■■ モンスターレイド 草案9 ■ 問題点  飛行は複数出ると面倒なので、飛行は1体固定にする。  また、飛行のげたを使ったショットがやはり有効なので、飛行は離して置かざるを得ないだろう。  最終面に関しては、ドラゴンはリジェネ機能を持たせるとする。  先に雑魚を倒さないと、どれだけドラゴンを倒しても復活する。が、与えられたダメージの半分は残る。という感じか。  成長要素については、基本的にスキルがメインで、面数を上げることはほぼないように感じる。  もういっそ、サイコロ固定で良いかも知れない。基本はD6、D4でやって、ゲーム中に1回だけ使える特殊サイコロを持ってる。みたいな感じ。で、スキルの成長をメインにする。  あるいは、サイト系も成長要素にしてしまうのもあり。  ダメージサイトみたいな、自分が乗せたら有利。というサイトの枚数を増やす感じ。  サイトについては、基本カードサイズにして、ハーフは面倒なのでなしとする。というか、面積が少ないと、結局あってもなくても変わらないようなインパクトの薄いものになるので、面積は大きい方がいいだろう。  成長機会についてはどうなのか。  敵を倒す程成長する、というのは分かり易いが、ボスを倒したらステージクリアで、やっぱりボス集中攻撃する気がする。  結局、成長の為に、というのが上手く機能していない。アクションゲームなので、成長しても当たらないものは当たらないしで、そういう意味でも確定ダメージ値の成長。という部分に主眼を置いたスキル構成にするのがいいだろう。  機会と確定値のバランスを取る必要がある。  また、やはり成長の為に雑魚を倒すのはちょっと違う気がする。  動機として、基本的に街を襲撃したモンスターは全部倒して撃退する。というのがあり、その副次効果として成長ありのがいいだろう。  全部倒さないと進まない、だとゲームがダレるので、全部倒すんだけど町へ突撃するとダメージを受ける。という形式がいいかな。具体的には1/3ぐらいのダメを受ける。が、それで死ぬことはなく、最低1HPは残る。だから、2/3与えたらほっとく、という訳にもいかない。  最終ダメージは、あくまでプレイヤーの攻撃でないと倒せない。という基本ルールを追加するのがいいだろう。  ボスを先に倒しておくと、ステージクリアでなく、モンスターが弱まる。例えばエフェクトがなくなるとか、逃走とか士気減退みたいなエフェクトがつくとか。  基本こんな感じではないかな。  後、特殊なダイスの振り方をスキルか何かで補うのもいいだろう。  たくさんダイスを振ったり、変な投げ方するような感じ。概ね、投げる系のキャラクターに投げる楽しみ方面のルールを追加するのがいいかと思われる。 (!--大まかな変更点--) ・面数を5→3へ減らす ・ボスを倒さないと進めない使用。全員がサイコロを使い切った時点でモンスターの攻撃が入る形 ・成長からサイコロ追加をなくす。ダイス在庫量問題と、1面を複数回繰り返せる仕様から、サイコロ数は多くて3個に変更。 ・モンスターが城壁に与えるダメージをサイズ固定に変更。 ・飛行もくっついて置くように調整。 ・ターゲットへのダメージ量をカードで別管理する方法に変更 ■ 概要  次々に襲い来るモンスターを撃破し、町を守ろう! ■ コンポーネント  2〜4人用 ◇ターゲットボード(19枚)  町を襲撃するモンスターです。  1辺は6.5cmで、5角形(小)、6角形(中)、8角形(大)、10角形(特大)の、4つのサイズがあります。  ↓↓ボードサイズ計算サイト↓↓  http://keisan.casio.jp/exec/system/1258355051 ◇ターゲットカード(19枚)  ターゲットの情報が記載されています。  また、この上にダメージトークンを置き、ターゲットに与えられたダメージを管理します。 ◇冒険者カード(4枚)  町を守る4人の冒険者を表すカードで、それぞれベースカラーが設定されています。  所持しているサイコロとスキルが設定されています。 ◇スキルカード(16枚)  特殊な効果を持つスキルです。  各冒険者毎に4枚ずつあり、冒険者を成長させることでスキルを得ることができます。 ◇エフェクトカード( 枚)  ターゲットボードに差し込む、様々な特殊効果を持つカードです。  この上にサイコロが乗ると、指定されたタイミングで特殊な効果が適用されます。 ◇サイコロ( 個)  攻撃やスキルなどに使用されるサイコロです。  4面体、6面体、8面体、12面体、20面体の5種類があります。 ◇土台(2個)  組み立てることにより、飛行【ターゲット】の土台として使用します。 ◇発射台(3個)  サイコロを打ち出す為の台座です。 ◇ダメージトークン  【ターゲット】や城壁に与えられたダメージ量を表すトークンです。 ■ ゲームの準備 1)冒険者の作成  自分が担当する冒険者を決定します。  プレイ人数に関わらず冒険者は全て使用します。その為、プレイ人数が4人以下であれば、1人で複数の冒険者を担当してください。  担当が決まったら冒険者カードを受け取り、指定された数と面数の、自分の色のサイコロを手元に置きます。  次に自分のスキルカードを4枚受け取って手札とします。  手札ですが、公開しても構いません。手元に置く場合は、【スキル置き場】に配置されたスキルカードと混ざらないよう注意してください。 2)バトルフィールドの準備  テーブルの中央スペースを【バトルフィールド】としてください。  次に、【発射台】を取り易い位置に置いてください(「赤の女帝 パオラ」は【発射台】を使用しないので、それ以外の冒険者を担当するプレイヤーの手が届く範囲であればどこでもよいです)。 3)難易度の決定  全員で話し合って、今回のゲームの難易度を決定します。  難易度には「イージー」「ノーマル」「ハード」の3つがあります。各難易度の違いは、エフェクトカードの面積となります。 ・イージー  【ターゲット】のエフェクトカードを半分にする。 ・ノーマル  【ターゲット】と冒険者のエフェクトカードを半分にする。 ・ハード  冒険者のエフェクトカードを半分にする。 ■ ゲームの進行  本ゲームはステージという単位で進行し、3ステージが終わるとゲームが終了します。  1つのステージは複数のラウンドから構成され、ラウンドの流れは以下の通りとなります。 〇サイコロ表記  本ゲームではサイコロを振る個数(回数)と、振るサイコロの種類を以下の形式で表記します。  (振る個数)D(サイコロの種類)  例えば、2D6なら「6面体サイコロを2個振る」、1D20なら「20面体サイコロを1個振る」となります。 0:ステージ開始  このステージに出現する【ターゲット】(=モンスター)を決定します。  【ターゲット】は「ボス1体+取り巻き複数体」という形で出現し、ステージに応じて以下のランクからボス、取り巻きを決定してください(ランクや数字はターゲットカードに記載されています)。  1ステージ:ボス(Bランク)、取り巻き(Cランク)  2ステージ:ボス(Aランク)、取り巻き(Bランク)  3ステージ:ボス(ドラゴン固定)、取り巻き(Aランク) 〇ボス、取り巻きの決定方法  まず最初にボスを決定します。  1D6して、指定ランクから該当する数字の【ターゲット】をボスとします。ボスのターゲットカードを【管理置き場】の左端に配置してください。  次に、取り巻きを決定します。指定ランクから1D6をして3体選びます。この時、同じ数字を振ったら、振り直してください。  取り巻きが決定したら、【管理置き場】に並べてください。この時、ボスのターゲットカードから少し離しておくと分かり易くなるので安心です。 〇【ターゲット】の配置  ボスを【バトルフィールド】の中央に配置し、取り巻きをボスに接するよう、好きなように並べてください。取り巻き同士が接しても問題ありません。もしも、ボスに接するよう並べられない場合、好きな取り巻きに接するよう並べます。  専用土台を使う飛行しているモンスターも、接するように並べてください。 〇エフェクトの設置  【ターゲット】にエフェクトアイコンがあれば、それに対応するエフェクトカードを「空いている」辺に接するようにして配置してください。ただし、他の【ターゲット】に重なるようには配置できません。  また、難易度がイージー、ノーマルだった場合、エフェクトカードを【ターゲット】の下に半分潜らせ、エフェクトカードの面積が半分になるよう配置してください。  配置されたエフェクトカードはそのターゲットの一部となり、この上にサイコロが乗ると固有の特殊な効果が適用されます(適用タイミングは各カードの指示に従ってください)。  また、各辺に配置できるエフェクトカードは1枚だけとなり、新しいエフェクトカードで上書きすることはできません。エフェクトカードを除去すれば、また新たにエフェクトカードを配置できるようになります。 1:アタックフェイズ  ラウンドを開始します。  「竜騎士シグルド」から時計回りで順番に手番を行い、自分の手番になったら「シュート」して次のプレイヤーに手番を渡してください。  もしも、手元にサイコロが残っていなければ「パス」となります。全ての冒険者がパスするとラウンドが終了します。 〇スキルの適用  スキルには「パッシブ(P)/アクティブ(A)」の2種類あり、パッシブは所持しているだけで常に効果が何度でも適用されます。  アクティブは手番中(パスしていたら不可)に使用の宣言をする必要があり、1度使用するとステージ終了時まで再使用できなくなります。カードを横倒しにするなどして、使用したかどうかが分かるようにしてください。  また、アクティブのスキルを複数同時に使用することもできます。  【ターゲット】にエフェクトカードを与えるスキルを使用したら、難易度に従って空いている辺にエフェクトカードを配置してください。  ただし、他の【ターゲット】に干渉するような辺にエフェクトカードを配置することはできません。配置する辺がない場合は、配置せずに処理を終了してください。 ◎シュート  手元に残っているサイコロを1個使ってモンスターを攻撃します。  各キャラクター毎に指定された方法で攻撃してください(「緑の射手リーフ」のみ、「弾く」か「投げる」の好きな方を選択してシュートできます)。  攻撃の際は、席を移動して好きな角度から行って構いません。ただし、最も近い【ターゲット】からカード2枚分以上離してシュートを行ってください。 ・弾く(シグルド/リーフ/ゲンジマル)  自分の手元にある【発射台】から、【ターゲット】へ向かってサイコロを弾きます。  もしも、自分が意図しない挙動によりサイコロが【発射台】から落ちてしまったりした場合、これを「フォルト」と呼びます。フォルトしてしまったら、1回のシュートにつき、1度だけやり直しすることができます。 ・投げる(リーフ/パオラ)  自分の手元にある【発射台】付近(【発射台】がなければ、同程度離れた場所)から、【ターゲット】へ向かってサイコロを投げ入れます。上から下へ投げ入れるのではなく、下から上へ放り込むような感じでシュートしてください。  シュート後にサイコロが【ターゲット】の上に乗れば攻撃成功です。例えボードから落ちていても、端にサイコロがほんの少しでもかかっていたら攻撃成功とします。また、2つの【ターゲット】に跨って乗った場合や、【ターゲット】とエフェクトカードに跨って乗った場合も、両方に対して乗っているとして判定します。  この判定はそれ程厳密に行う必要はありませんので、ゲームテンポを崩さない程度に行ってください。  攻撃が失敗したら、何も起こりません。シュートしたサイコロも、そのまま【バトルフィールド】に残しておいてください(テーブルなどから落ちてしまったら、回収してください。回収したサイコロは、【バトルフィールド】に存在しないものとして扱います)。 〇エフェクトの発動  サイコロが【ターゲット】に接するエフェクトカードの上に乗った場合、その効果が適用されます。  指示に従って処理を行ってください。 〇クラッシュ  自分のシュートしたサイコロが、他のサイコロにぶつかることがあります。  ぶつかっても、振り直しなどを行う必要はありません。また、ぶつかることによりサイコロの位置や目が変わったとしても、それらを元に戻す必要はありません。  また、ぶつかって移動したサイコロ(自分がシュートしたのではないサイコロ)がエフェクトカードの上に乗った場合、自分がシュートしたサイコロと同じように扱ってください。  上記を繰り返し、全プレイヤーがパスしたら次のフェイズへ進みます。 3:ラウンド終了  冒険者の攻撃によって【ターゲット】を撃破できたかどうかのダメージ判定を行います。  各【ターゲット】に乗っているサイコロの目の合計値分だけ、同じイラストのターゲットカードの上にダメージトークンを乗せてください。  そして、ダメージトークンの合計値が【ターゲット】のHP以上であれば撃破します。  撃破できなかったモンスターは、城壁へ突撃し以下のサイズに応じたダメージを与えます。  Sサイズ   :1  Mサイズ   :2  L、LLサイズ:3  城壁カードの上にダメージトークンを乗せてください。  それが終わったら、【バトルフィールド】からサイコロを回収して各自の手元へ戻します。  撃破された【ターゲット】があれば、そのボードとエフェクトカードも回収してください(同じイラストのターゲットカードも裏向きにしておくなどするとよいでしょう)。  最後に、ボスを撃破していたらステージクリアとなります。  取り巻きがどれだけ残っていても、ボスを撃破すれば撤退してステージをクリアすることができます。  ただし、3ステージ目のみ、ボスを含めて全ての敵を撃破する必要があります。  ステージクリアできなければ、新しいラウンドを開始し、「1:アタックフェイズ」へ戻ってください。 4:ステージクリア  【バトルフィールド】から全て回収し、ターゲットカードも【管理置き場】から取り除きます。  横倒しになっているスキルも、全て縦置きに戻してください。  それが終わったら、冒険者を成長させます(3ラウンド終了時は、この処理を行う必要はありません)。  ”1+撃破数”分の成長ポイントが与えられ、これを冒険者間で相談して自由に割り振ることができます。ただし、4ポイント以上獲得した場合は、全キャラクターに最低1ポイントは割り振るようにしてください。  そして、割り振られた成長ポイントを1支払う毎に、以下のどれか1つを得ることができます。 ・スキルの取得  手札から好きなスキル1枚を、自分の【スキル置き場】へ配置します。 ・サイコロの強化  手持ちのサイコロ1個の面数を1段階アップします。  「4面→6面→8面→12面→20面」  サイコロ1個を【ストック】へ戻し、【ストック】から1段階上のサイコロ1個を得てください。ただし、【ストック】に交換できるサイコロがなければ強化できません。  以上の処理が終わったら、新しいステージを開始してください。  もしもこれが3ラウンド目ならゲームが終了します。  城壁カードの上に乗せられたダメージトークン量がスコアとなり、低ければ低い程良い成績となります。  ゲームに慣れてきたら、より良い成績を目指しましょう!