・講師、書く人、やじうま、進行管理、の四つの役割を設ける。
講師: 文章を換金している人、商業的な文章のノウハウを持っている人
編集・出版経験者
書く人: テクニカルライティングを覚えたい人、ブラッシュアップしたい人
やじうま:書けるようになりたいとは思っていないが、
日常マニュアルに不満を覚えている人
進行管理:時間的な進行に関するムチ振り机叩き係
・一週間に一節ずつ進める。
出来れば「書く人」一人につき一節を振る。
書く人が叩き台を出す → 講師およびやじうまが意見を述べる → 修正
の手順で、一週間で一節を仕上げてしまう。
「誰でも登れるように作ってあるLinuxの階段」
階段1:イントロダクション(ここでやめる人はいないと思うが ... ^^;)
階段2:Unixの基礎知識(ここは一気に、楽しんで読めればベスト)
階段3:インストール前に知っておくべきこと(ここでHDのパーティションなどを)
階段4:インストールの実技(推奨ディストリビューションを、2つくらい準備)
階段5:Xウィンドウ環境の構築(XFree86を考えてますが ...)
階段6:日本語環境の構築(PJEでかんなベースを考えています)
階段7:ネットワーク環境の構築(基礎編 - インタフェース等の基本設定)
階段8:ネットワーク環境の構築(応用編 - メール環境の設定)
階段9:ネットワーク環境の構築(応用編 - WWWブラウザ環境の設定)
階段10:さらなる活用への指針(面白いアプリケーション等を紹介)
第一章:イントロダクション
1.2 Linuxとは (PC-UNIXの世界へのお誘い。JLUG-MLについても、ここで触れる)
第二章:Unixの基礎知識
2.1 Unixはどのようにして生まれたか
2.2 DOSやWindowsと何が違うのか
2.3 Unixコミュニティとその未来
2.4 Unixこれだけは知っておこう
- カーネルとプロセス、ファイルシステム
- ユーザーの概念(ホーム・ディレクトリの説明など)
- 環境設定ファイル(.login, .bashrcなど)
- 最低限必要なコマンド(シェルについて説明も含む)
第三章:インストール前に知っておくべきこと
3.1 Linuxが動くハードウェアは?
3.2 PCハードウェアの基礎知識 (HDD,FDD,CD-ROM,SCSI,ATAPI,PnP,PCMCIA,NIC,VideoCard程度か)
3.3 ハードディスクの構造とパーティションの概念 (関連して、Unixファイルシステムとスワップ領域の話を)
3.4 Linuxディストリビューションの話
(ディストリビューション毎に、第四章が分かれることにも触れる)
3.5 インストールに当たっての心構え (
必ずバックアップを取る、入門書を良く読む、できれば参考文献も読む、 どうしても困った時はJLUG-MLに参加して聞く、など)
第四章:インストールの実技
4.1 推奨ディストリビューションの紹介(実技部分が増えたら追加)
【注】以下のステップは、ディストリビューション毎に存在する。
4.2 インストールのための下準備 (ハードウェアの調査等、特に、自分の使っているビデオ・カードの型名などは必須)
4.3 インストールフロッピー作成(Fipsディスクを含む)
4.4 FIPSの使用(FIPSを使用しない場合はスキップ可)
4.5 HD上のパーティション作成
(DOSのFDISK使用、パーティションの標準的切り方も説明、以下のように)/dev/hda1 win95
/dev/hda2 swap
/dev/hda3 linux
4.6 インストーラーの起動(CDROMまたはフロッピーより)から終了まで
【注】ここで池田さんの案では、「fdisk/format」作業と「パッケージ 選択」作業を細分しているが、一旦インストーラーを起動したら、一通り終了までまとめた方が良いと思う。また、ftpインストールの 場合の記述を追加するべきかもしれない。LILOをどうするかも、ここに含む。(フロッピー、MBRの選択肢があると思う)
4.7 (オプショナル)vi以外のエディタ、統合管理ツールのインストール
4.8 インストールがうまく行かない場合
(ここで、不幸にして設定ファイルをいじるような場合の注意、viの 最小限セット説明などの章を参照する)
第五章:Xウィンドウ環境の構築
5.1 Xウィンドウ概説
5.2 Xのセットアップ(XF86Setupの説明)
5.3 Xの環境設定
(最小限。PJEの中に、.xinitの良い例もあるので、ここは簡単で良い)
5.4 Xを使う上でのノウハウ(カット&ペースト等の基本操作、xeditなど)
第六章:システム管理入門
6.1 何故システム管理が必要なのか
6.2 システム管理に必要なツール(ここでviを説明)
----(説明はじめ)--------------------------------------------------
(1) 起動 vi または view (Read-onlyの時)
(2) :set showmode (.exrcまたは.elvisrc? に設定させる)
(3) ノーマルでコマンド・モード。以下のコマンドを最低、覚えること。
i/a カーソル位置から挿入/カーソル位置の後から挿入。
(挿入モードから抜けるには、esc)
h,j,k,l (←↑↓→)
x,r,cw dd J u
(4) 終了は :wq, :wq!, :q, :q!
----(説明おわり)--------------------------------------------------
【注】vi以外の推奨エディタがあれば、ここで説明。
6.3 システム管理のためのコマンド(adduser, mountなど)
第七章:日本語環境の構築(PJEを仮定、ただしDebianだと別)
7.1 PJEによる日本語環境のインストール(Debianの日本語環境インストール)
7.2 Mule入門(最小限。日本語入力にMuleを使用することを仮定)
7.3 日本語環境のカスタマイズ
第八章:ネットワーク環境の構築(基礎編 - インタフェース等の基本設定)
8.1 TCP/IPの基礎知識 (IPアドレスの役割と構成、サブネットとは)
【注】プライベート・アドレスについての議論もありましたが、これは むしろ中級者向きの話題だとおもう。初心者が、自分のLANを構築するというのはあまり考えられない。
8.2 自分のネットワーク環境の確認
(PPP接続かLAN接続か、もらったIPアドレスは、サブネットは、GWは?)
8.3 ネットワーク設定(netconfig, netcfg等を使った実例)
8.4 ネットワーク動作の確認 (ping, netstat, nslookup, traceroute等)
【注】8.3以降(後のメール環境設定も)、LAN接続とPPP接続と複線になる。
第九章:ネットワーク環境の構築(応用編 - メール環境の設定)
9.1 Mule+Mewによる、日本語メール環境の構築 (sendmailを使う場合)
9.2 Mule+Mewによる、日本語メール環境の構築 (sendmailを使わない場合)
9.3 Mule+Mew以外のメール環境の構築(Netscape Mail?)
第十章:ネットワーク環境の構築(応用編 - WWWブラウザ環境の設定)
10.1 Netscape Communicatorの入手(Turbo等にはすでに入っている)
10.2 Netscape Communicatorのインストール
10.3 Netscape Communicatorの日本語化
第十一章:さらなる活用への指針
11.1 プリンタの設定
11.2 環境のカスタマイズ(各種設定ファイル)
11.3 Muleのカスタマイズ(.emacsのいじり方)
11.4 文書処理ツール(LaTeX, LyX等)
11.5 カーネルの再構築
11.6 面白いアプリケーションの紹介(GIMP、Applixware、等々)
11.7 プログラム開発環境としてのUnix
(コンパイラ、リンカの仕組み、Makeなどの開発ツールを概説)