置できる辺がない場合は、配置せずに処理を終了してください。 ◎シュート  手元に残っているサイコロを1個使ってモンスターを攻撃します。  この時、奥義が残っていれば、そのサイコロを使用することもできます。  各キャラクター毎に指定された方法で攻撃してください(「緑の射手リーフ」のみ、「弾く」か「投げる」の好きな方を選択してシュートできます)。  攻撃の際は、席を移動して好きな角度から行って構いません。ただし、最も近い【ターゲット】からカード2枚分以上離してシュートを行ってください。 ・弾く(シグルド/リーフ/ゲンジマル)  自分の手元にある【発射台】から、【ターゲット】へ向かってサイコロを弾きます。  もしも、自分が意図しない挙動によりサイコロが【発射台】から落ちてしまったりした場合、これを「フォルト」と呼びます。フォルトしてしまったら、1回のシュートにつき、1度だけやり直しすることができます。 ・投げる(リーフ/パオラ)  自分の手元にある【発射台】付近(【発射台】がなければ、同程度離れた場所)から、【ターゲット】へ向かってサイコロを投げ入れます。上から下へ投げ入れるのではなく、下から上へ放り込むような感じでシュートしてください。  シュート後にサイコロが【ターゲット】の上に乗れば攻撃成功です。例えボードから落ちていても、端にサイコロがほんの少しでもかかっていたら攻撃成功とします。また、2つの【ターゲット】に跨って乗った場合や、【ターゲット】とエフェクトカードに跨って乗った場合も、両方に対して乗っているとして判定します。  この判定はそれ程厳密に行う必要はありませんので、ゲームテンポを崩さない程度に行ってください。  攻撃が失敗したら、何も起こりません。シュートしたサイコロも、そのまま【バトルフィールド】に残しておいてください(テーブルなどから落ちてしまったら、回収してください。回収したサイコロは、【バトルフィールド】に存在しないものとして扱います)。 〇エフェクトの発動  サイコロが【ターゲット】に接するエフェクトカードの上に乗った場合、その効果が適用されます。  指示に従って処理を行ってください。 〇クラッシュ  自分のシュートしたサイコロが、他のサイコロにぶつかることがあります。  ぶつかっても、振り直しなどを行う必要はありません。また、ぶつかることによりサイコロの位置や目が変わったとしても、それらを元に戻す必要はありません。  また、ぶつかって移動したサイコロ(自分がシュートしたのではないサイコロ)がエフェクトカードの上に乗った場合、自分がシュートしたサイコロと同じように扱ってください。  上記を繰り返し、全プレイヤーがパスしたら次のフェイズへ進みます。 3:ラウンド終了  冒険者の攻撃によって【ターゲット】を撃破できたかどうかのダメージ判定を行います。  各【ターゲット】に乗っているサイコロの目の合計値分だけ、同じイラストのターゲットカードの上にダメージトークンを乗せてください。  そして、ダメージトークンの合計値がHP以上になったら撃破します。  撃破できなかったモンスターは、城壁へ突撃し以下のサイズに応じたダメージを与えます。  Sサイズ   :1  Mサイズ   :2  L、LLサイズ:3  城壁カードの上にダメージトークンを乗せてください。  また、城壁へ突撃したモンスターは自爆ダメージを被ります。各モンスターの”HP÷4(端数切り捨て)”分だけダメージトークンを乗せます。  これにより、ダメージトークンの合計値がHP以上になれば撃破となります。  それが終わったら、【バトルフィールド】からサイコロを回収して各自の手元へ戻します。  ただし、奥義のサイコロは回収せず、ゲームから取り除いてください。  撃破された【ターゲット】があれば、そのボードとエフェクトカードも回収します。ターゲットカードも【管理置き場】から取り除いておいてください。  以上を繰り返し、全ての【ターゲット】を撃破したらステージクリアとなります。  まだ撃破していない【ターゲット】が残っていたら、新しいラウンドを開始してください。 〇ドラゴンの特別処理  3ステージ目のボスであるドラゴンは、特殊な再生能力を持っています。  まず、ドラゴンは城壁へ突撃しても自爆ダメージを受けません。  次に、取り巻きが1体でも残っていた場合は、ダメージが自動的に回復します。ダメージトークンがHPの半分以上あれば、半分になるようダメージトークンを取り除いてください。 4:ステージクリア  横倒しされたスキルを、全て縦置きに戻してください。  次に、冒険者を成長させます(3ラウンド終了時は、この処理を行う必要はありません)。  各自、裏向きになっている好きなスキル1枚を、表向きにしてください。  さらに全員で相談して冒険者の中からMVPを1人選ぶことができます。  MVPになった冒険者は、追加で好きな1枚を表向きにすることができます。  以上の処理が終わったら、新しいステージを開始してください。  もしもこれが3ラウンド目ならゲームが終了します。  城壁カードの上に乗せられたダメージトークン量がスコアとなり、低ければ低い程良い成績となります。  ゲームに慣れてきたら、より良い成績を目指しましょう!