■■ アジアンデリバリー 草案13 ■ 問題点  改良関係。まず、上級資源が4種類あっても特に面白くない。単純にデータを見比べるのが大変になり、かつ資源を用意するのが大変になっただけ。  なので、最初の3段階ランク制に戻した方が建設的ではある。  また、消費量も大きすぎる。基本4個はマズイ。全体的に低めに見直す必要がある。  後、歩数計算が面倒なのでもう少し何とかならないか。  もうホータン港の位置を固定してしまって、場所に応じて金貨を配置するのはどうだろうか。センチュリースパイスロード方式。遠く程、金貨が多く配置されていて、依頼を達成した順にもらう。1枚3VPぐらい?  デイリーに差をつける必要が薄いので、デイリーはホータン港限定として、全員共通で1、2、3があるといいかな。  ラウンド終了時の処理順も、成長を直に反映する為にはまず成長、次に補充という順番にする必要がある。  後は、各会社のバランス調整。  エリアマジョリティはトップボーナスにすべきだろう。 (!--大まかな変更点--) ・倉庫の初期数を4→3へダウン ・ラウンド終了時に資源をホータン港に追加 ・会社の基本成長部分を3段階から2段階へ変更 ・基本成長の改良を在庫増加に変更 ・権益効果をVPだけに変更。また、エリアマジョリティボーナスを付与。配置方法にも制限を追加 ■ 概要  アジアン異世界の大都市、蓬旦(ホータン)で運送業を開業しよう! ■ コンポーネント  3〜5人用 ◇エリアボード(10枚)  蓬旦にある10の地区(エリア)を表すゲームボードです。  各地区には依頼に対応したベースカラーと、駅を表すターミナルアイコン、倉庫(資源置き場)などがあります。 ◇会社ボード(5枚)  プレイヤーが経営する運送会社です。  各運送会社毎に成長傾向が定められています。 ◇依頼カード(40枚)  受注した仕事を表すカードです。  依頼には「建設(赤)」「研究(青)」「食品(黄)」「芸術(緑)」の4種類があり、依頼達成に必要な資源の種類・数、達成時に得られるVP(=名声)などが設定されています。 ◇デイリーカード(16枚)  依頼カードの一種で、プレイヤーが最初から持っている仕事を表しています。 ◇アクションカード(3枚)  ワーカーを配置して、アクションの内容と回数を表すカードです。 ◇資源トークン(60個+24個)  依頼で必要とされる資源です。  資源にはベースとなる「グロッショリー(grocery)」と、それをグレードアップすることで得られる、依頼の5色に対応した4つの上級資源があります。 ◇VPボード、VPマーカー(1枚/4個)  清算時などに使用する、各プレイヤーのVP(=名声)を表すボードとマーカーです。 ◇権益マーカー(55個)  エリアにおける権益を表すマーカーです。  各プレイヤー毎に11個ずつ用意されています。 ◇スタートプレイヤーマーカー(1個)  スタートプレイヤーを表すマーカーです。 ◇ワーカーポーン(25個)  プレイヤーが行うアクションの内容と、回数を表すワーカーです。  各色5個ずつあります。 ■ ゲームの準備 1)蓬旦の作成  エリアボードを配置して蓬旦の町を作ります。  「ホータン港」のエリアボードを取り出した後、下図のようにボードをランダムに配置してください。   □   □□  □□□   □□   □  次に、ホータン港のエリアボードを配置します。  下図を見て、【ターミナルアイコン】のあるエリアと隣接しない、最も優先順位の高い場所に配置してください。   I□@   H□□A  G□□□B   F□□C   E□D 2)各種カードの準備  デイリーカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつ配ってください。受け取ったら、各プレイヤーは自分の【デイリー】にそれを表向きにして置いてください。使わなかったデイリーカードは、そのままゲームから取り除きます。  依頼カードはよくシャッフルして山にし、6枚引いて【マーケット】に表向きで並べてください。  アクションカード3枚は、エリア外の全プレイヤーの手が届きやすい場所に表向きで配置してください。 3)プレイヤー準備  じゃんけんなど、好きな方法でスタートプレイヤーを決定し、スタートプレイヤーから時計回りで順番に自分の会社を1つ選びます。  選んだら、その会社ボードとワーカー3個、権益マーカー11枚、VPマーカー、ベース資源8個を受け取ります。  受け取ったら、VPマーカーを「0」のマスに配置し、権益マーカー11枚を会社ボードの所定の位置に配置してください。  ベース資源3個は、ホータン港の自分の【倉庫】に配置してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行し、3ラウンド終了時に中間決算を行い、6ラウンドが終わるとゲームが終了します。  そして、ゲーム終了時に最も多くのVP(=名声)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  各ラウンドの流れは以下の通りとなります。 〇カードの補充  【マーケット】からカードが減ったら、山から即補充を行ってください。  もしも山が尽きた場合、捨て札をリシャッフルして新しい山にしてください。捨て札もなければ、それ以上補充することはできません。 〇【倉庫】について  各エリアには、各プレイヤー用の【倉庫】が設定されています。  表記上、単に【倉庫】と記されている場合、それは「自分の【倉庫】」であるとして処理してください。  また、ホータン港以外の【倉庫】に配置できる資源の最大数は、各プレイヤーの成長度に応じて変化します。 1:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番となります。ただし、ワーカーが尽きていたら強制パスとなります。  手番になったら、好きなアクションを1つ選んで、その空いているマスに「左詰め」で自分のワーカー1個を配置してください。  次にワーカーを配置したマスの数字に応じて、その後に実行されるアクションの回数と、得られる資源の数が変わります。  @:アクション1回+ベース資源2個  A:アクション2回+ベース資源1個  B:アクション3回  得たベース資源は、アクションを実行する前に以下の方法で配置します。  まずホータン港であれば、その【倉庫】に好きなだけ配置することができます。  次に、配置したいエリアの【倉庫】に資源が1個でもあれば、そのエリアの【倉庫】へ1個配置することができます。もしも、そのエリアに【ターミナルアイコン】があれば追加でもう1個配置できます。  ただし、ホータン港以外のエリアは、【倉庫】の最大数を超えて配置することはできません。  次に、以下に従ってアクションを回数分だけ実行してください。 〇依頼達成  依頼(【マーケット】/【デイリー】)と、それと同じ色を持つエリア(【デイリー】の場合は、どこでも好きなエリアを選択可能)を1つずつ選びます。  次に、その選んだエリアの【倉庫】から、指定された資源を【ストック】へ戻してその依頼を達成します。依頼カードで上級資源を指定された場合、その指定された色の上級資源が必要となります(デイリーカードは上級資源を必要としません)。  もしも資源が不足していた場合、依頼を達成することはできません。単にアクションが無駄になります。  依頼を達成したら、”指定された値+歩数ボーナス”分のVPを得てください。  歩数ボーナスは、ホータン港から依頼を達成したエリアがどれだけ離れてるかによって得られる追加VPで、最短で歩いた場合のエリア1つを1歩として数え、1歩=1VPとしてボーナスを加えてください。  最後に、【マーケット】の依頼カードであれば、それを自分の【達成済み置き場】へ移動させてください。  【デイリー】なら、そのデイリーカードを裏向きにしてください。この裏向きになったデイリーカードは、表向きに戻されるまで再度使用することはできません。 〇輸送  好きなエリアを1つ選び、その【倉庫】の資源を隣接するエリアの【倉庫】へ移動させます。  一度に輸送できる資源の数は、各プレイヤーの会社の成長度に応じて変化します。  ただし、ホータン港以外のエリアは、【倉庫】の最大数を超えて移動させることはできません。 〇改良  ホータン港にあるベース資源1個を、好きな色の上級資源1個と交換します。  複数個改良できる場合は、全て同じ色の上級資源と交換してください。  ベース資源1個を【ストック】へ戻し、【ストック】から上級資源を得てください。  アクション実行後、そのアクションカードのマスが全て埋まっていたら、マスに配置されている全てのワーカー(他のプレイヤーも含む)を【ストック】へ戻してください。 2:ラウンド終了  全プレイヤーがパスをしたらラウンドが終了します。  各プレイヤーは【ストック】からワーカーを3個補充し、裏向きになっているデイリーカードを全て表向きにしてください。  また、【ストック】からベース資源をホータン港に補充してください。補充できる資源数は各プレイヤーの成長度に応じて変化します。  最終ラウンド(=6ラウンド目)は、上記処理を行う必要はありません。  次に、スタートプレイヤーから時計回りで順番に会社を成長させます。  会社ボードに配置されている好きな権益マーカーを1つ取り除き、取り除いた権益マーカーを「ホータン港に繋がるように」好きなエリアに配置してください(同じエリアに複数配置することもできます)。  また、【ワーカー増加】の権益マーカーは、【倉庫拡張】【輸送強化】【在庫拡充】のどれか1項目の権益マーカーが全て取り除かれていないと、取り除くことはできません。  中間決算終了後(=4ラウンド目以降)は、権益マーカーを2つ取り除くことができます。  権益マーカーを配置したエリアは、以下の恩恵を受けることができます。 ・そのエリアで自分が依頼を達成した際、”権益数”分だけ追加でVPを得ることができます。 ・ゲーム終了時にマジョリティボーナスを得ることができます。  以上の処理が終わったら、スタートプレイヤーを1つ左隣へ移して新しいラウンドを開始してください。  もしもこれが3、6ラウンド目の終了時であれば決算を行います。  決算終了後、新しいラウンドを開始してください。ただし、2回目の決算である6ラウンド目は最終決算となり、そこでゲームが終了します。 〇中間決算  各プレイヤーの【達成置き場】にある依頼カードを、各色毎に数えてマジョリティ判定をします。  各色について、1位のプレイヤーは3VP、2位のプレイヤーは1VPを得てください。1位が複数いたら、その全てが3VPを得て2位以下はVPを得られません。また、2位が複数いたら、その全てが1VPを得てください。 〇最終決算  各プレイヤーの【達成置き場】にある依頼カードを、各色毎に数えてマジョリティ判定をします。  各色について、1位のプレイヤーは6VP、2位のプレイヤーは3VPを得てください。1位が複数いたら、その全てが6VPを得て2位以下はVPを得られません。また、2位が複数いたら、その全てが3VPを得てください。  次に、エリアのマジョリティを判定します。  各エリア毎に、最も権益マーカーを置いているプレイヤー(複数いれば、その全て)は3VPを得てください。  これらのVPを合計し、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。同値なら達成した依頼数の多い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。