■■ Alicematic英傑伝 草案8 ■ 問題点  スタート時の配置でつまるとかなりキツイ問題。  確かにその通り。さらに、食糧による移動制限もかかるのでキツイというのは分かる。  最初に幻想都市を2つ持つスタイルにするのはどうか。  時計回りで1つ決めた後、反時計回りで1つ決める。で、1つの幻想都市に複数のプレイヤーが置いても構わないとする。マップ自体を増やす必要があるかどうかは分からない。  んで、幻想都市には複数のプレイヤーが攻めることができるとする。ただし、既にプレイヤーのマーカーが配置されていると、そのマーカー数分だけ必要戦力が上がる。  もしくは、緑の価値をもう1回考えた方がいいかも知れない。  例えばだが、常にアストロアリスを基本としてみる。最初の配置がどこであれ、適当な場所に飛び地して、そこから領土を広げられるとしたら大元の問題は解決する。が、さすがにフリーダム過ぎてどうかなとは思う。  それと、土地の自由侵略を可能にすべきかどうか。  なんかもうOKな気がしてきた。そもそもボーナス半分なんだから、もはや縛りはない気がしないでもない。ただ、それをOKとするなら、別に拠点がどこでもあんまり問題ないような気もしてくる。正道では、多分ないだろう。  飛び地作るのが不利過ぎて良い点ないのはどうするか。  本当にそうだろうか、とは思う。1点にしかならない、というのは確かにその通りではある。橋頭堡的な役割を果たすのであれば、もう少し違った感じはあるかも知れない。例えば、自分の領土を通る時は食糧減らないとか。ただ、そうすると食糧にほぼ意味がなくなってしまう。  最低点を少し引き上げるか、あるいは、影響マップ枚数みたいなものでベース点を作る感じにするか。  現状は、影響マップ枚数=1マップ1点という感じになっている。10枚のマップに1つでも領土を持っていれば、最低10点入るという仕組み。これを2点にした場合、20点になったりする。  他のプレイヤーが入らないようにするなら、1マス1点もありなんじゃないかと言う気がしてきた。  他のマジョリティと同じく、影響マップ数として、影響マップ数分のVPが入るとする。タイOK。つまり、マジョリティ2位になったマップは、本当になにも入らないという感じ。  フルマップボーナスも入れてみる。マップを全部埋めてたらボーナス。一応、隙間に飛ばす意味もあるので有益と言えないこともない。勿論怪物の森も含む。となると、ほぼ意味ないか。怪物の森は除く必要があるので、ちょっとどうかなと思わなくもない。  幻想都市の得点をどうするか。  まぁ、最初に2つ持ってても、全員が3点増えるだけだから問題ないと言えばない。  後、怪物の森に優先権を付けるのもいいだろう。現状機能してるとは言い難いので、せめてそれぐらいは。という感じ。 (!--大まかな変更点--) ・怪物の森が特殊処理な上、あんまり機能していないので全面改訂 ・各アリスの能力修正 ■ 概要  新たな虚無の軍勢がワンダーランドに現れた!  虚無に奪われたワンダーランドの領地を取り戻せ! ■ コンポーネント  3〜5人 ◇マップタイル(15枚)  6角形のマスが7つ分の、ワンダーランドを表すタイルとなります。  マスには「幻想都市」「怪物の森」と、「赤(軍事)」「青(研究)」「黄(DP)」「緑(生産)」「白(支配)」の5色の施設があり、施設の形状は各マップタイル毎に異なります。  また、マスにはそこを領土にする為に必要な戦力が書かれています。 ◇アリスカード(90枚)  ワンダーランドにたむろする、妄想パワーを内に秘めた夢見るアリスちゃんです。  マップタイルの施設色に対応した5色があり、召喚に必要なDP(ドリームパワー)と、特殊な力「メガロマニア」を1つ持っています。 ◇国カード(25枚)  各色置き場を表すカードで、同時にサマリーにもなっています。 ◇領土チット(75個)  各プレイヤーの領土を表す、5種類各15個のチットです。  裏面は戦闘中の領土を表します。 ◇資源チット( 個)  各施設から生産されるチットです。 ■ ゲームの準備  各プレイヤーは自分の色を決めて、5色の国カードと領土チットを15個受け取ります。  受け取ったら、アリスカードをよくシャッフルして山にし、各プレイヤーは5枚ずつ引いて手札としてください。  それが終わったら、マップタイルを適当にシャッフルし、7枚を円状になるよう上から2枚、3枚、2枚と並べます(マップの向きは適当で構いません)。  次に、3人プレイなら2枚を一番上と一番下に。4〜5人プレイなら、さらに4枚を上から2段目と下から2段目(2枚の所)の左右に配置してください。  マップを作ったら、じゃんけんなど好きな方法で親を決めます。  そして、親の右隣のプレイヤーから反時計回りで順番に、マップの外周にある好きなタイルを1つ選び、その中央部分にある幻想都市に自分の領土チットを1つ置いて「拠点」としてください。この時、既に他のプレイヤーが領土チットを置いているタイルを選ぶことはできません。 ■ ゲームの進行  本ゲームは14ラウンドで終了します。  14ラウンドが終了した時点で清算を行い、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。 ○メガロマニア  アリスは各置き場に配置されると、その特殊効果が適用されます。  使用タイミングは各効果毎にテキストで指定されています。また、同じ名前のアリスの特殊効果は重複して適用されません。 ○資源  赤黄緑の3色には、各色に対応した資源があります。  資源は「各置き場の枚数」を参照された際、その瞬間だけ1つ消費する毎に「枚数を+1」して扱うことができます。また、これによって各置き場の最大枚数(通常4枚)より大きくすることができます。  また、各色置き場に1枚もカードが配置されていない状態であっても、その色の資源を(主にメガロマニアによって)得ることができます。 1:メインフェイズ  親から時計回りで順番に手番を行います。  自分の手番になったら、「内政」→「遠征」の順番で処理を行ってください。また、手番終了時に(メガロマニアにより)各色置き場に最大枚数よりも多く配置されていた場合は、最大枚数になるよう好きに捨て札にして調整します。  もしも手札が1枚もない場合、山から3枚引いて手札に加えて手番をパスしてください。 ○内政  アリスを召喚するか、あるいはワンダーランドの住人を雇い国力を強化します。  国力には「赤(軍事)」「青(研究)」「黄(DP)」「緑(生産)」「白(支配)」の5色があり、1手番につき1枚だけ手札を配置することで、任意の色の国力を強化していきます。  ただし、1つの色置き場に配置できる最大枚数は通常4枚(アリス、裏向き、含む)となり、それ以上配置できません。その場合、他の色置き場を選んでください。 ・アリス召喚  アリスを召喚するには、DPが必要となります。  「黄置き場に配置されたカード枚数」をDPとし、各アリス毎に指定された必要DP以上であれば召喚することができます(必要DPが0の場合は、黄置き場にカードが配置されていなくも召喚できます)。  召喚したアリスを表向きに、その色と同じ置き場に配置してください。  DPが不足していた場合は、黄の資源を使用することもできます。 ・ワンダーランドの住人を雇う  有能なワンダーランドの住人を雇います。  手札を裏向きにして好きな色置き場に配置し、山から1枚引いて手札に加えてください。  この場合、好きな国力を強化できますが、アリスと違ってメガロマニアがありません。 ○遠征  侵略して新しい領土を増やします。  遠征可能なマスは以下の3つとなります。 ・誰の領土でもないマス  制限なく遠征できます。ただし、「怪物の森」には遠征できません。  もしも、怪物の森の隣接マスが全てプレイヤーの領土か、あるいは怪物の森で囲まれていたら遠征可能になります。この時、怪物の森の必要戦力は「隣接するマス数」として扱ってください。 ・他のプレイヤーが戦争中のマス  自分の手番でそのマスを領土にできる場合に限り、横取りすることができます。 ・拠点と繋がっていない他のプレイヤーの領土  他のプレイヤーの領土が拠点と繋がっていない場合、そこに遠征できます。  ただし、他のプレイヤーの領土を侵略した場合、得られるボーナスが半分(端数切り捨て)になります。  遠征マスを決めたら、以下の戦争判定を行います。  遠征マスが拠点のあるタイルの場合、戦力(赤置き場の枚数)がそのマスに書かれた必要戦力以上なら、侵略を完了し領土チットを配置して自分の領土とします。  もしも少なかった場合、侵略完了するまで時間がかかります。領土チットを裏向きに配置し、そのマスを「戦争中」としてください。そして、以後の手番でもう1度このマスに遠征すれば、戦力に関わらず領土にすることができます(ただし、幻想都市は戦争中にならず、領土チットが自動的に捨てられます)。  ただし、「戦争中」のマスは他のプレイヤーの侵略対象にもなり、もしも他のプレイヤーがその手番中に侵略を完了させた場合、自分の領土チットは取り除かれ、他のプレイヤーに領土を横取りされてしまいます。  この時、戦力が不足していた場合、赤の資源を使用することもできます。  遠征マスが拠点のないタイルの場合、戦力の他に「自分の拠点(複数あれば1つを選ぶ)から、その遠征マスへの歩数分」だけの食糧が必要となります。  この時、怪物の森は通行できません。他のマスを迂回してください。さらに、他のプレイヤーの領土を通る場合は、1マスにつき追加で食糧が1必要となります。  食糧(緑置き場の枚数)が必要な食糧以上なら、通常通り遠征処理を行います。不足している場合、戦力が足りていても強制的に「戦争中」となります(ただし、幻想都市は戦争中にならず、領土チットが自動的に捨てられます)。  食糧が不足していたら、緑の資源を使用することもできます。  遠征によって新しく領土を得た場合、その色に応じて以下のボーナスを受け取ります。ただし、他のプレイヤーの領土だった場合、ボーナスは半分(端数切り捨て)になります。 ・赤黄緑施設  その色置き場に配置されている枚数(アリス+裏向き)分、その色の資源を得ることができます。 ・青施設  青置き場に配置されている枚数分、山から手札を引いて加えてください。  資源はありません。 ・白施設  白置き場に配置されている枚数分、VPを得てください。  資源はありません。 ・幻想都市  そのマスを新しい拠点として追加します。  拠点になると、そのタイル内の好きなマスへ食糧なしで遠征できる他、他のタイルのマスへ遠征した際に出発点の1つとして選ぶことができます。 3:ラウンド終了  怪物の森の処理を終えたら、ラウンドが終了します。  14ラウンド目の終了時か、あるいは全ての都市がプレイヤーの領土になったら、ゲーム終了となります。得点計算を行ってください。  そうでなければ、ゲームが続行します。  親を変更せず、次のラウンドを開始してください。 ■ 得点計算  各タイル毎に、最も多く領土を持っているプレイヤーはマジョリティを得て5VPを得ます。複数いた場合、人数で頭割りして端数を切り捨ててください。この時、その中でアリス(=表向きのカード)の最も多い(複数不可)プレイヤーがいたら端数を得ることができます。  例えば、2人のプレイヤーが領土を3つずつ持っていた場合、プレイヤーAのアリスが5枚、プレイヤーBのアリスが3枚なら、プレイヤーAは3VP。プレイヤーBは2VPとなります。  マジョリティが得られなくても、1マスでも領土があれば1VPを得られます。また、幻想都市を領土としていたら、追加で4VPを得ます。  つまり、そのタイルでマジョリティを取り、さらに幻想都市も領土にしていたら9VPを得られます。  次に、怪物の森を得ていたら、その怪物の森に(隣接するマス数)分のVPを得ます。  最後に、各置き場毎にアリスの数を比べて、最も多くアリスのいるプレイヤー(複数可)は(アリス数)VPを得てください。  これらを合計し、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、アリスの多い方のプレイヤーが勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。