11月26日 |
ショック!!せいかつぅー!! ギョーザの丸かじり |
用事が終わって、さて昼食にしようと思い立ち、最初に候補として頭に上がったのはカツカレー。 しかし、その時ふいに「餃子も悪くないんじゃないか」と思いました。 そうしてこの二つの候補を、色々はかりにかけた結果、今回は餃子の方に軍配が上がりました。 思えば久しぶりに足を運んだのは『第7ギョーザの店』。 金沢大学生御用達の店で、一説には「金沢大学生の体の3割は第7のギョーザでできている」と言われるほどのお店です。 昼食時をわずかに外れたとはいえ、店内はほぼ満席。 何とか空いている席に座り、ホワイトギョーザ・豚汁・ライスの黄金トリオを注文しました。 既に食事も終盤にかかっている右隣の人もホワイトギョーザを食しており、タレを絡めてあるギョーザをこれ見よがしに見せてきます。 …何か変だなと思ったら、その人は左利きでした。 そのため、私のすぐそばでうまそうなギョーザを見せつけることになるのです。 うう…、空腹の身にあまりな仕打ち…。 何とか意識を他にそらそうと、私の後に入ってきた左隣の人の会話に耳をそばだてます。 どうも新入社員とその先輩という二人連れで、話題はお酒のことについてでした。 九州の方から来たと言う新入社員の人が、 「向こうでは普通だと思ってたんですけど、こっちに来てみるとどうも自分はお酒に強いという評価を受けている」とか、 「なんでも飲めますけど、やっぱりビールですよね」とか、 「石川とか富山とか、うまいお酒があるみたいですから、一度飲んでみたいですね」とか、 そんな話をしていました。 純粋培養石川人間としては、「是非、石川の酒を飲んでくれ」と愛県心丸だしな声援を心の中で送りました。 そんなこんなで、やってきましたホワイトギョーザ・豚汁・ライスの黄金トリオが。 人によっては自分の使うタレの内容は違うでしょうが、私は酢は使わずラー油と餃子のタレで食べます。 それもラー油入れの底に溜まっている唐辛子をたっぷり入れます。 東海林さだお先生風に言えば、ラー油たっぷし唐辛子たっぷし、と言ったところでしょうか。 最初の数個は油断を許さないギョーザです。 そのおいしそうな外見に惑わされて、欲張って丸ごと一個口に入れた日には大火傷してしまいます。 そこで、どれだけ焦っていても、まず半分をかじり、口の中で充分に転がして味わいます。 そうして、「ああ、私は今第7のギョーザを食べてるんだ…」とひとしきり感動した後は、冷めないうちに一気に食べにかかります。 ギョーザアグアグ、豚汁ジルジル、ギョーザアグアグ、ライスバクバク…。 汗をかき、鼻をすすり、ギョーザのタレを補充したり、などをはさんでいるうちに、楽しいギョーザの時は終わってしまいます。 しかしそこには寂しさはなく、確かな満足感が残り、外の寒さにびくともしない熱が体に宿るのです。 うーん、東海林さだお先生を目指して書いてみたけど、あの人の域には全然到達できないなぁ…。 |